ミルフォード・サウンドの隠れた名所！明鏡止水の「ミラーレイク」

2016/11/05 - 2016/11/05

ニュージーランド南島の世界遺産フィヨルドランド国立公園の中でも
最大級のフィヨルドを持つ「ミルフォード・サウンド」。

拠点となる「テ・アナウ」からハイウェイ約100㎞の道中には、
「明鏡止水」の四文字熟語がそのまま当てはまるような、
それはそれは美しい湖「ミラーレイク」があるんです。今回はそちらをご紹介します。

▼詳細はこちらの旅行記も併せてご覧ください。（写真と情報豊富）
http://tabinomori.com/media/compathy-magazine/com20170628mirrorlake/

エリア フィヨルドランド国立公園周辺(ニュージーランド)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 2.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

ミルフォード・サウンドの拠点となるまち「テ・アナウ」。

テ・アナウにも美しい湖がたたずんでます。

早朝で雲も多く、陰ってましたが…

Te Anau Lodge ホテル

テ・アナウから約58㎞の地点、
ミルフォード・サウンドとテ・アナウをつなぐ94号線、
通称「テアナウ・ミルフォードサウンド・ハイウェイ」上に
ミラーレイクは存在します。

この標識が見えたら車を停めましょう。

ミラー湖 滝・河川・湖

車は路駐です。
小さなエリアなので駐車場はありません。

ここからミラーレイクまでは徒歩5分のボードウォークです。

ミラー湖 滝・河川・湖

ありました！

ミラーメイク名物の逆さ文字の看板！

湖面に映った看板を見てはじめて、「Mirror Lake」と読めるというからくり。

この湖の名にちなんだユーモアあふれるサービスですね。

ミラー湖 滝・河川・湖

ミラーレイクはその名の通り、鏡のような湖。

鏡のように周りの景色を映し出すはずの湖面は、
ちょっとでも風や曇りがかっていると鏡面になりません。

あいにくの曇天、しかも小雨も降る始末。

残念ながら、鏡のような美しさは拝めませんでした。

ミラー湖 滝・河川・湖

本領発揮のミラーレイクの姿。

逆さ富士ならぬ逆さフィヨルド。
ここまでくっきりと映し出すとは。

ため息漏れる絶景ですね。
14,000年という長い年月をかけて氷河から流れ込んだ氷河湖です。

<Photo Credit by Arran Bee via flickr CC BY-ND 2.0>

ミラー湖 滝・河川・湖

ミラーレイクは混じりっ気なしのピュア100％のクリアウォーター。

そんなわけで、ミラーレイクの底を見下ろすと、
まるで透明なガラスケースを見るかのように、
倒木がそのままの姿で眠っています。

ミラー湖 滝・河川・湖

九塞溝の五花海やクロアチアのプリトヴィーチェ、
秋田県の青池や北海道の神の子池などを彷彿とさせます。

ミラー湖 滝・河川・湖

倒木はなぜ腐らないんだろう。

水中にバクテリアなどの微生物が棲んでいないってことなのかな。

ミラー湖 滝・河川・湖

晴れていたらもっと美しいと思います。

ミルフォード・サウンドは、一年の180日、約半分雨が降ると言われるほど多雨地域。

晴れの日に当たる確率は、まさに運次第です。

ミラー湖 滝・河川・湖

ちょっと晴れ間が見えてきました！

しかしほんの一瞬でした…

ミラー湖 滝・河川・湖

ミラーレイクの短いトレイルには、
苔むした木々が顔をのぞかせます。
下には降りられないんですけどね。

苔好きな人にはたまらないと思います。

ミラー湖 滝・河川・湖

さて、
ミラーレイクを後にして、

さらに先を進んでミルフォード・サウンドに到着。

この悪天候の中で客はいるのかと思いきや、
かなりの人が待機していました。

さすが、ニュージーランドの最大の観光地。底力ある。

ミルフォード サウンド 山・渓谷

ここからクルーズが出発します。

現在は6社運航していて、それぞれ出航時刻や内容がちょっとずつ違います。

ご興味がある方はこちらをご覧ください。ちょっと調べてみました。
http://tabinomori.com/tabi-yomoyama/tabi-neta/milford-sound-cruises/

ミルフォード サウンド 山・渓谷

ミルフォード・サウンド名物？のサンドフライ。

いわゆる“コバエ”です。
コバエが無数に飛び交ってます。

こいつに噛まれると1週間ぐらい腫れるそうです。

なので、フェリー発着所には
サンドフライが嫌う臭いを持ったクリームが売られています。
これがまたひどい臭いだそうです。（わたしは買わなかった。）

ミルフォード サウンド 山・渓谷

だいぶ視界が悪くなってきました。

天候が回復しそうになかったので、
今回、私はクルーズをやめました。

また次回リベンジします。

ミルフォード サウンド 山・渓谷

これはこれで幻想的ですが…

実に残念。
本当は鏡面のようになるんでしょうね。

ミルフォード サウンド 山・渓谷

真のミルフォード・サウンドの姿はこれ。

悠久の時を経て氷河の浸食により形成された美しい南洋のフィヨルド。

北欧のフィヨルドとは趣が違うニュージーランドらしい温かみのあるフィヨルドの景観。

氷河をいただく2,000ｍ級の険しい山々が連なり、
断崖の間からは無数の滝が流れ落ちています。

<Photo Credit by flickr CC BY BA 2.0>

ミルフォード サウンド 山・渓谷

仕方ないので引き返します。

ミルフォード・サウンドとテ・アナウをつなぐハイウェイには
ドライバーに恐れられる「Homer Tunnel（ホーマー・トンネル）」があります。

全長1.2㎞のトンネルには照明がありません。
また壁はむき出しのゴツゴツ岩です。
道幅も狭く、今は1車線に交通規制されていて、
片方が通行中は30分ぐらい待たされたりします。

そこを過ぎたところにちょっとした展望台があります。

ミルフォード サウンド 山・渓谷

そこからの眺め。

霧がかかっていなければ雪山を眺める大絶景だと思いますが・・・

つくづく残念です。

ミルフォード サウンド 山・渓谷

写真撮影のためにしばらく駐車していたら、

ニュージーランド固有種のオウム「キア」が
ヒョコヒョコ近寄ってきました。

足にタグを付けています。
管理されているんですね。

ミルフォード サウンド 山・渓谷

警戒心ゼロで平気で車の屋根やボンネットに群がってきます。

はじめは「かわいー」なんて言って写真撮りまくるのですが、
あまりにしつこく居座り、
しまいにはほかの観光客も自分の車の周囲に集まって写真撮りだし、

無駄に足止め喰いました。

要注意人物（いや、鳥か）です。

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最後までご覧いただきありがとうございました！

▼よろしければこちらの旅行記も併せてご覧ください。（コメント写真豊富）
http://tabinomori.com/media/compathy-magazine/com20170628mirrorlake/

ミルフォード サウンド 山・渓谷