2015/09/19 - 2015/09/21
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ウェンディさん
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2015年の秋のシルバーウィークは旅好きにとっては、またとない絶好の機会。
夏休みでもお正月休みでもゴールデンウィークでもない時期に5連休。
休暇をとらなくても近場ならば海外に行けてしまえる5日間。
さあ、どこへ行く?
ベトナム? スリランカ?? 台湾???
近場の海外も行きたいところが沢山あるけれど、秋と云えばやっぱりJAPAN。
稲穂が首を垂れる金色の田んぼや、色づき始めた山の景色の方が魅力的♪
そこで、今回の秋旅は和を味わう旅に決定!
子供の頃に訪れ美しい合掌造りの屋根が並ぶ姿に感動した白川郷、山間の和都・高山、そして秋色が山肌を彩り始めた西穂高の前庭へのハイキングを楽しむ≪夜行2泊4日の旅≫を組み上げた。
更に予想される大渋滞を避けるために【早起きは三文の得】作戦を決行!
斯くして真夜中の24時、愛車・深夜特急号へと乗り込んだ。
☆★☆★☆★☆★☆ 2015 Autum シルバーウィークの秋旅 ☆★☆★☆★☆★☆
・月面の世界&昭和レトロへタイム・トラベル http://4travel.jp/travelogue/11056976
・山間の和都・高山、30年ぶりの白川郷へ http://4travel.jp/travelogue/11059673
・狐に化かされ、ホワイト・ロードで滝めぐり http://4travel.jp/travelogue/11063578
・夢の上高地 転じて 西穂・独標ハイキング♪ http://4travel.jp/travelogue/11064580
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
旅の始まりは金曜日の24:30。
正確に言えば土曜日の0:30に、家を出発する。
今年のシルバーウィークは5連休の並びで、初日の土曜日の高速道路の渋滞予測地図は、季節先取りの紅葉の様に真っ赤に塗られている。
だから、渋滞に嵌る前に目的地に到着してしまえ!という【早起きは三文の得】作戦だ。
首都高速、中央道、長野道へ…と車は走る。
深夜時間帯にしては車の台数は多いが、渋滞等もなくスイスイと道を進むことができる気持ちの良い時間帯だ。
途中、諏訪湖サービスエリアで小休止。
埼玉の我が家から諏訪湖サービスエリアまでの所要時間は約2時間で、これは今までで最短記録だ。
この日は寝ていなく、さすがに眠いのでサービスエリアで1時間の仮眠休憩。
午前2時半の丑三つ時だというのに、驚いたことにサービスエリア内のパーキングは、ほぼ満車状態。
渋滞を避けるためにどうしたらよいのか…。
ドライバーの皆さんが考えていることは、ほぼ同じ様だ。諏訪湖サービスエリア 道の駅
-
朝5時半、最初の目的地である平湯温泉に到着する。
埼玉から岐阜県平湯までの所要時間はちょうど4時間(休憩除く)。
考えていたよりも早く到着できた。
1時間の仮眠をとった後に、平湯温泉を散歩する。
散歩と言っても歩くのは温泉街ではなく、ちょっとしたハイキング。 -
朝6時半に平湯大滝に向けて歩き出す。
道の端にあるのは【熊出没注意】の看板。
この辺りはツキノワグマの生息地で、フラリと熊が村の中へ出てくることもあるそうだ。
しかし、この看板の熊は可愛すぎる。
北海道のヒグマ注意の看板と比べたら縫いぐるみの様だ。 -
小さな吊り橋を渡る。
山の中は9月の下旬でも早朝の気温は15℃以下となる。
道路に設置してある温度計のこの日の朝4時の気温は12℃を示していた。
だから、朝の散歩には防寒具(フリース)がないと風邪をひきそうになってしまう。 -
