2013/01/06 - 2013/01/21
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motogenさん
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そき8からの続きです。
やっとバンビエンに到着しました。
私にとってここは3回目。
ドキドキするよりも、懐かしい思いがしてきます。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
-
バンビエンには、お昼過ぎに到着した。
バスはビエンチャン行きだったようで、町の中心に一番近い国道に私たちを降ろし、そのまま過ぎ去っていった。
滑走路跡を横切ってゲストハウスに向かう。
滑走路といっても、砂利や小石が敷かれただけの川原のような広場だ。 -
バンビエンはベトナム戦争当時、アメリカ空軍によって作れた基地の町だという。
町はその滑走路跡とソン川に挟まれた狭いスペースにある。
南北に長い町だ。
(画像はこの町を南北に走るメイン道路) -
その生い立ちのためなのか、町には欧米人の若者が集まっていて、弾むような音楽を響かせているカフェやビアバーやレストランが軒を並べ、深夜まで煌々と明かりを絶やさない。
よく言えば活気があり、別の言い方をすれば騒々しい町だ。 -
対照的に、川を渡った西側には石灰岩のごつごつした岩山がいくつも並んでいて、ちょっとした水墨画の世界を連想させている。
民家もまばらで、住民の姿もほとんどない。 -
夕暮れ時には、赤い空に岩山の黒いシルエットが浮き立って、目の前が巨大な影絵のような情景となる。
そしてそこはアウトドア・スポーツの場で、バイクや自転車に乗った観光客が、川を渡って出かけていく。 -
『Dokkun Guest House』はレストランやビアバーの密集している町の中心にある、コストパフォーマンスの高いゲストハウスだ。
空き部屋もあった。
中庭の奥にある新しい棟のキーを手渡される。、
わりときれいな部屋で、もちろんホットシャワー、TV、エアコン、無線ランまであって700キップ(800円)と、私は満足している。 -
以前にも宿泊したが、今回も同じ2階の部屋だった。
共用テラスが私たちの部屋のまん前にあって、自分たち専用として使えてしまう。
涼しい風が吹いていて、休憩や簡単な食事はここが好都合。 -
ゲストハウスは旅行代理店も兼ねていて、バスの手配からトレッキングツアーの手配もしてくれる。
両替も洗濯もバイクの貸し出しも、全部ここでできる。
片言英語の私にも丁寧に対応してくれた。 -
ソン川に降りて、木の橋を渡ってみる。
この町に来るのは3回目となるが、バンビエンらしくてここが一番きな場所だ。 -
橋は歩行者用の心もとない橋で、歩くとみしみし揺れ動くのに、時々バイクや自転車も渡っていく。
人は端っこに寄って道をゆずることになる。
板が抜けそうで手すりにつかまるが、手すりも壊れそうで、身を硬くしてバイクが通り過ぎるのを待つ。
バイクの人はもっと怖そうに思うのだが、平気な顔で通り過ぎていく。
わずかなミスで川に転落するというのに。 -
渡った先にはゲストハウスらしき宿泊施設があるだけで、民家などは見えない。
ゲストハウスには洗濯物が干してあって、人の騒ぐ声が聞こえてくる。
時々地元の人たちが渡っていくところを見ると、奥には小さな集落でもあるのだろう。
以前探検したことがあったが、背の高い草に囲まれてすぐに引き返した。 -
川ではカヌーを漕いだりタイヤを浮き輪にして遊ぶ人たち、水遊びをする人たちがいて、楽しそうだった。
野外レストランもあってたくさんの人が休んでいた。
リゾート地は私の趣味に合っていないが、ここはどこか違っていて好感がもてる。
轟音を撒き散らして駆け巡る水上バイクや、嬌声をあげるバナナボートの姿がないのが良い。
ガンガン鳴り響く音楽がないのが良い。 -
周囲ののどかさと、そこて遊ぶ人たちが調和していて、ビーチのリゾートとは空気感が違う。
日が照っていても、標高が高いのカラッとしている。 -
街中をぶらついたあと、夕方になって、再びこの橋を見に行った。
夕日が山に落ちかかる時だった。 -
カメラを構えた人が集まっていた。
ボートの上から西の空を眺めている人もいる。
橋の上にたたずんでいる人もいる。
みんな同じ夕日を見つめ、口を閉ざし、空の色を楽しんでいる。
静かに一日の終わりを惜しんでいるかのようだ。 -
私の家の西側は小高い雑木林になっていて夕日が見えない。
だからなのか、赤く染まる雲や、西の空に沈んでいく太陽が、宝物に見えてくる。
空はこんなにきれいだったのかと、感嘆の声をあげてしまう。
それは女房も同じだ。 -
石灰岩の岩山や、遠くの山や木が、そして人の姿も単色に近づいてきて、川面だけがピンクに輝いている。
もうすぐ日が暮れてしまう。 -
レストランが並ぶ通りに出かけて、夕食をとることにした。
通りに面したテーブルに座わり、注文を選んでいると
「日本の方ですか?」と店の中から声がかかった。
歳の頃は、40前後だろうか。
日に焼けたやんちゃな顔つきで、現地人かと思わせたが、れっきとした日本人だった。 -
話を聞くと、近くで日本食レストランを始めたという。
