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 羊羊商店で土産も買った、でもやっぱり茶畑で茶摘みやってる所とか、お茶の精製してる所とか見たいなー。<br />と、50mも行かない所に、車に肉を積んで売りに来た軽トラが見えて来て、そこに村人が結構群がっている。<br />年寄りを見定めるが、90歳位行ってそうなばーさんは居ない。せいぜい、70代と言った所か。<br /> そうなってくると、、、、出来るだけ性格が良さそうな人を探す。<br /> 実はさっきの羊羊商店でお茶を飲んでいると数人買い物に来たのだが、その中にどう見たって台湾人に見えない,と言うか<br />アメリカのインデアンでしょ!と言いたくなるような筋肉ムキムキで長髪で入れ墨の兄ちゃんなども居て、結構厳つい顔してたのだ。<br /> で、台湾の山奥の原住民はクリスチャンが多く、ここもやはりクリスチャン村なので、教会に居る人に声をかけよう〜!<br />と思ったが、なんか知り合いに似ている女性が居た。彼女の目の前にはお茶の精製工場。。。願ってもない光景である。<br /> ちょっと見せてくれと頼みつつ、私日本人なんだけど、おばあちゃんはご健在ですか?80歳超えてたら多分日本語<br />話せると思うんですけど。。。と言ってみたら、工場内も見せてもらってると、小さいおばあちゃんが顔を出して<br />「ニク、カッテクル!」と言うではないか!<br /> と言う事で工場内見学のあと、この小さいおばあちゃんを捕まえる。<br /> <br /> おばあちゃんは80歳。小学1年生の時、日本人学校が空襲のせいで授業しなくなり、実質何学期まで授業を受けてたのか<br />分からないが、花蓮縣瑞穂温泉の小学校裏に住むおばあちゃん程ではなくとも、会話は成り立つ。<br /> 昔の話を色々と聞かせて貰ったり、お茶の精製の仕方やら、摘んで来たお茶を天日に30分程干したりするのを<br />手伝いつつ、色々と話が出来た。お茶は重くないが、笊がデカすぎるので、腕がつりそうになる。<br /> つくづく思うが、子供の頃に興味の有る事を習うと、80歳になっても消え去る事は無い,と言う事。<br /> 桃太郎の話もかぐや姫の話も浦島太郎の話も知ってたし、歌だって日本語で歌えてる。<br /> <br /> 私達の会話を横で聞いているお嫁さんが、日本語が分からないはずなのに時々、クスッと笑う。<br /> そしておばあちゃんとこのお嫁さんが原住民の言葉で話している時、分かったのだが<br />中国語のような声調を使わない、日本語やタガログ語のような、カスタネットを叩くような発声でしゃべる。<br />しかも、所々に日本語が交じっている。<br /> そう、山の中で住んでた原住民に日本人は日本語も持ち込んでいて、彼らの言葉に無かったものが<br />日本語に置き換えられてたのだった。だから、ハッキリ分からないのに「ああ、昼ご飯の事で話をしているな」など<br />薄ぼんやり分かるのである。お嫁さんも、私の話す日本語が、自分の知ってる言語に被ってるのを笑ってたので有った。<br /><br /> そんなこんなでおばあちゃんと昼ご飯まで一緒に食べながら、話し込み、最後に天日に30分干たウーロン茶の茶葉を<br />5本くらい貰って、ペットボトルの中に投入。<br /> そこへ孫が幼稚園からひ孫を連れて来たので、私の泊まっているミンルーホリデイまで車で送ってくれる事となった。<br />と言う口実で、実はここのホテルにも娘の一人が厨房で働いてたので会いに行く事になった。<br /><br /> おばあちゃんとホテル勤務の娘とひ孫、孫がロビーで話し込み、つかの間の家族の団らん。やっぱり原住民の言葉は<br />日本語が所々交じっている。<br />  <br /> お礼を言って帰った後、お茶っぱを放り込んでいたペットボトルの水を飲むと、、、、凄いピンクグアバの味がする。<br />あまりに美味しく、水を継ぎ足しつつ、翌朝まで飲みまくって、12時間が経過する事、水の味が渋みが混じるようになった。<br />見れば、お茶っぱが茶色く枯れ始めていた。<br /><br /> あれから山を下りて、台南の林百貨や、あっちこっちの店で色んなお茶を買いまくったが、あのウーロン茶の生茶の、<br />ピンクグアバの味程の物には出会えなかった。<br /><br /> 来年は屏東と台東の境目に有る旭海温泉に行きたいのだが、やっぱりこっちにも寄りたいと地図を広げて悩むのであった。<br /> <br />

