2016/05/26 - 2016/05/26
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ken-kenさん
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5月26日は午前中がポツダムでの宮殿巡り(午後2時過ぎまでかかってしまいました)、午後からはベルリン市内に戻り絵画館に行きました。
6年前の冬に一度来ているのですが、その時は地味な美術館だと思いました。
が、今回多少絵画のことを知った後で来ると、あるはあるは、名作の数々の山。
さすがはプロイセンが威信をかけて集めた絵画群です。
そして今回、旅するうさぎさんのお勧めに従って、少し高性能のデジカメを持参しました。
いやー!びっくりしました。
値段の違いがこれだけ画質に影響するとは!
ほぼ手ブレなしで美しい画像がバンバン撮れます。
今更ながらカメラの進歩に驚きました。
旅するうさぎさん、本当にありがとうございました。
表紙の写真はフェルメールの「真珠の首飾りをつける女」です。
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ベルリン絵画館の全体像です。
昔の宮殿を使ったルーブルやウィーンの美術史館、フィレンツェのウフィッツィ美術館などと違って近代的な建物の中にあります。
情緒はないですが、その分採光は考えられていて非常に見やすい美術館だと思います。
大きな広間を中心にして、左側にはイタリア絵画、右側にはその他の国の絵画が飾ってあります。 -
まずはイタリア絵画
最初の部屋にフィレンツェのルネサンス最盛期の絵が飾ってあります。
大体ロレンツォ・メディチ(偉大なロレンツォ)の統治期のころの作品でしょうか?
1450年ころから1494年のフランスのイタリア侵攻のころまでの作品のような気がします。
フィリッポ・リッピの「幼児キリストを礼拝する聖母」
1460年作
もともとはフィレンツェのメディチ・リカルディ宮殿の礼拝堂の中に祭壇画として飾られていました。
ところが1494年にサヴォナローラによってメディチ家がフィレンツェを追放されたときに、政府が没収したそうです。
その絵が巡り巡ってベルリンに来たと思うと感慨深いです。
なお、現在メディチ・リカルディ宮殿の礼拝堂に飾られている祭壇画はリッピの工房で作られたレプリカだそうです。 -
ボッティチェリの「バルディの祭壇画」1484年作。
ボッティチェリが脂ののったころの作品。 -
ボッティチェリの「聖母子と8人の天使」1484年作。
ボッティチェリの聖母の中でも5本の指に入るほどの美しさです。
残念ながら、ボッティチェリがシモネッタ・ヴェスプッチをモデルにして描いたと言われる「婦人像」と「ヴィーナス像」は貸し出されていたみたいです。 -
ちなみにこの絵がシモネッタ・ヴェスプッチをモデルに描いたボッテチェリの「婦人像」です。
2010年の1月に行ったときの写真です。
ボッティチェリの「ビーナス」はその時もありませんでした(涙)。 -
ヴェロッキオの「聖母子」1970年作。
レオナルド・ダ・ヴィンチが自分の絵に描いた天使のあまりの出来に衝撃を受け、以後彫刻ばかりでほとんど絵画を描かなかったヴェロッキオの中で珍しい作品です。 -
ピエロ・ディ・コジモの「ヴィーナスとマルス」1490年の作品。
パリ近郊のシャンティ美術館にあるやはりシモネッタ・ヴェスプッチの肖像画で有名な画家です。 -
ロレンツォ・ディ・クレディの「幼児キリストを礼拝する聖母」1480年ころの作品。
ロレンツォ・ディ・クレディは去年のフィレンツェ旅行で知った画家です。
ヴェロッキオの弟子だったようです。
この絵はフィリッポ・リッピの影響を受けているようです。 -
ヴェロッキオのライバルポライオーロ工房は兄弟で運営していました。
兄のアントニオ・ポライオーロが描いた「婦人像」。1465年ころの作品。
素晴らしく美しい肖像画です。
モデルはフォルリの女傑カテリーナ・スフォルツァの母でミラノ公爵の愛人だったルクレツィア・ランドリアーニと言われています。
カテリーナも美女ですが、肖像画で見る限り母親のルクレツィアのほうが遥かに美しいと思います。
ミラノ公爵ガレアッツォ・スフォルツァは自分の知り合いランドリアーニ伯爵の妻であるルクレツィアに一目ぼれし、無理やり自分の愛人にしたそうです。
当時ルクレツィアは20歳。ガレアッツォはまだ16才だったそうです。
こんな理不尽な行為でわかる通り、ガレアッツォは非道な専制君主だったので、3人の貴族により暗殺されてしまいます。
息子のジャン・ガレアッツォがわずか7歳にしてミラノ公爵の座に着きますが、のちに叔父で摂政だったルドヴィーコ・スフォルツァ(俗称イル・モーロ)に公爵の座を奪われ、ミラノを追い出され、わずか25歳で死去します。
