2011/10/26 - 2011/10/27
303位(同エリア754件中)
ぬいぬいさん
旅先で欠かすことのない習慣 それは朝の散歩
黒川温泉の朝は、ことのほか寒く、10月末にもかかわらず、この日は0℃まで気温が下がり、すぐそばの九重連山の辺りでは初霜も降りる寒さ。
そんな冷え込んだ温泉街を少しだけ散歩しました。
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 観光バス JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 団体旅行
- 利用旅行会社
- 近畿日本ツーリスト
-
団体旅行のお世話役のため、なかなか自分の時間が取れませんが、早起きし朝食の時間までは、プライベートな時間が取れる唯一のひととき
-
朝風呂に浸かった後、早めに着替えて、早朝の温泉街を少しだけ散歩しました。
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昨日夕方ホテルに到着の際には気付かなかった1本だけ紅葉したもみじの木
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今朝冷え込んだので一気に色づいた訳ではないのでしょうが、青葉ばかりの木々の中にあってひときわ目立っていました。
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早朝の温泉街は人の気配はありません。
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見事咲いていたのは椿の花
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もともと阿蘇外輪山の山あいのひなびた温泉だった黒川が、現在の人気温泉に変貌を遂げるきっかけになったのはひとりの旅館の経営者の努力からでした。
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東京オリンピックの年に南小国温泉の一部として国民保養温泉地に指定され、やまなみハイウェイが開通したことで一時的に盛り上がりを見せた黒川。
でもブームは数年しか続かず、増築をした旅館の多くは多額の借金をかかえ、経営者たちが頭を抱えている中で、1軒だけ客足の絶えない宿があったそうです。 -
それが黒川温泉の父ともいわれる後藤哲也さんの経営する新明館で、現在の黒川温泉の骨子となっている宿。
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当時20代前半だった彼は裏山にノミ1本で洞窟を掘り始めたそうです。
「お風呂に魅力がなければ客は来ない」と考え、周りからは変人扱いされる中、3年半の歳月をかけ、奥行き30mの洞窟を完成させ、そこへ温泉を引き洞窟風呂として宿泊客に提供したそうです。 -
そして裏山から雑木を運び入れ、自然を感じさせる露天風呂を造りました。
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他の旅館の経営者がそれを真似して露天風呂を造ってみたところ、噂を聞いた女性客が続々と訪れだし温泉街は活気を取り戻しました。
後藤さんを奇人変人扱いし白眼視していた他の経営者たちも、彼を師匠と仰ぎ、そのノウハウを請い、実践に移していったそうです。 -
「自然の雰囲気」はいまでも黒川温泉の共通理念となっています。
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露天風呂と田舎情緒、温泉街一体での再興策を考え、すべての旅館で自然を感じさせる露天風呂を造ることにしたものの、中にはどうしても露天風呂を造れない旅館も当然ありました。
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そんななか「すべての旅館の露天風呂を開放してしまったらどうか」という提案があり、現在の温泉手形の誕生となりました。
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昭和61年当時「入湯手形」を1枚1000円で発行し、各旅館の露天風呂巡りが始まりました。
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さらに、町全体に自然の雰囲気を出すため、全員で協力して雑木林をイメージして木を植え替え、町中にあったすべての看板を撤去した結果、温泉街全体が自然に包まれたような風景が生まれ、温泉街は鄙びた湯の町情緒が蘇えりました。
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こちらの宿が黒川温泉の父 後藤さんが経営する新明館
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そして湯煙の上がっているのが洞窟風呂
昨夜宴会の前に温泉手形を使っていってきましたが、当時は画期的と思われた洞窟風呂ですが、私には宿泊した宿のお風呂のほうが快適でした。 -
こちらは足湯
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中は覗く事ができましたが、お湯は張っているものの休業中の看板が出ていました。
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「街全体が一つの宿 通りは廊下 旅館は客室」黒川温泉のキャッチフレーズ通りの温泉街。
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これが黒川温泉の口コミはインターネットなどでも広がり寂れた山間の温泉が人気温泉へと変貌を遂げるようになった経緯です。
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その後、マスコミにも頻繁に取り上げられた結果、湯布院と並ぶ全国的な人気温泉となりました。
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私はこの話を2年前に、現在の神奈川県知事となった黒岩さんから話を聞く機会があり、いつか訪れてみたいと思っていましたが、今回ようやく実現しました。
残念ながら、団体旅行の世話役だったため、のんびり温泉に浸かることができませんでしたが、プライベートでまた訪れてみたい温泉ですね。
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