標高1500m地点のウーロン茶で摘みたて生茶

2016/05/04 - 2016/05/06

　実は去年も廬山温泉に行った際、埔里ー廬山温泉だけでなく1日３、４本は廬山温泉を終点とせずに
山の上を上がり、廬山国民小学校前まで行く。
　去年行ってみたら、調度、村の人総出で茶摘みをやっていた。訊けば「ウーロン茶」だと言う。
　今年も同じ時期に廬山に来てしまった。去年と違って雨が多い今年だが、そろそろ茶摘みやってるんではないのか？
と、「埔里ー廬山6660路だか6661路」のバスに乗った。山の上に行く道は曲がりくねりまくりなので、自ずから
バスは大型バスじゃなくちっこい３０人も乗ればぎゅうぎゅうなマイクロバスである。

　私が乗り込むと、一斉に乗客が手を振る。埔里に行くバスじゃない、と言うが「いや、私、山の上にいくのだよ。」と
日本語で答えてみたら、日本人だと直ぐに分かってくれたが、残念ながら日本語を返してくれる人は居ない。
　分かっているのだ、日本語教育を受けた世代は73年前に７歳以上で小学校で教育を受けてた世代で、しかもその
授業内容を覚えているかどうかなのである。70代以下は「親が日本語をしゃべってたのを聞いてた世代」であって
花蓮で出会った運転手さん達の日本語は心もとない。
　
　まだバブル華やかな頃、若くて巨乳で、顔は日焼けして眉毛の薄いみやざわりえ、だった私はホステスやコンパニオンの
バイトでガッチリ稼いで、せっせとヨーロッパ、アフリカ、東南アジア、中国と出かけていた。
　台湾は、親切だし、食べ物美味しいし、日本語しゃべれる人いっぱい居るし、その割に歴史遺産は大して古くないし
「いつ行っても大丈夫な国」と認定されて、興味すら持ってなかった。ああ、２０年前の自分の認識が悔やまれる。
　２０年前なら日本語が上手だった人は今よりももっと沢山居て、もっと若くて元気な６０代だった。

　なので、山の上の、「希寳シーボー」で下りたら、80歳以上の老人をまず探さねばなるまい。

　マイクロバスは山の上をあがる。このバス実は1日2回だけ更に山奥の「平静」に行く。
　去年帰国してからなんとか南投バスにメールで聞いてみたら
朝6時頃「平静」出発して埔里へ。夕方１７時半頃埔里出発して「平静」に戻る。つまり、住民が埔里へ通勤か通学か病院に行く目的のバスで
あって観光目的で存在するバスではないわけだ。
　Googleストリートビューでも見るが、なんか昭和30年代の空気が流れてる。いつか、原付でもチャーターして行きたい物である。

エリア 廬山温泉(台湾)

• 交通手段: 高速・路線バス

標高1500m、谷底に見える濁水渓を見下ろしながらの茶摘み

雄大過ぎてぽかーんな去年。しかも帰りのバスが１０分後で時間も無く。

忙しい人の横でウーロン茶なのかどうか聞くのが精一杯だった。

マイクロバスから眺める富貴路の光景。

目印はここ、羊羊商店。ここらで一番大きい雑貨店。お土産買った。