2012/04/24 - 2012/04/24
31位(同エリア327件中)
キートンさん
赤道を越え、初めての南半球へ!
今年の旅は黄葉の秋をむかえたニュージーランドです。
3日目はいよいよこの旅前半のクライマックスともいえるミルフォードサウンドに行きます。
ミルフォードサウンドは年間8000mmという世界有数の降水量で、1年を通じての多雨地域。
4/23〜4/25の3日間と4/26の予備日の計4日間のうち最も天気の良い日に行く計画でした。
しかし、フィヨルドランド地域はこのところぐつついた天気が続くとの予報。
その中では今日4/25が曇りで一番ましな予報。
フィヨルドランド地域は山のように天候が変化するともいわれます。
長く滞在すれば晴れる瞬間もあるかもしれないことを期待して、今日一日はめいいっぱいミルフォードサウンドに賭けることにしました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- 中国南方航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ティアナウ〜ミルフォードサウンドのグレートサイツのバスは1日1便しかなく、クイーンズタウン発着と結局同じ便に乗ることになる。
グレートサイツよりはマイナーだがトラックネットという会社もティアナウ〜ミルフォードサウンドのバスを運行しており、こちらは1日3便ある。
そこでトラックネットの朝一番のバスでミルフォードサウンドに行き、最終便でティアナウに戻ってくることにした。
時刻表通りにいくと、ミルフォードサウンドに9:30〜17:00の7時間30分滞在することになる。
この計画は吉と出るか凶と出るか?
もし1日中雨なら時間つぶしに苦労する場所である。 -
予定では7:15にホテルでピックアップしてくれるので、15分前にはホテル前に出ておくように、バウチャーには書いてある。
しかし、迎えに来たのは10分以上遅れてからだった。 -
ピックアップは私が最後だったらしく、乗客は私を含め6人だった(と思う)。
私の隣の席にはひとり旅の韓国人のおっちゃんが乗っていた。
釜山から来たわりと話し好きなおっちゃんだった。
おっちゃんは昨日ミルフォードサウンドに行って、今日はマリアン湖とキー・サミットをトレッキングして3時頃のバスで帰るらしい。
写真はキー・サミットへの出発点ディバイドに到着したところ。
マリアン湖とキー・サミットの標準的な往復時間は共に約3時間。
それは良いとして、問題はマリアン湖の往復時間はここを起点としてではなくここから5〜6km離れたところからだということ。 -
ディバイドはルートバーン・トラックのティアナウ側の起点でもある。
待合所にはトレッキングルートマップが貼られており、トイレもあるようだ。
結局ディバイドでは私と釜山のおっちゃん以外の人を降ろしてバスは先に進むことになった。 -
ここはミルフォード・ロードからホリフォード・ロードへ入る交差点。
釜山のおっちゃんは先にマリアン湖に行くことにしたので、マリアン湖のトラックの出発点までバスは寄り道することになった。 -
ここが先ほどの交差点から1km入ったマリアン湖へのトラックの出発点。
釜山のおっちゃんがディバイドから乗ろうとしているバスの出発時間まで与えられた時間は約6時間30分。
ここからディバイドまで歩けば最低1時間はかかりそう。
標準的な所要時間でいけば、マリアン湖3時間+移動1時間+キー・サミット3時間=7時間。
はたして、釜山のおっちゃんは無事マリアン湖とキー・サミットを踏破できるのでしょうか?