このルドヴィーコ・スフォルツァ(イル・モーロ)がフランスのイタリア侵攻を招いた張本人の一人とされています。
もっともルドヴィーコ・スフォルツァのほうもその後イタリアの動乱に巻き込まれ、結局投獄されて獄死してしまいます。 -
ポライオーロ兄弟の弟ピエロ・ポライオーロ作「受胎告知」
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ドメニコ・ギルランダイオ「キリストの変容」
日本ではあまり有名な画家ではありませんが、ミケランジェロの師匠です。
この人の場合、こういうカンバスに描いたものより、フレスコ画に素晴らしいものがあるような気がします。 -
ペルジーノ作「聖人たち」
ペルジーノはラファエロの師匠です。 -
ルカ・シニョレッリの「聖家族」
シニョレッリは何と言ってもオルヴィエートのドゥオーモのフレスコ画が有名です。
「最後の審判」を描いたものですが、筋肉ムキムキの肉体が描かれ、ミケランジェロの多大な影響を与えたと言われてます。 -
その部屋を過ぎるとイタリアのゴシック期の絵が並びます。
その中にジョットの絵が二枚並んでいます。
一枚目ジョット作「聖母の埋葬」1310年作。 -
もう一枚、ジョット作「キリストの磔刑図」1330年ころの作品。
人物の体を重ねることによって奥行きを出していたゴシック期の絵を脱して、人間自体に質感を出して平面的になるのを避けています。 -
そしてこの美術館、初期ルネサンス時の天才マザッチョの絵が結構コレクションされていて驚きです。
マザッチョ作「プット(天使)と犬」1427年ころの作品。 -
マザッチョ作。「キリストの誕生(別名ベルリンのトンド)」1428年ころの作品。
遠近法が完璧な形で使われています。 -
マザッチョ作「ピサの祭壇画」1426年ころの作品
時期を考えると天才としか言いようがありません。 -
そのマザッチョ作ピサの祭壇の中の「聖ペテロ伝 ペテロの磔」1426年ころの作品。
フィレンツェのブランカッチ礼拝堂に同じ構図のフレスコ画が描かれていました。
今描かれている絵は火事で焼けた後、50年後フィリピーノ・リッピによって描きなおされましたが、この絵を見ると50年間の差を感じさせません。 -
ちなみにこれがフィレンツェのブランカッチ礼拝堂にフィリピーノ・リッピが描いた「ペテロの磔」
-
そのフィリピーノ・リッピが描いた「聖母子」
父親フィリッポ・リッピと師匠だったボッティチェリの両方の特徴が合わさったような作風で結構自分は好きです。
フィリッポ・リッピよりは優雅でボッティチェリよりは暖かい感じがします。 -
そして日本人が大好きなフラ・アンジェリコ
「祭壇画」1450年ころの作品。
上が最後の審判で下が聖フランチェスコ伝だと思います。 -
同じくフラ・アンジェリコの「聖母子」
1433年ころの作品。
慈愛にあふれた聖母のまなざしが素晴らしいです。 -
アンドレア・カスターニョ「聖母子と聖人」1450年ころの作品。
カスターニョも去年のフィレンツェ旅行で知った画家です。
「最後の晩餐」がなかなか素敵でした。 -
ここからヴェネチア派および北部の画家の作品になります。
カルロ・クリヴェッリ作「聖母子と聖人」1488年ころの作品。
クリヴェッリはヴェネチア生まれの人。
ただし、水夫の妻と不倫をしたおかげでヴェネツィアを追放されてしまいました。
海運国のヴェネツィアは男は海で戦い、留守を女が守ったので、姦淫には非常に厳しかったようです。
絢爛たる色彩と聖人画に似つかわしくないエロティシズムが特徴。 -
ヴィトーレ・カルパッチョ「聖ステパノ伝」1511年頃の作品。
カルパッチョはヴェネチアのアカデミア美術館に展示されている「聖ウルスラ伝」で有名です。
これもまた大作で148cm×231cmだそうです。
もともとはヴェネチアの聖ステパノ会の部屋に5つの連作として描かれていたそうですが、フレスコ画のように壁に直接描かれていたわけでなく、カンヴァスに描かれて壁に貼られていたため、のちに全部剥がされてしまい、現在パリのルーブル美術館、ミラノのブレラ絵画館、シュツトゥガルトの州立美術館とこのベルリンの絵画館で見られますが、一点だけは完全に紛失してしまったようです。 -
ヴェネチア派でも有名なベッリーニ一家。
父がヤコポ。兄がジェンティーレ。
そしてベッリーニ一家で一番有名なのがジョヴァンニ。
そのジョヴァンニ・ベッリーニの「十字架から降ろされたキリスト」
左が聖母マリアで右は多分ヨハネ。 -
同じくジョヴァンニ・ベッリーニの「キリストの復活」
1475年ころの作品。 -
ジョヴァンニ・ベッリーニは聖母子像で有名です。
聖母子に関してはラファエロかベッリーニかと言ったら言い過ぎでしょうか?
