2013/01/06 - 2013/01/21
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motogenさん
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その12からの続きです。
首都ビエンチャンにやってきました。
ラオスの旅の最後の街です。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
-
バンビエンからバスで3時間、一つの山越えで首都ビエンチャンに到着した。
新しいバスターミナルは街の中心よりずっと北にある。
どうしてこんな場所に作ったのだろう。
小型のバスに乗り換えて中心部まで移動する。 -
新しいバスターミナルは見るからに立派。
町に出るにはミニバスやトクトクに乗らないといけない。
長距離移動は安いが、この短距離の乗り物代はけっこう高い。
雇用を創出するために、こんな遠くに作ったのだろうか、と私はひがむ。 -
ビエンチャンは3回目となるが、あまり良い印象を持てないでいる。
最大の理由は物価が高いことだ。
売られているものの多くはタイからの輸入品で、同じものなのにタイより高い。
ホテル代もタイより劣る部屋なのに高い。
そして一番高いと思うのはトクトクやバイタクだ。
外国人はぼられているのだろうか。
そう思うのは、私の狭い経験による判断なのかも知れないが。
私の物価基準はタイだ。
しかしタイにしても、地方によってずいぶん違うものだと分かってきた。
バンコクの串焼きとチェンライの串焼きとでは、同じものなのに値段は違う。
またバンコクでも、観光客が集まるスクンビット界隈や伊勢丹辺りのカオパットと、一般庶民が住む路地裏とでは、これまた値段が違っている。
ビエンチャンでもきっと同じで、私の行動範囲が観光客用に偏っていて、高い、高いとぼやいてるのかも知れない。 -
メコン近くの『リバーサイドホテル』に2泊することにした。
一度泊まったことがあり、まずまずだったからだ。
当時は人気があったらしく空き部屋を待つのに苦労したが、今回はあっさり取れた。
キャンペーン価格で1泊1600円と、以前よりずいぶん安くなった感じがする。
おかしいと思ったら、西側にぴたりと張りついて、背の高いビルが建設の最中だった。
ビエンチャンも建築規制が緩和されて、許可される高さが変わったようだ。
部屋に入りメコン側の窓を開けると、目の前がコンクリの壁だった。 -
ホテルの名のつくからには、ちょっとはきれいなベッドだ。
部屋への案内もあったし、荷物も運んでくれた。
でもたいしたことはない。 -
冷蔵庫があるのは便利だ。
しかし長く滞在しないので、ただあるというだけだった。
部屋にいる時間は、ほとんど睡眠の時間だけ。
あとは外をぶらついているので、正直部屋はどんなでもかまわない。 -
国境越えバスの時刻を調べるため、タラートサオ隣のターミナルまで歩く。
途中にタートダム(黒塔)がある。
観光名所の一つにあげられているが、私には猫に小判、さらっと見るだけでそんなに心に響かない。
それよりも、隣にあるアメリカ大使館の警備員が持つ銃に関心が向いてしまう。
本物の銃だ。
じっくり見たい、触ってみたいが、テロ企て者と怪しがられないよう、そっと立ち去る。 -
バスの時刻をメモし、ついでにショッピングモール3階の大衆食堂で遅い昼食にした。
この辺り、何か変わっている。
市場はこんな立派な建物だっただろうか。
周囲のビルも、こんなにきれいだっただろうか。
どこか変。 -
食べたものは、ラオスらしいぶっかけご飯にフルーツシェイク。(2人で350円)
久しぶりのぶっかけご飯。
特別美味いわけではないが、これで満足。
ここは以前と同じだった。 -
夕焼けにとりつかれている私たちは、メコン河岸方面に足を運ぶと、変貌振りに足が止まった。
2年前に来た時に、堤防が土からコンクリに変わったことは知っていたけど、今はその手前の荒地がきれいな芝生に代わり、遊歩道が整備され、遊具まである公園になっている。 -
バトミントンやボール蹴り、子供を連れてシャボン玉遊びをしている家族、アイスクリームをなめながらベンチに座っている恋人たち、それぞれが自由気ままにくつろいでいた。
-
5年前は違った。
焼き魚の煙とむせるよう香辛料を散らしながら、酔っぱらいや地元の家族が集っていた小汚いテント店がだっていた。
今は、赤で統一された小さなとんがり屋根の店が、お行儀良く並んでいる。
観光客に的をしぼったお洒落な公園になっている。 -
5年前のメコン川岸には、こんな店が並んでいた。
ここで食事もできたのだが、今はその跡形もない。
(5年前のビエンチャン) -
夜になるとその小汚さを闇が隠し、香辛料のにおいで悪臭を消し、観光客までを呼び寄せるレストランに化けていたのだ。
(5年前のビエンチャン) -
こんな土産物屋にもなっていて、魑魅魍魎とした雰囲気が良かったのに、それは一昔前のことになってしまっていた。
(5年前のビエンチャン) -
堤防に上がると、そこは歩道まで完備した広い道路だ。
たくさん人たちが歩き、佇み、座り込み、それぞれの仕方で日没を待っていた。 -
