「アラウンド九州きっぷ」で巡る九州旅行

2015/11/20 - 2015/11/23

　2015年11月20日の金曜日の夜から2015年11月23日の月曜日（勤労感謝の日）までの間、３泊４日の行程で 、九州旅行に行ってきました。
　期間中は「アラウンド九州きっぷ」という九州内の新幹線・特急列車等が３日間乗り降り自由となるフリー切符を利用して、九州新幹線や特急列車等に乗りつつ鹿児島・熊本等の観光地もそれなりに巡りました。

エリア 鹿児島市(鹿児島)

　自宅が浜松市内にあり、最寄駅は浜松駅にある為、浜松18時37分発ひかり号岡山行きで旅はスタートしました。

普段、新幹線は東海道・山陽新幹線の指定席が自由席以下の料金で利用できる「エクスプレス予約」を利用しているのですが、ポイントが一定数貯まると、そのポイントを使用して普通車料金でグリーン車に乗ることが出来る為、今回はそのポイントを利用してグリーン車に乗ることにしました。
ちなみに利用したひかり号のグリーン車の座席はこのような感じです。

新大阪駅でひかり号岡山行きと別れ、のぞみ55号博多行きに乗り換えました。

こちらはのぞみ号のグリーン車の座席です。リクライニングは電動式となっています。

　この日の目的地　博多（福岡市内）に着きました。博多駅の駅前広場ではイルミネーションのイベントが開催され、夜にも関わらず多くの見物客の姿がありました。

博多駅駅前広場でのイルミネーション２

博多といえばラーメンも有名ですが、うどんも有名です。
ホテルに入る前に博多駅筑紫口（新幹線側）の近くにあるうどん店でうどんを頂くことにしました。
頂いたのはかけうどんの上にさつま揚げがのった「丸天うどん」です。
なお福岡のうどんは麺が柔らかいのが特徴で、こちらのうどんの麺も柔らかかったです。

　うどんも食べ終え、本日の宿に向かいます。本日の宿は「東横イン博多祗園」で、利用したのは１泊5000円〜5200円程度の訳ありシングルです。

訳ありシングルの部屋はこのような感じです。通常のシングルと比べ狭いのが特徴です。

２日目　11月21日のスタートは博多８時57分発さくら451号鹿児島中央行きからです。
山陽・九州新幹線用N700系８両編成（JR西日本の車両）が使用され、この列車で鹿児島中央まで向かいました。

博多→鹿児島中央間　さくら451号　指定席券

　九州新幹線のみずほ・さくらでは車内販売が実施されています。
　そのうちよく利用するのが「アイスクリーム」です。
　東海道・山陽及び東北・上越・北陸等の新幹線ではスジャータ製のアイスクリームを販売していますが、九州新幹線では宮崎県・高千穂牧場製のアイスクリームが販売されています

　