日中の気温がまだ25℃以上あるこの時期に朝の寒さは体には堪えるのだが、この寒暖差は森の木々にとっては、秋の到来を告げるトリガー。
ところどころ木々の枝先が赤く秋色に染まり始めていた。 -
駐車場から15分も歩くと滝の音が大きくなり、目の前に滝の姿が現れた。
温泉街の滝なのでもっとしょぼい感じの滝を想像していたのだが、予想外に高さのある姿に少し驚く。 -
平湯大滝は、日本の滝百選にも選ばれている滝で、その落差は64m。
この滝は武田信玄に縁のある滝で、戦国時代、戦に疲れ果てた甲斐の国の兵士たちが平湯大滝にさし掛かった時に、滝の陰から現れた白猿が兵士たちを温泉へと案内したと云われる場所だ。 -
面白い謂れのある平湯大滝だが、滝を形成している地層がなかなか興味深かったりもする。
滝下の地層を形成しているのは数億年前の古生代の海底層部分で、滝上の地層は2万年前に噴出した溶岩層だ。
長い年月の間に、滝下に当たる地盤の柔らかい海底層部分は雨水等により削られ64mの高さの崖となり、滝上の硬い溶岩層はそのまま残り、溶岩層部分が少し張り出した平湯大滝の独特の形を作り出している。
平湯大滝の傍らの説明板を読んでなるほど…と思った瞬間、この説明は、何処かで聞いたことがある!!!とピンときた。 -
イチオシ
そう、あれは5月に訪れたカッパドキアのキノコ岩の説明。
カッパドキアのキノコ岩もキノコの傘部分は硬い玄武岩で、キノコの柄に当たる柱の部分は侵食に弱い凝灰岩で、あの様な奇岩の風景を作りだしている。平湯大滝 自然・景勝地
-
もっと、長い年月が経過して数万年後にこの地を訪れることが出来るならば、平湯大滝がカッパドキアの様な奇岩に変身している姿を見ることが出来るかもしれない。
実は日光の華厳の滝も同じ地層なので、華厳の滝も将来はキノコ岩候補なのかも!?…と見ることの叶わぬ景色に想いを馳せてみる。
(写真は、5月に訪れたカッパドキアのキノコ岩が林立する風景) -
滝への散歩の次に向かったのは、飛騨大鍾乳洞。
我が家にしては珍しいThe観光地的な場所だ。
でも、私は化石とか石とか…特に鍾乳洞は大好き♪
観光地的だろうと何だろうと、鍾乳洞があるのならば入ってみる。
今まで行った日本の鍾乳洞で一番楽しかったのは、入水鍾乳洞!
ヘッドライト持参で真っ暗闇の中を膝まで水に浸かり歩く洞窟探検は最高にスリリングだった。
さあ、これから向かう鍾乳洞はどんなところか。
鍾乳洞に入る前はいつもワクワクする。
(写真:鍾乳洞出口のある山の中腹付近) -
8時の開館と同時に入場券を購入し(大人1100円、ホームページに100円割引券あり)、洞窟探検へと向かうのだが、その前に通過しなければならない場所がある。
それは、大橋コレクションと呼ばれるこの鍾乳洞を発見した大橋翁の個人コレクションの展示室。
飛騨大鍾乳洞の入場券は、大橋コレクションと鍾乳洞の2つが含まれていて、鍾乳洞へ向かうためにはどうしてもコレクションの展示室を通らなければならない通路構成になっている。
だから、鍾乳洞へ行く人は否が応でもコレクションを見ることになる。
世界各国の古美術品の収集物が展示された大橋翁のコレクションでは、珍しい2角獣の骨格や時価2億円相当の金塊が置いてある。
テーマがあるようで、てんでばらばらな展示室をサクッと見た後は、いよいよ本命の鍾乳洞へと向かう。 -
鍾乳洞への入口を入ってすぐ目に入るのは、化石が浮き出ている鍾乳洞の岩。
三葉虫の化石の様に見えたのだが、これはウミユリの化石だ。
ここ、飛騨大鍾乳洞がある飛騨地方は、2億5千万年前は一面の海であった場所。
海中の珊瑚や生物の死骸が長い年月をかけて海底に降り積もり、生物たちの構成成分である炭酸カルシウムが押しつぶされて石灰岩となった場所だ。
