2016.11　紅葉と若冲の京都、ＫＹＯＴＯの若冲【6】～養源院・六道珍皇寺、京都市美術館

2016/11/27 - 2016/11/27

東福寺を後にし、岡崎にある京都市美術館へ向かいますが、途中東山で、法住寺、養源院、六道珍皇寺 、日體寺に参拝しました。
そしていよいよ今回の旅のハイライト　生誕300年「若冲の京都 KYOTOの若冲」へ。伊藤若冲の生誕300年に若冲の生まれ故郷京都でみるにふさわしい展示内容でした。動植綵絵やプライスコレクションなどの海外からの展示品を含む極彩色の東京都美術館の若冲展に対し、水墨画が多めの展示で作品は
両者でかぶるものは少なかったです。若冲の作品が100点以上集まり、初見のものもいくつかありました（東京の展示は89点）。
2009年にMIHO MUSEUMで開催された「若冲ワンダーランド」、2010年に静岡県立美術館、千葉市美術館で開催された「伊藤若冲アナザーワールド」に近い感じでしょうか
・・・そういえば、165点が出展された「アナザーワールド」は地元静岡で開催ということもあり、1カ月の期間中に6回も通い、丸一日中展示室に籠り若冲作品に囲まれるという夢のような時間を過ごしたことを思い出しました（笑）

エリア 下鴨・宝ヶ池・平安神宮(京都)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

観光客で賑わう三十三間堂の東側向かいにひっそりとある小さなお寺、それが現在の法住寺ですが、かつてはこの寺を中心に後白河上皇の宮廷「法住寺殿」があり院政がひかれていた時代がありました。広大な敷地のなかのお堂の1つが三十三間堂だったようです。木曾義仲によって焼き討ちされ、その後後白河上皇が崩御すると、法住寺は後白河上皇の御陵をまもる寺として現在にいたっています。

法住寺 寺・神社・教会

法住寺の御朱印帳。表紙には白拍子の舞姿と今様で知られる一節、「あそびをせんとやうまれけむ たわむれせんとや生まれけむ」の文字が書かれています。

法住寺 寺・神社・教会

法住寺の御朱印「後白河院」です。

法住寺 寺・神社・教会

法住寺の御朱印「忠臣蔵」、今回はこれ以外にも３種類の御朱印を頂きましたが、その他に期間限定の御朱印もあるようです。

法住寺 寺・神社・教会

法住寺に隣接する養源院。こちらは豊臣秀吉の側室・淀殿が、父・浅井長政の追善供養のために創建した寺です。一度は焼失し、淀殿の妹で、徳川秀忠の夫人であったお江の方により、伏見城の遺構を移築して再興されています。

養源院 寺・神社・教会

関ヶ原の戦いの前哨戦ともいわれる伏見城の戦いで鳥居元忠以下1000人余りが城を死守し、最後に自刃した廊下の板の間を供養のために天井とした血天井が有名で、今も生々しい血の痕があちこちに残っています。

養源院 寺・神社・教会

またこちらの本堂には、俵屋宗達が描いた襖絵「松図十二面」や、白象、唐獅子、麒麟を描いた貴重な杉戸絵がありますが、すぐ近くでみることができます。

養源院 寺・神社・教会

紅葉も美しい養源院でした。

養源院 寺・神社・教会

養源院の御朱印。

養源院 寺・神社・教会

続いて、秋の特別公開・寺宝展が開かれている「六道珍皇寺」に参拝しました。

六道珍皇寺 寺・神社・教会

閻魔堂には、閻魔王座像と小野篁立像が安置されており公開されていました。

六道珍皇寺 寺・神社・教会

春と秋に特別寺宝展が開かれており、今回は3回目の訪問（寺宝展）だったのですがあとで確認したところ前回から８年ぶりでした・・・自分の中ではつい先日という感じだったのですが（笑）

六道珍皇寺 寺・神社・教会

小野篁が冥界に通ったと伝わる井戸「冥土通いの井戸」「黄泉がえりの井戸」があることで有名ですが、そちらも公開されていました。

六道珍皇寺 寺・神社・教会

六道珍皇寺の御朱印。

六道珍皇寺 寺・神社・教会

秋の特別寺宝展では、紅紙金泥の御朱印が頂けます。今回はその他に紺紙金泥の御朱印も頂くことができました。

六道珍皇寺 寺・神社・教会

清水寺へと通ずる清水坂にある日體寺へ参拝しました。
こちらは洛陽十二支妙見の「巳」の寺になります。

日體寺 寺・神社・教会

日體寺で御主題を書いて頂きました。

日體寺 寺・神社・教会

京都市美術館に到着。やはり大人気の若冲、雨のなか1時間ほど並びました。
さすがに東京ほどの混雑ではなく展示もじっくりと見ることができました。

京都市京セラ美術館 美術館・博物館

若冲展で購入した図録他。

京都市京セラ美術館 美術館・博物館

帰宅後、京都で買ったなだ万のお弁当を食べながら写真や御朱印などの整理・・・2日間の旅終了です。

沼津駅 駅