2013/01/06 - 2013/01/21
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motogenさん
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その10からの続きです。
タムチャン洞窟の岩山から見つけた熱気球の飛び立つ姿。
それを追ってバイクで走りました。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 徒歩 バイク
-
夕方になる前にタムチャン洞窟に行ってみた。
赤いつり橋を渡る前で入場料(50円ほど)を払うが、洞窟に入るのにも入場料(220円)が必要となる。
川の西側は国立公園で、その入場料と、洞窟の入場料は別なのかも知れない。 -
橋を渡って洞窟のある岩山に向かう。
公園らしく手入れされている。 -
その途中に飲み物や焼き芋を売っていた子供がいた。
子どもだけで営業?
ひときわ可愛らしく見える。
何か買ってあげたいが、欲しいものがない。 -
洞窟入り口は役人が管理しているらしく、徴収態度は事務的で尊大だ。
洞窟の入り口は岩山の上部にある。
夕方が近いので人は少ない。
「昔の私なら登れなかったけど、体重減ったから大丈夫。」
と女房は言うものの、息を切らせて登っていく。 -
登りきった先に、ぽっかりと開いた洞窟の入り口がある。
ここで線香を売っていた子供がいたはずなのに、今日はいなかった。
夕方近くだから、もう家に帰ったのだろう。 -
洞窟に入る。
このために用意しておいた懐中電灯を取り出すが、洞窟内は照明がしてあって、それほど必要ではなかった。
洞窟は冒険の場だと期待している私はがっかりする。 -
歩く床はコンクリで固められていて、整備され過ぎだ。
通路は二股に別れていて、一方は外壁に飛び出している展望台へ、もう一方は奥にある仏様が祭られた広い空間に通じている。
広い空間のそこから先には、水の溜まった池があって真っ暗。
懐中電灯の光も闇に吸い込まれて何も照らさない。
そこが実質行き止まり。 -
展望台で外の風を浴びた。
涼しい。
見晴らしは素晴らしく、山々に取り囲まれた田園風景が広がっている。 -
国道を車が走っている。
田畑で動いている人たちの小さな姿もある。
白い雲がぽかりぽかり。 -
下方には先ほど渡ってきた赤いつり橋とソン川があり、その向こうにはバンビエンの町らしきものが見える。
-
アンテナや鉄塔が立っているから、あれが町に違いない。
よく見れば赤い屋根が、日に反射して輝いている。 -
あれっ、あれは何?
田んぼの中に人が群れ、ごちゃごちゃ動いている。
変わった形の作業車もいる。
赤い大きな布が広げられ、少しずつそれが膨らみ始めた。
気球だ。
気球に違いない。 -
あっ、気球が浮いた。
かごに人が集まりだした。
私たちの背後に、家族連れや欧米人もやって来て、気球の準備作業を一緒に眺めていた。
すると役人がやって来て、この洞窟を閉じる時間になったから、すぐに外に出るようにと私たちを追い立てる。
もっと見ていたかったのに、すごすごと洞窟を出るはめになってしまった。 -
洞窟のある岩山の下部にも小さな洞窟があって、湧き水が清流となって漏れ出し、澄んだ池を作っている。
大きな魚が住んでいるが、それをチラッと覗いただけで、気球が飛び立った場所を目指してバイクを急がせた。
気球はすでに空中に浮きあがっている。 -
気球の飛び立った地点は、上から見たのとは違って、どこなのかよく分からなかった。
あてずっぽうで走り回ると、女の子たちと出会った。
飛び立った場所を聞いてみる。
言葉がうまく通じない。
しかし、恥ずかしがっていた少女たちもしだいに快活になり、手振り身振りで何とか理解できるようになった。 -
話してみると、楽しい少女たちだった。
少女たちによると、気球は北に向かって町よりかなり遠くまで飛んでいくらしい。
飛び立った場所を教えてもらうが、そこにはトラックが止まっているだけで、もう何もなかった。
二つの気球が、町の北方に漂っていた。
一つはかなり高い場所に、もう一つは町の屋根からそれほど離れていない低空に浮いている。
その気球を追って北に向かった。 -
国道を走る。
ルアンパバーンからバスで来た道だ。
舗装はされているが、道路端は滑りやすい赤土がたまっていて、滑りやすい。
気球は道路より西方200m付近を飛んでいた。
いつの間にか一つだけになっていて、低空を漂っていたもう一つは消えていた。
気球を横に見ながら走っているが、もうかなりの距離を走ったはずだ。
ガス欠が心配になる。
町からすいぶん離れ、行く手には高い山が見えている。
ふいに気球が高度を下げ始めた。 -
国道から離れて脇道に突入する。
砂利道だ。
道はあっちこっちと分岐していて、迷路のようになっていた。
気球はどこに行ったのだ。
林に囲まれて見えない。
砂埃を巻き上げて農作業車が走っていた。
その後についていく。 -
気球を見つけた。
すぐ目の前で火を噴いている。
しかし気球は素直には降りてこなかった。
着地する手前で再び上昇したり、いじいじと移動している。
早く降りてこい。
私はじれた。 -
気球はある程度操縦できるものなのだろうか。
単に風任せではないようだ。
あっちこっちと場所をずらして、最善の着陸点を探している。
全て風任せなら、こんなことができないはずだ。 -
