2013/01/06 - 2013/01/21
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motogenさん
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ラオスの山々、そこに暮らす人々、ルアンパバーン、ラオスの田舎町、旅の目的は女房にそれらを見せてあげること。
その出発点はチェンライだ。
そのチェンライに長距離バスで向かいます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
-
スワナ空港からバンコク市内へは、いつもの通りシティラインで向かった。
目指すホテルはブティックレジデンス。
終点駅の一つ手前、ラチャプラロップの近くにあり、歩いて10分もかからないだろう。
宿泊料金も1900円ほどと、この立地条件にしては格安だ。
利用者評価の『寝るだけと割り切って泊まるなら特に問題ないと思います』を了解してネット予約してある。
(画像はブティックレジデンスの部屋) -
到着すると簡素なチェックインで部屋のキーを渡された。
もちろん案内もなければ荷物運びもない。
私にとっては好都合。
身分不相応なサービスはこちらを萎縮させる。
部屋に入ってみれば、寝るだけと割り切るなんてことはなく、小型の冷蔵庫まであるではないか。
おまけに色彩もおしゃれで綺麗だ。
私は大満足し、女房にたずねてみる。
「評価は低かったけど、いい部屋だよな。
みんなの評価はどうなっているの?」
「あんたは普通のホテルに泊まったことないからね。
みんなが泊まるホテルっていうのは、洗面台はもっともっと広くてピカピカだし、ゆったりしたバスタブはあるし、窓の外を見れば素敵な景色。
普段の生活では味わえないようなリッチな気分にさせてくれるのよ。」
「・・・・」
「でも私はいいよ。
貧乏旅行と決めているから、これで十分満足してる。」
(画像は翌朝、チェックアウトの直前) -
翌朝は早起きし、通勤ラッシュで渋滞しないうちにタクシーで北バスターミナルに向かった。
(画像はブティックレジデンスの前) -
チェンライ行き長距離バスのチケット売り場を探す。
数社の会社がバスを走らせているようで、それぞれ場外に並んでいる。
チェンライの北にある国境の町メーサイが終点のようだ。
利用したことのあるバス会社のチケットを購入する。
チェンライまでの所要時間はおよそ10〜11時間。
片道630バーツ、この頃は1600円ほどだった。 -
朝食はターミナルのクーポン食堂。
ガラスケースの中に並んでいる惣菜をご飯にかけてもらう。
さてさて、どんな味だろう?
とこれが楽しみ。
二人分で75バーツ。 -
バスはもう来ているはずとチケットに書いてある場所に行く。
少し待つとバスがやってきた。
指定席に座る。
足元も広くシートを倒せば寝ることもできる。
おかま風の車掌さんが水とお菓子を配ってくれた。
いざ出発。
(画像は北バスターミナル) -
一人の時は夜行バスに乗ることが多いのだが、夜は景色が見えないという女房の要望に応えて、今回は朝立ち夕方到着の便にした。
なるほど、これもいい。
シート位置の高い窓からから眺めると、面白そうなことがたくさん見える。
飛行機を利用したこともあるのだが、バスの楽しさを知ってからはほとんどバスに切り替えた。
飛行機は効率的な移動手段としての価値はあるものの、町や村や人々の生活が見えない飛行機では、旅の楽しさを味わえないと分かったからだ。
(画像はバスターミナル) -
タイの主要幹線道路はほとんどが中央分離帯を備え、片側が2〜3車線以上あり、その外側にさらに車線を拡張できる余地を持っている。
郊外に出れば交差点もなく、信号もなく、あるのはまっすぐに伸びる一筋の道。
100km以上のスピードで走る車も多く、事実上の高速道路となっている。
そんな道路を3〜4人乗りのバイクが一緒に走り、農耕車がトコトコ走り、サイドカー型の屋台が走る。
高級ドイツ車が快走すれば、50年前のナンバーもないポンコツ改造車も走っている。
