エヴェレストにまつわる初耳学？＠弥十郎ヶ岳～知ってる？両山の共通点？

2016/11/12 - 2016/11/12

　丹波篠山の弥十郎ヶ岳に登った。

　日本で人の名前が山名になっているのは珍しいらしい。弥十郎さんが誰なのかははっきりしていない。桑畑三十郎とも椿三十郎とも関係ない。

　ところで海外にはニュージーランドのクック山とかアラスカのマッキンリーとか人名が名前になっている有名な山がある。
　クックはハワイ諸島を発見したイギリスの海軍士官。現在デナリと改名されているがマッキンリーは元アメリカ大統領の名前である。

　エヴェレストはイギリスのインド測量局長官の名前である。彼の在任中に世界最高峰が発見されたわけではないのだが、敬意を表して名付けられたらしい。

　当時、イギリスの測量局は地名山名の命名を現地の発音優先で決めていたがエヴェレストは未発見の山だったので新たに命名したらしい。

　その後ネパールではサガルマータ、チベットではチョモランマと呼ばれている。

　初登頂は１９５３年イギリス隊のニュージーランド人ヒラリーとシェルパのテンジン。

　日本人初登頂は植村直己と松浦輝夫、女性初登頂は田部井淳子、最高齢登頂は三浦雄一郎８０歳である。

　現在は商業登山も盛んであり体力技術ももちろん必要であるが、お金を出せば誰でも比較的安全に登れるようである。しかし実話に基づいた映画「エベレスト」でもやっぱり死者は出ているのだ。

　ドラゴンはエヴェレストと同じく人名が山名になっている山に登ったわけである。
　

　今回も歩きながらパロディ百人一首に挑戦。玉石混交？それとも石ばっかり？

　元歌も載せてみました。

エリア 丹波篠山(兵庫)

• 旅行の満足度: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩 バイク

　登山口ギリギリまでバイクで行くのは楽しい。


　「どれやこの行きも帰りも分かれ道　知ると知らぬで命関わる」

「これやこの行くも帰るも別れては　知るも知らぬも大阪の関」十番

　ありゃりゃ、行き止まり？

　猪除けの柵でした。通行ＯＫ。

　「山登り冬ぞさびしさまさりける　人にも熊にも会わんと思えば」

「山里は冬ぞさびしさまさりける　人目も草もかれぬと思えば」二十八番

　「わが山は丹波のたつみ猪（しし）ぞ住む　牡丹鍋にて人は喰うなり」

「わが庵は都のたつみしかぞすむ　夜をうぢ山とひとはいふなり」八番

　登山口に無事駐輪。いつも足元しか見ないドラゴン、山でも分岐を見逃しあわや遭難。バイクので帰りもモトクロスコースみたいな悪路へ間違って侵入、急坂で岩や砂利にタイヤが空転、脱出に一苦労。

