2013/01/06 - 2013/01/21
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motogenさん
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その14からの続きです。
ラオスからの帰り道、みんなが噂するノンカイに立ち寄ってみました。
いつもは素通りしてしまう国境の町。
いったいどんな町なんだろう。
ちょっとばかり期待してます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 徒歩
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-
ウドンタニーに行く前に、ノンカイで1泊してみようと思いついた。
ネット情報によく出てくるノンカイなのに、まだ立ち寄ったことがない。
国境の橋の上で、遠く川岸にちらつくノンカイの町らしきものを眺めただけだ。
通常の国際バスはバイパスを通り、ノンカイの脇をすり抜けてウドンタニーに行ってしまう。
ノンカイ行きのバスに乗った。
ラオス側のイミグレに到着。
ここでの出国手続きは3回目、何の緊張もしなかった。 -
真っ先にバスを降り、列に並んでパスポートを提示し、先に待っているバスまですたすたと歩いて行った。
簡単、簡単。 -
一緒だったバスの乗客はまだ集まっていない。
しばらく席に座っていたが退屈なので外に出て、何気なく荷物室を覗いてみた。
あれっ、自分たちのバッグがないぞ。
あるのは他人様のバッグだけ。
それも数が少ないような・・・ -
バスに集まってくる人たちは、それぞれ自分のバッグを持っている。
あっ、荷物は自分で運ぶんだっけ?
バスが運んでくれるんではなかったのか。
遠方の一角、バスが止まった最初の地点に目をこらすと、私と女房のバッグだけが寂しそうにぽつんと放置されている。
あわてた。
管理官に「バッグ、バッグ、マイバッグ!!」と叫びながら、通ってはいけない通路を逆走し、バッグを取りに戻った。
手荷物検査をしてもらって、無事バスに帰還。
良かった、良かった。
もし気がつかなかったら、バッグを置いてきてしまうところだった。
盗人もいなく、安全なラオス、運命の神様に感謝した。 -
タイに入国すると目の前が一新した。
道路がなんと広々としていることか。
舗装がしっかりしていることか。
人々の姿、形、表情の派手なこと。 -
ノンカイの町は東西に長細く、バスターミナルは町の中ではどうも東寄りにあるらしい。
目星をつけておいたゲストハウスはやや西寄りで、歩けば歩いて行けそうだが、気合が欠けていてトクトクに乗った。
(画像はノンカイのメイン通り?) -
ゲストハウスの名前は忘れてしまったけど、550バーツもする価値はあって、ショッピングモールに近いのに静かで、清潔で、可愛い子犬まで付録のようについていた。
-
二つの部屋が隣通しになっている建物だった。
そんな建物が広い庭にたくさん散らばっている。
作りもなかなか良い。
-
子犬が庭で遊んでいて、すぐにじゃれついてくる。
この子犬たちがだけで、私たちは大満足。 -
内装もまずまずだ。
冷蔵もあるので長期滞在も楽だろう。
でもここに長期滞在する人はいるのかな? -
ノンカイには観光名所とか史跡などはないはずで、暇つぶしはメコンの流れを眺めるくらいのものだが、それだけで充分に満足できる町だった。
なにしろその眺めが心を和ませる。
メコンに沿った遊歩道も気持ちが良い。
日なたは暑いが、日陰は涼しい。 -
対岸はラオス。
メコンをはさんでラオスとタイに分かれているけど、昔のこの近辺はラオ族の一つの王国だったとか。
だからラオス語とイサーン語(タイ東北部)は同じ。
タイという今の国民国家ができたのは、そんなに遠い昔ではない。 -
友好橋も見えた。
橋の上から垣間見えた町から、今は逆に橋を眺めている。 -
メコンを水上バイクが走っていた。
こんな所にもマリンスポーツ好きはいるんだ。 -
遊歩道を望むレストランやカフェにたむろし、ショッピングモールを歩いている客層は、私の好みに合っている。
