1996/02/09 - 1996/02/15
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SUR SHANGHAIさん
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玉龍雪山が眺められるナシ族の町麗江が今ほど有名ではなかった頃のお話。
当時、中国の地方都市に住んでいたSUR SHANGHAIは、麗江が将来観光の目玉になりそうと聞きつけ、そうなる前に行ってみようと旅の手配。
ところが出発の数日前の96年2月3日に、マグニチュード7の大地震が麗江を襲ったとのニュース。
この旅は取り止めかと思ったものの大理あたりは無傷と聞いて、そこまででも行ってみることに。
雲南省の省都昆明でも、麗江の地震後の情報を入手。
その結果は、300人以上が死亡という、遊び半分で行く状態ではないと判断させるに足るものでした。
残念ながら麗江は断念。
地元の新聞に、被害の状況を知らせるニュースと共に、≪麗江・虎跳峡で地震による落石でアメリカ人(だったかな)旅行者負傷≫と言う記事が写真入りで出ていたのが印象的だった。
昆明からは夜行寝台バスで大理へ。
今はどうか分かりませんが、当時は大理行きには2種類あって、一つは観光の拠点となる大理古城行き。もう一つはその手前にある洱海観光船の拠点である下関行きがありました。
乗車前に「これは大理の古城行き?」と確認。
10時間ほどの夜道を揺られ揺られて、翌早朝には下関到着。
大理古城行きと聞いていたSUR SHANGHAIを含む外国人バックパッカーはそのまま中で待機。
ところが、途中で入れ替わったらしい運転手は「いや、これは下関止まりだ!」
騙されたような気持ちでしたが、彼に文句を言っても始まらないので、客待ちをしていたミニバスで移動。
大理古城での宿はゲストハウスの30元の個室。シャワーとトイレは外。
シャワーは一応個室型。トイレは腰ほどの高さの囲いはありましたが、屋根も仕切りもドアも無いクラシック型でした。夜は冷えるし、電燈も無かったからちょっとスリリング。
こんな調子で、早春の菜の花咲く、大理のあたりを短期間ながら巡ってみました。
表紙の画像は、洱海や大理の町を見下ろす蒼山中腹からの段々畑風景。その向こうには一塔寺も見える。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
表紙に出した経緯のあとで大理到着。
別の日には下関から出る洱海巡りの遊覧船ツアーに参加。洱海は、海と名は付いていますが、周囲を山に囲まれた湖。
洱海の東岸にある観音閣、小普陀に寄り、洱海北岸の沙平近くで降りたあとは、胡蝶泉にも寄ってバスで戻るというツアー。
ちょうど日曜日だったので、賑やか過ぎるほどの船内。
平日に乗ればよかったなあ。
でも、船内では白(ペー)族の歌と踊りの披露、それに大理名物の三道茶が振舞われた想い出が。
三道茶と言うのは、白(ペー)族の人たちが客人をもてなす時に出すお茶で、苦、甜、それにショウガの辛さも混じった三種類が出されます。大理古城のお店でも飲める所がありました。
この画像は洱海東岸にある小島、小普陀。
洱海西岸に連なる蒼山の峰々には雪が残っているのが見えた。 -
その洱海巡りの遊覧船の終着点、沙平の集落近く。
小舟も船着場を目指している風景。 -
洱海巡りの遊覧船の終着点、沙平の集落近く。
このあとで行った胡蝶泉の写真は目下行方不明。 -
イチオシ
大理と言えば、大理古城の崇聖寺三塔。
元々は崇聖寺と言う名の寺院もそばにあったのが、これまでの地震で無くなってしまったのだそう。
今は名前の通り、三本の仏塔が残るのみ。
敷地内に入ると三本一緒に撮るのが難しい。
これはそのうち一番高い千尋塔。
70m近い高さがあるレンガ製なのに、これだけは数日前の麗江の地震だけではない度重なる地震にも崩れもせずにまっすぐ立っていた。 -
いろんな角度から見上げてみる千尋塔。
-
千尋塔の両脇にある塔は…、
-
…右側の塔も…、
-
…左側の塔も、ピサの斜塔ならぬ≪大理の斜塔≫になっていた。
これは表紙にも描いた96年の麗江の地震よりさらに以前の地震ですでに傾いていたのだそう。
改めて雲南省は地震多発地域なんだと実感。 -
大理古城の北にある沙平の集落で、白(ペー)族の月曜マーケットが開かれる日。
思いがけず肌寒くて目が醒めた。
日の出が美しい大理の朝。 -
まだ春浅い朝の冷気が身に沁みる、2月初めの大理。
-
大理古城から月曜マーケットの出る沙平の集落までは30kmほど。
おんぼろミニバスに揺られて行ったような気がするなあ。
薄青い朝靄の中、これから店開きする人々が集まってくる沙平の集落。 -
月曜マーケットの出る沙平の集落。
どこからこんなにやって来るんだろうと思うほどの人の波。 -
洱海に続く沙平の集落の斜面が、店開きを始めた人々で埋まる。
-
洱海へ続く道からも、沙平の集落を目指して続々と人々が集まってくるのが見える。
-