ジョヴァンニ・ベッリーニ「聖母子像」1475年ころの作品。 -
ベッリーニの後ヴェネチア派の頂点に立ったのがティツィアーノです。
ティツィアーノ「ビーナスとオルガン引き」
1548年ころの作品です。
マドリードのプラド美術館にも同じ構図の作品があります。 -
ティツィアーノの次に二人の画家が続きます。
ひとりがヴェロネーゼです。
ヴェロネーゼ「死せるキリストを支える二人の天使」
1587年ころの作品です。 -
そしてもう一人がティントレットです。
「聖母マリアと二人の聖人」1580年ころの作品。 -
やはりティントレットです。
-
ヴェネチアの三天才の陰に隠れてしまった感があるのがこのロレンツォ・ロットです。
ロレンツォ・ロット「キリストと聖母の別れ」1521年ころの作品。
三天才の陰に隠れあまり有名ではありませんが、自分は大好きな画家です。
この絵もただただ美しいです。 -
ロレンツォ・ロット「若き紳士」1526年ころの作品。
とても上品な絵です。 -
もう一枚ロレンツォ・ロットの絵を。
ロレンツォ・ロット「二聖人」1531年ころの作品。
左が「聖セヴァスチャン」
右が「聖クリストファー(イタリア語だとクリストフォロ)」
聖セヴァスチャンはペストの守り神
聖クリストファーは旅行の守り神 -
ウルビノの生まれで一時フィレンツェで活躍し、最終的にはローマで二人の教皇の寵愛を受けたラファエロ。
「テオルヌーヴァの聖母子」1505年ころの作品です。 -
ラファエロ「コロンナの聖母子」1508年ころの作品です。
-
ラファエロ「聖母子と二人の聖人」1502年ころの作品。
まだ師匠のペルジーノの影響が顕著です。
ルネサンスの三巨人のうち、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロの二人は早くから自分のスタイルを確立した早熟の天才ですが、ラファエロはいろいろな人から吸収して自分のものにしてきた秀才型のような気がします。 -
隣に並んでいたのでこの絵もラファエロかと思いましたが、ピントゥリッキオでした。
ピントゥリッキオ「聖母子と聖人」
ピントゥリッキオはペルジーノの助手をしていたのでラファエロも初期は作風が似ていたのかもしれません。
ピントゥリッキオは「ボルジアの間」の壁画を描いたことで有名です。
彼のフレスコ画のおかげで、アレキサンドル6世、ルクレツィア・ボルジア、アレキサンドル6世の愛人ジュリア・ファルネーゼの姿が後世に残りました。
それからシエナのドゥオーモ内にあるピッコロミーニ図書館のフレスコ画でも有名です。 -
さすがにレオナルド・ダ・ヴィンチの絵はありませんが、その忠実な弟子にして最後の恋人だったフランチェスコ・メルツィの絵が飾られています。
彼は歴としたミラノ貴族だったため、ダ・ヴィンチの死後は完全に絵を捨てて貴族の生活に戻りダ・ヴィンチの遺産を生涯守り抜きました。(出来の悪い息子によって彼の死後売り飛ばされたみたいですが・・・・)
ダ・ヴィンチのスタイルのままで個性がないとかいろいろ酷評されていますが、それでもこの絵を見るとかなり才能があったんじゃないかと思います。
生涯絵を描き続けていたらどうなっていたのかと想像してしまいます。
フランチェスコ・メルツィ「パモーナとヴェルトムヌス」1520年ころの作品。 -
ダ・ヴィンチのぼかしの技法の影響を受けた人と言えばこの人。
コレッジョ「レダと白鳥」1532年ころの作品。
白い肌が陶器のようです。
「ユピテル愛の物語」の連作のうちの一つです。
ユピテルはギリシア神話の大神ゼウスのこと。
ゼウスは白鳥に化けてスパルタ王妃であるレダのもとに通います。
そして生まれた子供が絶世の美女でトロイを滅亡させるヘレナ(トロイのヘレナ)と夫殺しのクリュタイムネストラですから、ゼウスも罪なことをしますね。
ちなみに連作のうち2作はウィーンの美術史館にある「イオ」と「ガニュメディス」あとひとつがローマのボルゲーゼ美術館にある「ダナエ」です。 -
コレッジョはパルマで活躍しましたが、生粋のパルマっ子なのがこのパルミジャニーノ。
パルミジャニーノ「キリストの洗礼」
パルミジャニーノはマニエリスムの画家として有名です。
なかでもウフィッツィ美術館にある「首の長い聖母」は素晴らしいです。 -
そしてもう一人マニエリスムの画家ブロンツィーノ。
メディチ家の御用画家としてエレオノーラ・トレドの礼拝堂の壁画を描き、メディチ一族やフィレンツェの有力貴族の肖像画を描きまくりました。
ブロンツィーノ「ウゴリーノ・マルッテリの肖像」
1535年ころの作品。
ブロンツィーノは肌も美しく描きますが、洋服の質感の描き方がすごいです。 -
マニエリスムの嵐が去ると時代はバッロクになります。
バロック時代のイタリアの代表は何といってもカラバッジョでしょう。
