2011/04/20 - 2011/04/21
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Halonさん
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凱里から二日がかりで雲南省のモンフンまで移動。
なるべく大都市は素通りしたかったのだが、昆明では長距離バスターミナルが郊外に引っ越していて、急遽宿泊も考慮。
寝台バスでは思茅で降りるつもりが景洪まで乗り越し。
結果として2日後に行くはずだったモンフンまでたどり着いた。
9日目
昆明02:20⇒景洪11:20(寝台バス557km,180元)1h50分遅発
景洪12:20⇒モンフン14:30(バス64km,16元)
【山寺、農家の宴会】
1元=約12.7円
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 3.5
PR
-
凱里駅前の朝、包子を4個買い込む。
-
朝市の様子。
-
無座の切符しかないので、早く乗り込めるよう列に並ぶ。
-
1235次 普快無座 凱里 7:48 ⇒ 昆明 21:43 (13時間55分) 826km (59km/h) 55元 (0.8円/km)
幸い席は余裕で窓側を確保できた。
向かいの席のデブが僕の腰と窓側の間にどうしても両足をねじ込んでくるので暫く攻防。
結局、腰の両側に一本ずつ足を置かせるかわりに、相手の股の下に両足を延ばして決着。 -
こんな奴でも長時間いっしょに座っていると仲間意識が芽生えてきて、「風が強すぎるだろう」と窓を閉める気遣いを見せてくれた。
-
車両の一番端の席は、周りで公然とタバコを吸われるのがつらい。
服務員が社内販売用の歯ブラシを準備し始めた。
ブラシの部分が無駄にでかくて使いにくそうなやつだ。
案の定ぜんぜん売れてない。 -
こちらも全然売れない代表格、果物の販売。
いずれディスカウントされるのが目に見えている。 -
列車が長くて先頭車両は見えない。
-
貴陽から昆明への鉄道沿線は風光明媚。
-
向かいの席におばあさんと孫が乗ってきた。
おばさんは方言がきつく何を言っているのかさっぱり分からない。
終点の昆明まで行くことだけは分かった。 -
-
このガキ、こう見えてなかなか気が強い。
気に入らないと足蹴りを入れてくる。
将来の大物かも。 -
-
ホームでアイスキャンディーを売り歩くおばさん。
-
車内のジュース販売は時々売れている。
夜になって5元に値下がりしたイチゴのパックを買ってガキにも分けてやったが、あまり嬉しそうな顔はしない。
このイチゴ、相当底上げされていて5元でもお得感が薄い。
フライドチキン売りの若い男が2人乗り込んできた。
いい匂いに負けて1本5元で買う。
だが無許可販売だったらしく1人の男が服務員にしょっぴかれていった。
もう一人の男は洗面器に入れたチキンを荷棚にうまく隠して難を逃れた。
その後も服務員を気にしながら、値引き販売を始める。
3本10元、2本5元、しまいには3本5元に値下げ。
直後に一気に売り切れた。
そこまで買わずに待っていた乗客の方もしたたかだ。 -
夜21時57分、定刻13分遅れで昆明駅に到着。
ホテルの客引きを無視して、駅の横にあるはずのバスターミナルに向かったが、どうも様子がおかしい。
その後、長距離バスターミナルは郊外に引っ越したことが分かった。夜、この時間にはそこまで行く路線バスはないとのこと。
さてどうする?
