1996/05/31 - 1996/06/01
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SUR SHANGHAIさん
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1990年代半ばには済南市北郊外を流れる黄河を何度も訪れたSUR SHANGHAI。
黄河と言えば黄土で黄色く濁った水が滔々と流れて行く悠久の大河を連想しますが、この頃は異常気象で部分的に干上がってしまって流れが分断されてしまう断流現象がよく見られました。
この1996年にもその断流現象が起きたと言うことなので黄河の洛口浮橋の辺りを訪れてみます。
この時の黄河訪問時期については、5月から6月にかけてのことだったと記憶していますが、旅行記録は未発見のままなので詳細は不明。
この頃だったなあという日付を選んでアップします。
表紙の画像は、断流現象で川底が干上がり、ビーチのように見える黄河北岸のあたり。
●注: 1999年からは中国政府が黄河の断流対策に乗り出したため、2006年までの7年間は断流現象が発生しなかったそうです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
済南市街地の北郊外を流れる黄河。
その黄河が再び断流現象を起こしたらしい。
どんより曇って今にも雨が降り出しそうなお天気だけど、SUR SHANGHAIはその様子を見に訪れてみます。
これは、済南市街地がある南岸の堤防の上。
済南の街は盆地の低い場所にあるため、このあたりの黄河南岸には堤防が続いています。
黄河が見下ろせるようにこんな展望台風になっている場所もあるんですが、ここから見えるはずの黄河はこの日はすっかり干上がって更地のようになっています。
画像の右下から左上へと通っているのは、南岸と北岸を結ぶ黄河洛口浮橋。
水が無いと、ただの車道のようにしか見えません。
知らずに見たら、この更地のような土地が黄河の川底だとは到底分からないと思います。 -
ちょっと角度を変えて見てみたこの日の黄河。
この画像は手前が南岸で、左手が黄河の上流方向。
対岸へと続いている道は普通の車道のように見えますが、実は舟形の浮を並べて造られた洛口浮橋。
川底がすっかり干上がっていると、砂地の上に渡した車道のようにしか見えません。
北岸の緑の木立は黄河森林公園ですが、SUR SHANGHAIはその中へは行った事無し。
水がある時期の黄河と洛口浮橋の様子と比べてみたい方は下記の旅行記をご参照下さい。
『★山東省 −黄河に架かる浮橋と鉄橋を歩いて渡る』
http://4travel.jp/traveler/casa/album/10554236/
『★山東省 −黄河の洛口浮橋と、市内の[足勺]突泉公園』
http://4travel.jp/traveler/casa/album/10555578/ -
上の画像より少し川下方向へ行って眺めた黄河と洛口浮橋。
ここが黄河だと知らなければ、広大な工事現場のよう。
いつの事かは忘れましたが、こんな断流現象の時期にタクシーでここまでやって来たSUR SHANGHAIの知り合いは、
「タクシーの運転手に騙されて、黄河じゃない場所に連れて行かれた!<`ヘ´>」
…と思ったそうな。(^^ゞ -
黄河南岸と北岸を結ぶ洛口浮橋。
手前が済南市街地のある南岸。
今日は黄河の水もすっからかんで、わざわざやって来る人はいないとお思いでしょうが、上流方向を見てみると…、 -
…干上がった黄河の川底をビーチの代わりにして遊びに来ている人たちが大勢!
画像奥が西の上流方向。
画像左側は、黄河が湾曲した淵になっているので、多少水が残っています。
そのドロドロと濁った水にジャブジャブと入っていく人もいて、頭だけ出しているようなシルエットも。
ひゃ〜、黄色い泥まみれになりそう。(~_~;)
黄河の泥風呂か〜。泥エステが無料で出来ると思えば、これもよし?