がんばってけろ〜 -
さて、釜山のおっちゃんを降ろしてバスの乗客は私一人になった。
運転手は気をきかして写真を撮るのに良さそうなところではスピードを緩めてくれる。
右側を見るように言われたら、道路のすぐ横に滝が現れた。 -
通常のツアーの観光バスやグレートサイツのバスならば、ミルフォードサウンドに向かう途中で、ミラーレイクやザ・キャズムなどの見どころでフォトストップしてくれるが、トラックネットのバスは基本的にフォトストップはない。
スピードを落としてくれるといっても、安全上停まってくれるわけではないのでやはり写真が撮りやすいわけではない。 -
ホーマートンネル手前で信号待ち。
左手に絶壁が見える。
後日クライストチャーチに向かうバスのガイドから聞いた話では、
ニュージーランドには道路トンネルというものが非常に少ないらしい。
この旅を振り返っても、おそらくこのホーマートンネル以外はトンネルらしいトンネルは通った記憶がない。
なのでニュージーランドでは直線距離では近くても、陸路で移動すると非常に遠くなる場合が多いという。
クイーンズタウンからミルフォードサウンドも直線距離に対して陸路をたどるとかなり迂回している。 -
ホーマートンネルを抜けると典型的なU字谷が現れる。
さすがにこのU字谷を上って下りる道路を通すことはあきらめたようで、ホーマートンネルを掘ったようだが、ニュージーランドでは珍しいトンネルのひとつでもある。 -
9:25頃、予定より少し早くミルフォードサウンドに着いた。
予報通り全般的に曇りだが、幸いマイター・ピークはちゃんと見えているようだ。 -
観光船ターミナルの内部。
かなり新しい建物という印象を受ける。
9:30頃はまだほとんど観光客は見られない。 -
桟橋の方に出て見るとマイター・ピークの全容は見えているが、空模様はやはりどんよりしている。
予約したネイチャー・クルーズは13:35発。
時間はたっぷりある -
早速散策してみることにした。
観光船ターミナルを出て右手の方に行くと木製の遊歩道が続いている。 -
ニュージーランドには「サンドフライ」という日本でいうブユに似た虫が生息する。
水辺を好み雨の多いフィヨルドランドには特にサンドフライが多い。
刺されるとひどいかゆみと腫れがおこりそれが長く続くという。
Qbookのスタッフの話ではこの時期は夏に比べるとかなりサンドフライは減っているので、サンドフライ用の虫よけを購入する程ではないでしょうということだった。
結果からいうとこの日、手の甲を4箇所程度刺された。
2週間経ってもまだ少し跡が残っている。
ただ、かゆみは想像していた程ではなく、むしろあまり気にならなかった。
これは体質によるものなのか、サンドフライの威力が弱まっている季節のせいなのかは定かではない。 -
木製の遊歩道が終わる頃、一般客用の駐車場が現れる。
そこは入り江の最奥部に位置し、フィヨルド方向を見れば、右に観光船ターミナル左に駐車場が続いている。
観光船ターミナル横のクレーンが目障りに感じる。 -
もう少し進むとテーブル・ベンチが置いてあり、亜熱帯風の樹木もみられる。
このあたりにサンドフライが多かった印象がある。 -
現地の案内図を見ると、ここからも遊歩道が出ているようだ。
-
20分程度で周れる遊歩道らしい。
-
それなりに整備された遊歩道になっている。
-
遊歩道の途中からの風景。
左が有名なマイター・ピーク。
右はライオン・マウンテン。
少し青空が顔をのぞかせてきた。 -
遊歩道の続き。
-
一般客用の駐車場近くには「blue duck」というカフェがあり、観光案内所も入っている。
ここで遊覧飛行の予約を入れようとしたが、今日はいまのところ飛ばないということだった。
曇ってはいるが、飛行機を飛ばせない気象ではなさそうなのだが・・・ -
イチオシ
入り江の奥は波もなく、フィヨルド内の山々が湖面に映っている。
もっと青空が広がれば最高なんだが・・・ -
逆さマイター・ピーク。
-
空港の方へ行ってみるとやはりセスナの離着陸はしている。
先ほどの観光案内所の話はおかしいんじゃないの?
とは思いながら、すぐ隣にヘリコプター遊覧のオフィスもあったので聞いてみた。
すると、ヘリコプター遊覧は可能だが3人集まらないと飛ばないとのことだった。
ここで二人組が現れるのを待つのもひとつの手だが、この時間帯に現れる可能性は低そうだし、現れても希望するコースが一致するかどうかもわからない。 -
もう一度先ほどの観光案内所に行って再度遊覧飛行の件を聞いて見たが、離着陸しているのはクイーンズタウンとの間を飛んでいる便だということだった。
まあ、遊覧飛行の件はとりあえずあきらめて、マイター・ピーク・ロッジの裏から出ている「ミルフォード・ルックアウト・トラック」を歩いてみることにした。 -
歩きはじめて5分もしないうちにちょっとした展望台のようなところに出た。
-
ここから見える写真の案内図があった。
なるほど、こんなパノラミック・ヴューが見えるのか
と思ったら・・・ -
あれ?
見える範囲、狭くない?