この作品、なぜか右側のイタリア以外の展示室に飾ってありました。
レンブラントやルーベンスなどのバロック絵画とひとまとめにしたのかもしれません。
カラバッジョ「勝ち誇るアモール」1601年ころの作品。
愛の神アモールが甲冑、楽器、王冠、ペンなどを踏みつけにしています。
愛は音楽にも戦にも名誉にも文学にも勝る。
なによりも愛が強いことを表した絵だそうです。 -
しかし、こんな絵を描かれたら権力者(特に宗教家)は面白く有りません。
ジュスティニアーニ枢機卿は(偶然にも「勝ち誇るアモール」をカラヴァッジョに描かせたジュスティニアーニ侯爵の兄だったそうです)
カラヴァッジョのライバル、ジョヴァンニ・バリオーネに対抗した絵を描かせます。
ジョヴァンニ・バリオーネ「聖愛と俗愛」1603年ころの作品。
天使がカラバッジョが踏みつけた鎧を着てアモールを打ち砕こうとしています。
愛に対して信仰の勝利を描いたものと思われます。 -
このバリオーネ、カラバッジョを名誉棄損で訴えたり、「勝ち誇るアモール」をミケランジェロの模倣じゃないかと腐したりしてるわりに、作風はまさにカラバッジョであり、のちにはカラバッジョの伝記まで書いているのです。
今でいうとストーカーに近かったのかもしれません。
まさしく憎しみと愛情は紙一重を地で言った人だと思います。
でも大した才能があったわけではないのに、こうやって自分の作品がベルリンの一流美術館でカラバッジョの作品と並べて展示されるなんてすごい僥倖だと思います。
本人も泉下で喜んでいるかもしれません。 -
右側の部分に入ります。
入り口付近にドイツの祭壇画が展示されています。
15世紀初期の作品。 -
やはりドイツの画家ハンス・ムルチャーの祭壇画
1437年ころの作品です。 -
こちらはフランドル地方のロヒール・ファン・デル・ウェイデンの「ミラフロレスの祭壇画」1445年ころの作品。
ロヒール・ファン・デル・ウェイデンはベルギーのブリュッセルで活躍しました。 -
やはりロヒール・ファン・デル・ウェイデンの「婦人像」
1445年ごろの作品
この絵を見ると「フェリーニのカサノバ」に出てくる女性を思い出してしまいます。 -
ベルギーのブルージュで活躍したヤン・ファン・エイクの「教会の聖母」
1440年ころの作品(作品の完成年度については諸説あります 1425年ころという説も根強く残っているそうです)
非常に小さな作品です。(一種のお守りみたいに身に着けて持ち歩く絵だったそうです)
なのに背景に描かれた教会は遠近法といい、リアルさといい当時としては凄いものだと思います。
窓から差し込む光の描写も絶妙です。
100年先を先取りしてると言っていいでしょう。
もし1425年説が正しかったらマザッチョの「貢ぎの銭」を超えるとんでもない作品だったと思います。 -
同じくベルギーはゲントで活躍したフーゴ・ファン・デル・グースの「モンフォルテの祭壇画」
1430年の作品
フーゴ・ファン・デル・グースと言えば去年フィレンツェで見た「ポルティナーリの三連祭壇画」が有名です。
テンペラ絵が主流だったフィレンツェ人が彼の油彩の絵を見てびっくりしたそうです。
フィレンツェに一大センセーションを巻き起こしました。 -
やはりベルギーはブルージュで活躍したペトラス・クリストゥスの「婦人像」
1470年ころの作品
ベルギー人ということからなぜかオードリー・ヘップバーンを思い出してしまいます。 -
その後50年くらいして一人の天才がフランドルに登場します。
ベルギーのアントワープで活躍したピーテル・ブリューゲルの「ネーデルランドのことわざ」
1560年ころの作品。
この絵の中に沢山のことわざが描かれていて、隣に説明が書いてあります。
息子たちも有名な画家で、ピーテルは一般的にブリューゲル父と言われている人です。
農民を描いた絵が多いため、ピーテル(父)は「農民のブリューゲル」
同名の長男でピーテル(子)は地獄を描いた絵があるので「地獄のブリューゲル」
次男のヤンは静物画を描いたので「花のブリューゲル」と呼ばれています。 -
同じくピーテル・ブリューゲルの「十字架を運ぶキリスト」
ウィーンの美術史館に同テーマの作品があってそちらのほうが有名です。
ブリューゲルの聖書ものって群衆シーンにエキストラを大動員した昔のハリウッド映画って感じがします。 -
ドイツの天才アルブレヒト・デューラーの「男性の肖像画」
1526年ころの作品
デューラーはニュールンベルクで活躍しました。 -
同じくデューラーの「ヴェネチアの婦人像」
1507年ころの作品
デューラーは結婚後すぐに新婦を残して単身でイタリアに行って勉強をしています。
1507年の春まで滞在していますのでそのころに描いたものかもしれません。
