台中駅前のちょこっと外れたところから埔里行きの高速バスに揺られること1時間20分。<br />埔里のバスターミナル到着。なんかちょこっと食べてから、廬山温泉に行こうかと思ったら<br />廬山温泉行きのバスが速攻で来てしまった。<br />　ほとんどは「温泉」行きの大きいバスなのだが、3時間に一度「廬山行き」の小さい<br />バスが出る。この小さいバスだと、廬山温泉に寄った後さらに山の上の廬山小学校まで<br />行くので、その集落のご老人がいっぱい「病院帰り」で乗ってくる。<br />　なんとか母親の座席は確保してバスは出発。<br />　混んでいた車内も、半分の距離の「霧社」に着く頃には、空席が目立つ。<br />と思ったら「霧社」で今度は小学生がごっそり乗ってきた。この子達は、廬山温泉手前の<br />「春陽村」の子供達。春陽村にも小学校があるんだが、一体どういう通学区分になっているのだろう？<br />３０人乗りのバスはけたたましい子供の声に溢れながら、廬山へ向かう。<br />乗り物酔いが激しいので、運転席の後ろに座る私は、乗り降りの客の電子カードの読み取りの代行、<br />老人の下車の時に荷物を車内から手渡ししたりと何かと忙しい。

わがままな母と廬山温泉につかる

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2017/04/24 - 2017/05/01

3位(同エリア18件中)

エリア

廬山温泉(台湾)

交通手段: 高速・路線バス

霧社、仁愛小学校前。
児童がごっそり乗ってくる。
そして、みんな「ナントカ族」である。
目鼻立ちがクッキリしてて将来かなりのイケメン、
美女になりそうな気配がする。
　日本統治時代に日本の軍人たちが女性の顔に刺青を
入れる風習をやめさせるように腐心した気持ちがわかる。
廬山温泉到着。
台中からリュックサックを背負ってた中年男女たちはここで散り散りに
自分の好きなホテルへと去って行った。
　実は、、、私ホテルは決めてないんです。
閑散期の平日なので、どこも金になればいいなと思ってるので
ロビーで直接値段交渉して泊まります。
霧社の仁愛小学校の子供達を乗せた後、右側に蒼湖が広がります。
一昨年は水不足で湖底がむき出しだったけど、去年と今年は
水がたっぷりです。
ワガママな母にこれからホテルを値段交渉で決める、と
言うのは内緒にして、昼食を食べさせて機嫌をよくさせておく作戦。
廬山温泉のバス停を吊り橋手前まで下っていったところの、
夏都ホテルの左側の飯屋。英語のメニューがありました。
でも漢字メニューの方が日本人には想像がつきやすいです。
そんなわけで、山菜の炒め物３種類とご飯にしました。
朝に感動的なほど生野菜をたらふく食べました。
遅い目の昼は炒めた野菜をたらふく。
しかし、キャベツが甘いです。
廬山温泉には吊り橋がかかる。
橋のたもとには昔からの老舗の餅屋がある。
箱入りで１５０元。一個二個欲しいだけなのだが売ってくれない。
これが例の箱。
ちゃんと焼印をしてあって、なかなか高級な感じ。
しかもなんで日本語で「さくらもち」？
１８個入り１５０元。
好きな味をチョイスできますが、手前から
落花生、黒ごま、普通のあんこ入り、さくらもち、タロイモ餡、黒砂糖。
一番美味しいのは落花生。さくらもちは物足りない味。
ホテルを決めてないとはいえ、前日の快適なグランドシティホテルの
WiFiでグーグルマップ駆使してホテルはしらみつぶしにチェックはしている。
正楊大飯店。http://zny.okgo.tw/
ここはベッドが二つある部屋が2000元で朝食付き。
これを２泊3000元にならないかと交渉する。
中国語が下手でも、こっちは静かでタバコも吸わない母親孝行の中年女性である。
ついでに、誕生日だ！どうだー！と交渉したらあっさり
４人部屋に二人で宿泊で3000元朝食付きになりました。
正楊大飯店のエレベーター内。
山の斜面に張り付くようにして建てられたホテル。
見事交渉の末に獲得できた４人部屋！
窓の外は、露天の大浴場。
水着の中高年のお客がはしゃいでいる。
日本人なんか年に何人が泊まる？と思えるローカルなホテルだが
NHKはバッチリ写る。ボロいようで、Wi-Fiも結構な速度である。
しっかり掃除がされているバスルーム内部。
部屋でも温泉が楽しめるのだが、母は大浴場に行きたがる。
ついでに、アメニティもたっぷり揃っているが、シャワーキャップが
タオルの中に突っ込まれているので、気をつけて。
大浴場は水着のほか、水泳帽かシャワーキャップ着用です。
ホテルの大浴場などはいつでも入れるんだから、
源泉の一番近くで源泉１００％掛け流しで入るんだよ！と
母を連れて濁水渓の上流の歩道を行く。
実はこの奥に75歳の日本人と原住民ハーフのお爺さんが
一人で店を切り盛りしているのである。
おじいさんは今年も元気で一人で店を切り盛りしていた。
以前に、後何年持つだろうとハラハラしていたが、
背筋はしゃんと伸びてるし、顔色もいい。
　残念ながらおじいさんのお父さんに当たる新潟県出身の
空軍パイロットは戦死してしまい、日本語には全然触れずに成人と
なる。
　翌日は台中の娘さんのところへ行くから店休業と言うことで
名物の餅でお茶を飲む。
お茶だが、150元と言っても、急須一杯分の茶葉が付く。
しかもそれをおじいさんが入れてくれる。
二人で150元、何時間でも粘れるのでかなり割安なのである。
雰囲気は抜群の渓流沿いのカフェ。
週末などはマニアがやってきて、カラオケ大会などが始まる。
このおじいさんは非常に器用で、何でもかんでもやってしまう。
後からゲストハウスプリのオーナーに聞いたが、スズメバチの巣を
捕る名人らしく、元気なのはスズメバチの蜂の子を食べているから
らしい。年金の心配せずに悠々と生活できるって本当素晴らしい。
そうそう、忘れるところだった。
ここのおじいさんの店が一番源泉に近く、源泉掛け流し１００％の
湯屋を持っている。
入浴料150元X人数。

　この日は雨が降って夜までお茶を飲んで過ごしたが、雨上がりに
ホテルへ戻る途中、蛍が飛び交っていて、母親が感動していた。