2012/06/06 - 2012/06/07
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Halonさん
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6/6(水)早朝、通化から臨江へ移動し、鴨緑江から対岸の北朝鮮を初めて遠望する。
臨江では安宿に泊まる前に、なぜか公安へ許可を貰いに行くことに。
6/7(木)臨江から長白まで鴨緑江沿いにバスで走る。
長白ではより間近に北朝鮮を見ることができたので、予定を早めて松江河へ移動。
ところが駅前で大はずれの宿に泊まるハメに。
5日目 通化05:56⇒臨江09:23(6349次無座122km,9元)
【四保臨江戦役紀念館、鴨緑江から北朝鮮】
6日目 臨江06:30⇒長白11:00(バス234km,54元)
【鴨緑江から北朝鮮】
長白15:00⇒松江河17:20(バス142km,34元)
1元=約12.5円
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 1.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
-
5〜6日目のルート
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真夜中だというのに通化駅の前には宿の客引きが2、3人待ち構えていた。切符売場も開いていたので、今朝の臨江行きを買う(9元)。客引きには悪いが、これでこの街に泊まる必要がなくなった。
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2階の待合室は期待以上のまともさで、椅子は金属性ながら座布団が敷いてあってまあまあの寝心地だ。北京からかなり東にあるので3時半ごろから夜が明けはじめ、4時50分には完全に明るくなっていた。
この日の臨江の日の出03:57、日の入り19:04 -
5時56分発の6349次臨江行きに乗車。自由席だが乗車率3〜4割なので余裕で座れた。臨江が終点だから寝すごす心配はない。ローカル列車は20分に一回ほど駅に停まり、ゆったり旅情を味わえる。
車窓にはレンガ造りで切り妻のシンプルな家が続く。よく見ると換気口のレンガの形状は地区ごとに微妙に違っている。 -
山間部に入ると針葉樹も見られる。
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ホームの無いところで乗客が降りていった。
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9時23分、臨江駅に到着。乗客のほとんどが「三公里」と書かれたバスに乗り換えていった。
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臨江の地図を持っていないので、勝手な推測をたよりに駅から右手に歩きはじめる。列車の進行方向の先に北朝鮮との国境があり、街の中心もそちらにあるはずだ。
でも数百メートル歩いて人にたずねたら、見事にはずれていた。ここまで歩いたことをムダにしたくないので、近くの店で蛋餅と肉包を買う(0.7+1元)。 -
ふたたび駅前を通りすぎて15分ほど歩くと、左手に神社のような階段と門が見えてきたので立ち寄ってみる。
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四保臨江戦役紀念館というその場所には、表に人民解放軍寄贈の戦車や飛行機が取って付けたように並んでいた。
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内部には四度に渡りこの地で起きた国共攻防戦や抗日戦争について展示されていて、
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きのうの九一八博物館より詳細な説明付きだ。
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裏山には戦士たちの墓が並んでいた。
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30分ほど見学したあと、ふたたび歩きだす。
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橋を渡るとメインストリートに入った。
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右手に流れる鴨緑江を見にいく。
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橋を渡った中洲には大きな銅像が立っていた。
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毛沢東時代の著名な政治家らしい。
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その先は河岸公園になっており、川向こうに北朝鮮の畑や家屋がはっきりと見渡せた。
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農作業している人もちらほら見える。
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手前の公園には水上レストランやボート乗り場があり、
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貸し双眼鏡屋が営業していて対岸とは対照的だ。20元払えばボートで対岸ぎりぎりを走ってくれるらしい。
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河岸の看板には「脱北者を保護したり、食事や宿の提供は厳禁」と書いてある。
大通りに戻り臨江口岸客運站(バスターミナル)を見つけて、明日の長白行きを買い求めるも
「12時半すぎにもう一度来い!」と追い返される。ここの窓口の女は人の話を聞きとろうとする姿勢がなく
「はぁ?ティンプトン!(お前の言っている事がわからん!)」と繰り返すから嫌いだ。 -
近くの食堂に入って先に腹ごしらえ。この辺りは朝鮮族が多く、メニューの最初に「冷麺」と書いてあった。早速注文してみると、麺がしこしこでこれがウマい!スープもちょうどいい味だ。
メニューには5元とあったが、なぜか6元取られた。メニューを指差して聞くと、美人の女将曰く