でも、ここにはシャワーとか無いのに、泥水から出たあとはそのまま家まで帰るんだろうか…。
ちなみに、水が流れている時期の洛口浮橋辺りから見た上流方向は、下段の画像のような眺めです。
これは、2008年8月の様子。 -
イチオシ
干上がった黄河の川底をSUR SHANGHAIも歩いて渡って北岸へ。
これは、北岸に渡る途中の黄河下流方向を見た様子。
画像中央を横切っているのは洛口浮橋。
相変わらず轟音を響かせて、済南市街地方向へ行くトラックが一台。
そのまた奥に見えている橋は、黄河鉄橋。 -
どこにでも商魂逞しい人はいるもので、この日の人出を見込んだ飲み物屋さんが黄河の川床の砂地に臨時開店。
この写真だけ見た人には、「これって、内蒙古自治区かシルクロードあたりの砂漠でしょ。」って言われそう。(^^ゞ -
黄河へ行ってみた後は、済南市街地へ。
この96年に撮ったのかどうか、ネガが不完全で分からない写真も混じっていますが、とりあえずこの旅行記の中にアップしておこうと思います。
これは、済南東站と市の中心部の間にある大きな湖の大明湖。
回りが公園化されていて、その一画にはこんな大きい金魚の像があったっけ。
今もあるのかな。 -
ツタの絡まる民家の壁。
取り付けられた傘付き電球がなんだかやけに懐かしい。 -
これは、済南の旧市街地を取り巻くお堀のような流れになっていた黒虎泉沿いの道の一部の黒虎泉西路。
柳の木が街路樹になっている古い街並みがあるかと思えば…、 -
…同じ黒虎泉西路あたりでも、この当時の済南ではずいぶんモダンに見えた街並みもあったっけ。
画像手前が、黒虎泉から続いているお堀風の水路。
黒虎泉西路の西の外れは、済南の見所の[足勺]突泉がある公園になっています。
この黒虎西路あたりの写真は別の季節に訪れた時にけっこう撮ったので、別の旅行記に仕立てようと思います。 -
リヤカー屋台のお店もよく見かけた済南の街。
このおばさんの売り物は糖葫芦(タンフールー)。
糖葫芦(タンフールー)と言うのは、お菓子などの原料にもされる山査子(サンザシ)の実を串に刺して飴掛けにしたもの。日本で言うと、リンゴ飴の親戚。
自転車の後に立てた棒の周りに刺して売り歩く人の姿は今も見られます。
最近では果物のバリエーションも増えて、一房ずつのミカンとかプチ・トマト、キーウィやリンゴの皮を剥いて一口大に切ったものもよく見かけますよ。
ちょっと気になるのは、埃っぽい場所でもむき出しのままで売られている事。
さすがに最近は、一本ずつラップに包んで売っている人も増えています。 -
同じく済南市街地の道端。
売り物なのかどうか、小鳥の入った鳥籠を自転車の荷台に載せて一休みするおじさん。
商売だとしたら、ずいぶん悠長だなという感じ。 -
同じく済南市街地の道端。
リヤカーでバラの花を売っていた女の子。
お父さんお母さんは一緒じゃないの?
なんだかずいぶん心細そうにお店番をしていたっけ。
これは絵はがきに仕上げてもらった後の画像。
女の子の後ろの壁にある赤い字は、≪ゴミ≫という意味の文字が間違っている。(^^ゞ
絵はがき編集する時に消してもらえばよかったね、ごめんごめん。m(__)m -
イチオシ
上の画像と同じ女の子。
こうして花売りのお店番をさせられたのは初めてなのか、心細くて仕方が無い風情。
もじもじ、そわそわ…、サングラスをかけたり取ったり。
この子も今はどうしているのかな、と思う。 -
これは、済南市街地の英雄山革命烈士陵園近くにあった日曜市場だったと思う。
自称≪骨董品≫とか、商品はさまざまあった。
右側のおじさんの売り物は釘や金具部品。
こう言っては何だけど、生活の足しになる位の売り上げはあったんだろうか…。
この頃、物売りおじさんたちの間で結構流行っていたのは、こんな風に頭にかぶせるタイプの日傘。
これって、東南アジアでも見かけたなあ。
アイディアとしては便利でよさそうなんだけど、見た目がやっぱり「う〜ん…。(−−〆)」なので、市民権を取るには至らなかった商品。 -
済南市街地の英雄山革命烈士陵園近くにあった日曜市場の売り物になっていた小鳥。
雑踏のざわめきとかけ離れたきれいな鳴き声で、そこだけ清々しい雰囲気だったっけ。
これで、96年の春〜初夏の済南と黄河の紹介はひとまず終了。
別の時期の済南の様子も、別編でアップして行こうと思います。
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