鹿児島中央駅からは市電に乗り、桜島フェリーの乗り場まで向かいました。

　その後、桜島桟橋というフェリー乗り場から桜島フェリーを利用し、桜島島内に向かいました。

　当日は曇りの天気の為、船から桜島を眺めたところ、このような感じでした。

桜島島内に無事着きました。まずは運動も兼ねて片道２．５?程ある「溶岩なぎさ遊歩道」を歩くことにし、その遊歩道の入口まで行くことにしました。

　桜島港を出て、西に10分程度歩いたところに「溶岩なぎさ遊歩道」なる遊歩道の入口があります。ここから鳥島展望台までの約２．５?、運動を兼ねて歩くことにしました。

「溶岩なぎさ遊歩道」はこのような感じになっています。

溶岩なぎさ遊歩道からは桜島の他、錦江湾の景色を楽しめますが、当日は曇り空の為、景色はいまいちでした。

溶岩なぎさ遊歩道からの景色２

溶岩なぎさ遊歩道からの景色３

溶岩なぎさ遊歩道を歩いて約30分、桜島を眺める展望所の１つである「鳥島展望所」に着きました。

　鳥島展望所はこのような感じです。

　鳥島展望所から桜島を眺めた景色です。桜島はかすかに見えましたが、天気が曇りがちの為、景観的にはいまいちでした。

鳥島展望所から錦江湾方面も眺めましたが、こちらもあいにくの空模様の為、景観的にはいまいちでした。

戦争で犠牲になった方を埋没しているのでしょうか…埋没碑なるものがありました。

鳥島展望所で景色を見た後は「溶岩なぎさ遊歩道」を30分程度かけてひたすら戻ります。

鳥島展望所から「溶岩なぎさ遊歩道」をひたすら30分歩き、遊歩道の入口まで戻りました。
　近くには足湯があり、往復１時間程のウォーキングの疲れを癒すことにしました。

ランチは桜島港というフェリー乗り場の上の高台に位置する「桜島レストハウス」というお土産店兼レストランで頂くことにしました。

頂いたのはこのお店の名物料理「くわ焼きデラックス」というメニューです。

「くわ焼きデラックス」は鍬の形をした鉄板に野菜や黒豚等を盛った焼肉料理で、他に刺身・ご飯・そば・汁等がついていました。

桜島レストハウスでランチを頂いた後は再び桜島フェリーに乗り、鹿児島市内へと向かいました。

桜島桟橋にてフェリーを降りた後は徒歩で鹿児島駅まで向かい、鹿児島駅からは特急「きりしま」で１駅隣の鹿児島中央駅まで移動しました。

鹿児島中央駅からは14時40分発さくら560号新大阪行きの指定席で新鳥栖駅まで、新鳥栖駅から博多までは自由席で向かいました。

鹿児島中央→新鳥栖間　さくら560号　指定席券

新幹線「さくら」の普通車指定席の座席はこのような感じです。

　博多駅からは16時32分発特急みどり19号佐世保行きに乗り、長崎県の佐世保駅まで向かいました。

　本日の宿はJR佐世保駅前にある東横イン佐世保駅前にしました。
　利用したのは訳ありではなく通常のシングルルームです。

利用した東横イン佐世保駅前のシングルルームの写真２

３日目の朝は佐世保８時47分発特急みどり８号博多行きで始まります。この列車に乗り、博多まで向かいました。

博多からは10時42分発さくら547号鹿児島中央行きで熊本まで向かいました。利用したのは普通車指定席です。

博多→鹿児島中央間　さくら547号　指定席券

　熊本ではどうしても食べたいものがあり、途中下車しました。
　それは熊本駅構内にある「まるうまラーメン」というラーメン店で食べられる「熊本ラーメン」です。JR九州の系列のラーメン店ですが、一度食べたら何故か病み付きになりました。

まるうまラーメンで提供される「熊本ラーメン」です。にんにくもしっかり入っています。

熊本駅でラーメンを食べた後は再び九州新幹線で鹿児島中央へ向かいます。乗車したのは熊本12時01分発みずほ605号鹿児島中央行きです。
　「アラウンド九州きっぷ」でもみずほ号は一応利用出来ますが、自由席しか利用できない為、自由席を利用しました。（指定席を利用する場合、乗車券部分のみ有効で、別途指定席特急券が必要です。）

鹿児島市内では黒豚料理（黒豚のステーキ）を食べようとJA鹿児島が運営する「華連」という飲食店で２回目のランチを頂こうとしたのですが、あいにく満席で、かつ営業時間の都合上、食事の対応ができないと言われ、利用を断念しました。

「華連」で黒豚料理を頂くことは出来なかったのですが、店の方から同じJA鹿児島の系列店で「ジーノ」というレストランがあると紹介され、こちらを利用することにしました。

「ジーノ」では席に空きがあり、無事２回目のランチを頂くことが出来ました（笑）
ちなみに頂いたのは「鹿児島黒牛のステーキのセット」です。黒豚のステーキの有無を訪ねましたが、残念ながら取扱いしていないそうです。