とりあえずホテルの客引きがいそうな通りまで戻ると、おばさんが都合よく声をかけてくれたので着いていく。細い路地を何度も曲がった奥の宿で、一泊30元の一人部屋に荷物を降ろす。
だが宿帳を運んできた別の女性にパスポートを見せると、「すみません、日本人は泊まれません」とのこと。冷静な言い方だったので、これは本当にダメだなとすぐに諦めた。 -
寝台バスで思茅まで行きたいことを伝えると、客引きの女性の方がバス会社に電話して確認してくれた。郊外のバスターミナルまで行かなくても、高速のインター付近でバスに乗る方法があるらしいのだ。
女性に着いて再び細い路地を歩くと、以前もう一箇所のバスターミナル(駅の北西)があった場所の路上で各方面行きのチケットを売っていた。その場で思茅行きチケットを購入。
案内してくれた女性には謝礼を渡してお引取り頂く。 -
バスを待つ間に向いの深夜営業のレストランで食事。
普通の米粉は飽きたので臭豆腐鮮肉小鍋(8元)をたのんだが、納豆に似た強烈な味だった。 -
レストラン横のホテルのトイレで顔を洗ったり、ミネラルウォーターを買って態勢を整える。
路上には大型バスが停まっていたが、思茅行きではなかった。
案内係りの男のバンに乗せられ、別の場所の駐車場で他の二人の客と車内でDVDを見ながらバスの到着を待つ。
バスは成都発景洪行きで、昆明に深夜12時半の到着予定が大幅に遅れていた。 -
2時頃になって高速インター付近までバンで移動。
2時20分、バスに乗り込む。
上段の寝台を確保して、すぐに寝入る。
寝台バス 昆明 2:20 ⇒ 景洪 11:20 (9時間00分) 557km (62km/h) 180元 (4.1円/km) -
6時半まで熟睡していた。
夜中にトイレ休憩に停まったかどうかも分からない。 -
朝方のトイレ休憩で、ニーハオトイレにて生涯初の大をする。
例によって仕切りはなく穴が開いているだけだ。
人がしゃがんでいる姿を見ながら待つというのも変な気分だ。
みな案外紙を使う回数が少ない。
キラキラでオセロ松嶋が「完全に付かなくなるまで何回も拭く」と言っていたが、僕もそっちのタイプだ。 -
車窓にはバナナ畑が続く。
バスは高速を降りて思茅市内に入る。
街の手前で客を降ろした後、郊外の路上でもう一度停車。
こんな所で降ろされても困る。 -
バスターミナルに着くまで待っていると、再び高速料金所に入ってしまった。
仕方なく景洪まで乗り越すことにする。 -
寝台バスはどこまで乗っても楽チンだ。
このバスはあまり臭わなかったので助かった。 -
11時20分、景洪で追加料金を取られることもなく下車。
-
バスターミナルの建物は二年前とは変わり、新しくなっていた。
だが二年以内に改装した割には、もう古びて見える。 -
さて当初の予定では思茅から瀾滄(ランツォン)を目指す日だが、景洪まで乗り越してしまったので、先にモンフンへ行くことに変更。
バス 景洪 12:20 ⇒ モンフン 14:30 (2時間10分) 64km (30km/h) 16元 (3.2円/km)
途中、モンハイで20分ほど停車。
モンフンまでは結構山道だった。
やがて開けた盆地に出る。
モンフンに着くと、広場でイベントの後片付けをしていた。
大通りの外れで自分ひとりだけ下車。
途端に雨が降り出す。
バスはこの後、ミャンマー国境の町「打洛」まで向う。 -
街にはカラフルな衣装の人もいる。
顔立ちは東南アジア風だ。 -
-
Tabiwikiに載っていた茂源旅社のツイン20元に荷を降ろす。
-
茂源旅社の位置(赤丸)。
モンフンの中心にある交差点から北へ徒歩1分。 -
雲南省で今回訪れた旅のルート地図
このうち本日は昆明→(思茅)→景洪→モンフン(孟混) -
宿番のおばあちゃんが紙を持ってきて記入するように言われたが、上班時間とか書いてある。
どこかの会社の出勤簿を流用してるのか? -
部屋の鍵を探してくれていたが、見つからないと言っている。
まあいいか。おばあちゃんはいい人そうだし。 -
三階の共同シャワーで二日ぶりにさっぱりする。
通りの露店で小さなマンゴーを買う。
250gで3.5元、あまり安くない。 -
路地に入って一軒の農家におじゃまする。
-
庭でお茶を煎っていた。
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得体の知れない食べ物。
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女の子がタイ風の踊りを披露してくれた。
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別の農家でもお茶を選別中。
-
-
丘の上の寺へ登ってみる。
-