この先も遊歩道が続いてるかと思いきや、行き止まりになっていた。
結局、この景色を見るだけのトラックだったようだ。 -
次に向かったのは「ミルフォードサウンド・ロッジ」。
ミルフォード・ロードをティアナウ側へ戻る方向にある。 -
途中で道路に沿って流れるクレダウ川に出てみた。
写真は下流側を見たもの。 -
ミルフォード・ロードを約1km戻ると、ミルフォードサウンド・ロッジに入って行く道がある。
-
「ミルフォードサウンド・ロッジ」。
ミルフォードサウンドにある2つの宿泊施設のうちのひとつ。
もうひとつの宿泊施設「マイター・ピーク・ロッジ」は、ミルフォード・トラックを歩いた人が最後に泊るところなので、それ以外の人が泊れる唯一の宿泊施設となる。
ただ、ミルフォードサウンドに宿泊する方法がもう一つある。
それは「オーバーナイト・クルーズ」で、リアル・ジャーニーズのマリナー号かワンダラー号というクルーズ船で宿泊するものだが、料金はそれなりに高めとなる。 -
ミルフォードサウンド・ロッジからは「グロウ・ワームズ&ネイチャー・ウォーク」という遊歩道が出ていた。
グロウ・ワームとは例のツチボタルのことだが、こんなところにツチボタルがいるのか? -
遊歩道は木々に赤い印がつけてあるので迷うことはなさそうだが、あまり頻繁に人が歩いている感じがしなく、こんな森の中が続きそうな雰囲気だった。
-
なので、キャンプ・スペースが近くに見えたので、そこからミルフォードサウンド・ロッジに戻ることにした。
-
ミルフォードサウンド・ロッジからクレダウ川に出てみた。
上流の方はこのあたりで道がとぎれる。 -
クレダウ川。
水は当然のことながらきれい。 -
ミルフォードサウンド・ロッジにはいくつかの部屋のタイプがありそうだ。
-
クレダウ川から下流側の風景。
-
あれこれしてるうちに12:30頃になったので、ここで昨日買っていた昼食をとることにした。
この風景の中でピクニックはなかなかぜいたく。
天気がいまひとつなのだが・・・ -
と思っていたら、上空の晴れ間が少し広がってきた。
-
イチオシ
その調子で青空広がれ〜
-
でも午前中のような逆さマイター・ピークはもう見れない。
-
そうそう、マイター・ピークのバックが青空にならなくちゃ。
-
イチオシ
シーニック・クルーズの船が出航する。
私が乗るネイチャー・クルーズの出航時間も近い。 -
いよいよ晴れ男の本領発揮か〜?
「秋色ニュージーランド紀行2012 / 3日目(4/24) 後編」に続く
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この旅行記へのコメント (2)
-
- 豚のしっぽさん 2012/08/23 09:52:57
- お久ですぅ〜ニュージーランド☆
- キートンさん こんにちゎ(#^.^#)
ここんとこ私自身の旅行と北海道懐かし話で盛り上がっていたので
すっかりニュージーランドとご無沙汰になっちゃいました
んーと(;一_一)
どこまで遊びに来てたっけ?
あっ!
一番のお楽しみであるミルフォードサウンド をまだ見てないね(~_~;)
って事で、再開です
おー!!!!!!
懐かしい景色の数々だぁ〜♪
“晴れ男キートン”パワー炸裂なるか?
これから、クルーズ拝見しま〜す
シッポ
- キートンさん からの返信 2012/08/23 20:11:04
- RE: お久ですぅ〜ニュージーランド☆
- こんにちは、シッポさん。
私もシッポさんの7月の旅行記、ちょっとづつ拝見してますが、
あまりにも掲示板の書き込みの多さに、気後れして素通りしてしまってました。
そんなにコメントたくさん入ったら、返事書くのも大変だろうなぁ・・・とか思いながら。
言い訳はこのへんにしといてと、ニュージーランド紀行の訪問再開、大歓迎ですよ!
まだここは3日目なので、まだまだこの先旅のクライマックスも究極の残念な出来事も波瀾万丈たくさん残ってますよ。
「晴れ男パワー」、正直パワー不足を感じる旅にはなりましたが、ちょっとした奇跡を起こす晴れ男の片鱗も見せる出来事もありました。
懐かしい場所がでてくるかどうかわかりませんが、楽しんでいただければ幸いです。
シッポさんの北海道編は完成したのかな?
またじっくり訪問させていただきます。
では、また。
キートン
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