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多紀連山は篠山盆地の北方に東西20kmにわたって連なる連峰で、主峰は御嶽(みたけ)で東の小金ヶ嶽、西の西ヶ嶽の3つの峰が中心となっています。岩峰の痩せ尾根が続き、その地形から多紀アルプスと呼ばれています。平安時代には修験道の行場として栄えていました。現在は筱見四十八滝キャンプ場から小金ヶ嶽、御嶽、西ヶ嶽、栗柄へと縦走路が整備されています。<br /><br />リハビリ登山第2弾として選んだのが多紀アルプスのうち、小金ヶ嶽までの縦走です。他にも目的があり、縦走路の前半の筱見四十八滝の滝めぐりと岩稜に咲くヒカゲツツジです。<br /><br />小金ヶ嶽までの縦走コースには4つのピークがあり、それらを超えなければなりません。キャンプ場からの累積標高差は900m以上にもなる意外とハードなコースです。体調の回復具合をみるには絶好のコースです。<br /><br />ところで、小金ヶ嶽はふるさと兵庫50山には含まれていないのですが、最近ふるさと兵庫100山が選定されているのをひょんなことから知りました。小金ヶ嶽はそのふるさと兵庫100山に選定されました。もともとふるさと兵庫50山を完登するのがささやかな目標でした。ふるさと兵庫50山+8ということで選定されていたのが、2009年6月に42山追加で選定され、ふるさと兵庫100山となったようです。今後もとりあえずはふるさと兵庫50山を優先的に登るつもりです。新たに選定された42山のうち、これまでに5山登っており、小金ヶ嶽で6山目です。従来の50山とあわせてふるさと兵庫100山は34山登ったことになります。<br /><br />小金ヶ嶽データ:標高725m、ふるさと兵庫100山(34座目)<br /><br />登山コース:筱見四十八滝キャンプ場~滝めぐり周回コース~多紀連山縦走コース~小金ヶ嶽往復(約12km、累積標高差約910m)、登り185分、下り163分(滝の撮影時間、休憩時間含まず)<br />登山体力度:★★★☆☆、コース難易度:★★★☆☆(★が多いほど困難)

多紀アルプス縦走② 小金ヶ嶽

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2010/04/18 - 2010/04/18

264位(同エリア326件中)

2

34

GOTOCHAN

GOTOCHANさん

多紀連山は篠山盆地の北方に東西20kmにわたって連なる連峰で、主峰は御嶽(みたけ)で東の小金ヶ嶽、西の西ヶ嶽の3つの峰が中心となっています。岩峰の痩せ尾根が続き、その地形から多紀アルプスと呼ばれています。平安時代には修験道の行場として栄えていました。現在は筱見四十八滝キャンプ場から小金ヶ嶽、御嶽、西ヶ嶽、栗柄へと縦走路が整備されています。

リハビリ登山第2弾として選んだのが多紀アルプスのうち、小金ヶ嶽までの縦走です。他にも目的があり、縦走路の前半の筱見四十八滝の滝めぐりと岩稜に咲くヒカゲツツジです。

小金ヶ嶽までの縦走コースには4つのピークがあり、それらを超えなければなりません。キャンプ場からの累積標高差は900m以上にもなる意外とハードなコースです。体調の回復具合をみるには絶好のコースです。

ところで、小金ヶ嶽はふるさと兵庫50山には含まれていないのですが、最近ふるさと兵庫100山が選定されているのをひょんなことから知りました。小金ヶ嶽はそのふるさと兵庫100山に選定されました。もともとふるさと兵庫50山を完登するのがささやかな目標でした。ふるさと兵庫50山+8ということで選定されていたのが、2009年6月に42山追加で選定され、ふるさと兵庫100山となったようです。今後もとりあえずはふるさと兵庫50山を優先的に登るつもりです。新たに選定された42山のうち、これまでに5山登っており、小金ヶ嶽で6山目です。従来の50山とあわせてふるさと兵庫100山は34山登ったことになります。

小金ヶ嶽データ:標高725m、ふるさと兵庫100山(34座目)

登山コース:筱見四十八滝キャンプ場~滝めぐり周回コース~多紀連山縦走コース~小金ヶ嶽往復(約12km、累積標高差約910m)、登り185分、下り163分(滝の撮影時間、休憩時間含まず)
登山体力度:★★★☆☆、コース難易度:★★★☆☆(★が多いほど困難)