「それは2,3年前の値段よ〜♪」とさらり。昨日の駅前の食堂といい、中国東北部ではこういう商売が当たり前なのか? -
12時半になったので長白行きバスの切符をふたたび買いにいく。窓口は別の販売員に変わっていて、明日の6:30発(54元)がスムーズに購入できた。ついでに時刻表の写真を撮っておく。
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それからやっと宿探しを開始。客運站周辺の宿を二軒ほどのぞくが、中国人の身分証を持ってないため宿泊を断られる。
三軒目でようやく外国人OKの宿を見つけたが、宿番のおばさんが事情を知らないだけのようだ。登記担当の小姐は
「うちのような小旅店は外国人を泊められないから、先に公安に行って許可を貰ってきて」と言う。公安で許可してくれるとは思えないが、小姐は「行けば必ずくれる」と断言している。公安の場所は?とたずねていたら、表で輪タクを呼びとめてしまったので、成行きにまかせてそれに乗って公安へ。 -
あいにく昼休み中だったので、河岸公園をしばらく散歩。
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1時半に再び公安に戻って、宿の小姐が書いてくれた紙とパスポートを窓口に出してお伺いを立てる。事務所内には若い女性職員ばかり三人いて、そのうちリーダー格の女性が対応してくれた。
10分も待たずに宿主宛の紙を渡される。そこには「貴旅社の服務員が公安まで電話するように。以って当日本人の臨時宿泊許可を与える」と書かれていた。なんだ、あんがい融通きくじゃん! -
帰りは歩いて宿に戻り、おばさんに紙を渡すと早速公安へ電話。そのうち小姐も戻ってきて電話を代わり、パスポートからPCへの入力方法を細かく公安員に聞いていた。
こうして苦労の末に手に入れたのは廊下のどんづまりにある20元の二人部屋で、トイレが遠いのが難点だったがぜいたくは言ってられない。部屋の満足度:40点。 -
荷物を部屋に置いて、ふたたび北朝鮮を見にいく。
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生活困窮というイメージとは違った牧歌的な風景が広がっていた。
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対岸には農作業する人が見える。
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川の手前で記念撮影する女の子。
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観光客を乗せたボート。
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川辺には臨江水文站という水位・流量観測設備があった。
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学校のような建物。
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夕陽に輝く北朝鮮の斜面。手前は中国の畑。
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川には鉄橋が掛かっていた。
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河岸を西へ2キロほど歩いただろうか。大通りに戻ると、今朝おり立った駅前まで来ていた。駅前の古ぼけた建物。
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メインストリートに戻ってきた。
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夕方の市場に立ち寄ると路上でワラビを売っていた。
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屋台で買ったニラ餅は家に帰って再現したいほど味が良かった。
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夕食は美人女将のいる店にまた出かける。肉糸麺(5元)を頼んだらウドンみたいな太麺が出てきた。きのうの炒麺もウドン系だったから、このあたりで麺といえばこれが出てくるようだ。麺はぽろぽろして今いちでも、スープは美味い。今度はちゃんとメニューどおりの値段だった。
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6日目
眺めのいい右側の座席を取ろうと5時40分ごろ客運站に向かったが、まだ開いてなかった。6時すぎに開門。 -
待合室の電光表示の時計に時刻を合わせようとしたら、三つある時計の時刻がばらばらで合わせられず。
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車内では発車前に「改札してないのは誰?」と車掌が探しまわっている。厳格に運用しているようだが、乗客のほうが付いてきていない。改札せずに乗った客の切符を車掌が検札機に通してきてやっと出発。
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6時半発の長白行きバスは鴨緑江沿いをひた走る。
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対岸に大きな街は無く、山の斜面を切り開いた狭い畑と集落が見えるのみ。北朝鮮でもかなりの僻地だろう。しかし対岸の中国の発展ぶりを目の当たりにしてきた数少ない地域とも言える。河岸公園や自動車道路ができ、車が頻繁に行きかう様子を見て、彼らはどう感じただろう。
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対岸の山肌にはハングル文字のスローガンが掲げてある。最後はどれも!マークで終わっている。
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建物の中央にはキム氏らしき写真も掲げられている。
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8時10分から30分まで途中の八道勾(勾はさんずい偏)でトイレ休憩。
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イチゴを売っていたので、250g(10個)を5元で買う。