しかし新婚ほやほやの妻を残して単身で2年も家を留守にするとは・・・・
デューラーの妻アグネスは資産家の娘だったようです。
ウィキにはハッキリ「結婚は一種の見合い結婚で(デューラーがドイツ各地で修行中に本人不在で決められている)仕事場を確保するのが目的」と書いてあります。
もしかしたら本人の意に沿った結婚ではなかったのかもしれません。
そのせいかこの夫婦に子供は出来なかったようです。 -
デューラーの同時代のドイツ人画家ルーカス・クラナッハの「ヴィーナス」
1533年ころの作品
これは非常に小さな作品です。
ヴィッテンベルクに工房を構え、マルティン・ルターの友人だったためルターの肖像画を残しています。
ただ禁欲を説いたルターの友人にしては描いた絵はみなエロティック(笑)
豊満なイタリアの裸婦像と違い、痩せて貧乳というのがかえっていやらしい感じです。 -
こちらはかなり大きな絵です
ルーカス・クラナッハ作「ヴィーナスとキューピッド」
1530年ころの作品 -
そして女性の永遠の願いを描いた
ルーカス・クラナッハ作「若返りの泉」
1546年ころの作品 -
左側には馬車で連れてこられた老女たちが、次々に泉に浸かっていく場面が。
-
かなりリアルな老女のヌード(笑)。
-
そして右側では泉を浴びて若く美しくなった女性たちが再び男と恋に落ちています。
この絵をルターは見ているでしょうか?
ルターの没年は1546年なので、結構微妙なところです。(多分見てないでしょう)
もしこの絵をルターが見たとしたら・・・
ルターの反応が気になります。
神の摂理に背く絵だ!と激怒したか、笑い転げたか・・・・
ルターって結構現実主義のところもあったから、後者であったような気もするのですが・・・・
この絵の前には大抵女性がいて、じっと見つめています。 -
デューラーたちより20歳ほど若いハンス・ホルバイン作「商人ゲオルグ・ギーゼの肖像」
1532年ころの作品
ホルバインはアウグスブルク生まれ
父ホルバインも画家で「聖セバスチャン」の絵がミュンヘンのアルテピナコテークに飾られています。
ドイツでというよりイングランドに渡って活躍しました。
ヘンリー8世に気に入られ宮廷画家となり、ヘンリー8世、妃のジェーン・シーモア、エラスムス、トマス・モアなどの肖像画を描いています。
ただ、ヘンリー8世の四番目の妃となったアン・オブ・クレーヴスの肖像画(一種の見合い写真として用いられました)があまりにも本人に似ていなかったためヘンリー8世の不興を買い、宮廷画家の身分を剥奪され、失意と孤独のうちに(家族はドイツに残して単身でイングランドに渡って来ました)ロンドンで没しました。
もっとも、この見合いを進めた宰相のクロムウェルは斬首されていますから、まだ幸せだったかもしれません。 -
時代は百年ほど後になり、バロック画となります。
レンブラント「黄金の兜をかぶった男」
1650年ころの作品
「地球の歩き方」ではレンブラント派の画家の絵と書いてありますが、絵画館の説明書きではレンブラントになっています。
レンブラントやルーベンスは工房を持って大人数で作業していたので、すべてが本人の筆による絵と断言するのは難しいのかもしれません。 -
レンブラント「自画像」
1634年ころの作品
レンブラントは自画像をたくさん残しています。
これは30歳になろうかという比較的若き日のもの。 -
レンブラントと同時代オランダのハーレムで活躍したフランス・ハルス
「道化師」
1635年ころの作品
フランス・ハルスは笑顔の肖像画が多く、別名「笑いの画家」と呼ばれています。
そんな陽気な絵が依頼主に喜ばれたのか、八十四歳まで長生きしているのにレンブラントと違って作品の依頼は途絶えなかったみたいです。
幸運な人生を送った人と言えます。 -
そして絵画館の奥深まった場所にひっそりと飾られているのが日本人が大好きなフェルメールの二作品。
場所が悪いせいか、日本ほどフェルメールの人気が薄いのか、あまり立ち止まって見ている人はいません。
なのでゆっくり鑑賞できます。 -
フェルメール「真珠の首飾りの少女」
1664年ころの作品
フェルメールはオランダ、デルフトで活躍しました。
一時は飛ぶ鳥を落とす勢いでしたが、晩年は戦争によるオランダ経済の低迷で絵が売れなくなり不遇のうちに亡くなっています。(戦争の影響でオランダの画家の数も4分の1になったとか・・・)
またこの時代の画家にしては極端に作品数が少ない人です。
いろいろな方のブログを見ると「フェルメールの作品を全制覇!」なんてものもあります。
確かに今はっきりと確認されているフェルメール作品は三十作あまりなので、全制覇も可能かもしれません。
この作品は日本にも2012年に国立西洋美術館にやって来ましたね。 -
憧れていた首飾りを初めてつけるのでしょうか?
