2016.11　紅葉と若冲の京都、ＫＹＯＴＯの若冲【5】～東福寺塔頭巡り

2016/11/27 - 2016/11/27

通天橋からの紅葉を満喫した後は、この時期だけ公開されていることも多い東福寺の塔頭を廻りました。京都五山の第四位の禅寺。明治の廃仏毀釈で規模が縮小されたとはいえ、今なお25か寺の塔頭があるそうです。
　今回訪れたのは、「即宗院」「龍吟庵」「一華院」「同聚院 」「盛光院」「勝林寺」です。うち 「一華院」「盛光院」は初参拝でした。

エリア 東山・祇園・北白川(京都)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

東福寺の3本目の橋「偃月橋」を渡ったところに「即宗院」と「龍吟庵」の2つの 塔頭があり毎年11月に公開されます。

東福寺 寺・神社・教会

即宗院。
島津家の菩提寺で、法然上人および西郷隆盛のゆかりの寺として知られています。

即宗院 寺・神社・教会

室町時代に造営された池泉回遊式庭園「月輪殿」跡です。

即宗院 寺・神社・教会

雨に濡れた庭園も美しいものです。

即宗院 寺・神社・教会

即宗院の御朱印「月輪殿」、書置きで頂きました。

即宗院 寺・神社・教会

龍吟庵ですが、東福寺第三世住持大明国師の住居跡に建てられた東福寺の塔頭のなかでも第一位の格式です。

龍吟庵 寺・神社・教会

方丈を囲んで東・西・南の三庭からなる庭園は、いずれも重森三玲の手による昭和のものです。

龍吟庵 寺・神社・教会

西庭「龍門の庭」。
龍が海から顔を出して黒雲に乗って昇天する姿を表現しているものだそうです。

龍吟庵 寺・神社・教会

国宝の方丈は、撮影禁止となっておりますが、室町時代初期に建造された現存最古の方丈建築です。

龍吟庵 寺・神社・教会

方丈東にある「不離の庭」。
大明国師が幼少の頃、熱病にかかって山中に捨てられた時、二頭の犬が国師の身を狼の襲撃から守ったという故事を石組みで表しており、下の赤石は鞍馬の赤石を砕いたものだそうです。

龍吟庵 寺・神社・教会

龍吟庵の御朱印。こちらも書置きです。

龍吟庵 寺・神社・教会

紅葉の時期だけ特別公開される一華院、臥雲橋のすぐ手前にある塔頭寺院です。

東福寺搭頭 一華院 寺・神社・教会

一華院の御朱印。「一華開五葉」と「白衣観音」の2種類ありました。

東福寺搭頭 一華院 寺・神社・教会

同聚院です。東福寺の一帯は平安時代に藤原氏の氏寺・法性寺の巨大な伽藍があった場所ですが、その後衰退していたものを九条家が東福寺を建立しています。同聚院は、藤原道長がその法性寺の 境内に造営した五大堂の遺跡で、五大明王のうちの不動明王が伝わり祀られています。

同聚院 名所・史跡

同聚院の限定御朱印です。

同聚院 名所・史跡

盛光院 です。こちらへは初めての参拝となります。

盛光院 寺・神社・教会

お抹茶を頂きました。（お庭を眺めながら、陽だまりの暖かい席にて最後は貸切状態で、

盛光院 寺・神社・教会

盛光院の御朱印です。

盛光院 寺・神社・教会

こちらも東福寺の塔頭寺院「勝林寺 」。
江戸時代に東福寺仏殿の天井にて発見された、平安時代に活躍した仏師・定朝作と伝わる毘沙門天がご本尊です。

毘沙門堂 勝林寺 寺・神社・教会

こちらのお寺に参拝するのは、平成21年に大正15年以来、83年振りに「毘沙門天像」が御開帳されるということで参拝して以来です。（その後は、毎年、正月・春・秋の３回は公開されているようです）
現在は、季節ごとに変わる御朱印を授与しており大勢の参拝客が訪れていました。

毘沙門堂 勝林寺 寺・神社・教会

今回頂いた限定御朱印の数々・・・

毘沙門堂 勝林寺 寺・神社・教会

こちらは、季節限定の秋の御朱印。上が今回頂いたモミジの印があるもの。下はうさぎとススキの印です。

毘沙門堂 勝林寺 寺・神社・教会

こちらはオリジナルの御朱印帳。

毘沙門堂 勝林寺 寺・神社・教会