201502北海道旅行 第26回 初日【函館・大沼公園・洞爺湖】

2015/02/18 - 2015/02/18

２月になると北海道に行きたくなってしまうようになってから５年目の冬。これまで雪まつりや流氷をテーマに日程を組んできたが昨年まででほぼ達成。今年は流氷に加え、訪れたことのなかった温泉地で温泉を中心とした滞在を楽しむことをプランに加えた。

４泊５日の日程のため５回に分けて投稿します。

初日は函館空港から途中、大沼公園を観光し洞爺湖温泉に宿泊する日程。

初日
羽田空港6:55～函館空港8:15/～函館　【函館朝市】など
函館10:49～大沼公園11:36
大沼公園12:49～洞爺14:10/14:18～洞爺湖温泉14:33頃
乃の風リゾート宿泊

エリア 北海道

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 高速・路線バス 観光バス JALグループ JR特急 JRローカル 徒歩 AIR DO
• 旅行の手配内容: 個別手配

2月の北海道旅行も5年目を迎えた。
今年も流氷を狙いつつ、これまで宿泊したことのない温泉地を中心に宿を決め、滞在も楽しむというプランを組んだ。

早朝の羽田空港、この日は雨が降っていた。

まずは函館空港を目指す。
関東の天気はぐずついていたが、雲の上を抜けると青空が広がっている。

函館はもうすぐ。この高さだと五稜郭の星形がバッチリと写真におさまる。
残念ながら今日の天気は曇時々雪。
冬の北海道なので太平洋側を除き、天気が崩れるのは仕方がない。

飛行機は定刻通り函館空港に到着。
函館空港からは連絡バスで函館駅に。
ダイヤ上は20分で到着する設定だが、だいたい25分くらいを見ておくとよい。

まずは函館朝市で海鮮丼の朝食をとる。
結構いろんな店に入っているので、行ったことのない店を探す。

浪漫亭というお店に入る。
クチコミのエントリがなく、ネットで検索しても店の場所が特定できなかった。

食事の後は一応観光。
晴れていれば日中の函館山展望台からの眺望などを検討していたが、天気は曇。

そもそも函館にはよく来るがじっくりと町中を回ったことがあまりない。
そこで、今回はベイエリアから函館山に向かって伸びる坂をめぐってみることにした。

ちなみにこちらは基坂。明治時代に里数を測る基点となる「里程元標」が立ったことからこの名前が付いた。

基坂は上がらず、そのまま港沿いを歩いていくと新島襄海外渡航の地碑。
１８６４年、21歳のとき新しい知識を求め、国禁だった海外渡航をくわだてアメリカへ渡るため箱館へ来て、ここから海外脱出を決行したとされる。