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途中にあったバス停。この辺りは赤いトタン屋根が多い。
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畑の中で一カ所に集まって建つ家。
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このほうがお互い監視しやすいのだろう。
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11時ごろ長白に到着。当初はこの街に一泊するつもりだったが、ここでは北朝鮮見物以外に予定がなかったので、15時発の松江河鎮行きに乗ることにする。
窓口の女性は「松江河駅で何時の列車に乗るのか?」と接続のことまで確認してくれた。多分ほとんどの客が列車に乗り継ぐのだろう。 -
長白まで来ると鴨緑江の川幅は更に狭まり、
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目と鼻の先に北朝鮮の恵山の街が見える。
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川で洗濯する人、
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銃を担いで歩く兵士の姿もある。
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北朝鮮からの放送も犬の声も聞こえてくる。
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中国側は公園になっており、ところどころに展望所や椅子が設けてある。臨江に比べると観光客はほとんどおらず10分に一組とすれ違う程度。一時間ほどかけてゆっくり河岸を散歩。
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北朝鮮側の川原では男達が魚を釣って食料調達をしている。
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ある展望所で六人の男が双眼鏡を片手に対岸を見ていた。
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近づいてみると対岸では女学生が洗髪の真っ最中で、がやがやと声まで聞こえてくる。
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せっかくなので対岸の声も入れて動画を撮ろうと思うが、後ろに座っている男が携帯から歌謡曲を大音量で流し続けているので、しばらく止めてもらってから撮る。
ギャラリーの男の話では、すぐ裏手に学校の寄宿舎があるそうだ。毎日見ているだけのことはあり、なかなかの事情通である。 -
試しに手を振ってみたら、一人が手を振り返してくれたがすぐにやめた。カーキ色の服を着た女性に監視されているせいかもしれない。
でも選りによって展望所の目の前で洗髪しなくても。それとも展望所を洗い場の前にわざわざ作ったとか? -
帰り道は臨江と同じ行動パターンで内陸の通りを歩く。朝鮮族の住む地域では、狗肉屋をよく見かける。食わず嫌いは良くないが、犬の肉はまだ食べる気にならない。
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市場でまたイチゴを見つけたので値段を聞くと500gで5元とさっきの半額だ。やられたなあと思いながら、ここでも4元分買う。
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サクランボを試食させてくれたが500gが20元と高い。横にあったビワを「1元分くれ」と言うと300gもくれた。
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路上に大きな壷を並べて売っている。片付けるのが大変だろうな。
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15時、松江河行きバスに乗車。
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道路脇を清流が流れる森林地帯を走る。
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17時20分ごろ松江河駅前に到着。外はあいにくの雨。駅は街の中心から数キロ離れており、宿が2〜3軒ある程度。その中で一番まともそうな一軒に走りこむ。
宿の女主人は外国人と聞いて、
「本当にここに泊まれるのか?部屋を最初に見て来い」と言う。細長い平屋の宿には、廊下の両側に40室ほどが並んでいる。夜の商売女が二人出入りしており、なぜかそいつに部屋まで案内される。雨漏りのする汚い部屋で、洗面所は蛇口から水が出ず、タンクのたまり水を使う最悪の宿だ。いつもなら即NGだが、雨の中で次を探す気はない。大幅に妥協してOKを出すと、女主人はすんなり泊めてくれた。 -
次は明日の列車の手配だ。雨の中を駅まで100メートルほど走る。しかし窓口には販売員がなかなか来ないので、いったん宿に戻る。
部屋のロックをしたつもりだったがドアの閉まりが悪く、さっきの商売女が勝手に入ってきた。森三中のひとりに似ているその女は「お安いわよ。50元」とか言っている。ベッドにどっかと腰を下ろしタバコをふかし始めた女を、なんとか部屋から追い出しカギをしっかり掛けなおす。まったくどうしようもない宿だ!
部屋の満足度:100点満点の10点!
二日前に瀋陽で買ったカップ麺を二つも持ち歩いていたのでかさ張ってしようがない。それで夕食はカップ麺で済ませた。 -
空腹を紛らわせたところで再び駅へ。間もなく販売員が現れ、行列に並ぶことなく明日8時51分発の通化行きを入手(16元)。
宿の廊下でもうひとりの商売女とすれ違う。盛んに眼でさそってくるのだが、無視していると最後に
「エィ、エィ!、做愛巴!」などと言うので吐き気がしてきた。
急いで部屋に逃げこみカギをかけると、今度は森三中がドアの向うから「ねぇ、お話しましょ〜♪」と猫なで声を出してくる。
たのむから、オレをひとりにしてくれ〜! -
缶ビールをかっくらってさっさと寝る(ハルビンビール、4%,330ml、2.2元=28円、フルーティーな味)。
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