恍惚とした表情が窓から淡く注ぐ光と相まって、静かな美しさに満ちています。
いわゆる「ここんところ結構頑張ったから、贅沢だけど自分へのご褒美なの」感がして好きな作品なんです。 -
その隣に飾ってあるのが同じくフェルメールの「ワインを飲む女」
1658年ころの作品 -
フェルメールでいいのは光と影の対比。
と言ってレンブラントほど強烈ではなく、淡いというところが日本人好みなのでしょうか? -
女性が飲んでいるグラス、ステンドグラス、ドレスの布地、すべてが精巧な筆致で描かれ、窓から差し込む淡い光と溶け合っています。
好みの女をワインで酔わせてベッドインという、結構生々しい主題なんですが、フェルメールの絵ってどんなものでも上品で奥ゆかしくしてしまうというのがまた日本人の好みに合うところなのかもしれません。
二枚のフェルメールをゆっくりと堪能して絵画館を出ると、すでに夕食時間となっていました。(木曜だったので絵画館は夜までやっていました)
近くのソニーセンターの「リンデンブロイ」と言う名のビアホールでビールとウィンナー・シュニッツェルの夕食をいただきました。
ウェイターが「日本語メニューをお持ちしましょう」とのことでしたが、持ってきたメニューには中国語と韓国語は書かれているものの、日本語はありません。
「ソニーなのになんで?」という感でしたが、メニューの値段を見ると結構高いのでコストパフォーマンスを重んじる日本人は来ないのかなとか思ってしまいました。
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この旅行記へのコメント (8)
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- jijidarumaさん 2017/05/23 17:04:06
- ベルリン絵画館
- ken-kenさん
こんにちは。
遅ればせながら、ベルリン絵画館を楽しみました。
解説がお詳しく、参考になったものです。
さて、ブレーメンの友人宅にイタリア人画家ティツィアーノ・ヴェチェッリオの習作?と思われる大きな二つの絵が居間に飾ってあるのですよ。ティツィアーノの『ビーナスとアドニス』、『ビーナスとオルガン奏者とキューピッド』・・・亡くなったお母さんがティツィアーノ作品を好んでいたのでしょう。
ブレーメンの北30kmにあるWorpswedeヴォルプスヴェーデの画家(19世紀の終わりごろ)が描いたという小作品も飾られていました。
元最高裁判事の友人は絵に詳しくなく、作品名が不詳と言われたので、撮った写真を基に、何処かで見たことが・・・と調べてみたのです。
大きな絵の二つ目の『ビーナスとオルガン奏者とキューピッド』は女性の顔が上記のベルリン所蔵の作品とも違うようで、この主題で5つのヴァージョンを制作しているそうですから、友人宅の絵の原画が何処かにあるのでしょうね。
絵を拝見しながら、そんななことを思い出し、そろそろまたブレーメン訪問をしないと、お互い歳とってしまうと、反省した所です。
それではまた。
jijidaruma
- ken-kenさん からの返信 2017/05/23 19:24:45
- RE: ベルリン絵画館
- jijidarumaさん、今晩は。
この度は投票とコメントをありがとうございました。
> 遅ればせながら、ベルリン絵画館を楽しみました。
> 解説がお詳しく、参考になったものです。
お褒めの言葉をありがとうございます。
ベルリン絵画館は実はペルガモン博物館より好きなスポットで、
二度ベルリンに行ったのですが、二度とも立ち寄りました。
非常に有名な名作が多数ある割には、いつも空いていてゆっくり鑑賞できるのが凄くいいですね。
> さて、ブレーメンの友人宅にイタリア人画家ティツィアーノ・ヴェチェッリオの習作?と思われる大きな二つの絵が居間に飾ってあるのですよ。ティツィアーノの『ビーナスとアドニス』、『ビーナスとオルガン奏者とキューピッド』・・・亡くなったお母さんがティツィアーノ作品を好んでいたのでしょう。
> ブレーメンの北30kmにあるWorpswedeヴォルプスヴェーデの画家(19世紀の終わりごろ)が描いたという小作品も飾られていました。
ティツィアーノの習作、それも「ビーナスとオルガン奏者」が個人の自宅に飾られているなんて、日本では考えられない話ですね。
