2010/12/20 - 2010/12/23
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済州島南部の大浦海岸にある奇観、柱状節理の紹介です。韓国の天然記念物の443号に指定されています。柱状節理は、岩体が柱状で節状のものです。六角柱状のものが多く、五角柱状や四角柱状も見られます。マグマの冷却面と垂直に発達するとされ、玄武岩質の岩石によく見られ、安山岩や凝灰岩でも生じます。世界中に存在し、日本では、東尋坊など多くの例があります。
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済州島南西部にある、柱状節理の見学です。済州島が、火山活動を経て造り出されたことが実感できる光景の一つです。沖合に向かって伸びた柱状節理です。
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その柱状節理のアップです。側面に白波が砕け散っていました。葉切戸は確認し難い写真ですが、柱状節理の断面は、六角形です。
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済州島の柱状節理は、中文観光団地の西側にあたる大浦海岸にあります。この場所の見学は、初めてだった記憶です。こちらの岩礁は、柱状節理ではないようです。
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松林の先に延びる溶岩の光景です。済州島の岩礁は、魚の棲家に格好のようです。絵葉書などで見ましたが、磯釣りの名所にもなっているようです。
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柱状節理の見学は、見学路が整備されていました。今回お世話になった現地ガイドさんは、子供の頃、この場所にはよく遊びに来ていたと話されていました。歩いて15分ほどの距離だったと話されていました。
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黒い溶岩と、松林の光景です。現地ガイドさんの話によれば、見学路が整備されて、子供の頃の景色とは、随分変わったとも話されていました。20年少し前のことだったようです。
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先にも紹介した光景ですが、少し場所を変えながらの撮影です。見学路は、観光客で溢れていました。殊に撮影ポイントは混み合っていました。
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柱状節理のアップです。海中に立つ何本もの柱です。地元では『チサッケ』と呼ばれ、『チサッケバウィ(チサッケ岩)』として、親しまれてきたようです。
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波に洗われて、先端が丸くなった柱状節理です。それでも六角形や五角形の断面は見えています。磯釣りで腰かけるのに都合がよさそうですが、多分この辺りでの釣りは禁止でしょう。
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見下ろした、足元の柱状節理の光景です。比較に、日本の代表的な柱状節理を紹介します。最初は、福井県の東尋坊です。今から約1200〜1300万年前の新生代第三紀中新世に起こった火山活動で出来ました。東尋坊の火山岩は、白色の斜長石の斑晶や暗緑色の普通輝石、紫蘇輝石の斑晶を含む安山岩とされます。自殺の名所と、ありがたくない呼び名もある名勝です。断面は6角形と5角形とされます。
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波に洗われて丸くなった柱状節理の背後に回っての撮影です。二つ目の日本の柱状節理の紹介は、鳥取県の三徳山です。新生代第三紀にあたる約1300万年前に、基盤の花崗岩層や小鹿凝灰角礫岩層、投入堂凝灰角礫岩層から噴出して現在の地層が形成されました。安山岩に柱状節理が発達し、選択浸食で出来た断崖を利用して造られた投入堂は、国宝に指定されています。
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柱状節理の中間部のアップです。ネット情報で確認しましたが、海からの眺めは、一層迫力があります。三つ目の日本の柱状節理の紹介は、北海道の層雲峡です。大雪山国立公園に位置し、石狩川を挟み約24キロの柱状節理の断崖絶壁が続きます。約3万年前の大雪山の噴火により堆積した溶結凝灰岩がベースとされます。
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更にアップした、柱状節理の中間部の光景です。まさに、『石柱』の光景です。四つ目の日本の柱状節理の紹介は、宮崎県の高千穂峡です。日本神話の舞台としても有名です。阿蘇カルデラを造った火山活動により、約12万年前と約9万年前の2回に噴出した高温の軽石流がベースとされます。この軽石流が冷却固結し熔結凝灰岩となり、柱状節理が生じたとされます。約7キロに亘り、高さ80m〜100mの柱状節理の断崖が続きます。