ジョギングしている人もいる。
犬の散歩をしている人もいる。
5年前には想像もできない光景である。
この日はぼんやりと薄雲がかかり、真っ赤に染まる夕焼け空は見られなかった。 -
5年前の堤防は土を盛り上げただけの、素朴なものだった。
大雨があって、堤防が切れかかったため(実際に切れたのかも知れない)、今の堤防に改修されたらしい。
(5年前のビエンチャン) -
期待された夕焼け空にはならなかったが、居心地がよく、ついつい長居をしてしまった。
気がつくと暗くなっていて、街灯の灯りが目立つようになっていた。 -
装いを一新した露店には、地元の若者やら観光客やらが集まっていて、縁日のようだった。
新しいビエンチャンの姿だった。 -
この雰囲気は好きだけど、欲しいものは特にない。
買ってもバッグに入らない。 -
みんなの様子を見て、買った気持ちになっているだけ。
冷やかしだけで、すみません。 -
公園入り口のこの門は変わっていない・・
メコン沿いのこの道路で、どこに居るのか迷ってしまった時は、目印になる大事な門だった。
泊まっている『リバーサイドホテル』は、この門のすぐそばだ。 -
チャンターゲストハウスに夕食を食べに行った。
日本人が経営しているゲストハウスで、1階が食堂になっている。
カツ丼や焼肉定食などの日本料理がメインで、周囲の日本食レストランより安い。
2年前に2泊したことがあるが、靴を脱ぎ、梯子のように急な階段を登ると、ぎしぎし沈む板張りの床になっていて、廊下には照明がなく、日本の古いはたごを連想させる一風変わったゲストハウスだった。 -
私はカツ丼、女房は焼肉定食を注文した。
アレンジされていない日本の味で、FUJIのチェイン店よりも美味かった。
日本の文庫本や漫画がぎっしり置かれている。
注文してから料理が出てくのは遅いけど、本を読んでいればあっという間だ。 -
噴水公園に足を延ばすと、迷ってしまったかと錯覚するほど、様変わりしていた。
噴水があるからここがそうなんだろう。
その噴水は赤や青と色を変え、形を変えている。
その回りの広場にはテーブルがぎっしりと配置されて、中央付近では生バンドの演奏だ。
『庶民の公園』から『高級野外レストラン』に変身していた。 -
どのテーブルにもお客がついていて、料理や飲み物が所狭しと並べられている。
客層にも料理にも品がある。
場違いなところに来てしまったと、一歩退いた。
こんな汗臭い服で来る場所ではない。 -
ビエンチャンは庶民の町ではない。
それは最初の時に気づいたことだ。
政府関係で働く人たち、外国から派遣されてくる要人や役人、進出してきた会社の駐在員やその家族、ビジネスシートでやってくる海外出張の会社員、そういった人たちが主役の街なのだと悟った。
観光客も長期滞在型ではなく、ビエンチャンらしい名所を巡り、美味しいものを食べてさっと引き上げる、短期豪華主義の人たちだ。
郊外に出れば庶民の生活が見られるかと、自転車で走り回ったことがあったが、私を満足させるものは少なく、ゴルフ場や高級別荘住宅が目についただけだった。
首都とはそんなものかも知れない。
(ひねくれ者の感想です。)
私とは別にこの街を訪ねた友人は言った。
「つまらんかった。ビエンチャンはラオスじゃなかった。」
そのビエンチャンは首都らしく、ますます綺麗になっていく。
その14に続きます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- trat baldさん 2015/12/13 09:41:19
- 仰るとおり。
- 主たる産業や経済活動が営め無い国や地域&都市では観光客からボッタくる以外に外からの収入が望めません、地域内でお金が発生しない以上は他の選択肢は有りません(ioi)
神様になった気分で蜘蛛の糸を垂らして上げましょう(^o^)
- motogenさん からの返信 2015/12/13 17:38:12
- RE: 仰るとおり。
- その通りですね。
郷に入ったら郷に従えです。
私の経済観念(貨幣価値観)が変わってしまっています。
昔、最初にバンコクにやって来た時、1000バーツのホテルが非常に安く思え、タイに来て良かったと思いました。
2〜3年後、タイ南部の町に行ったら、700バーツですごく綺麗で贅沢なホテルがあって驚きました。
それから後はタイの田舎町を回るようになりました。
すると500バーツ以下で泊まれるゲストハウスが目白押し。
トイレや温水シャワー、エアコンがついてです。
2〜300バーツでも苦にならないゲストハウスがあったのです。
そうこうしているうちに私の経済感覚は、500バーツを超えると高いと感じるように。
宿泊代でいうと、タイやベトナムは安いですね。
ラオスの田舎も安いです。
タイでもバンコクは別ですが。
高いのはフィリピン、インドネシア。
小さな田舎町でも高いです。
どうしてなんだろう。
それとタイでもどこででも、リゾートビーチなどはものすごく高い。
取れるところからはぶん取ってしまえ。
それが見え見えで、気分悪いです。
お金持ちはそれで満足しているのかも知れませんが。
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