新島襄海外渡航の地碑 名所・史跡

その後いろいろな坂をふらふらとする。
こちらは幸坂。明治8年、坂下の湾を埋め立てた場所が幸町という名前だったことからこの名前が付いた。

幸坂 名所・史跡

坂めぐりをしつつ、異国情緒漂う教会群などの建築物を見学する。
こちらは旧ロシア領事館。幸坂を登っていった先にある。明治43年建築

つづいて旧函館区公会堂。明治４３年建築。
内部も見学できます。市民の集会場的な役割を果たしたみたい。

大三坂を下って函館駅方向に戻ります。
石畳の道が独特である。
教会群もある。

大三坂にあるカトリック元町教会。
とがった屋根の大鐘楼が特徴。国内では最も古い歴史を持つ。

他の坂や建築物も見学したがこのあたりとする。
函館駅から次の目的地に。

駅舎は１年後に開業を控える北海道新幹線がデザイン。
いよいよ北の大地に新幹線が走る。

さて、次の目的地は大沼公園。
新幹線とは対照的な昭和の気動車でローカル線の旅をします。

約５０分で大沼公園駅に到着。
天気も曇っているし何度も来ている場所。サクッと散策する。

まずは小沼へ。大沼に比べると観光客は少ないというか誰もいなかった。
遊歩道も設けられているので大沼同様に沼を散策できる。

過去に１０月に来たことがあり、その時は紅葉が美しかった。

続いて大沼に移動。見渡す限り凍っている。
柵の向こうは本来沼地である。
晴れていれば正面に駒ヶ岳がみえるのだが今日の天気では無理か。

大沼には島めぐりの遊歩道が設けられている。
この時期は一面雪だが、一応雪かきがしてあるので散策が可能。
歩く。

橋の付近は傾斜も急になる、雪で滑らないように注意。
ツルツル路面である。

散策路と書かれた標識も半分くらい埋まっています。
一応足跡がたくさんついているので遭難する心配もありません。

雪の中の森を歩くのはいかが。

散策路はいくつかのコースに分かれている。
さすがにあまり人が行かない場所は雪に埋もれていた。写真正面の階段もステップに雪がたまり登るのが怖い。

散策路を歩ききるといったん車道に出ます。
すぐ横を線路が通り、タイミングの良いことに特急列車が通過した。

車道から駅に戻らずに反対方向に。踏切を渡ってすぐのところには白鳥台セバットがある。ここは冬でも凍らないので、白鳥が羽を休める。

駐車場もあって、夏の時期は観光バスも停車していた。

踏切からは大沼公園駅が見える。
大沼公園駅に停車する普通列車。北海道各地で見られる車両。北海道のローカル旅といえばこの列車で旅することだったが、老朽化も進んできた。
この車両が見られるのもあと数年程度になるかもしれない。

大沼公園をあとにし、今日の宿泊地洞爺湖温泉を目指す。

大沼公園駅 駅

大沼公園駅からは約１時間３０分で洞爺駅に。
洞爺駅からはバスを乗り継いで約２０分、洞爺湖温泉に到着。
まだホテルに入るには早いのでまずはサミット記念館を見学する。

バスターミナルが入る建物と同じフロアにあるサミット記念館。
洞爺湖サミットが行われたのは２００８年。当時の記録を伝える施設だ。

施設内にはサミット参加国の国旗が並ぶ。
こちらは共同記者会見場か。

こちらは実際に会議に使用されたテーブル。
実際の会合はザ・ウインザーリゾートホテルという高級ホテルで行われた。

実物展示とサミット前後の地域をはじめとする人たちの取り組みなどの展示がされていた。

サミット記念館に併設し洞爺湖有珠山ジオパークをテーマに周辺の自然や火山などの紹介パネルを展示していた。

サミット記念館の後は金毘羅火口災害遺構散策路付近を見る。
２０００年の噴火の爪痕を伝える歩道。
ただし冬季閉鎖中、いつか訪れたい。

今日は金毘羅火口災害遺構散策路そばにある火山科学館を見学しホテルに入る。
有珠山の噴火の歴史や防災への備え、避難生活の様子など様々な角度から勉強できた。

洞爺ビジターセンター 火山科学館 美術館・博物館

噴火により壊された自動車など生々しい。
災害の怖さを学び教訓とすることができる。

映像資料も充実。
噴火の歴史や噴火したときの様子など学習できる。

そして足元には噴火によりゆがんだＪＲ室蘭本線のレールを展示。
有珠山の噴火は一定周期でやってくる。この地で生活する人たちにとっては少しでも被害を軽減する減災を進めていくために、メカニズムを理解し、備えをしておくことが重要だと感じた。

洞爺湖で２つの博物館を見学した後は洞爺湖を眺めつつ温泉街を散策。
洞爺湖岸には遊歩道があり湖が間近に見られる。

こちらは夜間ライトアップされるトンネル。
夜にも来てみようと思う。

日が暮れる前に今夜の宿にチェックイン。
温泉は金色の湯でかけ流しではなかったが最上階にある露天風呂は格別。
洞爺湖を眺めながらの入浴は寒さを忘れるほど最高だった。

ザ レイクビュー TOYA 乃の風リゾート 宿・ホテル

さて、夕食はビュッフェスタイル。
このホテル、野口観光グループのホテルで系列ホテルの中でもちょっとおしゃれな部類。
料理も目移りしてしまうくらい食べたいものがいっぱい。
バイキングは危険だ。

ということであれもこれもいただき、こだわった料理の数々を堪能した。

ホテル館内は非日常を感じさせる凝ったデザイン。
いいホテルに宿泊できたと感じる。

さて、夕食の後はイルミネーショントンネルなど温泉街を歩いてみよう。

こちらはホテルから洞爺湖に向かう道路のライトアップ。
湖は見られないが、とてもきれいな装飾だ。

そしてイルミネーショントンネルに向かう。
様々な色の電球が点灯してきれい。

大小さまざまな色のイルミネーションのトンネル。
確か２０時から点灯する。

４０万球以上の電飾で彩られたイルミネーショントンネル。
延長は７０メートルくらいだったか。幻想的な空間を味わえます。

食後のちょっとした散策に。
寒いので暖かい格好でどうぞ。

温泉街にイルミネーションを堪能し、ホテルに戻る。

天気には恵まれなかったが初日が終了。
温泉に夕食に施設に満足のいくホテルで初日から順調。

明日は一気に道東地方に移動。これまで宿泊歴のないおんねゆ温泉に宿泊する。硫黄泉のかけ流しの宿らしい。