1500m地点のウーロン茶3

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2016/05/04 - 2016/05/06

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gogo-taiwan

gogo-taiwanさん

 羊羊商店で土産も買った、でもやっぱり茶畑で茶摘みやってる所とか、お茶の精製してる所とか見たいなー。
と、50mも行かない所に、車に肉を積んで売りに来た軽トラが見えて来て、そこに村人が結構群がっている。
年寄りを見定めるが、90歳位行ってそうなばーさんは居ない。せいぜい、70代と言った所か。
 そうなってくると、、、、出来るだけ性格が良さそうな人を探す。
 実はさっきの羊羊商店でお茶を飲んでいると数人買い物に来たのだが、その中にどう見たって台湾人に見えない,と言うか
アメリカのインデアンでしょ!と言いたくなるような筋肉ムキムキで長髪で入れ墨の兄ちゃんなども居て、結構厳つい顔してたのだ。
 で、台湾の山奥の原住民はクリスチャンが多く、ここもやはりクリスチャン村なので、教会に居る人に声をかけよう〜!
と思ったが、なんか知り合いに似ている女性が居た。彼女の目の前にはお茶の精製工場。。。願ってもない光景である。
 ちょっと見せてくれと頼みつつ、私日本人なんだけど、おばあちゃんはご健在ですか?80歳超えてたら多分日本語
話せると思うんですけど。。。と言ってみたら、工場内も見せてもらってると、小さいおばあちゃんが顔を出して
「ニク、カッテクル!」と言うではないか!
 と言う事で工場内見学のあと、この小さいおばあちゃんを捕まえる。
 
 おばあちゃんは80歳。小学1年生の時、日本人学校が空襲のせいで授業しなくなり、実質何学期まで授業を受けてたのか
分からないが、花蓮縣瑞穂温泉の小学校裏に住むおばあちゃん程ではなくとも、会話は成り立つ。
 昔の話を色々と聞かせて貰ったり、お茶の精製の仕方やら、摘んで来たお茶を天日に30分程干したりするのを
手伝いつつ、色々と話が出来た。お茶は重くないが、笊がデカすぎるので、腕がつりそうになる。
 つくづく思うが、子供の頃に興味の有る事を習うと、80歳になっても消え去る事は無い,と言う事。
 桃太郎の話もかぐや姫の話も浦島太郎の話も知ってたし、歌だって日本語で歌えてる。
 
 私達の会話を横で聞いているお嫁さんが、日本語が分からないはずなのに時々、クスッと笑う。
 そしておばあちゃんとこのお嫁さんが原住民の言葉で話している時、分かったのだが
中国語のような声調を使わない、日本語やタガログ語のような、カスタネットを叩くような発声でしゃべる。
しかも、所々に日本語が交じっている。
 そう、山の中で住んでた原住民に日本人は日本語も持ち込んでいて、彼らの言葉に無かったものが
日本語に置き換えられてたのだった。だから、ハッキリ分からないのに「ああ、昼ご飯の事で話をしているな」など
薄ぼんやり分かるのである。お嫁さんも、私の話す日本語が、自分の知ってる言語に被ってるのを笑ってたので有った。

 そんなこんなでおばあちゃんと昼ご飯まで一緒に食べながら、話し込み、最後に天日に30分干たウーロン茶の茶葉を
5本くらい貰って、ペットボトルの中に投入。
 そこへ孫が幼稚園からひ孫を連れて来たので、私の泊まっているミンルーホリデイまで車で送ってくれる事となった。
と言う口実で、実はここのホテルにも娘の一人が厨房で働いてたので会いに行く事になった。

 おばあちゃんとホテル勤務の娘とひ孫、孫がロビーで話し込み、つかの間の家族の団らん。やっぱり原住民の言葉は
日本語が所々交じっている。
  
 お礼を言って帰った後、お茶っぱを放り込んでいたペットボトルの水を飲むと、、、、凄いピンクグアバの味がする。
あまりに美味しく、水を継ぎ足しつつ、翌朝まで飲みまくって、12時間が経過する事、水の味が渋みが混じるようになった。
見れば、お茶っぱが茶色く枯れ始めていた。

 あれから山を下りて、台南の林百貨や、あっちこっちの店で色んなお茶を買いまくったが、あのウーロン茶の生茶の、
ピンクグアバの味程の物には出会えなかった。

 来年は屏東と台東の境目に有る旭海温泉に行きたいのだが、やっぱりこっちにも寄りたいと地図を広げて悩むのであった。
 

同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
高速・路線バス
旅行の手配内容
個別手配

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  • 干したのを一旦まとめる作業、良い香りが漂う

    干したのを一旦まとめる作業、良い香りが漂う

  • 直径1m以上のデカい笊にこれから敷いて行きます。

    直径1m以上のデカい笊にこれから敷いて行きます。

  • この時点で相当良い香りが漂う

    この時点で相当良い香りが漂う

  • 干時間はカラカラの晴天だったせいか30分くらい

    干時間はカラカラの晴天だったせいか30分くらい

  • 茶畑から帰って来た男性。結構背が高くてイケ中年であった。

    茶畑から帰って来た男性。結構背が高くてイケ中年であった。

  • いい、凄く良い香り。

    いい、凄く良い香り。

  • お茶の爽やかな香り。

    お茶の爽やかな香り。

  • ニクカッテクル!の軽トラの肉屋。犬が狙っている。

    ニクカッテクル!の軽トラの肉屋。犬が狙っている。

  • 教会とおばあちゃんの工場の間の道。台湾じゃないみたいだ。

    教会とおばあちゃんの工場の間の道。台湾じゃないみたいだ。

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