気球に乗っている人たちの顔が肉眼で見える。
声をあげ、手を振っている。
時々ゴォーっとバーナーが火を噴く。 -
やっと気球が着地して、乗客が降ろされた。
欧米人の中に中国人も混ざっていた。
気がつくと出迎えの友だちもやって来ていて、互いに抱き合っている人もいる。
はしゃぎながら私たちの前を通り、用意されているミニバスに向かっていった。 -
それを見届けて町に帰ることにした。
すっかり寒くなっていた。
風が冷たく、腕や脚がぶるぶる震えた。
でもいいものを見たと思った。
遠かったけど、走って来て良かったと思った。
背中の女房の身体が温かかった。 -
翌朝、早起きをした女房が一人で散歩に出かけ、部屋に戻ったとたん
「坊さん達の托鉢を見たよ。」
と息せき切ってその画像を見せてくれた。 -
近くのお店の軒先で、食事をしているインド好きのご夫婦にも出会ったと言う。
旦那さんは薬を飲むと2時間ほどで熱も引き、今朝は食事ができるまでに回復し、このままバスに乗ってバンコクに向えると、丁重にお礼を言われたらしい。
予定していたビエンチャンはパスするそうだ。
するともう会えないなと、少し寂しくなった。
私たちは昼前の別のバスで、ビエンチャンに移動する予定となっている。 -
托鉢を見に出かけた。
坊さんたらはまだ托鉢を続けていた。
路上では、近くの農家のおばさんたちによる朝市が開かれていて、野菜や川魚、鳥などが並べられていた。 -
買いに来ている人は地元のおばさんたちだ。
これらの野菜や魚が、この日の食卓に並ぶんだろう。
昼間は観光客で賑わうこの通りも、朝は地元民の生活通りとなっていた。 -
豆乳と揚げパンを買ってゲストハウスに戻り、朝食にした。
熱々のビニール袋に入った豆乳は、こんな朝には格別うまい。
かりんとう型の揚げパンもいい。
私の大好物の一つだ。 -
チェックアウトを終え、ゲストハウスの前で待っていると、迎えのソンテオがやって来てバスターミナルまで連れて行ってくれた。
これからラオスの首都ビエンチャンに向かう。
その12に続きます。
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この旅行記へのコメント (6)
-
- trat baldさん 2015/12/08 18:50:04
- 偶然の一致!
- 琵琶湖湖畔で熱気球のイベントが有りUPして下さった方が有りました、熱気球ってもの凄くデカイんですよね。
よくラオスの超田舎に有りましたね、軍の規制なんかは無いのかしら?
洞窟の事ですが観光地でなくても外国人からはボッタくりますね!
- motogenさん からの返信 2015/12/08 20:07:07
- 熱気球
- ありがとうございます。
日本で700円なんて、たいしたことないんですが、バンビエンのゲストハウスの1泊分、食事代としては2人で2回分です。
そう思ったら、ふざけるなと頭にきました。
10円とか20円のものを売って、一生懸命働いている子どもだっているんだから。
この気球を見てしばらくしたら、エジプトだったか忘れましたが、熱気球が燃えて落ちましたね。
タイでよく見る熱気球型の灯篭みたいな火の玉(トーマイファイといったかな?)を上げている現場を見ましたが、あれも時々失敗して燃えますね。
高所恐怖症の私は、絶対に乗りません。
-
- アリヤンさん 2015/12/08 11:01:16
- カップルで楽しむタビ
- お若いお二人で自由なバジェット旅行。
ラオスに魅せられた様子、いいですネエ。
ドンドンいろんなところに行って欧米人に負けないような穴場を見つけて、欧米人の道案内的な存在になって下さい。
東南アジアの穴場情報はほんとは日本人なんかが発信すべきだと思っています。
これからの旅行記、楽しみにしていますよ。
- motogenさん からの返信 2015/12/08 16:23:46
- RE: カップルで楽しむタビ
- ありがとうございます。
アリヤンさんのフィリピン・ボコス村を知って、私の堕落を痛感しました。
旅行を始めた頃は、未知への冒険旅行を夢みていたのに、楽な方に、安易な方にと流されていました。
初心に戻り、心を入れ替えて、アリヤンさんにあやかりたいと決心しました。
もう歳ですので、アリヤンさんのような凄い旅はできませんが、元気なうちにやれる範囲で頑張ってみます。
棚田といえばサパという声が聞こえますが、フィリピンの方が観光地化が進んでいないようで、面白味がありそうですね。
よろしくお願いします。
- アリヤンさん からの返信 2015/12/08 16:31:08
- RE: RE: カップルで楽しむタビ
- > もう歳ですので、アリヤンさんのような凄い旅はできませんが、元気なうちにやれる範囲で頑張ってみます。
motogenさん、
当方の旅行記を読まれたらわかると思いますが当方夫婦はあわせてもう約140才くらいですよ。
「もう歳だ」と思ったらそこでもう終わりだと思います。
夢はもっと先の方に持ってくださいネ。
期待しています。
- motogenさん からの返信 2015/12/08 20:22:00
- RE: RE: RE: カップルで楽しむタビ
- ありがとうございます。
そのことも、大きな励みです。
頑張ります。
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