イチオシ
こんなトラックとも呼べないような車も集まって来る沙平の集落。
どこからやって来たのかな。 -
イチオシ
その車に乗ってきた人々。
-
それぞれの場所取りも終わって一段落。
白(ペー)族のおばさんがやって来る。
白(ペー)族と言うのは…、 -
…主に雲南省大理周辺に住む民族で、チベット族の牧畜民的要素、南方の稲作民的要素、それに漢民族の文化も入り混じった独特の白(ペー)族文化を持っているのだそう。
画像中央寄りに座っているおばあさんも、上半身は白(ペー)族の衣装。
SUR SHANGHAIが行ったこの96年にはもう全身伝統衣装の人は少なくて、画像左手の人のようにズボンやジャケット、靴などは町で買ってきた市販品という感じでした。 -
大理周辺の白(ペー)族の代表的な祭は、≪三月街≫、≪繞三霊≫と≪火把節≫。
≪三月街≫は元々はお寺での集会が物資交流会に発展したものなのだとか。旧暦の3月10日から21日の間。
≪繞三霊≫は雨乞いの祭。旧暦の4月23日から25日。
≪火把≫と言うのは松明のことで、松明の火で先祖や田んぼの神を迎え入れ、豊作を祈るのだそう。
これは旧暦の6月25日だそうです。 -
ん? この白(ペー)族のおばさんたちは商売を忘れて何をしてるのかな?
-
月曜マーケットの出る沙平の集落にやって来た白(ペー)族のおねえさん。
今日はこれから店開き? -
イチオシ
歯をほじったり、鼻をほじったり。(^^ゞ
おばさんたち、昔の色気は今いずこ。 -
グッと大理トラッドなファッションのおばさん。
今日は野菜の出来がよさそうだね。 -
こちらも大理トラッドなファッション。
同じ白(ペー)族でも、大理古城と沙平の間にある周城の集落の住民かな。
周城では藍染めが盛んなので、全身藍色系統のファッションが多いですよ。 -
このおばさんも大理古城と沙平の間にある周城の集落の住民かな。
周城名産の藍染製品がずらりと並べられたので、SUR SHANGHAIも絞り染めになった大き目のテーブル・クロスを購入。40元くらいだったかな。
今も使っていますよ。
そのほかには、野菜、畜産物、衣類、日用品、民芸品も並んだ沙平の月曜マーケット。 -
そんな沙平の月曜マーケットの片隅には、臨時の青空床屋さんも並んでいた。
♪チョッキン チョッキン チョッキンな〜。
男性のファッションは、まだ人民服が主流だったなあ。 -
上の方に出した崇聖寺三塔の三本の仏塔が一枚の写真に収まる場所は三塔倒影公園。
名前通り、三本の仏塔が池の面に映る。
後に見えるのは、大理古城と洱海を見下ろす蒼山の一部。
≪蒼山≫と言うのは一つの山ではなく、 洱海の西側を南北に連なる山々の総称。
一つ一つの峰には名前が付いています。 -
名は体を表す。
蒼山はこの日も蒼く霞む。 -
三塔倒影公園は、どこから見ても絵になる景色。
-
その蒼山がなだらかに洱海に落ち込む辺りを歩いてみると…、
-
イチオシ
…朝夕はまだ冷え込む2月中旬、もう菜の花が満開。
崇聖寺三塔もその中に見える。 -
洱海ほとりの白い集落まで、この菜の花畑は続く。
-
洱海の湖水と東側の山も見えてきた。
白い民家がのどかに見える。
ああ、春景色。 -
「こら〜! 待て〜!」
と言う声が聞こえたので立ち止まる。
何か悪さをしたらしい男の子が、お母さんらしき女性を振り切って、菜の花畑の畦道を駆けて来る。
これも傍から見たらのどかな田舎の風情。 -
黄、緑、薄い青は春の色。
-
洱海へ下りて行く農道。
向こうから藍染らしい衣装を着けた女性が上ってくる。 -
三々五々、洱海ほとりの集落からどこかへお出かけ。
-
今はどうか分かりませんが、この時には馬に乗って蒼山中腹に上るツアーと言うのがありましたよ。
SUR SHANGHAIは歩いて行ってみます。 -
蒼山は、ガイド無しでは登れない峰が続きますが、中腹にある中和寺までは大理古城から簡単に登れました。
今はロープウェイも二本出来たようです。
テクテク登っていって、中腹にある農道から見下ろした崇聖寺三塔と洱海。
いい景色! -
崇聖寺三塔と洱海が青く霞む大理の春景色。
-
イチオシ
大理古城には、崇聖寺三塔とは別に一塔寺もあります。
その一塔寺が霞んで見える蒼山中腹からの眺め。
段々畑の曲線も美しい。 -
蒼山中腹の段々畑が美しかったので数枚。
下の農道を牛を連れた人が歩いて行くのがこの画像で見えるかな。 -
見る角度によって、蒼山中腹の段々畑も表情を変える。
-
一塔寺の塔は、崇聖寺三塔の一番大きい仏塔と同じ形。
ただ、その塔の上のほうには木が根を下ろしていた。
このまま木が育ったら、塔はどうなるんだろうと気になったSUR SHANGHAI。 -
大理古城内で撮った写真も行方不明のものが多い。
出て来たらまたアップします。
焚き木が置いてある道端で話し込む二人。
左側の人の衣装は、白(ペー)族の人とは違うなあ。 -
大理古城内は、こんな古い木造の民家が続く所もあれば…、
-
…表通りには、新しく造られたタイル張りの家並み。
花を付け始めた木の向こうにはモスクも見える。
