避寒の旅18◇城壁の古都と居心地のいい中庭

2017/03/02 - 2017/03/05

国境の町河口から昆明まで列車で移動。一帯一路の一環なのか国境までの列車がだんだん開通して旅行者としては嬉しい限り。昆明駅前ではネットに載っていた安宿を探し出せずにその日のうちに大理へ移動。大理ではゲストハウスの中庭で長期滞在者たちとウーロン茶をすすり語り合う日々を過ごす。大理に来たのは実に31年ぶり二回目。
【交通】()は遅延後の発着時刻
3/2 河口市内 ⇒ 河口北駅　無料送迎バス
3/2 河口北 9:40(10:00) ⇒ 昆明 15:45 K9828 硬座 54.5元
3/2 昆明駅 ⇒ 翠湖 2路バス 2元
3/2 翠湖 ⇒ 昆明駅 64路バス 1元
3/2 昆明 22:37 ⇒ 大理 6:22 K9632 硬座 64元
3/2 大理駅 ⇒ 大理古城 三塔専線バス 3元
【宿泊】
3/3～7 Yimoxuan Guesthouse（倚墨軒客桟） ドミトリー、ホットシャワー共用　13.5元(Booking.comで予約）4～5泊目は10元にしてもらう
【為替】1元≒16円

エリア 大理(中国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩

3月2日(木)
朝8時を過ぎても包子屋が開いてない。
駅までは直線でも3kmほどあるので、無料送迎バスが出ている河口国際公寓まで行ってみた。

バスは9時出発だったのでロビーで待つ。
バスには途中から乗る客もいて2元払っていた。

駅までの山道はとんでもなく遠く、歩こうなどと変な気を起こさなくてよかった。
駅の入口ではボディーチェックを二人のおばさんから連続チェックされる。

昆明行きチケットを無事に購入。

始発はがらがら。

途中はトンネルが多い。

途中で泊まろうかと思っていた建水の駅はずいぶん町まで遠そうだ。昆明が近づくと満員になった。

昆明駅前には数軒の快餐店が出現していた。

あらかじめアゴダで見つけておいた安宿二軒を探してみたが発見できず。おそらく高層マンションの一部屋でひっそり営業していたりするのだろう。宿の漢字名を検索しておかなかったのは失敗だった。アルファベッドの名前で人に尋ねても何の役にも立たぬ。今回は予約しなかったからよかったが、もし予約していたら大変だ。
代わりにカプセルホテルを見つけたが、一泊69元なのでやめておいた。

このホテルですら外国人は宿泊禁止で1～2泊だけなら泊めてもよいと言われた。

朝からナツメしか食べてないので快餐で15元のコースを選ぶ。ところが食後に40元も取られて面食らう。無料だと思っていたご飯とワカメ卵スープが全部課金されていたのだ。おまけにどちらもお代わりしてしまった。

ワカメ卵スープが10元×2杯。オーマイガッ！でも看板に明記してあるので文句は言えない。

宿探しは諦めて夜行で大理まで移動することにした。大理行きは何本も出ていて、当日でも22時台の硬座に空席があった。車内で寝られるように窓側を選んでもらった。

昆明鉄道駅 駅

待ち時間が5時間あるのでバスでＫ大学まで行ってみる。

途中の翠湖にて。

翠湖公園 広場・公園

Ｆさんにメールしてから一週間が経つが返事が無い。毎日何度もメールを見て、ゴミ箱や迷惑メールフォルダも見ているのに。キャンパス内を歩いてみたが偶然会えるはずもなく。留学生宿舎の前で暫く座って待ってみたりもした。

バスで再び駅前に戻り大理行きに乗車。

3月3日(金)
列車は大理に定刻の6:22に到着。途中で列車待ち停車を何度も繰り返していたが、予定通りだったようだ。窓側席を確保したので1時間×3回くらいは眠れた。

大理駅 駅

大理駅前にはホテルの客引きやら何やら大勢待ち構えていたが、人の流れに乗って古城経由の二階建てバスに乗り込む(3元)。バスは古城の西を通過。予約済の宿から400mのバス停に多くの人と一緒に降りた。

