201507北海道旅行 第27回 ５日目【留萌】

2015/07/23 - 2015/07/23

5日目。当初、帯広でバイクを借りガーデンめぐりを予定していたが、１００％雨予報。早々にあきらめることに。全道の天気予報を見ると留萌などの日本海側ならば雨にあたる心配はなさそう。今日の宿は札幌のため、周辺地域ならば計画の代替が可能。ということで、存廃問題が浮上した留萌本線に乗って留萌駅周辺の観光をすることにした。

5日目
夕張8:30～追分9:34/10:05～札幌10:51/12:00～深川13:05/13:23～留萌14:19
留萌18:10～深川19:11/19:14～札幌20:20　札幌東武ホテル宿泊

エリア 北海道

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩 バイク AIR DO
• 利用旅行会社: JTB

5日目。夕張のホテルマウントレースイの朝食。
さすがに夕張メロンは出なかったが、特製のメロンパンなど気の利いたラインナップでいただく。

ホテルをチェックアウト。
予定では帯広に向かいガーデンめぐりをしようかと思ったが、雨予報。
天気予報を見れば日本海側、留萌地方に晴マークが。

留萌本線沿線の観光も今後アクセス面でどうなるかわからなくなるということで予定変更し、留萌に向かう。

追分駅 駅

留萌へのアクセスとなる留萌本線はこちら深川駅が始発駅。
函館本線の特急停車駅では旭川駅の一つ手前の駅である。

留萌本線を利用するのは2010年以来。
あまり注目のエリアではなかったが、いよいよＪＲが路線整理の検討に着手した様子が見られ、留萌本線も先行きどうなるかわからない。
鉄道がなくなると観光地へのアクセスが厳しくなる。

深川駅をでたあとの車窓から。
昔、社会の授業で石狩平野は稲作が盛んと習ったがまさにその通りの風景。

秩父別町の中心駅。柱に掲示された駅名プレートの主張がすごい。ここでは2～3人の乗降があった。

秩父別駅 駅

1両編成の列車の半分程度のホームしかない駅。

真布駅 駅

留萌駅に到着。
データイムとはいえ降車客数人のみ。広い駅構内はかつては利用者でにぎわっていたことを示しているかのようだ。

留萌駅 駅

駅舎も立派。留萌振興局の中心駅の風格を感じる。

というわけで駅前にある観光案内所で自転車を借りて市内観光開始。
青空も広がり、予定変更成功といったところか。

と思ったら青空は駅周辺だけだった。

青空での風景写真が撮れるかと思ったのにこれは残念。
国道231号線を増毛方面に南下中。

しばらく進むと、礼受牧場への案内標識を発見。
標識に沿って左折する。

左折後は上り坂となった。
きついが牧場まではもう少し。

高台を利用して風車が回っていた。

礼受牧場に到着。
小さな売店があってソフトクリームなどが食べられる。

こちらの施設では高台から日本海の眺望が望める。
曇り空なのが残念だ。

曇り空とはいえ、今日はかなり蒸し暑い。
涼を求めて売店でソフトクリームをいただくことに。

北海道で食べるソフトクリームはこくがあっておいしい店が多い。

天気の方は雲がかぶり残念であった。
次の目的地に向かおう。

日本海に沿って進む。

次は千望台という展望台。
これまた上り坂をのぼらなければならない。

もはや上りをこぐ体力もなく、押して歩くことに。

帰りは楽だが登りは徒歩の方が早いペースで何とか千望台に。
相変わらず雲は多く、おまけに霧も発生している始末。

あと少し標高が高ければ霧の中の眺望となるところだった。

海抜180メートルから留萌の市街地の眺望が得られる。
今日はちょっと雲が重たい。

晴れていれば良かったが次の目的地に行こう。

千望台 名所・史跡

千望台をあとにし、最後は黄金岬。
夕日の名所とのこと。
天気的に夕日は無理そうだ。
おまけに夕日を見るには自転車の返却時間や留萌線の時間などいろいろ制約があって厳しい。

広大な日本海の風景。羽幌方面の海岸線を望む。

徐々に青空が見え始めてきており、もしかしたら天気が回復するのではという期待を込めていったんここを離れる。

黄金岬 (留萌) 自然・景勝地

黄金岬の向かいには海のふるさと館という施設がある。
ここを見学して天候の回復を待つ。

留萌の産業など地域学習。漁業でにぎわった歴史のある町である。
留萌漁港をはじめとする町の歴史や生活、縄文期の出土品など幅広い充実した博物館。これが無料なのはすばらしい。

札幌からも近いし、賑わいが創出されるといいなと感じる地域。ちなみに札幌からの公共交通でのアクセスは高速バスがＪＲに勝っている模様。

海のふるさと館 美術館・博物館

さて、海のふるさと館での見学を終え、外に出ると青空が広がっていた。
狙い通りである。

海の科学館、見ごたえのある立派な施設だった。無料。

この方角は曇っているが、これからほしい風景は海側の景色。
海側の天気が回復してよかった。

改めて黄金岬を撮影。
青空のもとで撮る風景はきれいである。

太陽も出てきた。
夕日も狙えるかもしれない。

が、夕日まではいられないので後にします。
自転車を返す時間も迫るし、留萌本線の本数も限られているし。

戻りは道道22号線をぐるっと回って駅に向かう。
こちらはデザイン灯台。留萌港湾事務所の先の海岸にたっている。

青空が広がってきたので海の色もきれいに。
羽幌方面を一枚とってみる。。

こちらが自転車を借りた場所。お勝手屋、萌。
土産物屋も兼ねており、なかなか訪れなかった場所だけに土産品も新鮮。

いろいろ買い込んで留萌の地から離れることにする。

お勝手屋 萌 (留萌観光案内所) お土産屋・直売所・特産品

来るときも思ったが留萌駅の構内は広い。ＪＲの資料によれば深川と留萌間の輸送密度は昭和50年度は2245人だったのが平成26年度は177人。輸送密度が10分の1以下に減り、いつしかオーバースペックになったのだろう。
留萌市によれば26年度の1日平均乗車人員は55人とのこと。構内にはみどりの窓口もあり、待合室もあるなど地方の中心駅のイメージ通りの駅なのだが。

留萌駅 駅

終点深川駅に。乗客は10名ほど。途中乗降客が全くおらず、通学需要も見られなかった点が厳しい。定期利用者がいないことには、少なくとも自分のような観光客が利用したところでほとんど足しにならないだろうし。

深川駅 駅

できる限り北海道の鉄道が失われないよう祈りつつ今日の旅を締める。

今日の宿は札幌。すすきの方向の創成川沿いにあるホテル。
狸小路商店街にも近いのでこちらで札幌ラーメンを味わうことに。

炎神別邸 札幌 瑞 グルメ・レストラン

札幌を拠点に行動すると、天気が崩れてもある程度変更がきく。
今回、札幌や札幌周辺に宿をとったのは、日程を柔軟に変更するため。

過去7月の北海道旅行は雨が多かった経験も踏まえたものである。

フェアフィールド バイ マリオット札幌 宿・ホテル