おまけに人が歩いて横断しているのも笑えてくる。
日本の高速道路のように遮音壁などないものだから、窓いっぱいに風景が飛び交い、人々の姿も丸見えだ。
長い時間走っていてもそれほど飽きないのは、そのためなんだと気がついた。
(画像は休憩所となったドライブイン) -
バンコクを出発したバスは、サラブリーの町を通りロブリーを通り、ピサヌロークを目指して北上していく。
途中のドライブインに寄って昼食トイレ休憩だ。
チケットに食事券が付いていて、簡単な庶民料理が提供された。
タイ人になった気分になる。 -
-
ウッタラディットからラムパーンにかけての山越えを終え、パヤオを通過する頃にはあたりは薄暗くなり、チェンライに到着すると西の空も真っ暗になっていた。
標高が高くなってきたせいか、空気が冷やっこい。
(画像は到着したチェンライのターミナル) -
チェンライの新しいバスターミナルは街の南はずれにある。
街の中心部行きのソンテオ(トラック型の乗り合いバス)が待っているはずなのに、この日は一台も姿がない。
一緒に降りたタイ人たちは、迎えのバイクやトラックに乗って、どこかに行ってしまった。
しかたなくトクトクをチャーターしてゲストハウスまで走らせた。 -
『Orchidsゲストハウス』
旧バスターミナルやナイトバザール会場に近く、時計台や市場にも近いという立地条件が気に入っている。
手ごろな料金(500バーツ)、居心地の良さから、何回も利用したゲストハウスだ。 -
エアコン、ファン、温水シャワー、テレビ、Wifiと基本はそろっていて特別困ることはなし。
(画像は翌日撮影したもの) -
コーヒー、紅茶などはセルフサービスで無料。
受付の娘さんは流暢な英語を喋り、愛想もよい。
(画像は翌朝、受付事務所の前で) -
荷物を整理すると、ナイトバザールに急いだ。
チェンライで私が一番気に入っているのが、このナイトバザールの雰囲気だ。
庶民的で親しみやすく、タイを感じられる。 -
あちこち見て回った。
山岳民族の売り子が民芸品や民族衣装を並べている。
手作りとしては安いものばかりだ。
気になるみやげ物もあったが、荷物が増えるのを気にして買うのは控えた。 -
食事広場を賑わせている人たちは、観光客も多いけれど、タイ人の家族連れや友人グループの方が圧倒的に多そうだ。
周囲の店から料理を調達してきて、お喋りしながらチェンライの夜を楽しんでいる。 -
野外ステージには、踊り娘や演奏者が代わる代わるに登場してきて、場の雰囲気を盛り上げている。
-
チェンライのナイトバザールに来ると、私はほっとする。
これに比べてチェンマイのナイトバザールは少し居心地が悪い。
チェンマイの店の多くは観光客を対象としているようで、外国人価格や、洋食系の食べ物屋が多すぎる。 -
田舎物の私にはチェンライが似合うようだ。
-
たこ焼き屋の屋台が出ていた。
おばさんが片言の日本語で私たちを呼び止める。
かわいらしい娘さんたちも手伝っていて愛想が良い。
私のつたないタイ語も少し通じた。
仲良し気分になってきて、たこ焼きとお菓子がこの夜の夕食になってしまった。 -
地元の人たちと仲良しになれるのは、たとえわずかな関係だとしても、心があたたかくなるものだ。
旅の喜びはこういった瞬間にあるように気がする。
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この旅行記へのコメント (1)
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- trat baldさん 2015/11/21 11:08:05
- たこ焼きトラートにも一軒だけ有る。
- motogenさんを大好きな理由、1僕以上の怖いもの知らずで失敗が楽しい、2わざわざ手間のかかる旅をする、3セントレア友の会(少数派なんですよ)
何より奥さん同伴でしかも奥さんもmotogenさんと同類項(^o^)
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