海であったその場所は、その後の地球全体の地殻変動により海の底が隆起し、3000m級の山々が聳える日本アルプスの一部を形成することとなった。
そして長年の雨による浸食で山が削られ、その雨の侵食は2億5千万年前の生物が作った石灰岩層にも達し、空気中の炭酸ガスを含み弱酸性となった雨水は、石灰岩層(弱アルカリ性)を溶かし、山中に石灰岩の空洞;鍾乳洞を穿った。
雨水に溶け込んだ微量の石灰岩は鍾乳洞の天井に一滴の水滴を作り、その水滴は数千年を経て鍾乳石となり、この飛騨大鍾乳洞となったそうだ。 -
ウミユリの化石が浮き出ている岩があるのは鍾乳洞の入口からすぐの場所。
もうこれだけで、鍾乳洞に対する期待値が上がってしまう。 -
化石の空間を抜けると、そこは地下水流の流れる川の上。
青く照らし出された川の上を歩く。
この川のある空間は竜宮の夜景と名付けられている。 -
川の上から天井を見上げると、天井からツララのように伸びてくる鍾乳石の姿が見える。
-
鍾乳洞の空間は様々な色のライトで照らしだされ、それぞれの洞窟に名前が付けられていて、この場所は七福神の宝船と命名されていた。
う〜ん…。
オシャレなネーミングとは言い難いが、昭和チックでノスタルジーに溢れている感じかな。
嫌いではないけど、この名前だと最近の若い子にはピンとこないのではないか…とも思う。
青・赤・緑等のカラフルな照明でライトアップされた鍾乳洞。
これを素敵な色合いととるかどうかは個人的な好みなので何とも言えないのだが、私的には、微妙に悪趣味系だと感じるので普通に白のライトのみで照らして欲しいものだ…と、洞窟を眺めながら感じていた…。 -
しかし、一見、微妙かも…と感じられるこれらのカラフルなライトの色合いだが、実はこのライトの色合いには意味があるというのだ。
もし、この鍾乳洞内を白熱灯や蛍光灯の白色系統の光で照らしてしまうと、どうなってしまうのか。
白熱灯や蛍光灯を使用した場合、鍾乳洞内は光源の熱、地下水脈による水分、そして観光客が持ち込む植物の種や様々な菌糸の温床となり、あっという間にカビや苔だらけの世界になってしまうとのこと。
一見、どうかな〜と思える色とりどりの照明だが、きちんと意味のある色使いだという事だ。 -
鍾乳洞の岩壁には小さな10cmほどの岩の亀裂。
その中が青色に照らされている。
中を覗くと、そこはコロボックルの宮殿。
鍾乳石の柱が石の回廊を作り出していた。 -
そして、この空間で忘れてはならないのが【ヘリクタイト(曲がり石)】と呼ばれる日本でも珍しい鍾乳石。
ヘリクタイトは天井から吊り下がる鍾乳石の事なのだが、特徴的なのはその伸び方。
通常、鍾乳石は地面に対し垂直に、重力の法則に従って伸びる。
しかし、このヘリクタイトはその法則に従わず、樹の枝や尺取虫のように細く曲がりくねった形で伸びていく。
ヘリクタイトは空気の流れが無く、湿度が高い環境で良く育つと云われているが、未だにその生成過程は明らかにはなっていない。
鍾乳洞内の空中水分が鍾乳石の表面に付着し、その先端部分で付着方向に少しずつ伸びるためにグネグネとした不思議な形態になるとの説もあるようだが、その科学的な検証はまだできていないらしい。
そんな珍しいヘリクタイトにここでは出会う事が出来る。 -
地底川の上を歩く竜宮の夜景エリアの先にあったのは天井が広い空間。
此処も色とりどりのライトで彩られている。 -
手を伸ばしたら簡単に触れていそうな頭上にも鍾乳石が張り出しているが、鍾乳石への接触は一切禁止。
思わず触れたくなってしまうが、そこは我慢。
上を見上げ、鍾乳石が作る小さなツララの姿の間近で観察する。 -
緑色のライトでライトアップされた鍾乳石の部分を少し離れて眺めていたら、その形が緑のギザギザの歯をもつ恐竜の口に見えてきた。
-
黄色にライトアップされた鍾乳石は筍石。