同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
自家用車

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  • 滝めぐり周回コースから多紀連山縦走コースに入るとすぐにヒカゲツツジがありました。筱見四十八滝ほどの群生はありません。

    滝めぐり周回コースから多紀連山縦走コースに入るとすぐにヒカゲツツジがありました。筱見四十八滝ほどの群生はありません。

  • 縦走コースのすぐそばに咲いているので間近で見ることができました。

    縦走コースのすぐそばに咲いているので間近で見ることができました。

  • 縦走コースに入って最初のピークは標高630.6mの峠山です。ここまでは緩やかな登りで快適なハイキングコースです。峠山山頂では団体が休憩中で素通りしました。

    縦走コースに入って最初のピークは標高630.6mの峠山です。ここまでは緩やかな登りで快適なハイキングコースです。峠山山頂では団体が休憩中で素通りしました。

  • 峠山からは標高差にして300m近く下ります。そのほとんどがこのような階段です。戻ってくる時が憂鬱です…

    峠山からは標高差にして300m近く下ります。そのほとんどがこのような階段です。戻ってくる時が憂鬱です…

  • 林道と交差。ここは林道を横切ると縦走コースが続いているのですが、バカな私は林道を登って行きました。20分、約1.5kmの無駄。

    林道と交差。ここは林道を横切ると縦走コースが続いているのですが、バカな私は林道を登って行きました。20分、約1.5kmの無駄。

  • 縦走コースに戻るとすぐにこの案内標識がありました。このような案内は分岐点ごとにきっちりと設置されているのですが、どういうわけか先ほどの林道のところだけありませんでした。このあとまた登りです。ここも階段で、200mほど登って2つめのピークを越えます。

    縦走コースに戻るとすぐにこの案内標識がありました。このような案内は分岐点ごとにきっちりと設置されているのですが、どういうわけか先ほどの林道のところだけありませんでした。このあとまた登りです。ここも階段で、200mほど登って2つめのピークを越えます。

  • この辺りの縦走コースは雑木林の中にあるためほとんど展望はありません。それでも木々の間からこれから歩く多紀アルプスが見えます。いくつかピークがありますが、目指す小金ヶ嶽はわかりません。

    この辺りの縦走コースは雑木林の中にあるためほとんど展望はありません。それでも木々の間からこれから歩く多紀アルプスが見えます。いくつかピークがありますが、目指す小金ヶ嶽はわかりません。

  • 2つめのピークを下り切ったところが小倉たわ(たわ=山へんに定)。

    2つめのピークを下り切ったところが小倉たわ(たわ=山へんに定)。

  • 小倉たわからはこのような激登りが現れます。標高差約150mの3つめのピークへ。

    小倉たわからはこのような激登りが現れます。標高差約150mの3つめのピークへ。

  • シハイスミレ。このコースでは足元に咲く草花はこのスミレ以外は見ることができませんでした。

    シハイスミレ。このコースでは足元に咲く草花はこのスミレ以外は見ることができませんでした。

  • 3つめのピークを過ぎてから痩せ尾根になりアルペンムードが出てきました。

    3つめのピークを過ぎてから痩せ尾根になりアルペンムードが出てきました。

  • しばらく目にすることのなかったヒカゲツツジも見られるようになりました。

    しばらく目にすることのなかったヒカゲツツジも見られるようになりました。

  • 痩せ尾根にはいるとようやく展望が開けるようになりました。

    痩せ尾根にはいるとようやく展望が開けるようになりました。

  • ヤマザクラもまだ結構咲いていますね。

    ヤマザクラもまだ結構咲いていますね。

  • 2時間以上歩き続けていたので、この岩のところで休憩しました。小金ヶ嶽までの縦走路には、「研石」「動石」「東の覗き」といった行場であったと思われる地名が残っています。残念ながらその地名を表わした標識等はないので特定できませんが、この岩はそのうちのどれかではないかと思われます。

    2時間以上歩き続けていたので、この岩のところで休憩しました。小金ヶ嶽までの縦走路には、「研石」「動石」「東の覗き」といった行場であったと思われる地名が残っています。残念ながらその地名を表わした標識等はないので特定できませんが、この岩はそのうちのどれかではないかと思われます。