宿坊横でオレンジ色の袈裟を着た坊さんが炊飯中だった。
肉は食べてもいいそうだ。 -
階段を登りパゴダを仰ぐ。
一足先に国境を越えた気分。 -
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境内からの眺め。
青い屋根と白い壁が鮮やか。
雲南のブルーシティ! -
再び下界へ。
路地で世間話していた女の子に吸い寄せられる。 -
新年に撮った写真を見せてくれた。
4月14日から20日まではタイ族の新年が行われていたそうだ。
「もう少し早くくれば賑やかだったのにね」 -
音楽に誘われて歩いていくと、農家の庭先で宴会をやっていた。
流れていたのはタイ族出身歌手の歌だった。 -
タイ族特有の料理がテーブルに並ぶ。
牛の胃や牛の生肉を使ったものもある。
鳥肉、豚肉、すっぱい味付けのトマト、わさび醤油など。 -
酒は“瀾滄江”という30度の蒸留酒。
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軒先には六角形の正月飾りのようなものがしてある。
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みんなで記念撮影。
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夜、小さなモンフンの通り沿いにカラオケバーが7軒も連なっていた。
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この旅行記へのコメント (5)
-
- Toshさん 2011/07/12 19:00:09
- お久しぶりです
- Halonさん
すごくつい雲南にいらっしゃったんですね。
一声かけてくれればよかったのに。
景洪も寄ったんですね?
バナナ旅館はどうでしたか?
やっぱクローズでしょうか?
しかしまあ、凄いですねハロンさん。
次から次へと穴場を探すなんて尊敬します。
こちらはやっと、学校が終わり、再び旅に出ます。
初めは麗江、シャングリラ、その後大理を見ます。
その後、もしかしたら景洪にも行くかもしれません。
写真の旅館はどこら辺にあるのでしょうか?
暇があったら教えてください。
あ、そういえば、ラオスではタガメやセミを食べたんですね?
これも凄いですね。私は食べる勇気が出ませんでした。
ではまた。
- Halonさん からの返信 2011/07/12 20:45:41
- RE: お久しぶりです
- Toshさん
どうも、お久しぶりです。
今回、昆明はスルーしちゃいました。へへへ
Toshさん、勉強でお忙しいかな〜と思って。
で、景洪のバナナ旅館も調べてないだよ。
Toshさんはこれから再び旅なんですね。
学校には中国旅行好きの方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
現地情報を駆使した、ガイドブックに載ってない旅を期待しちゃいますよ。
> 写真の旅館はどこら辺にあるのでしょうか?
はい。モンフンの中心にある交差点から北へ徒歩1分のところにあります。
旅行記の旅館の写真の次に地図を載せましたので、ご参照ください。
Halon
- Toshさん からの返信 2011/07/14 01:16:15
- RE: RE: お久しぶりです
- Halonさん
どーも
現在麗江です。
> はい。モンフンの中心にある交差点から北へ徒歩1分のところにあります。
> 旅行記の旅館の写真の次に地図を載せましたので、ご参照ください。
地図をありがとうございます。
そうですか?モンフンだったんですか?
てっきり景洪だと思いました。
モンフンは行ってないなあ。
景洪では嫌な目にあったから、もし東南アジアにいくときには、モンフンに寄ってみようかな?
Tosh
-
- アリヤンさん 2011/06/25 16:55:53
- 車内販売レポート
- さすがは無座クラスの車内販売風景ですネ。
こんな様子の紹介は大好きです。
オモシロイ。
こんな経験もタビの醍醐味ですネ。
旅行記全体も非常に興味深く拝見しました。
- Halonさん からの返信 2011/06/25 19:23:43
- RE: 車内販売レポート
- アリヤンさん
コメントありがとうございます。
> さすがは無座クラスの車内販売風景ですネ。
> こんな様子の紹介は大好きです。
> オモシロイ。
中国の列車はなんやかやと物売りは来るし、事件は起こるし、
毎回書くネタを提供してくれますね。
硬座で寝るのはしんどいですが、
通り過ぎれば毎回いい思い出になっています。
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