筍石は、鍾乳洞の天井からポタリ・ポタリと滴り落ちる石灰分が長い年月でゆっくりと上に向かってタケノコ状に成長した鍾乳石で、石筍(せきじゅん)とも呼ばれている。 -
青いライトで照らされたこちらの鍾乳石は、筍石とは反対に天井から生えているツララ石。
-
イチオシ
洞窟内のあちこちに、これから筍やツララになる小さな鍾乳石の赤ちゃんたちの姿がある。
日本中には鍾乳洞が多くあるが、手を伸ばしたら触れてしまいそうなほど近くでこんな風景を見ることができる場所は、そう多くはないと思う。飛騨大鍾乳洞 自然・景勝地
-
こちらは、高さ15cmほどの小さな空間。
その空間の中にツララ石や筍石が出来ている。
中にはツララと筍が合体して石柱となった鍾乳石の姿もある。
所詮、観光鍾乳洞だと思っていたのだが、観察しながら歩くとなかなか面白い。 -
この飛騨大鍾乳洞の一般的な見学時間は20分と案内板には書いてあったが、私のペースでは、此処までで30分を費やしている。
たった20分の見学時間では、ライトアップが綺麗だったね〜で終わってしまいそうな気がするのだが…。
写真の場所は夢の宮殿と名付けられた部分。
ソフトクリーム形の鍾乳石をお城に見立てているのだろうか。 -
イチオシ
ライトアップされていた鍾乳石の中で、圧巻だったのがこの赤くライトアップされたローマ遺跡と名付けられた場所。
鍾乳洞の床面に溜まった雨水が水鏡となり、そこに石柱や天井から吊り下がるツララのリフレインが映り込み、とても幻想的♪
ただ、ライトの色が赤なので、写真ではその不思議な現実離れした雰囲気を伝えることが出来ないのが残念。
これは、是非、本物を見てほしい。 -
鍾乳洞の中にあるモノは鍾乳石だけではない。
お酒の貯蔵庫も置いてあった。
鍾乳洞の気温は年間を通して8℃〜11℃で、その空気はかなり冷たく、長袖のフリースを着ていても寒さを感じる環境だ。
人間にとっては寒いこの気温も日本酒にとっては保存の最適条件で、低温で長期間保存をすることでその味がまろやかになるそうだ。 -
鍾乳洞の有効利用の方法として、もう一つユニークなものが紹介されていた。
それは白ウドの栽培。
日光に当てない環境で生育させる白ウドにとって洞窟内の環境は正にうってつけ。
戦後の日本では、軍事トンネルを利用してウドを栽培していた頃もあったそうだ。 -
カラフルにライトアップされた鍾乳石群は国会議事堂と名付けられた石が最後となる。
見る角度にもよるが、まあ、似ている方だろう。 -
国会議事堂から先は、これまでの鍾乳石群とは少し雰囲気の異なるダイナミックな石の洞窟部分へと変わっていく。
最初に現れたのは地底を流れる川が石の亀裂から噴き出し、滝のように岩肌を流れる場所だ。
写真だと水の様子は分からないが、結構な勢いで水が流れ落ちていた。 -
天井から床面まで水が流れる様なラインを描くフローストーンの壁。
石灰岩の壁を鍾乳石のカーテンが覆い、その表面が波打っているかのようにも見える。 -
フローストーンのあるこの辺りはこの鍾乳洞の中でも最深部の場所で、そのコース名にも探検コースと名前がついている場所。
探検コースを経由しない迂回路もあるのだが、我が家の3人が探検コースの言葉を見逃す訳はない。 -
探検コースの途中には岩と岩の間を通り抜ける様な道もあり、それなりに探検気分は味わえる。
-
イチオシ
そして、探検コースは別名:月の世界とも呼ばれる場所で、鍾乳洞内には今まで見てきたものとは異なる雰囲気の鍾乳石も沢山ある。
-
月の世界エリアの天井は高く、洞窟としての見応えもある場所だ。
洞窟シールドと呼ばれる1本1本が張り出した板状の鍾乳石が並ぶ空間が広がっていた。
シールドと呼ばれる板状の鍾乳石は、壁から染みだしてきた石灰成分を含む水分が毛管現象で広がり形成された鍾乳石の事で、下から見上げるとパイプオルガンの様にも見える。 -
鍾乳洞の床にしゃがみ、天井を見上げると、月の世界と名付けられたのも納得できるような光景に感じられる。