  • その岩に攀じ登ると当然ながら、展望が開けます。私の後に付いて来ているパーティも別の岩場で休んでいるのが見えます。

    その岩に攀じ登ると当然ながら、展望が開けます。私の後に付いて来ているパーティも別の岩場で休んでいるのが見えます。

  • 左上に見えるのが4つめのピーク。

    左上に見えるのが4つめのピーク。

  • ヒカゲツツジ。

    ヒカゲツツジ。

  • シキミ。

    シキミ。

  • シキミの花。シキミは葉から花、根、茎、根に至るまでほぼ株全部が有毒で、特に実は有毒物質を多く含んでおり、誤って食べると最悪の場合死に至ることがあります。そのためシキミの実は植物で唯一劇物に指定されています。

    シキミの花。シキミは葉から花、根、茎、根に至るまでほぼ株全部が有毒で、特に実は有毒物質を多く含んでおり、誤って食べると最悪の場合死に至ることがあります。そのためシキミの実は植物で唯一劇物に指定されています。

  • アシビ。

    アシビ。

  • 4つめのピーク、694m峰を通過。

    4つめのピーク、694m峰を通過。

  • 前方に小金ヶ嶽が見えています。

    前方に小金ヶ嶽が見えています。

  • 小金ヶ嶽への最後の急登。

    小金ヶ嶽への最後の急登。

  • 小金ヶ嶽山頂。2組のご夫婦が山頂におられました。ここまで3時間強。まだ完調ではないようですがなんとか辿り着きました。

    小金ヶ嶽山頂。2組のご夫婦が山頂におられました。ここまで3時間強。まだ完調ではないようですがなんとか辿り着きました。

  • 多紀アルプスの主峰・御嶽。縦走コースは小金ヶ嶽から大たわに下りて、また御嶽へ登り返すことになります。小金ヶ嶽からの下山路としてはもうひとつ火打岩(わん)への小金ヶ嶽正面コースがあります。

    多紀アルプスの主峰・御嶽。縦走コースは小金ヶ嶽から大たわに下りて、また御嶽へ登り返すことになります。小金ヶ嶽からの下山路としてはもうひとつ火打岩(わん)への小金ヶ嶽正面コースがあります。

  • おそらくは峠山で休憩していたと思われる団体が小金ヶ嶽に到着したので下山することにしました。また4つピークを越えて下山しなければなりません。下山といっても、標高差にして500m近い登りもあります。

    おそらくは峠山で休憩していたと思われる団体が小金ヶ嶽に到着したので下山することにしました。また4つピークを越えて下山しなければなりません。下山といっても、標高差にして500m近い登りもあります。

  • 3つピークを越えて最後の峠山への登りです。しかしこの辺りで完全にガス欠状態になってしまいました。エネルギーを補給して気合いを入れ直しました。

    3つピークを越えて最後の峠山への登りです。しかしこの辺りで完全にガス欠状態になってしまいました。エネルギーを補給して気合いを入れ直しました。

  • 峠山を通過。三等三角点(点名:村雲村、標高630.6m)があります。あとは下るのみ。

    峠山を通過。三等三角点(点名:村雲村、標高630.6m)があります。あとは下るのみ。

  • 周回コースに合流。

    周回コースに合流。

  • ヤマザクラはまだまだ咲いています。

    ヤマザクラはまだまだ咲いています。

  • ヤマザクラ。

    ヤマザクラ。

  • シャクナゲはまだまだ先のようです。

    シャクナゲはまだまだ先のようです。

  • ようやくゴール。復調にはまだしばらくかかりそうですが、6時間歩けたことは収穫です。

    ようやくゴール。復調にはまだしばらくかかりそうですが、6時間歩けたことは収穫です。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • ホーミンさん 2010/04/25 21:58:59
    回復
    GOTOCHANさま

    こんばんは。
    6時間も歩けるようになったのですね。
    早い回復、何よりです。
    一時のことを思えば、驚異的回復かも。

    ホーミンがGOTOCHANさんに勝っていたのは、ほんの一ヶ月だけでした。
    シュン・・・。


    GOTOCHAN

    GOTOCHANさん からの返信 2010/04/26 00:33:27
    RE: 回復
    ホーミンさん、こんばんは。

    > こんばんは。
    > 6時間も歩けるようになったのですね。
    > 早い回復、何よりです。

    ありがとうございます。六甲全山縦走をしたときのことを思えばまだまだ本調子ではないですが、そこそこ歩けるようになりました。今日も(もう昨日か)山に行ってきました。天気が良くてとても気持ちよかったです。標高差650m、距離3km強の山で90分ほどで登頂できました。着実に回復しています。このGW中に5時間程度の山歩きをして体調をチェックしたいと思います。

    GOTOCHAN

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