ヨーロッパのお金持ちの底力を感じるお話ですね。
> 絵を拝見しながら、そんななことを思い出し、そろそろまたブレーメン訪問をしないと、お互い歳とってしまうと、反省した所です。
>
> それではまた。
ありがとうございました。
またよろしくお願いいたします。
ken-ken
-
- oneonekukikoさん 2016/06/13 07:20:51
- ベルリン絵画館堪能しました
- men-kenさん
おはようございます。
ベルリン絵画館を
堪能しました。
新しいカメラの性能ばかりでなく
men-kenさんの技量にも参っています。
画像を大きくして、さながら画集を見ている気分になりました。
そして見つけた
マニエリスムの画家 ブロンツィーノの作品。
?何?
後期ルネッサンスの画風のようですね。
気になり何回も見せてもらってます。
作品の紹介ありがとうございました。
次回ハンブルクに行ったら、是非ベルリンまで足を伸ばしたいと思います。
oneonekukiko
- ken-kenさん からの返信 2016/06/13 18:18:01
- RE: ベルリン絵画館堪能しました
- oneonekukikoさん、今晩は。
このたびは投票とコメントをありがとうございました。
> ベルリン絵画館を
> 堪能しました。
>
> 新しいカメラの性能ばかりでなく
> men-kenさんの技量にも参っています。
>
> 画像を大きくして、さながら画集を見ている気分になりました。
恐れいります。
お褒めの言葉をいただき顔を赤らめております。
> そして見つけた
> マニエリスムの画家 ブロンツィーノの作品。
> ?何?
> 後期ルネッサンスの画風のようですね。
> 気になり何回も見せてもらってます。
ブロンツィーノは肌や洋服が触ってみたいくらい滑らかな感で大好きな画家のひとりです。
この作品にはマニエリスム的な感じはありませんが、ロンドンのナショナルギャラリーにある「愛と時のアレゴリー」はキューピットの体が極端に長く不思議な構図の絵です。
> 作品の紹介ありがとうございました。
>
> 次回ハンブルクに行ったら、是非ベルリンまで足を伸ばしたいと思います。
ありがとうございます。
そうおっしゃっていただけると幸いです。
またよろしくお願いします。
ken-ken
-
- あの街からさん 2016/06/12 18:43:29
- 楽しみにしていました♪ ヽ(´ー`)ノ ♪
- お帰りなさい。 ken-kenさん
そろそろ出かける頃かなぁ と
このところ楽しみに時折飛んで来ていました。
ドイツ・オーストリア今回はどんな風に巡ったのか
とても楽しみです。
デジカメ新しくなさったのですね。ヽ( ̄▽ ̄)ノ
おっしやる通りこのところのデジカメの進歩は
ホント凄いですよね。
ken-kenさんの旅行記益々 楽しさ倍増です。
早速「絵画館」楽しませていただきました。
ウン ウンと唸りながら楽しませていただきました。
やはりken-kenさんの目利きがあそこここに
発揮されていてヽ( ̄▽ ̄)ノ
私は、マザッチョの画風はやや苦手でスルーしてしまったこと
等2013年に訪れた時のことを思い出しながら
いゃ〜同じ美術館を回るに 共通に取り上げているのは
ヘルメール・カラヴァッジョ・ジョヴァンニバリオーネぐらいで
二人の(並べてごめんなさい。)個性?が出ていてヽ( ̄▽ ̄)ノ
楽しみ方が何通りもあって それぞれに楽しいですね。
あの街から
- ken-kenさん からの返信 2016/06/12 19:59:04
- RE: 楽しみにしていました♪ ヽ(´ー`)ノ ♪
- あの街からさん、今晩は。
投票とコメントをありがとうございました。
> ドイツ・オーストリア今回はどんな風に巡ったのか
> とても楽しみです。
今回は少し長めに2週間、ハイデルベルク、ベルリン、ザルツブルク、ゴーザウゼー、ベルヒテスガーデンを回ってきました。
これから少しずつアップしますので、ご高覧いただければ幸いです。
> 早速「絵画館」楽しませていただきました。
> ウン ウンと唸りながら楽しませていただきました。
> やはりken-kenさんの目利きがあそこここに
> 発揮されていてヽ( ̄▽ ̄)ノ
あの街からさんにそうおっしゃっていただくと汗顔のいたりです。
> 私は、マザッチョの画風はやや苦手でスルーしてしまったこと