-
壁際の鍾乳石たちにもユニークな形のものが沢山あった。
この写真はもともとが縦位置で撮影した物なのだが、それを横位置にすると…、
鍾乳石のオブジェたちが月の世界に棲む奇怪な生き物たちの姿に見えてきた…。 -
月の世界を具現化したこのエリアを見学をしていて、ひとつ気が付いたことがある。
それは、鍾乳石の表面に緑色の部分がある…という事。
最初は、そういう鍾乳石の色なのかと思っていたが、よく見たら違っていた。
この緑色のものは多分、黴と苔。
月の世界を表すために照明の色に白色を使ったのが、藻類が生えてきた原因なのだろう。
表面は固いが、構造が粗い石灰岩。
カビの菌糸が岩の中へと侵入するのはたやすく、一度、菌糸が入り込んだ岩はもろくなってしまうだろう。
白色光を用いれば日光と同じ働きをする…という事を分かっていながら何故に白色照明…とも思うのだが…。
多少悪趣味でもよいので、照明の色を変更し藻類の繁殖を抑制する方向性を考えてはどうだろうか。 -
この月の世界で鍾乳洞探検は終了し現実界である外界へと戻ることとなるのだが、鍾乳洞の出口に祀られていた物には少し驚いてしまった。
子宝・幸福・安全祈願と書かれた鳥居の後ろには、あらら…というモノが鎮座していた。
そこに在ったモノ…。
それは、洞窟の発見者である大橋翁が作らせた重量3トンの石器。
自然が形作った類似形の鍾乳石を祀るのならば、まだその趣旨は理解できるが、わざわざ費用をかけてこんなモノを作るとは…。
この洞窟を発見し、見学できるように整えた大橋外吉翁は昭和の男。
こんなところで、そんな昭和的精神を発揮しなくても…と思うのだが…。
男のロマンなのだろうか…?
せっかくの鍾乳洞の良い印象が、これ一つで台無しとは言わないが半減してしまう。 -
そして、鍾乳洞の外でもう一つ昭和の香りが漂うモノを見つけた。
それは、売店でのかき氷のシロップの紹介なのだが…。
化学の実験で用いる洗瓶と思われる容器に入れられた各種シロップの写真が貼られていた。
戦後間もない頃はこれでも商売として十分通用したと思うのだが…。
現代では、どうなのかなぁ?
若い方には、受け入れてもらえるのだろうか…と他人事ながら心配になってきた。 -
どちらにしろ気温が10℃前後の鍾乳洞内に1時間も居たので、体は冷え切っていてかき氷は食べる気分には慣れない。
そんな時に食べたいのは、揚げたての熱々のコロッケ♪
飛騨地方は飛騨牛の産地でコロッケの分類にも飛騨牛コロッケなるものがあり、店頭で揚げたて飛騨牛コロッケを販売している。
そこで、1個100円で気軽に食べられる飛騨牛コロッケを、少し早めのおやつ代わりにいただくことにした。
コロッケはサクッと揚げてあり、お肉もたっぷり。
冷え切った躰には最適の御馳走となった。 -
イチオシ
観光鍾乳洞だから大したことないかも…という予想に反し、1時間も楽しんでしまった大橋翁が発見した飛騨大鍾乳洞。
鍾乳洞の容積自体はこじんまりとはしているが、手が届くほどの距離から様々なタイプの鍾乳石を観察できるという点ではポイントが高い鍾乳洞だと思う。
ただし、最後の神社はどう見ても余計だ。
ご神体としてシンボルを祀るのは個人の趣味なので構わないとは思うが、あまりにも露骨すぎるので、展示方法をもう少し考えて欲しいかなぁ…。
鍾乳洞の次の目的地は和都・高山。
国道158号を高山に向け車を走らせる。
道沿いの田んぼでは黄金色の稲穂が頭を垂れ、風に揺れていた。
久々に見る棚田の光景。
やっぱり、日本の秋の景色は美しい♪
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この旅行記へのコメント (3)
-
- スイカさん 2015/09/26 11:33:53
- hahaha、昭和の男・・か
- こんにちは、ウェンディさん
