★ちょっと昔の中国 シルクロード（４）敦煌＋蘭州・炳霊寺石窟

1998/09/25 - 1998/09/27

ウルムチからはまた飛行機で言わずと知れた敦煌入り。

莫高窟を見た後はもちろん嘉峪関、とお思いでしょうが、そうは問屋が卸さない。
客人二人もSUR SHANGHAI＋その旦那も、万里の長城関係は北京や河北省周辺で見ていたので、敦煌の次は目先を変えて、甘粛省の省都・蘭州から足を伸ばし炳霊寺石窟や夏河へ行くことに。

（嘉峪関周辺の河西回廊は、その後０２年６月に訪れることになりました。この旅行記はまた次の機会に。）

炳霊寺石窟は蘭州から南西に１００キロあまり。
この表紙の画像のように、奇岩の連なる黄河のほとりの崖に大仏像や石窟が数多く残されています。

夏河はチベット族の町。
シルクロードの旅ではなくなりますが、この一連の旅行記の最後として次回の番外編に出てきます。

エリア 中国

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 3.5

• 同行者: その他
• 交通手段: 船 レンタカー タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

敦煌に着いて、宿のチェック・インのあとは莫高窟方向へと向かう。

その途中で見た砂丘。
この建物と比べると、砂丘の高さが分かる。

この道をどこからどこまで自転車で？

莫高窟も近い。

「あれ、あんな所に人がいる。」と思ったら、測量をする人々。

莫高窟周辺の写真はほとんど知人に送ってしまったので、無し。(ーー;)

あとは鳴砂山付近の砂丘の写真。

月牙泉とそのほとりの楼閣。

どんな時にも涸れることの無いという月牙泉。周囲は全て砂、と言うのが不思議。

鳴砂山周辺の砂丘。

尾根を登って行く人の影が長く尾を引く。

夕暮れが近くなると、砂丘の陰影も濃くなる。

ダリの絵を思い出す。

砂丘を登るのはなかなか難しい。

人々の付けた足跡がジグザグに砂丘に残る。

ピラミッドのようにも見える砂丘。

この翌日には蘭州へと飛行機で。

蘭州からは車を雇って、まずは炳霊寺石窟へ向かう船着場へ。

そこからはこんなモーターボートで黄河を遡る。
疲れ気味の客人二人のこともあり、こちらはスローに。

この辺の水は澄んでいる。

この辺の赤茶けた山と澄んだ水の対比に違和感。

なぜ、ここには草も生えないのか。

炳霊寺石窟の船着場が見えてきた。

その周辺の景色は…、

赤く焼け焦げたような奇岩と山々。

いつの間にか黄河本来の色を取り戻した水の色。

巨大な奇岩が連なる黄河沿い。

その下を行く小舟が一層小さく見える。

立ちはだかる岩山。

この世の物ではないような風景。

その風景の中を小舟が一艘渡っていく。

太陽の光の中の静寂。

燦燦と日が照る中の悠々たる河の流れ。

そんな風景の船着場から奥へと進んで行くと…、

崖に彫られた炳霊寺石窟の大仏と無数の石窟が迎えてくれる。

トルファンで道の穴に落ち込んでから、客人Bの脚の調子がよくないので、上に登るのはあきらめて下から手を合わせる。

次回は番外編のチベット族の町、夏河へと移動します。