> 等2013年に訪れた時のことを思い出しながら
> いゃ〜同じ美術館を回るに 共通に取り上げているのは
> ヘルメール・カラヴァッジョ・ジョヴァンニバリオーネぐらいで
> 二人の(並べてごめんなさい。)個性?が出ていてヽ( ̄▽ ̄)ノ
> 楽しみ方が何通りもあって それぞれに楽しいですね。
今、あの街からさんの旅行記を拝見させていただきましたが、確かに見事に好みの差が出ていて笑ってしまいました。
有名どころばっかりアップしていてもろ通俗好み丸出しの自分と感性豊かなあの街さんの好み・・・・
絵なんてものは自分の好みのものを見ればいいのに、せっかく高いお金を出して来たんだからとやっぱり有名なものを追ってしまう・・・・
いやー、恥ずかしいです。
勉強になりました。
と言いながら、これからも有名どころを追ってしまうんだろうなあ・・・・
あの街さんとお知り合いになれて、こういう風にお話しできてとても楽しいです。
これからもよろしくお願いします。
ken-ken
- あの街からさん からの返信 2016/06/13 23:46:33
- RE: RE:旅のスタイルがいろいろあるように
- 今晩は、ken-kenさん
早速にありがとうございます。
うわぁ良い所を巡っていらしたのですね。ドイツとオーストリアの
組み合わせも魅力的です。( ̄ー ̄)
私がドイツを訪れた時、最後の訪問地にしていたハイデルベルク
レンタカー付きのカーナビ不調もあり1時間程しか時間が
なくなり、それも駐車場探しで時間経過(;´ェ`)
何も見ないでフランクフルト空港へ戻るという悲しい思い出があります。
その後再訪したいと思いつつ未だ実現できていませんので
ken-kenさんの旅行記が楽しみです。
美術館は、私の方こそ“有名どころを、先ず観て”
残った時間で好きな絵(大家の作品をほんとおこがましいのですが)を
探すことと、美術館の建物や展示室の雰囲気そのものが大好きで
まぁミーハーの典型。(;´ェ`)
などと、こんな話が好きで長々と話していたくなりますよね。
こちらこそken-kenさんと、こういう風にお互いの
旅のスタイル等を言い合うって、キーボードを打つのも楽しいひと時です。
今まで同様にこれからもよろしくお願いします。
あの街から
- ken-kenさん からの返信 2016/06/16 23:24:29
- RE: RE: RE:旅のスタイルがいろいろあるように
- あの街からさん、こんばんは。
またのコメントありがとうございました。
> うわぁ良い所を巡っていらしたのですね。ドイツとオーストリアの
> 組み合わせも魅力的です。( ̄ー ̄)
> 私がドイツを訪れた時、最後の訪問地にしていたハイデルベルク
> レンタカー付きのカーナビ不調もあり1時間程しか時間が
> なくなり、それも駐車場探しで時間経過(;´ェ`)
> 何も見ないでフランクフルト空港へ戻るという悲しい思い出があります。
> その後再訪したいと思いつつ未だ実現できていませんので
> ken-kenさんの旅行記が楽しみです。
実は今回、自分も3時間程度の時間で大急ぎで見ましたので、哲学者の道と旧市街巡りしかできませんでした。
なので残念ながらご期待に沿えないものになっているかもしれません。
> 美術館は、私の方こそ“有名どころを、先ず観て”
> 残った時間で好きな絵(大家の作品をほんとおこがましいのですが)を
> 探すことと、美術館の建物や展示室の雰囲気そのものが大好きで
> まぁミーハーの典型。(;´ェ`)
いえ、こちらこそミーハーの典型です。
やはり美術館の雰囲気が好きで、今自分は絵画鑑賞という高尚なことをしている!という思いも楽しさの中に入っているのかもしれません。
> などと、こんな話が好きで長々と話していたくなりますよね。
> こちらこそken-kenさんと、こういう風にお互いの
> 旅のスタイル等を言い合うって、キーボードを打つのも楽しいひと時です。
本当にあの街からさんとお知り合いになれて楽しいひと時を過ごさせていただいてます。
> 今まで同様にこれからもよろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いいたします。
ken-ken
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