中国チベット自治区　ヤムドク湖　カローラ峠（標高5020m）　満拉水庫観景区　アジア周遊158日（10）

2011/11/19 - 2011/11/19

ラサで高度順応兼休養を経て樟木（ダム）まで中尼公路を駆ける。

11月19日はシガツェ（日喀則）まで走行距離320ｋｍの旅である。

チャーター車でラサからカンパラ峠（ 甘巴拉）、ヤムドク湖（ 羊卓雍錯）、カローラ氷河 (卡若拉冰川)、満拉水庫観景区を通りシガツェ（日喀則）へと向かう。

チベット語で「碧玉湖」という意味のヤムドク湖（ 羊卓雍錯　4441ｍ））は素晴らしい景観だった。

人生初の5000ｍ越えを経験したカローラ氷河 (卡若拉冰川)も忘れられない。

息をのむ絶景が続いた一日となった。

エリア 中国

11月19日の行程は、赤丸のラサから日喀則（シガツェ）まで。

中尼公路のG318を曲水（チュシュル）の先からS307に入る。
このルートのお蔭で満拉水庫観景区を観ることができた。

11月19日　朝9時

ラサを出発

9：45　

曲水（チュシュル）でドライバーさんとガイドが手続きをした。
薄い紙を1枚もらい戻ってきた。

ツーリストを乗せた車はスピードを出してもいい
という許可証のようなものだという。

10：10

眺めのいい場所でいきなり休憩タイム。
右端の人物が私たちのドライバーさんだ。

ここで成都のシムズ・コジー・ガーデンホステルから成都駅まで送迎車に同乗したＳさんと会いびっくり。

曲水（チュシュル）にて

雅魯藏布江（ヤルンツァンポ川）

曲水（チュシュル）

ラサ川の下流、雅魯藏布江（ヤルンツァンポ川）中流北岸に位置する。
チベットは絵になる景色が多い。

10：31
カンパラ峠（ 甘巴拉）へ向かう道

カンパラ峠（ 甘巴拉）へ向かう道

九十九折りの山道を上ってゆく

カンパラ峠（ 甘巴拉）へ向かう道

頂上がカンパラ峠（ 甘巴拉）4749ｍで
そこからヤムドク湖（ 羊卓雍錯）を一望できる。

10：53
カンパラ峠（ 甘巴拉）から望むヤムドク湖（ 羊卓雍錯）4441ｍ

ナムツォ（納木錯）、マナサロヴァルツォ（瑪旁雍錯）と共に
チベット三大聖湖のひとつだ。

湖の水面標高は4441m、
東西に130㎞、南北に70㎞、総面積は638平方㌔、
平均深さは20～40mで、ヒマラヤ山北麓での最大の内陸湖。

「チベットイヌ」と声をかけてくる商売人が数人寄って来る。

撮影料１０元を５元に値切ってみたらOKだった。
チベットイヌはやる気なし。

ヤクを連れたおじさんも数人いた。

ヤクもおじさんの言うことを聞かずマイペース。

「碧玉湖」「トルコ石の湖」といわれるヤムドク湖（ 羊卓雍錯）
素晴らしい景観だ。

見上げるとオボ（石塚）があった

ラサの八角街（バルコル）で買ったルンタを願いをこめて撒く

無事に樟木（ダム）、そしてカトマンズまで到着できますように。

甘巴拉山口公用厠所

使用料は2元だった

ツアーバスが駐車場に停車していた。
車体にTIBET　ADVENTURE TOUR　と書いてあった。
　
富士山より千メートルも高いところだから冒険といわれれば冒険か。

