ここが変だよアメリカ人～どないなっとんねん度量衡！

2017/04/28 - 2017/04/28

　去年の七夕の日に永六輔さんが亡くなった。

　１９６３年アメリカビルボード誌でアジアの楽曲初の週間一位を記録した「スキヤキソング」つまり「上を向いて歩こう」の作詞者である。

　この歌はその年のビルボード年間１０位も獲得、バラエティ番組「世界番付」に出演しヒッチハイクで日本を縦断したインドネシアのアイリスも歓待されたお礼にこの歌を披露していた。世界中で知られる歌である。

　さて、その永六輔さんであるが尺貫法を擁護したことでも知られているのである。
　
　１９５９年から使用が禁止された尺貫法であるが、地球の子午線の長さを元にしたメートル法より人間の身近な生活からから発生した尺貫法の方が使いやすいという訳である。

　現在も公式（取引・証明）には使われないが土地の広さは何坪と言われた方がピンとくる。お米を炊くときも３合とかである。日本酒は表記は１．８?でも一升瓶に入っている。
　
　山登りをしていると何合目という表示があったりするので気になって度量衡について調べてみたのである。そして分かったことは、「アメリカの度量衡どないなっとんねん！」である。

エリア 朝来・生野(兵庫)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 自家用車

　日本でもゴルフやアメフトではヤードが使われており、競馬でもマイルレースなどがあるがアメリカの度量衡ちょっとおかしいで。

　１フィートは１２インチで、３フィートが１ヤード。１マイルは１７６０ヤード、又重さの方も１ポンドは１６オンスと全く一貫性のない単位になっていて不便この上ない。

　量を計るガロンに至っては１２８オンスが１ガロンってどないなっとんねん？　
　
　１ガロンは約３．８リットルだがテンガロンハットって３８リットル、カウボーイどんだけ頭でかいねん！

　ところで肝心の山の合目であるが、こちらも高さの10等分でもなく、距離の10等分でもなく長年の経験からしんどさの度合いを表わしたものであるらしい。

　さて、今日は友人の車で段が峰というところへ連れて行ってもらったのである。

　ススキで有名な砥峰高原から立派な林道が通っている。

　千町ヶ峰と段ヶ峰の間に通ずる登山客のための道であろうか。

段ヶ峰 自然・景勝地

　林道というと通常未舗装の砂利だらけの道を想像するのだが、ここは県道よりもきれいに舗装されているアスファルトの立派な道路。

　行きも帰りも１台の車にもすれ違わない勿体ないくらいの林道である。

　千町峠に廃屋となった山小屋があり段ヶ峰への登山口になっている。

　峠がすでに標高９５０ｍ位あるので高さ１５０ｍほど登れば山頂に立てるお気楽登山である。

　しばらくは林の中の登りが続く。

見晴らしの良い熊笹の道を４０分程歩いて段ヶ峰制覇。

測量しなおすと標高が変わるのはよくあること。

あなたの身長も歳取ると縮んでいるかもよ。

段ヶ峰 自然・景勝地

灌木しかない高原の尾根道をさらに４０分程歩く。

３６０°展望のきく熊笹とドウダンツツジの緩やかなコースは気持ちが良い。

　段ヶ峰からフトウヶ峰までは熊笹の尾根道。

　３６０°パノラマの天空の道か。

３６０°のパノラマを楽しめる高原の山頂、フトウヶ峰。

暑くも寒くもなく絶好のハイキング日和。

　ＧＷまで残雪が見られる兵庫の最高峰である氷ノ山が望める。

段ヶ峰とフトウヶ峰ではちょうどドウダンツツジが花を咲かせていた。

二つの峰を結ぶ稜線のコースの両側にずらりと群生していた。

　因みにこれは我が家の庭のドウダンツツジ。

　段ヶ峰のものとは花の並びも違い種類が違うようだ。

　ついでに我が家のモッコウバラも満開なのであった。

　本日の登山、９合目から山頂までだけのようなお気楽登山であった。

　山の行程が何合目というのは「な～んでか？」という疑問には「諸説アり」との事である。

　「そ～なんや！」

　因みにこれは宝塚の中山さんの登山道にある標石、合目ではなく丁で表示されている。

　地獄にも壱丁目があるらしいが弐丁目はない。

　この文字を見ると「邪馬台国」は実は「耶馬壹国」であるという古田武彦説を思い出す。

　邪馬台国にも諸説あり。「そ～なんや！」

　因みに「諸説あり」の動画はこちら。

https://search.yahoo.co.jp/video/search?p=%E8%AB%B8%E8%AA%AC%E3%81%82%E3%82%8A&tid=e26a6e273fe65b848f84edb3a15c5011&ei=UTF-8&rkf=2&dd=1

この旅行記へのコメント （2）

• fuzzさん 2017/05/03 08:08:10

  メートル法

  ドラゴンさん、おはようございます。
  
  面白い所に目を付けられましたね。
  
  私も昔から気になってました。
  
  デニムのサイズ、インチ表示なので(笑)
  
  アメリカのバラエティドラマ「ビッグバン・セオリー」が好きで
  
  良く見てるのですけど、科学者が主人公でアメリカはメートル法に
  
  しなかった事は間違っていると結構言ってます。
  
  アメリカ人ですらそう思うのですね(笑)
  
  永六輔さん、スキヤキの作詞者だったのですか。
  
  お勉強になります。
  
  スキヤキ(上を向いて歩こう)をシンガポールへ勉強に行った時のホストファミリー
  
  達を招いてのパーティで私達海外派遣団がそれを合唱したことを思い出しました。
  
  やはり「上を向いて歩こう」は世界中で知られている日本の歌の様ですね。
  
  fuzz
  

• trat baldさん 2017/05/02 06:55:10

  清々しい春の山から英語圏の度量衡までの迂路曲折が、、、、、

  ぼちぼち日本人は自身の文化や歴史＆知恵に回帰しても罰は当たらんでしょう。
  ちなみに六さんについてはラジオ番組等の言葉から非常に穏やかな右翼と僕は認識しています。
  しかし4月末の兵庫県で残雪が見えるなんて、、、、、自分の足元をしっかり見ないと勿体無い気がしてきた！