　「ジーノ」で２回目のランチを頂いた後、乗る予定にしている列車まで１時間半程時間があった為、鹿児島中央駅近くの観光スポットを巡ることにしました。
　まずは鹿児島中央駅から市電沿いに徒歩５分程度、高見橋を渡ってすぐのところに「大久保利通の像」がありました。

　続いては大久保利通の像の道路向かいにある「歴史ロード　維新ふるさとの道」という遊歩道を歩くことにしました。

　維新ロード「ふるさとの道」は甲突川に沿っていて、甲突川とのコントラストが良く、個人的には好きな景色です。

　維新ロード「ふるさとの道」を歩いていたところ、「大久保利通生い立ちの地」なる案内表示を見かけました。

「大久保利通生い立ちの地」はこのような感じになっています。記念碑も置いてあります。

　近くに「西郷隆盛誕生地」があるそうで、寄ってみることにしました。

「西郷隆盛誕生地」はこのような感じです。

鹿児島中央からは15時58分発みずほ606号新大阪行きに乗り、博多まで向かいました。「みずほ」なので勿論自由席利用です。

みずほ606号の自由席の座席はこのような感じです。

夕方５時20分頃、博多駅に着きました。博多駅前広場では金曜日同様綺麗なイルミネーションが点灯されていました。

　博多駅に来ると駅のホームにあるラーメン店でラーメンを必ず頂きます。写真は通常のラーメン（豚骨ラーメン）です

　この日の宿泊は博多駅から徒歩３分程度のところに位置する東横イン博多口駅前のシングルを利用しました。
　日曜日・祝日の場合、公式サイトから予約し、会員カードを提示すれば所定宿泊料金の20％引きで利用出来ます。

東横イン博多口駅前のシングル２

　最終日の朝は用事があった為、用事を済ませてからのスタートとなります。スタートは博多10時42分発さくら547号鹿児島中央行きです。熊本まで乗車しました。

博多→熊本間　さくら547号　指定席券

　博多10時42発のさくら547号は熊本で下車し、熊本駅構内の飲食店でランチを頂くことにしました。
　利用したのは熊本駅校内の商業施設の中にある「HERO海」という居酒屋です。

　頂いたのはこのお店のイチオシである海鮮丼と、もう１つは…

もう１つは馬刺の盛合せ（ハーフ）です。せっかく熊本まで来たから馬刺は食べないと…と思い注文しました。

　海鮮丼と馬刺しを食べただけで電車に乗ると、単なる乗り鉄で終わる為、熊本駅付近の観光スポットをぶらぶらと散策することにしました。
　訪れたのは熊本駅から北に５分程歩いた「北岡神社」という神社です。

　北岡神社には夫婦杉という杉がありますが、一番の見所として有名です。

　北岡神社を後にし、明八橋に向かう道中、像を見かけました。
　「おてもやんと永田いねの像」という像とのことで、像の下には永田いねの生涯等経緯が記されていました。

時間の都合を考慮して、北岡神社から北北東に徒歩で10分程かかる「明八橋」を最終目的地とすることにしました。
ちなみにこの「明八橋」、熊本水遺産に該当するそうです。

明八橋の上から眺める景色はこのような感じです。

熊本駅まで戻り、九州新幹線で新鳥栖駅まで向かいます。
利用したのは熊本13時48分発さくら588号新大阪行き（臨時列車）です。

熊本→新鳥栖間　さくら588号指定席券

　熊本駅のホームでは８００系新幹線が停車していました。ドリームズカムトゥルーのお二人のイラスト等が描かれた「ドリカム新幹線」というラッピング車両でした。

　新鳥栖からは14時19分発特急かもめ25号で肥前鹿島駅まで向かいます。
　当初は４日目は長崎に向かう予定でしたが、ギリギリまで悩み結果的に熊本に行くことにしたのですが、長崎14時20分発特急かもめ26号の指定席のチケットを持っていてせっかくだからこのかもめ26号に乗りたく、確実に乗れる肥前鹿島駅まで向かうことにしました。

