上海虹口区の長陽路にある摩西会堂は、上海に現存する2カ所のユダヤ教会堂の一つで、2007年3月より虹口区人民政府により修復され、2008年9月より一般公開されている。修復にあたっては、発見された当時の設計図をもとに行われ、1928年当時のオリジナルの姿をよみがえらせている。<br />この再現された摩西会堂では、当時のユダヤ教会堂としての様子を再現した以外にも、第2次世界大戦中に、多数のユダヤ人をヨーロッパから脱出させた中国の外交官、何鳳山や日本の外交官、杉原千畝の故事も紹介されている。実際、多くのユダヤ人が、日本経由で上海に逃れてきている。それほど、上海の租界地におけるユダヤ人コミュニティ<br />ーは大きかった。時空旅行ガイド　大上海　広岡今日子・榎本雄二編著を参考にいたしました。 <br />

上海のその後の長陽路

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2012/05/17 - 2012/05/17

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中国の風景さん

上海虹口区の長陽路にある摩西会堂は、上海に現存する2カ所のユダヤ教会堂の一つで、2007年3月より虹口区人民政府により修復され、2008年9月より一般公開されている。修復にあたっては、発見された当時の設計図をもとに行われ、1928年当時のオリジナルの姿をよみがえらせている。
この再現された摩西会堂では、当時のユダヤ教会堂としての様子を再現した以外にも、第2次世界大戦中に、多数のユダヤ人をヨーロッパから脱出させた中国の外交官、何鳳山や日本の外交官、杉原千畝の故事も紹介されている。実際、多くのユダヤ人が、日本経由で上海に逃れてきている。それほど、上海の租界地におけるユダヤ人コミュニティ
ーは大きかった。時空旅行ガイド　大上海　広岡今日子・榎本雄二編著を参考にいたしました。

エリア

上海(中国)

旅行の満足度: 4.0

観光: 4.0

交通: 4.0

同行者: 一人旅

交通手段: 鉄道

旅行の手配内容: 個別手配

大連西路と長陽路の交差点に工事中のビル群。ショピングセンターでも出来るのだろうか？
０９年４月２２日の写真
３年経って間も無く大規模な再開発が完成しそうです。
大連西路と長陽路の交差点も工事中です。道幅が広がります。
地下は地下鉄４号線と１２号線（未開通）の大連路駅です。
今回道幅が広がったのは大連西路と長陽路の交差点から海門路と長陽路の交差点までの長陽路です。無くなった建物もありますが大方は残りそうです。地下には地下鉄１２号線（未開通）が工事完了。
この建物は道路に出っ張っていますが残っています。中国移動電話が使用してます。
脇の保定路、この景色は変わりません。
前面の家が取り払われて、改装した建物。
前面の家が取り払われて、改装した建物。
脇の臨潼路、この景色は変わりません。
洒落た感じの建物は元白馬カフェ。今は保健所や事務所が雑居す
る。竹の足場が組んであるが何か工事を始めるのか？
０９年４月２２日の写真
元白馬カフェ。この道路が広がりました。

０９年７月１４日の写真
元白馬カフェ。内部は壊されています。

０９年４月２２日の写真
元白馬カフェ　内部は壊されています。

０９年４月２２日の写真
広くなった長陽路。
上海最大の収容所であった。今は上海人の民間住宅です。表面は改装してます。
裏側は昔のままの景色です。幅１ｍ程の狭い路地の両側に並ぶ建物、一部屋に何十人もが起居していたと言う。
当時の生活を思わせる建物の写真を撮ってみた。
この建物は道路に対して斜めに建っていたため、こちら側は歩道が無くなってしまった。
この部分が撤去され道路になりました。
０９年４月２２日の写真
向い側は歩道工事のみで建物は残りました。
プラタナスの並木は無くなりました。
上海提籃橋監獄前の長陽路。
もともと監獄があり、その周りにユダヤ難民を日本軍が収容した。提籃橋とは近くにあった木橋の名称、近所の竹かご（提籃子）屋が有名だったことから、橋の名前も提籃橋と呼ばれるようになった。
歴史建造物に指定されています。
上海提籃橋監獄側の長陽路。
長陽路と舟山路の交差点近くの景色、古い住宅は撤去されて道路が広がりました。
長陽路と舟山路の交差点近くの景色、古い住宅は撤去されて道路が広がりました。
ここから延びる舟山路は奥の雀山路までが「リトルウィーン」と呼ばれていた。レンガ造りの建物に飲食店が密集していた。
今は住宅となっています。
今も変わらない入口のデザイン。
「リトルウィーン」の前の住宅へ入る入口に残るゲート上部にアイアンで作られた"Chusan Liegh"ノモールが残っている。
このレンガ造りの建物は残りました。
このレンガ造りの建物は残りました。
前面の建物が撤去されて長陽路に面した犹太難民在上海記念館。
摩西会堂は、1907年に建設されたが、1928年に現在の長陽路（当時は華徳路と呼ばれた）62号にロシア系ユダヤ人によって移築された。第2次世界大戦中は、ユダヤ人の宗教活動の中心として使われた。
新しくキップ売場が出来ました。
長陽路と海門路の交差点。撤去工事が始まっています。
０９年７月１４日の写真
コーヒー太平洋の建物、下海廟へ通じる海門路と東長冶路の角
にある古い二階建て長屋の軒下に、文字が残っていた。ここも
竹の足場が組んである。建物は撤去されてしまった。
０９年７月１４日の写真
コーヒー太平洋の名残り、軒下の「Cafe Atlantic」の文字が
くっきりと残されていた。この看板は捨てられてしまったのか？

０９年７月１４日の写真
コーヒー太平洋の名残り、軒下の「Cafe Atlantic」の文字が
くっきりと残されていた。この看板は捨てられてしまったのか？

０９年４月２２日の写真
長陽路と海門路の交差点、コーヒー太平洋の建物は撤去されて
地下鉄１２号線の工事事務所となっています。
現在工事中の地下鉄１２号線の現場を表す看板。
長陽路と海門路の交差点から先は北外灘の大規模な再開発地域となって工事中です。大連西路から海門路までの長陽路が辛うじて残りました。