この店のオーナーを「おやじさん」と呼ぶほどに慕っていて、今夜は自分の店は暇にして、遊びに来ているらしい。
若い頃はずっと中国に没頭していたが、10年ほど前にバンビエンにやって来てオーナーと出会い、息子同然になってしまったと笑う。
おやじさんの手伝いをしながら料理を学び、バンビエンに居ついてしまって10年、日本食レストランを出すまでになったらしい。 -
中国語もラオス語(タイ語)もぺらぺらだった。
「ラオス語や中国語、どうしたらそこまで上達できるんですか。」
と聞いてみた。
「半年も現地の人の中にいると、ある時点で急に、周りの人たちの発音がはっきり聞き取れるようになるもんなんです。」と言う。
「その間、自分の中に理解できる単語が増えてくるじゃないですか。
そこで、思い切って、何か言ってみるんですよ。
するとね、相手から反応がある。
反応があって嬉しいから、また他のことを言ってみる。
するとまた反応が。」
相槌をうちながら、しだいに話に引き込まれていく。
「朝、起きてね、最初に日本語を聞いてしまうと、その日はだめなんですよ。」
「えっ?」
「頭の中が、日本語になってしまうんです。
相手の発音が、スーッと頭の中に入ってこない。
何とかして頭を外国語に切り替えないと、だめなんです。」
頭の中がラオスになる・・
すごい話だと思った。
(左から、この店の跡継ぎ息子、日本人、女房、この店の嫁さんと子供) -
そんな話を聞いているうちに、インド好きのご夫婦が現れた。
やった!!
同じテーブルで食べることになった。 -
気兼ねなくお付き合いできるご夫婦だった。
何より私たちの旅のスタイルと似ていて、グルメやショッピングとは無縁の、倹約を旨としている二人だった。
食べるのは地元の人でごった返す大衆食堂か市場の屋台、町の中では少しばかり遠くてもトクトクなんかに乗らないで、あちこち寄り道しながら興味にまかせて無作為に歩き回ることを楽しんでいた。
泊まるところも高級志向のホテルではなく、雨風をしのげればそれで充分と、ネットで調べた安いゲストハウスを利用している。 -
「ラオスに来たならラオスの人の、インドに来たならできるだけインド人の生活を真似てみる。
それが旅の魅力じゃないですか・・」
この日もインドの話を聞かせてもらった。
女房はすっかりこの人たちのファンになっている。 -
ラオスではどこでもフランスパンのサンドイッチが売られている。
バンビエンでもそれは同じだった。
お客の要望に沿って、中身を変えてくれるのがありがたい。
嫌いなものははずして注文すればいい。 -
翌日の朝、奥さんが私たちのゲストハウスにやって来て、解熱剤の持ち合わせはないかと聞いてきた。
前日、炎天下の中を川を渡ったり、自然公園内を歩き回り、その疲れのためか旦那さんが高熱を出して起き上がれないという。
持参してきた薬は全部飲んでしまったが、全く効き目がないようだ。
明日はバンコク行きのバスに乗らなくてはならないが、これでは無理で、帰国できなくなってしまうと心配している。
バッグの中を探すと、運良く解熱剤が見つかった。
以前私が発熱したときに買った、タイの解熱剤だ。
タイの薬は副作用の恐れはあるが、その効き目は超強力だ。
きっとこれなら大丈夫と手渡した。
バイクでも借りて、一緒にフィールドに出かけるつもりだったのに、できなくなってしまった。
(画像:テラスから。細い通路の向こうに車が走る道路がある。)
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この旅行記へのコメント (3)
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- trat baldさん 2015/12/06 08:01:09
- 旅先で怖いのはやっぱ体調不良だね、、、、
- motogenさんは若干の高所恐怖症?僕は車酔い(船、飛行機)がハンパ有りません(^o^)
ご指摘の通りタイの医薬品は強力です、日本から酔い止めを持参しています。
それにしてもイイ景色だなぁ〜、これで海が有ったら僕が住み着きたい。
- motogenさん からの返信 2015/12/06 18:54:42
- タイの薬屋さん
- タイの薬、高価が絶大なのに価格は非常に安いですね。
下痢止めの薬も買ったことありますが、薬屋さんで高額請求あるかと心配していたら、ただ同然の価格で驚きました。
タイではどんな薬でも買えるのかと、この前、鎮痛剤兼睡眠薬のハルシオンを探しましたが、どこの薬屋にいってもないと言われてしまいました。
ハルシオンは2年前、突然坐骨神経痛になった時に、医者からの処方箋で手に入った薬で、その効果抜群でした。
それが欲しくて探しているのですが、今は個人輸入の通販でも買えません。
タイも規制が強くなっているようですね。
-
- trat baldさん 2015/12/06 08:00:24
- 旅先で怖いのはやっぱ体調不良だね、、、、
- motogenさんは若干の高所恐怖症?僕は車酔い(船、飛行機)がハンパ有りません(^o^)
ご指摘の通りタイの医薬品は強力です、日本から酔い止めを持参しています。
それにしてもイイ景色だなぁ〜、これで海が有ったら僕が住み着きたい。
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