新鳥栖→肥前鹿島間　特急かもめ25号　指定席券

　しっかり肥前鹿島で下車し、20分後に発車する15時15分発特急かもめ26号博多行きで博多まで向かいました。
　指定席を利用しましたが、案の定、指定席は満席でした

長崎→博多間　特急かもめ26号　指定席券

　「アラウンド九州きっぷ」での旅もここまでで、後は新幹線を乗り継ぎ自宅のある浜松まで戻ります。
　まずは昨日、鹿児島中央から博多まで自由席で移動した博多17時17分発「みずほ606号」新大阪行きで新大阪まで向かいます。

　新大阪駅では新大阪19時50分発のぞみ254号東京行きに乗り換え、名古屋まで向かいました。

　最後は名古屋で乗り換え、こだま690号三島行きで自宅の最寄り駅である浜松駅へ向かい、無事浜松駅に到着しました。

この旅行記へのコメント （2）

• BTSさん 2016/02/23 09:56:39

  アラウンド九州きっぷ

  フロンティアさまへ
  
  こんにちは〜
  
  まずは、アラウンド九州きっぷの券面は入出場の記録がびっしりと印字
  されているのには驚きました。（かなり九州新幹線に乗りましたね〜）
  確か、JR東日本では3回までしか印字されないと思います。
  
  おじさんは2年前に3泊4日で九州一周した際に「アラウンド九州きっぷ」を
  検討しましたが、おじさんの旅行行程で計算すると割安感がなかったので
  通常の乗車券と指定席特急券を買いました。
  
  以前、旅番組で桜島フェリーの船内にあるうどん（？）を食べるために
  フェリーにわざわざ乗船する人がいるのを観ました。
  フロンティアさんは召し上がられたのでしょうか？
  
  熊本の馬刺しと熊本ラーメンは美味しそうですね。
  馬刺しは「たてがみ」の脂身が酒に合うんですよね〜
  フロンティアさんの旅行記を拝見しながらヨダレが出っ放しですっ。（笑）
  
  ご馳走さまでした〜
  
  BTS
  
  
  
  

  フロンティアさん からの返信 2016/02/23 21:37:57

  Re: アラウンド九州きっぷ

  　こんばんは。コメントありがとうございます。またいつもご覧戴きありがとうございます。
  　ＢＴＳさんは以前行った九州旅行の際、「アラウンド九州きっぷ」は使わなかったそうですが、賢明だと思います。クチコミにも書いたんですが、あの切符、九州新幹線も含めて３日間乗り降り自由とはいえ、高いし、使いようによっては元すら取れないと思います。
  　今回の旅行、九州新幹線は都合７回乗りましたが、少なくとも九州新幹線で博多〜鹿児島中央間を２往復しないと元が取れないですね。当初、２日目の宿泊先を佐世保にしようか宮崎にしようか悩みましたが、宮崎の場合、九州新幹線を１往復位しか出来ず、元が取れないと思い、佐世保にしました。
  　桜島フェリーのうどんは12月に行った時に頂きました。鹿児島市民にとっては馴染みの品らしいですが、よそ者にはまぁ１回食べれば十分ですね…
  　熊本の馬刺は本当は繁華街（銀座通り）にある馬刺専門店で食べようと思ったのですが、行列等を考慮すると時間に間に合わないかと思い、駅ナカの店にしました。ま、今度は信州で馬刺を楽しみたいと思います。
  　話は変わり、先週、不具合が生じていたスマホについて携帯会社に相談したところ、4000円程度の出費で別途同一機種のスマホに交換してくれると聞き、同一機種ながらスマホを替えました。
  　但し電話帳やメール等のデータを自分で移行しなければならないそうで、無事完了しましたが、結構面倒でした。モバイルSuicaやnanacoモバイル等のおサイフケータイもデータ移行しなければならないそうで、全部終えるのに半日程かかりました。
  　ＢＴＳさんもスマホを替える際は気をつけたほうがよいと思います。