ヤムドク湖（ 羊卓雍錯）　石碑

湖畔へ下ってゆく

11：45
ヤムドク湖（ 羊卓雍錯）のほとりで休憩

毎年11月中旬から氷結期に入るそうだが
湖面は、まだ氷結していなかった。　

タルチョは、5色の旗に託された文字や絵が風になびくことで読経したことになるという。

風が読経する。
チベット仏教の信仰の奥深さを感じる。

ひっそりとした湖畔

積み石のある風景

恐山を思い出す

湖畔から臨む寧金抗沙峰（ノイジンカンサン ）

標高7206mで、チベット四大聖山の一つだ。

12：16
羊の群れ

江孜（ギャンツェ）に向かって湖畔から湖に沿って西へ進む。

12：45
ナンガルツェ

ヤムドク湖に近い大きな町だ

12：45

ナンガルツェの拉薩餐庁でランチ

店内は外国人ばかりだった。

紅焼豆腐　20元

卵チャーハン　２０元

安いからか卵チャーハン率高し

昼食後、いよいよ標高5000ｍ越えの氷河へ向けて車は走る

13:40

カローラ氷河 (卡若拉冰川) 5560m
省道307線に近いので迫力ある風景が間近で一望できる。

カローラ氷河 (卡若拉冰川) 自然･景勝地

カローラ氷河 (卡若拉冰川)から望む寧金抗沙峰（ノイジンカンサン）

標高5000ｍを越える世界は、
全身に鉄の鎧をまとったように体が重かった

さらに頭の上から大きな石を載せた感じだ

空気の薄さは相当なものだ。

後１０分もいたら気を失いそうだった。

甘巴拉山口公用厠所

高山病対策でともかく水を飲んだ。
カローラ氷河 (卡若拉冰川)に近いトイレにかけこむ。

にーはおトイレにしゃがむのはいいが、立ち上がれず焦る。
酩酊して腰が抜けた状態に似ている。
怖かった。

「エイヤーーー！」と何度も気合をいれ歯を食いしばる。
立ち上がろうとするとプレスで頭から押さえられたような感じたった。

何度目かにやっと立ち上がれた。
助かったと思った。

14：03

カローラ氷河 (卡若拉冰川)を超えて一安心。

寧金抗沙峰（ノイジンカンサン）7206mが遠ざかってゆく。

14:26

車は西へ進む。
江孜（ギャンツェ）へ向かう途中から水の色が変わりだした。

14：27

斯米拉山（スミラ）と年楚川（ニアンチュ）の景勝地に入ってきた。

年楚川（ニアンチュ）の上流にチベット初のダムがあり
このあたりから貯水池になっているようだ。

14：28

標高は4200ｍで植物は見当たらない。

14：34

14：34

茶色一色の斯米拉山（スミラ）とエメラルドグリーンの貯水池がドラマチックな景色を展開している。

ガードレールの色も風景を考慮しているのだろうか。

14：38

水の色が、右側が緑がかり左側が青みがかっていて神秘的だ。

14：44

14：47

満拉水庫観景区　石碑

展望台

14：48
この先は満拉水庫（マンラダム）になっている。

予定表では、江孜（ギャンツェ）でパルコル・チョーデを観光し・・
とあったが観光も立ち寄りもなし。
満拉水庫観景区で時間を取りすぎたせいかもしれない。

日喀則（シガツェ）へ直行となった。
ここから113ｋｍ走れば日喀則（シガツェ）に到着だ。

16：40　日喀則（シガツェ）着

日喀則扎西曲塔大酒店（Tashi Choe Ta Hotel）にチェックイン。

日喀則（シガツェ）は、標高3900mの所にあるチベット第二の都市だ。

日喀則扎西曲塔大酒店（Tashi Choe Ta Hotel）

1階のホールにポタラ宮の建築模型があった。

ここはガイドのおすすめ宿。

富士山より高い標高だ。
廊下を歩くだけで息切れした。

四つ星ホテルにシーズンオフ価格の２００元で泊まれるのはありがたい。
しかし、エアコンが壊れているのか作動せず寒い。

18：56

暗くなる前にちょっとだけ散策する

夕食はホテルのレストランにて

トマトのたまご炒め　カレーポテト　ご飯で50元

濃厚な一日だった。
そして高山病で倒れずに移動できたことに感謝している。