　里山はどこも同じような登山道だ。

　「里山は今はたおなじ登山道　登り尽くして確かめんとぞ思う」

「わびぬれば今はたおなじ難波なる　みをつくしても逢わむとぞ思ふ」二十番

　標識見つけて一安心。

　「夕暮れのつれなく見えし道迷い　ヘッドライトほど良きものは無し」

「有明のつれなく見えし別れより　暁ばかり憂きものはなし」三十番

　「分かれ道弥十郎の山の峰にお生る　右と知りせば左にゃ行かず」

「たち別れいなばの山の峰に生ふる　まつとし聞かばいま帰り来む」十六番

　「標識を見落としハイカー道間違え　行方も知らぬ山の道かな」

「由良の門を渡る舟人かぢを絶え　行方も知らぬ恋の道かな」

　「丸太橋八十歩かけて渡らんと　人には言うなよ弥十郎つり橋」

「わたの原八十島かけて漕ぎ出でぬと　人には告げよ海人のつり舟」十一番

　「奥山に落ち葉踏み分け猪の　堀あと見ては山ぞ恐ろし」

「奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿の　声きくときぞ秋はかなしき」五番

　「弥十郎わきて流るるいづみ川　飲んではいけない湧水でなし」

「みかの原わきて流るるいづみ川　いつみきとてか恋しかるらむ」二十七番

　「心あてに乗せれば乗せむ浮石の　置きまどわせる沢筋の道」

「心あてに折らばや折らむはつ霜の　置きまどはせる白菊の花」二十九番


　「浮石に体重かけたる片足に　転ばぬ先のピッケルや良し」ドラゴン

　「滝の音はたえて久しくなりぬれど　一体ここはどこなのかしら」

「滝の音はたえて久しくなりぬれど　名こそ流れてなほ聞こえけれ」五十五番

　「汗かきてかために袖をしぼりつつ　弥十郎岳今日越さじとは」

「契りきなかたみに袖をしぼりつつ　末の松山浪越さじとは」四十二番

　「滑りゆく身をば思わず固くして　私の命の惜しくもあるかな」

「わすらるる身をば思はず誓いてし　人のいのちの惜しくもあるかな」三十八番

　行は岩場道、帰りは迂回路。

　「登りせば下るものとは知りながら　なほ恨めしき岩の道かな」

「明けぬれば暮るるものとは知りながら　なほ恨めしき朝ぼらけかな」五十二番

　カメラを体に括り付け動画撮影に挑戦するも失敗。

　ストック２本に三脚持ってロープの岩場は難しい。

https://www.youtube.com/watch?v=6KUWs_JMScE

　大きな洞窟あり。

「登頂に自分を褒めてチョコ一つ　呉れた女房に感謝しつつも」ドラゴン

　木が茂り眺望イマイチ。

　多紀アルプスの西ヶ嶽、三嶽、小金ヶ嶽を遠望。

　直下には高城山？

　「景色良し見しやそれとも分かぬまに　杉かくれにし植林の森」

「めぐりあひて見しやそれとも分かぬまに　雲がくれにし夜半の月かな」五十七番

「山道の上に張り出す樫の枝　下見るドラゴン頭ぶつける」ドラゴン

　あると思います。

　帰り道の３７号線から仰ぐ大船山。

「あわれともいふべき人は栗拾い　実をいたずらで棘に刺さりき」

「あわれともいふべき人は思ほえで　身のいたづらになりぬべきかな」四十五番

　「栗とリス？４トラ検閲大丈夫？　良い子の皆は辞書引くべからず」ドラゴン

　おあとがよろしいようで。

この旅行記へのコメント （3）

• ボビーさん 2016/11/14 08:47:46

  なぜ山に登るのか？

  熟年ドラゴンさん　　　　おはようございます！
  
  いつも訪問投票ありがとうございます。
  
  youtube見ていると、ハアハア言いながら登り続ける熟年ドラゴンさんに、尊敬さえおぼえてしまいます。
  
  ちょっと笑顔になりつつ見ておりました。
  山の好きな方はなぜ山に登るのか？そんなに苦労してまで。
  もう歳なので私の場合は、ハアハアする運動は禁止状態ですので、いつも山に挑戦するお姿に、感動しております。
  
  そこに山があるからなんでしょうかねぇ・・・
  
  勝手ながらフォローさせて頂きました。
  
  いつも気にかけて頂いてありがとうございます。
  
  今後ともよろしくお願い申し上げます。
  
  　　　ボビー
  

  ボビーさん からの返信 2016/11/16 08:56:51

  RE: なぜ山に登るのか？

  熟年ドラゴンさん　　　　おはようございます！
  
  この度そちらからもフォローして頂き感謝申し上げますm(._.*)m
  
  これからも宜しくお願い致します。
  
  　　　ボビー
  
  
  

  熟年ドラゴンさん からの返信 2016/11/16 18:12:28

  RE: RE: なぜ山に登るのか？

  　私は山登りあまり好きではありません。
  
  　海好きですかね。
  
  　南の海でのんびりとダイビングでもしながら過ごすのがいいです。
  
  　しんどい思いで登るので二度とこんなとこ来ないぞというパターンが殆どです。
  
  　たまに登ってよかったと思いますが二度はいいです。
  
  　何かしていないと落ち着かないドラゴン、お金のかからない山登り位しか思いつきませんでした。
  
  　旅行記書くために出かけているのですが山くらいしか行くところがありません。
  
  　食べることや見ることに興味がないので、何かをするとなると他に何かありますかね？