仏教を信仰する白(ペー)族が多い大理とは言え、他にもイスラム教を信仰する民族も入り混じって暮らしているのがよく分かる。 -
これは、またもや夜行寝台バスで戻ってきた昆明市郊外にある滇池。
池と言っても、湖の大きさ。
周辺には工場も並ぶ。 -
昆明市郊外にある滇池周辺の眺め。
-
滇池を見下ろす崖の中腹。滇池が遠く霞む。
昆明で有名な石林は、これ以前にも行ったことがあるので今回はパス。 -
麗江には別の機会に訪れることにして、今回はこれで一つの旅を終えたSUR SHANGHAI。
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この旅行記へのコメント (6)
-
- shimahukurouさん 2009/09/28 21:57:54
- この場を借りて…
- SUR SHANGHAIさん こんにちは
お気に入りの承認、そして私を登録して頂きまして本当にありがとうございます
機械の操作に慣れておらず、返事が書けぬまま承認ボタンを押してしまいましたので、この場を借りてお礼申し上げます
そうですね、今回私が訪問した大理はすっかり変わってました。
25年前の大理は、ほぼSUR SHANGHAIさんのこの旅行記の写真に近いです。
きっと私もこの道を何度も通りました。確かこの先にある小さな村で結婚式があり、写真を撮ってほしいと頼まれて、村の人たちと一緒に食事もして楽しい時を過ごしました。
これからも、新しい旅の写真も、昔の写真もどんどんアップして、楽しませて下さいね。心待ちにしています。
今後ともよろしくお願いいたします
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2009/09/29 10:52:43
- RE: この場を借りて…
- ご訪問、ありがとうございます。
大理に限らず、以前訪れた場所は記憶の中にあるままで変化しませんから、自分より前や後に行ったトラベラーさんたちの旅行記を拝見すると、呆然とするほどの変化を遂げている所がありますね。
特に中国だとその変化がずいぶん大きいと思います。
お互いに新旧のあちこち旅行記を披露しあって行きたいですね。
こちらこそよろしくお願いいたします。
-
- がまだす@熊本さん 2007/03/12 09:16:44
- 雲南地方に魅せられて再訪します。
- SUR SHANGHAIさん、おはようございます。
およそ10年前の大理の旅行記を読ませて頂きました。
現在とは比べるべくもなく様変わりした大理ですが、風情がどこそこで残る当時の方が心揺さぶります。
3月22日、上海を皮切りに中国を長期旅します。
雲南地方は、初めて体験したバックパッキングな旅行した所以でしょうか、帰国後も東南アジア放浪の最中も、懐かしい笛の旋律が脳裏から失せてはいなく、再度覗いてみたいと計画しております。
欧米は行ったことはありませんが、中国内陸部の自然の壮大さは他に比類なきものだと確信しております。
麗江もデチェン、カム東部も4月中旬はまだ寒いかと思いますが、3週間近く放浪の予定です。
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2007/03/14 11:02:32
- RE: 雲南地方に魅せられて再訪します。
- この大理の旅行記は、以前アップしたものの再編集です。
これまでの引越しで記録も写真もネガもバラバラになっているので、その時々に整理してまとまったらアップしたり編集のし直しを楽しんでいます。
4トラベルさんのような旅行記サイトが出来なかったら、そのままほったらかしになっていたと思います。昔のゴミも整理できて、アップも楽しめる4トラベルさんに感謝です。
今年は私も中国の田舎に再挑戦の予定。
体力・気力が十分なうちに、回っておきたい。
この旅行記で行けなかった雲南省の奥もそうですが、まだまだ行ってみたい所はてんこ盛り状態。(^^ゞ
がまだすさんも、道中お気を付けて。(^.^)/~~~
DVD焼付けの問題は解決できましたか。
メールを送ったんですが、お返事がなかったので、届いたかなと思ってます。
-
- Rockyさん 2005/01/29 13:15:46
- 黄色い菜の花が美しい
- 綺麗なけしきですね。旅行記は楽しく拝見いたしました。
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2005/01/30 14:55:52
- RE: 黄色い菜の花が美しい
- 書き込み、ありがとうございます。
この頃はカメラもあまりいい物ではなかったので、写真としてはいい出来ではないんですよ〜。雰囲気だけは伝えておきたくて、アップした旅行記です。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
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