韓国仁川から中国大連へ　大仁フェリー Dain Ferry（DA-IN号）　アジア周遊158日（4）　　

2011/11/03 - 2011/11/04

韓国の友人と夕食を共にし
翌日、中国行きフェリーに乗り大連に着くまでの様子です。

写真は待合室にあった仁川から中国への運行ルート

エリア 仁川(韓国)

ホナムカムジャタン

韓国最後の夜は、ソウルに住む友人にカムジャタン（豚の背骨とジャガイモを煮込んだ鍋）が評判の店に案内してもらった。

お店があるのは、ワンシムニ（往十里）という
穴場的な場所だった。

カムジャタン大を注文する。

韓国では、このようなおかずも出てくる。

カムジャタン

安くて美味しいと評判の店だけにうまい。

骨についた豚肉は、ワサビ醤油につけて食べると美味しいそうだ。
友人がお店の人にワサビ醤油をリクエストしてくれた。

これはいいことを聞いた。
確かにワサビ醤油と相性が良くうまい！

カムジャタンの締めはラーメン（サリミョン）がおススメらしい。

なるほど、煮込み用の韓国麺でこれがまたうまい。

チョンノピンデトック　

二次会はジョンという韓国ではお正月に食べるという料理が評判の店へ。

盛り合わせジョンとマッコリを注文する

迷彩服の軍服を着たおじさんが沢山いた。

韓国では社会人になっても年に一度一日だけ軍の訓練があるそうだ。

あのおじさんたちは訓練が終わったあとの打ち上げみたいなものだと教えてくれた。

第一国際フェリーターミナル（仁川）

翌日いよいよ中国へ。

フェリーチケットの予約はミョンドンの観光案内所に
ソウル市内で取り扱いのある旅行会社があれば教えてもらおうと出かけた。

そこで、とても親切な案内所のスタッフが
電話で予約してくれたというラッキーな展開だった。感謝。

通常は事前振込みが必要だが外国人だから特例で当日支払いＯＫ、
そのかわり早めに行って支払いしてね、
ということだった。

と、いうことで仁川第1国際旅客ターミナルに１２時に着き
支払いをしようと思ったらすでに順番待ちが２０人ほどいた。

チケットを手にするまで３０分かかった。
乗船券は次回利用時の割引券にもなっていた。

１等船室で１８３２００ｗ（約１３５００円）

2024年の価格　https://www.dainferry.co.kr/passenger/price.php

ロッカーは隣りの倉庫のような建物の隅にある。

大きさにより１０００～３０００ｗ。

フェリーターミナルの近くに何軒か中華料理店があり
そのなかの中国料理大家という店で昼食をいただく。

チャンポンとチャーハンで10500ウォン。
チャンポンには貝がたくさん入っていた。

チャーハン
韓国ではポックンパ

午後４時出国手続きが予定通りスタート。
ここで身体検査にひっかかってしまった。

これから行く国は小額のドル現金が必要となるので１０ドル札を５０枚ほどベストの隠しポケットに入れておいたのがまずかった。

中国元の不法持ち出しと勘ぐられた様子。
フィッテングルームのような裏部屋に連れて行かれベストのなかの金をすべて出せという。

１０ドル札と別に１００ドル札に１万円も入っていたのであせる。
パタパタパタと札を数える機械に現金をいれ、いくらあるかチェックを始めた。
若い女性係員は日本円の価値がわからず少しして別の係員を連れてきた。

各国のお札が縮小プリントされ韓国ウォン換算なのか中国元換算なのか知らないが換算レートも書いてあるパウチッコと照合し計算をはじめた。

それで換算した結果ドルも円も違反に達する金額ではなかった。
無事開放。

はたやダンナは金属探知機にひっかかる。
でかい金属があり怪しいとダンナも別室へ。

バックパックの中身を全部出され、これか?となったのはアルミカップ２個をバンダナでくるんだもの。

アーミーナイフがひっかかると覚悟していたがアルミカップがダミー役になってくれたようだ。

ヤレヤレ＞＜　　　　　　　

あたふたしたがなんとか乗船し１等船室へ。

二段ベッドが二台ある四人部屋だが、ほかに乗客はおらず二人で専用できたのはラッキーだった。

椅子が二脚、ソファー（二人用）が一台、テレビが室内にあった。

ロッカーがないのは不便で荷物の置き場所もなく衣類も掛けておけない。
これで四人いたら荷物の置き場所に困るだろう。

ベッドの隅上部に棚はあったが大きい荷物ならアウトだ。

トイレとシャワーが一緒になった洗面所があったが、
シャワーを使ったら床が洪水状態。

水はけが悪く船も水平ではないのでトイレのまわりに常時水がたまった状態で気持ちは良くない。

大浴場があればいいのだがシャワールームのみ（女性用は４人くらいでいっぱいな感じ）

乗船後シャワールームを見に行ったらアジュンマがシャワー室で洗濯していた。
よせばいいのに大きなタライまで用意されているのだ。

少し時間をおいてからにしたほうがいいかも。
男性用はシャワーの台数が女性用より多くそんなに混んでいないといっていた。

1等客室１２３号室から夕景鑑賞。

寒そうなので外には出なかった。

韓国時間と中国時間の時計が並ぶ

免税店もあった

最上階に食堂あり　

食堂の様子

食事はしていないので詳細はわかりません

いつでも開いているわけではないが売店もあった

二人だけなので気兼ねせず客室で酒盛り？！

船内の自販機で缶ビールを買える。
銘柄はｈｉｔｅ、１本１５００ウォンでウォン払い。
冷えたビールを飲めるのでありがたい。

水は１０００ウォン、缶サイダーも１０００ウォンと少し高め。
韓国焼酎にマッコリともお別れだ。

翌朝、島が見えてきた。

瀬戸内海を走行しているような感じでほとんど揺れはなかった。

朝8時に大連に着くも入国手続き関係なのか９時２０分ころやっと下船できた。

帰りしなに２等客室を撮影。

２等客室

入国手続きを済ませ外に出ると大連駅行きの無料連絡バスが用意されていた。

乗客がいっぱいになってから出発するのでタイミングが悪いと２０分ほど待つことになる。

荷物は座席の最前列に積まれるが扱いが荒い。
バスの座席にかけられたヘッドカバーが墨色で汚いのが印象に残った。

大連駅で荷物を預けるにも行ったり来たり。
久しぶりの中国、まだ勝手がつかめず。

大連駅から徒歩１５分ほどの中山広場へ行き両替しようとしたら中国工商銀行では午後１時にならないとできないといわれた。
係員が戻ってくるのが１時だというのだ。

中山広場にｃｉｔｉバンクがありＴＣの両替ができるか聞いたら、うちじゃできないから中国銀行へ行ってくれといわれる。

雨も降ってくるし、なんかイヤな感じ。

中国銀行でＶＩＳＡのトラベラーズチェックは扱えないと断られる。
ＡＭＥＸのＴＣならＯＫとのこと。

しかたなく日本円６万円と香港ドルのあまり３００ＨＫＤを両替した。
レート換算すると１元＝１２．７円

大連から普通快速硬座で瀋陽へ向かう。