7時半に宿まで来たが、ベルを鳴らして起こすのも悪いほど薄暗かった。

荷物だけ置かせてもらい、中庭でコーヒーを飲んで一服。

ホテル・カリフォルニアは大理に存在していたのか！
英語名でも「Hotel California」と看板が出ていたが逆光すぎて写真に写らず残念。

1969年からこのお爺さんも変わらぬ暮らしを続けているのかもしれない。

大理は山からの伏流水が豊富なようだ。宿の飲料水も山から汲んでいると言っていた。

近くにミネラルウォーターの工場もある。

古城の中に出かけてみる。

アフリカンドラムの店が多い。どこも美女が叩いている。

名物、花びら入り黒砂糖。

路地にある市場。

鮮花餅は一個2.5元だが1元で買える店があった。ただし一人一個まで。

ローズ味のあんこはいける。

レンタル電動バイク屋がディスプレーで競う。

古城のほぼ中央にある玉洱園。

庭園内の池。

When you are oldというアイルランドの詩が壁いっぱいに。

宿の裏門には電子ロックが無いので、もっぱらこちらから出入りしていた。裏には大家さん一家が住む。宿のオーナーは四川省から来た女性。

13.5元のドミトリーはいたってまとも。なんとタオル、トイレットペーパー付き、中庭でお茶が飲める。

宿のロビーにいたら鴨肉を勧められた。頭、足、内臓などの四川風味をビニール手袋をつけてしゃぶる。これを下午茶（アフタヌーンティー）と称して3時過ぎに食べるあたり食習慣は違うなあ。

大理古城の南門は31年前にも写真を撮った場所。同じ角度で撮ろうとしたが花壇があって制限を受けた。

3月4日(土)
河口で受取拒否された20ドル札をダメ元で再両替。窓口の女性は上司に確認していたが最後は応じてくれた。大理の中国銀行、優しい！悩みが解決してスッキリ。

大理古城から4000ｍ級の山脈を望む。大理の標高は2000ｍ。

宿から5km離れた湖（洱海）まで歩いてみる。古城を横切り埠頭へ向かう一本道では三輪タクシーに声をかけられた。

周りはミルクイチゴ畑。

村に入ると立派な民家が目立つ。

壁には”紫気東来”の文字。

門には何やら隣組のルールが。

絵漢字。

湖の沿岸は思っていたよりいい景色。

トドワラしてる。

湖に面して全面ガラス張りの客浅が軒を連ねている。

湖にぽつんと浮かぶ家は1965年創業の喫茶店。

ここのテラスから湖と山が写せた。

村人が管理する祠。

観光客の来ない極上の地元スポット。

埠頭の手前に岩が転がる記念撮影スポットがあり、露店が散在している。

小魚と小海老の串揚げは二本で5元。全部で12元。

昆明駅前で食べたファッキンワカメスープ１杯分とたいして変わらない。

埠頭のお土産屋で干みかんを試食。

帰りは村のメインロードを通って帰る。

ユースホステルも何軒かあり25元くらいから。

アップルはトイレも作っていたのか！

菜の花が満開。きっと羅平でも咲き誇っていることだろう。

智能便利店の中には自動販売機がぎっしり。

取り扱い商品はジュース、世界のビール、カップ麺、

スナック菓子、飴、ガム、ドライフルーツ、チョコレート等々。

昼食は大理名物の餌糸を初めて食べた。

ほとんど無色のスープと麺に肉が乗せられた後、野菜、漬物、調味料は自分でトッピングする。米浅と違いコシのある生麺で食べごたえがあり餌糸がいっぺんに好きになった。8元の小椀でも満腹。

店内の壁にはお客さんからのメッセージ。

蝶と蛾の標本屋。でっかい蛾はラオスの村で見たことがある。

大理の中高生はみな制服を着て歩いている。回教徒もいる。

夜は宿の中庭で誰かが買ってきた梅酒を集まって飲む。500ccで8元と手頃。甘口だが20度以上あるそうだ。

Tと天津から来た小姐の3人でいつもの快餐で食事。

大理の夕陽は山頂に沈む。