昭和の大橋翁が最後にやらかしてしまったのですね(^_^;)
大橋翁がこの鍾乳洞を発見して大金持ちになったのか、それとも、そもそも一帯の大地主なんかだったのか・・・、その後どうなったのか知りたくなってしまいました。
私も洞窟、崖、そして雷(稲妻)大好きです。
かなり関係ありませんが、鍾乳洞映画としては「八墓村」が私は好きです。
何バージョンかありますが、渥美清バージョンです。ショーケン、小川真由美、山本陽子、等々出演者も私の大好きな人ばかりですし、また音楽が素晴らしいのです。もちろん鍾乳洞もとても神秘的で美しく写されています。各地の名だたる鍾乳洞で撮影が行われたようです。残念ながら大橋翁に声はかからなかったようです。かかっていれば、展示室に渥美清、いや翁なら山本陽子か小川真由美との2ショット写真が飾られていたことでしょうね。
全然関係ない話ですみませんでした。ウェンディさんの旅行記見て久しぶりに鍾乳洞に行きたくなりました。
スイカ
- ウェンディさん からの返信 2015/09/26 19:16:59
- RE: hahaha、昭和の男・・か
- スイカさん こんばんは。
八つ墓村の映画は子供の頃にTVCMでみた怖いイメージしかなかったので、日本各地の鍾乳洞の風景が楽しめる映画とは知りませんでした。
あらためて見たら、ストーリー展開以外にも鍾乳洞巡りものとしても楽しめそうですね。
飛騨大鍾乳洞を発見した昭和の翁である大橋さんは、どうやら石の採掘が趣味だったようで、各地の山に穴を開けては石を探していたようです。
きっと、石探しにと試しに穴を開けてみたら、すっごい鍾乳洞の洞窟にぶち当たってしまったのでしょうね。
でも、他人の山に勝手に穴を開けたら怒られると思うので、先に山ごと買い取っていたのでしょうか?
そこのところは謎ですね。
スイカさんも洞窟が好きとのこと。
私も鍾乳洞とか洞窟とか大好きで、そこに探検!なんて文字がつこうものならいてもたってもいられなくなってしまいます。
カラフルにライトアップされた鍾乳洞も良いですが、地底探検的な真っ暗な洞窟も大好きです。
以前に西表島へ旅した時に現地で知り合った方に、観光用ではない本物の蝙蝠洞窟に連れて行ってもらい、ヘッドランプをつけて手探りで歩く探検がとっても面白かった記憶があります(蝙蝠の獣臭や糞の匂いもすごかったですが…)。
歳をとるとなかなか冒険的な旅ができませんが、チェレンジしたい気持ちはいくつになっても変わりません。
因みに私が惹かれるキーワードは、洞窟、鍾乳洞、崖、滝…等です。
ウェンディ
- スイカさん からの返信 2015/09/26 21:26:49
- RE:
- こんばんは、返信ありがとうございます。
なぜか、子供の頃から洞窟、そして崖が好きでした。崖を見ると登りたくなるのです。と言っても私が子供の時に見たのは、山肌が出たせいぜい5〜10m位の崖でしょうけど。
滝か。。。滝もいい、裏側には必ず洞窟がありそうだ。
ウェンディさんなら世界中の洞窟や崖、滝を見ていそうですね。
私の母は子供の頃、崖で土を食べていたと言ってました。その時は「ええ〜!」と思っていましたが、成長して知ったのは、外国のどこかの民族や牛などの動物はミネラル補給のために特定の土を舐めるとのこと。
母は崖の土からミネラルを嗅ぎ取ったのでしょうか!?
しかし石を探して山に穴を開けまくった大橋翁、どんな人なのか興味が沸いたのでネットで調べてみると、100kgの金塊が盗まれた事件の、あの展示館だったんですね。事件は覚えています。館内には女性従業員しかいなかったって。無謀ですね。残念ながら大橋外吉さんの詳細は出ていませんでしたが。
まったく変な話になってすみませんでした。
スイカ
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