2010暮、韓国紀行22(15/25)：12月22日(3)：済州島・ロッテホテルの庭園

2010/12/20 - 2010/12/23

済州島南部のレストランでの昼食を終えて、次に向かったのは、免税店が併設されているロッテホテルです。小休止を兼ねて、ラスベガスを連想させる庭園を散策しました。少し風はありましたが快晴、絶好の旅行日和となりました。

エリア 済州島 チェジュ(韓国)

• 交通手段: 観光バス

中文観光団地と呼ばれる一角にあるロッテ・ホテルです。韓国屈指の財閥のロッテが韓国各地に持つ豪華ホテルです。6階の免税店に立寄ったついでに見学した庭の紹介です。

ロッテ・ホテルは、1979年3月にロッテホテルソウルが第1号として開業しました。現在では10箇所の5つ星ホテルと免税店を運営しています。韓国を代表する韓国資本のホテルチェ−ンです。

庭園を船で回遊するイベントもあるようです。その池の周りにあった石像の紹介です。星座に因む名前が付いていました。台座に雄羊座を表わすラテン語のアリエスの文字がありました。

頭を振り上げた姿は、雄牛座を象徴する石像です。黄道十二星座の一つに数えられます。ラテン語ではタウルス、ギリシャ語ではタウロス、英語ではトーラスになります。

二人並んだ姿は、双子座を象徴する石像です。ラテン語ではゲミニ、ギリシャ語ではディデュモイ、英語ではジェミニになります。

前足を挙げた、タテガミが立派な獅子座のモニュメントです。ラテン語、英語ともレオ、ギリシャ語ではレオンです。

山羊座の石像です。ラテン語ではカプリコルヌス、ギリシャ語ではアイゴケロス、英語ではカプリコーンです。顎鬚がありますが、尻尾は魚です。

振り返って眺めた、ロッテホテルの白い建物光景です。この日は、最高の天候に恵まれました。真っ青な空に、白い建物が一際映えました。

広い庭園の一角に、オランダ風の風車が見えました。庭園の一角では『火山ショ―』が行われる等、ラスベガス並のホテルです。

白い小さなテントが立ち並んだ一角です。その中にローラースケート場がありました。既にシーズンオフの時期ですが、シーズン中には混み合いそうです。

南国を思わせるような椰子の木が多く植樹されていました。中文観光団地一帯は、済州島の中でも、一番暖かい場所のようです。

ロッテホテルの石のおじさん、トルハルバンです。初めて制作されたのは、李氏朝鮮時代の1754年頃とされています。オリジナル品は、済州島各地に45体が現存するとされます。これは奇麗過ぎますから、新しい造りのようです。

一対になったトルハルバンのもう1体です。先程の像は右手が上、こちらの像は左手が上です。腕は右が上だと文官、左が上だと武官を表す等の説があります。

トルハルバンの脇で咲いていた黄色の花です。日本でも良く見かけるユリオプスデージーです。キク科の花です。

赤い花も紹介しておきます。この時期が旬の山茶花の花です。白い山茶花の花も、園内のあちこちで咲いていました。

4月のオランダ、ベルギー等を巡った旅行を思い出しながら撮影した風車です。オランダでは、世界遺産に指定されたキンデルダイクの風車群を見学しました。

展望台にもなっていた風車の中の光景です。オランダに因んで、ゴッホの絵の数々の写真が飾られていました。自画像、ヒマワリ等の名画です。ここは1階ですが、最上階まで登りました。

側面から眺めた風車の光景です。オランダの風車は、潅漑用にもちいられたものですが、この羽根は飾りのようです。

風車の横から眺めたロッテホテルの建物光景です。足元には、殆んど咲き終えた、ツワブキの黄色の花がありました。

延はいの施設案内の看板です。21箇所の施設と場所が、英語、日本語、ハングルの順で記してありました。風車近くの高台は、映画のロケに使われたのでしょう、『オールイン展望台』の名前が付いていました。

ロッテデパートの庭内に配置されていた奇石の数々を紹介します。恐らく、珍しい庭石の蒐集は、中国から韓国や日本に広がったものでしょう。白い筋が奇麗な石です。全体には、右を向いたサイのようにも見えます。

中国の太湖石にも似た、穴が多く開いた奇石です。太湖石は、蘇州付近の太湖周辺の丘陵から切り出される穴の多い複雑な形の奇石です。中国の庭園に用いられ、現在も世界遺産に指定された名所・旧跡で目にすることが出来ます。

縦長の奇石です。やはり、中国にならって多くの穴が開いた庭石です。水の流れによって出来た穴でしょうか。

石の色や白い筋から見て、最初に紹介した奇石と同じ種類の石のようです。長年月の間に水の流れで出来たような穴が無数に開いています。

石自体が褶曲作用を受けたような、不思議な形をした庭石です。全体が丸みを帯びているのは、水の作用によるものでしょうか。

最後に紹介する庭石は、どっしりとして、何の変哲もない姿に見えます。それでも良く見ますと、前面下部に1箇所と、隠れた部分にも穴があいているようです。

プールの光景です。シーズンオフですから、泳いでいる人の姿はありませんでした。この日は気温が上昇しましたが、14度C程でした。

同じく、青々とした水を湛えたプールの光景です。水の色は、プールの底の色かも知れません。イルカらしい絵が、透き通った水を通して見えました。

高台近くまで登って眺めた庭園の光景です。8階当たりにもホテルの出入口がありました。遠くには、海が霞んで見えました。

これで、ロッテホテルの庭園の紹介はお終いです。再集合場所の6階に戻り、ロビーでゆっくりとコーヒーを飲みました。