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柱状節理の光景が続きます。五つ目の日本の柱状節理の紹介は、沖縄県久米島町の奥武島の『畳石』です。浜辺に亀の甲羅のような形をした『畳石』は、写真で見ますと、野球のベースの形をした五角形です。いくつかの柱状節理の景観と同じように、2007年の『奥武島の畳石』として、『日本の地質百選』に選ばれています。
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いかにも火山活動で出来たと思える姿をした山の光景です。済州島の中心地にあるハルラサンとは別の山です。高さも200メートルくらいでしょうか。沖合に、白い船の姿も見えました。その先も断崖絶壁の連続です。
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今度は、柱状節理がある手前の光景も入れての撮影です。山の名前は、地図で調べても良く分かりませんでしたが、『月羅峰』かも知れません。柱状節理の真西に位置する山です。
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同じく、『月羅峰』と思われる山をバックにした光景です。対岸には白くモダンな建物が見えました。新しく出来たホテルでしょうか。
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2艘の船が浮かんでいました。海から柱状節理の帰還を見学するコースもあるようです。済州島の周りを周遊しながら、その他の名所も観光するのでしょう。
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マストが付いていますからヨットでしょうが、帆を降ろしていますから、エンジンを動かしてのスクリューでの航行のようです。20人以上は乗れる大型帆船です。
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柱状節理の光景野紹介が、まだまだ続きます。右手前には、神殿を支えるような柱の光景もあります。西方面に向かっての撮影です。
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アップした柱状節理の光景です。六角形で連想するのが、水晶です。済州島は、紫水晶、アメジストの名産地です。この水晶は石栄を母材として、高温、高圧の元で結晶化したものとされます。
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隙間なく石柱が並べられたような柱状節理の光景です。この光景を更にワイドにした光景が、船の上から見学できるようです。アメジストの話題の続きです。ブレスレットを2個買いましたが、大きさでの判断は付きますが、質の判断はなかなか難しいところです。専門店の場合、信用取引と言ったところです。
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『月羅峰』と思われる山の方面の光景です。対岸の絶壁が、多少、はっきり見える位置からの撮影です。対岸には滝の姿はありませんでしたが、済州島には、滝が直接海に注ぐ箇所が複数あります。
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2艘のヨットは、行動を共にしているようでした。柱状節理の見学を終えた後、次の場所の見学に向かって行きました。潜水艦観光はしたことがありますが、機会があれば、済州島を巡るクルージングも経験したいものです。
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長く伸びた柱状節理の光景です。長い石柱の手前には、折れて短くなった石柱も見えます。荒波の洗礼を受けたのでしょうか。長い石柱も、白っぽい部分は、先に浸食、風化しているようです。
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長く伸びた柱状節理の上部の光景です。同じような岩質と思える上部は、柱状節理の構造は出来ていないようです。
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小さな入り江になった箇所の光景です。手前の岩は、柱状節理の構造にはなっていません。赤っぽく見える部分は、鉄分の影響でしょうか。影になった対岸の部分は、柱状節理の構造です。
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『柱状節理』の『節理』とは節を意味します。長さはバラバラでも、上が水平になっているのは、節の部分に、強度的に弱い部分があり、折れやすくなっているためでしょう。節理は、英語ではjoint、岩体に発達した規則性のある割れ目のうち、両側にずれの見られないものとされます。ずれがあった場合は、『断層}と呼ばれます。
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柱状節理の見学路は、先端に向かうほど、低くなっていました。その先端部分での見学を終えて、上に戻る途中での撮影です。海に向かって、次第に低くなっていた柱状節理の光景です。
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同じ場所から眺めた、沖合の光景です。対岸に見える光景は、済州島の一番南になる、西方面です。サツマイモに似た島は、西側が少し南に偏っています。
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