★ちょっと昔の中国 シルクロード（１）上海から西安経由でカシュガルへ

1998/09/14 - 1998/09/18

98年9月、遠路はるばるやって来た客人二人とSUR SHANGHAI＋その旦那はシルクロードを目指す。
客人にとってはシルクロードの前後の上海+近郊の観光も含めて２３日間の旅。

中国の辺境は初めて、という６０代に差し掛かった中国語の分からぬ客人（と言っても身内）は無事に旅を終えられるのか。

こちらが注意するまでも無く、二人が準備万端整えてきた物は…、一人に付き大型トランクが二つ…。

これはいくらなんでも、と旦那が必要最小限度にするようご注進。そのお陰で一人一つずつに。
スポーツバッグ一つで事足りるSUR SHANGHAIは「人によって必要な物は違うけど、一体全体、中には何が？」
訝っていた出発直前、荷物の中身を拝見する機会到来。

うんうん、万が一の時の為の医療品は分かる。服の着替えももちろん必要。

でも、各自ヘア・ドライヤーや電動歯ブラシは…。(ーー;)
辺境に行くって心配してる割に、電気があるかどうかは考慮外らしい。

でもここで荷物の詰め替えなんてしてたら飛行機に遅れる。
それに「自分が運ぶ訳じゃ無し。」と割り切って、澄ましてご案内申し上げるSUR SHANGHAIとその旦那。
何が行く手に待ち受けているのか…。

表紙の画像は、カシュガルの街で見付けたブドウ棚。

エリア 喀什(中国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: その他
• 交通手段: タクシー 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

蛇足ながら、これは上海出発前の周荘（周庄）。

上海市を含めた観光地にもお二人をご案内。
SUR SHANGHAIにとっては見慣れた景色で写真はあまり撮らず。

夏の日を浴びた自転車が脇を通り過ぎる。

シルクロードの旅の出発点、西安の清真大寺。

この様子からはイスラム教のモスクとは思えない。
外見は寺でも、外からも垣間見られる礼拝場の様子には納得。

西安の兵馬俑で知られる秦俑博物館前の土産物売り場。
売込みが激しい。あまりしつこいと逆効果だと思うけど。


西安は前にも来たので、ここでも写真はあまり撮らず。

西安出発後は、ウルムチで飛行機の乗換え。
まずは一番遠い所を目指します。

カシュガル到着。
香妃墓の名で知られるアパク・ホージャ墓へ。
これは入口脇の礼拝所（だったかな。）

柱の彩色と彫刻が美しい。

市内には、まだこんなバイクが走っていた頃。

エイティガール・モスク入口。

この頃は周りの広場も雑然としていた。

０５年７月の２度目の旅では、整備されてショッピング・アーケードなども出来ていました。参照は下記の旅行記で。

『★新疆　２回戦目の旅　−喀什(カシュガル)よ、お前もか！！編』
http://4travel.jp/traveler/casa/album/10030470/

エイティガール・モスクの礼拝所。

観光客が入れるのはここまで。
もちろん靴は脱いで入りました。

エイティガール・モスクの外の右手では、こんな風に路上に集うお年寄りも多数見られた。

今はこの通りも土産物街に。

モスクの左手の、職人街へ通じる路上にはこんなお店が。

０５年７月現在では数軒残るのみ。

こんなお店もあったなあ。

長持ち風の箱を売っているお店。

おじさん、その溝の寝心地はどう？

職人街へ向かう途中で出会った子どもたち。

男の子のズボンに注目。

これが股割れズボンです。

職人街の手前には、歯医者さんが多い。

この手の看板は今もあるけど、この頃は手描きの物で味があった。

またまたご紹介。

歯医者さんの看板。

すみません、何度も怖い看板で。(ーー;)

職人街には、木工、曲げ物、金属加工、民族楽器などの店が。

これは木工のお店。

曲げ物の加工をするおじさん。

帽子がカッコいい。

足踏み式金属加工機。
元は自転車？

火花が飛んでいるのが見えなくて残念。

靴の中敷き加工。

女の子の衣装の色が鮮やか。

こんな年頃になれば、もう一人前のテイラー。

職人街の沿道には、ナンを売るお店も多数。

後にまた歯医者さんの看板が見える。

売れ行き悪いの？

お二人さん、不景気な顔。

ここもナンのお店。

卵売りの可愛い少女。

民族衣装がよく似合う。

路上で出会った人懐こい子どもたち。

衣装の赤がきれい。

エイティガール・モスク広場の前の通りを渡った所にも市場やお店がある。

ここは０５年７月にも健在。
でも、新しい建物が迫って来ています。
この八百屋さんとは０５年７月にも再会。

路上の野菜売り。

ヤギ肉のお店。

夏はにおいが強烈。地元の人も鼻を覆う。

穀物、小麦粉などの粉屋さん。

粉よりも砂埃や土埃の方が多く混じってる気がするけど…。

誰を呼ぶのか、大声にびっくり。


次回は、０５年７月の再訪を決意させたカラクリ湖と日曜バザール編をご紹介します。

この旅行記へのコメント （3）

• kaz-ykさん 2005/08/24 16:25:17

  暫くです。

  SUR SHANGHAIさん　今日は
  今日は、”９８”カシュガル編を拝見しました。
  怖い看板や風俗の画像を拝見し、有難う御座います。
  
  今”司馬遼太郎”の”中国・江南のみち”を、読み返しています。
  蘇州・杭州を中心に、現在の佇まいとその歴史を、詳述されています。
  呉音、漢音まで　解説され、驚きでした。
  （同氏は、大阪外大の蒙古語科卒業との由でした。）
  
  昔中国の北部の人と南部の人は、会話が出来ず、共通語は、英語と聞いたことありますが、こんな広く他民族国家の中国を中央集権で治められるは、立派の一言です。
  
  
  
  

• 背包族さん 2005/08/24 10:49:56

  歯医者さん怖すぎ。

  シルクロード旅行、お疲れ様でした。
  お金と時間がかかるシルクロードやチベットは未到達ですが、いつかは行きたい憧れの地です。
  最近はもっぱら田舎や少数民族地区の旅行ばかりなので、旦那は厭き気味です。
  同じ中国でもシルクロードは異国情緒あふれていていいですね。
  SUR SHANGHAIさんは、シルクロードの口コミもたくさん発表されているので、いくときはぜひ参考にします。
  
  それにしても、ただでさえ行きたくない歯医者さん、あの看板では客足はますます遠のくのでは？
  私だったら入りたくない！
  
  上海の口コミも楽しみにしています。
  

  SUR SHANGHAIさん からの返信 2005/08/25 18:48:34

  RE: 歯医者さん怖すぎ。

  お久しぶりです。書き込み、ありがとうございます。m(__)m
  
  カシュガルの歯医者さんの看板は…、よそからの旅行者にとってはちょっと怖すぎ。(^○^)
  
  背包族さんも新作をアップなさっているようですね。
  ９月からしばらく留守にする予定で、『シルクロード回顧編』のアップを急いでいるので、後程ゆっくりお邪魔させていただこうと思っています。
  
  もうしばらくお待ちください。m(__)m