粗野過ぎず、華美過ぎず、おごらずに、ひなびた町に溶け込んだ善良な旅人たちに見える。 -
気分がよくなって、大きな焼き魚を食べることにした。
これまで川魚は生臭いと思い込み、めったなことには手を出さなかったが、ルアンパバーンで食べて以来、それは偏見だったと考え直した。
野菜サラダも頼んだ。
ご飯も入れて、二人で1000円以内。
ノンカイはいい町だ。 -
遊歩道の一角で人だかりがしていた。
カメラのレンズの先で、サングラス男が取材されている。
中途半端に金色に染めた髪、黒のTシャツにジーンズ、丸顔にぷっくらした腹。
周りの人に聞くと、人気のある有名人らしいが、かっこ良い人ではない。
いったい何者だ。 -
取材が終わると、近くで取り巻いていたおばさんやお姉さん方が集まってきて、握手攻めにあっていた。
サインも求められている。
誰もが知っている人気歌手らしい。
タイの人気歌手やスタータレントには、少々お年を召されている方が多い。
イケメンと呼ばれる若者や、10代の少女ばかりがもてはやされる日本とは、ちょと違う。
老人でブオトコでひねくれ者の私でも、タイには居場所をもてるのではないかと少し嬉しくなる。
私たちもサインをもらおうかと思ったが、恥ずかしくなってやめた。 -
河岸の遊歩道と平行に延びているアーケードのある通り、ショッピングモール。
行ったり来たり、何度も通ってみた。 -
観光客をターゲットにしている店が多そうだ。
しかしラオス人もたくさんいるみたい。
小舟で川を渡ってきて、買いつけた物をラオスで売っている人も、居るとか居ないとか。 -
友好橋ができる前は、みんなこの町の船着場からボートでラオスに渡っていたんだろう。
物の流通も盛んだったことだろう。
その当時はもっともっと活気があったに違いない。
-
西の空がオレンジ色に輝いた。
この旅で一番きれいな夕焼けだった。
女房は夕日が大好きで、有頂天になって喜んでいる。 -
どういった条件が整うと、こんなに赤く染まる夕空になるんだろうか。
と赤い空を見つめながら、じっと考え込んだ。
雲は必要だろう。
雲が赤くなるんだから。
雲は濃すぎても、薄すぎても、多すぎても、少なすぎてもだめなんだろうな。
空気の湿り気、温度、それも関係あるのかな。
よく分からなくなってきた。 -
沈み行く夕日を惜しんで、あっちこっちと場所を変えて、夕日を追った。
写真を何枚も撮った。 -
町の中を歩いていたら、路上のレストランが賑わっていた。
みんな何を食べてるんだろう。
皿の中を覗いてみたが、食べたいものは見つからなかった。
アジア料理に少々飽きがきている。 -
コンビニのケースの中に冷凍弁当があった。
たまにはコンビニ弁当にしてみようか。
弁当をレンジで暖めてもらい、焼き鶏も買って、今夜は部屋でゆっくり食べよう。
その16に続きます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- trat baldさん 2015/12/16 08:49:20
- バッグの取り忘れだけはヤバかった!
- のんびりが幸いしましたね、ノーンカーイと云う田舎だから入管逆走も出来たし、、、、
もっとも直行バスなら失敗はしないか、、、、
パーヤーンとソムタムで1000円は観光客値段?or現地値段?いずれにしても腹いっぱい!夕食がコンビニ弁当になる訳だ!
僕が考えるに地平線に障害になる高い建物が無い、赤道に近いから太陽が沈むまでに時間が有る、空気が澄んでいる、以上三点セットです(^o^)
- motogenさん からの返信 2015/12/18 12:20:14
- RE: バッグの取り忘れだけはヤバかった!
- バッグの忘れ、あれは車内での案内英語(?)又はラオス語(?)が理解できなかったからだと、後で気づきました。
そして最初にバスから降りたこと。
他の乗客を見ていなかったこと。
でも、はらはらしたけど置き忘れなくてよかった。
地平線に障害になるものがない、そうかも知れませんね。
西日を浴びて色づく雲が、地平線から少し上に漂っているのもいいのか・・・
と思ったりもしています。
ありがとうございました。
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