2010/07/31 - 2010/08/01
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ぱんスキュさん
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約半月の中東旅行。
ヨルダン・シリア・レバノンと抜け南キプロスへ飛び、北キプロスを抜けてフェリーでトルコへ。
ややあわただしくもとっても充実した旅を送ることができました。
成田からアンマンへ到着した旅の初日。さっそくタクシーをチャーターし、アンマンから死海経由でぺトラへと移動を開始。今思うと非常に行動的だったなあと我ながら思います。でもそれには大きな理由があったのです。
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アンマンからぺトラへは、JETTというバス会社から日帰り可能な便が出ていることは知っていました。
この先の日程がつまっているなら、この便が便利だとも知っていました。
それにもかかわらず、これには乗らず。
なぜって?
それは夏のぺトラ遺跡が非常に過酷だと聞いていたからです。
JETTのアンマン発ぺトラ行きバスは、朝6時半出発の約10時に到着します。
夏場はこの時間すでに暑く、日陰のないぺトラ遺跡内を炎天下のなか歩くことになります。
これでは最後のエド・ディルまで体力がもちません。
そこで取った手段とは・・・。
1.日帰りではなく、遺跡訪問の前日からぺトラ入りする
2.遺跡へは朝イチの6時から入場。
3.日が出ていない涼しい時間帯に、とにかく一番上まで登る
4.アンマンへ戻って観光をしたいので、遺跡散策後はすみやかにアンマンにもどる。
5.そのためぺトラ→アンマン行きバスは、16時のJETT便には乗らない。戻りが遅くなるから。
※このルートで、下記のタイムスケジュールでOKでした。
【宿出発5:30 → エドディル到着8:30 →宿到着12:30 →マアーン到着14:30 →アンマン宿到着18:30】
エドディルまで行くのは大変ですが、登る価値は十分にあります。
本当に、本当にすばらしい光景で胸がいっぱいになりました。
最後まで登りきったら、もうひとふんばりで絶対にビューポイントへ!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- エミレーツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
死海からぺトラまでは、意外に距離がありました。
その時間、約4時間! -
途中にはこんな光景が広がります。
日本では見られない、岩砂漠です。
見渡す山々に草木がない・・・。
ショックでした。 -
荒野を走りに走り、午後19時にぺトラに到着。
『バレンタイン・イン』という宿です。 -
ここの宿は、19時半までにたどり着けば、バイキング形式の夕食を頼むことができます(別料金)。
街中のレストランは観光地プライスなので、
宿で夕食をとられることをおススメします。 -
ドミトリータイプの部屋です。1泊5JD。
このほかに2段ベットの部屋もあり。
従業員のおばちゃんが、ちょっと怖かった。
ちなみに洗濯不可。見つかると罰金だそうです・・・! -
宿は小高い丘の上にあり、遺跡まで徒歩約15分。
夜景もこの通りきれい。
アザーンを聞きつつ、異国情緒にひたる。 -
さて、翌朝。
早朝5時半に宿を出発。
開場は6時。
10分前には着き、開くのを待っていました。 -
2010年8月時点の入場料一覧です。
しかし、11月に値段改訂があり、1日券がなんと!
50JD(約6500円)に値上がります・・・。
おそろしい・・・。 -
この先にゲートがあります。
いよいよ遺跡がみえてきました。 -
ゲートをくぐると、まずはほぼ平坦な道を30分ほど歩きます。
-
すると、このような岩が現れます。
この岩と岩の間をぬって、さらに奥へとすすみます。 -
こんな感じで迫力満点!!!
-
この切り立った岩々の間をぬって進むこと30分ほど・・・。
すると、合間になにか見えてきた! -
第一の遺跡、エル・ハズネに到着〜。
かなり大きい! -
岩をくりぬく形で神殿が作られている。
そしてこまかい装飾もほどこされている。
古代の技術とはおもえない。。。
スケール感と正確さと費やされた労力に、
ただただ圧倒。 -
これは戻り道、
約11時の時点での写真です。
この時間になると、入場客もたくさんです。
混み具合、という意味でも、
やはり早朝入場はアドバンテージがありました。 -
先へ進みます。
ここから道の両脇のいたるところに、
遺跡がゴロゴロと見られるように。
すべて貴重なものだと思うのですが、1つ1つ見ていくととてもじゃないけど時間がないです。
名残惜しいですが、先を急ぐ。 -
7時過ぎ。
このあたりから、出勤前の馬などの動物もチラホラ見かけるようになりました。 -
円柱通り。
かつて両側に並んでいた石柱のなごりを見ることができます。
ちなみに今回は最短距離でエド・ディルを目指したため、犠牲祭壇などに行くのは断念しました。。。 -
この通りの最後にレストランがあります。
ここから、エドディルへの山道がはじまります。
登り道・・・ハードです。 -
この道なき道のさらに奥、
そこにエド・ディルがある。 -
こんな風にかなり足場が悪いところを、約1時間かけて登っていかなくてはなりません。
まだ日は出ておらず涼しかったのですが、
じわじわと汗をかいていきました。
これが炎天下のなかだったら、
とても登れませんでした・・・。 -
本当にもう、過酷な道。
足元には十分気をつけて! -
体力に自信がない人向けに、動物が用意されています。
ルートによってベトウィン(砂漠の原住民)たちの縄張りがあり、動物が異なります。レストラン〜エドディルまでは、写真のようなロバ。
ただし10時ごろにならないと営業開始しません。
早朝ならば徒歩で登山です。 -
途中には崖もあるので要注意!
柵もロープもありません。
落ちないように・・・
本当、気をつけてください! -
のぼり続けて1時間・・・
突然、エドディルが目の前に! -
この遺跡、エルハズネほどの繊細さ・細かさはないのですが、大きさ・スケール間はエル・ハズネ以上!
人間と対比しました。
うーーーん、すごいぞ! -
中に入ることもできますが、
入り口は高くて足場などもないため、
気をつけてはいりましょう。 -
そしてせっかくここまで来たのであれば、
絶対にビューポイントまで登るべし!
ここまででヘロヘロになっていると思いますが・・・
最後の力をふりしぼってゼヒ!
約5分でのぼれますよー。 -
ビューポイントからの眺め、
本当にすごいんです。
前にはエドディル、
後ろにはワディ・ラムの谷が、
グワーーーと一望できるのです。
これはエドディルの方面の眺め。 -
そしてこれが、ワディラム側の眺め。
・・・写真では伝えきれないのがもどかしい! -
パノラマ画像です。
これがエドディル側。 -
パノラマ画像:
ワディ・ラムの谷。
実際に見たほうが100万倍もすばらしいです。
ぜひこの光景をみてください! -
ビューポイントは2箇所あります。
これは遠いほうのポイントからの写真で、
横からみたエドディルと、
さらに切り立った山々がみられます。 -
ビューポイントより、
横からみたエド・ディル。 -
さあ、もと来た道を下ります。
10時。
このころには既に太陽が高く、
非常に暑かった! -
動物達も営業開始。
山の上のカフェまで、物資を運ぶロバたち。
暑さに負けてなくて、働き者だなあと関心させられた。 -
この日差しの中、歩くのは本当に辛い。
でも戻るためには、歩かないと。
休憩を多めに入れつつ、同じ道を戻る。 -
この砂の道が体力を奪うんだよねぇ。
ぐっと踏み込まないと、一歩が踏み出せないから。
頑張って、最後の最後の力をふりしぼり、
入り口のゲートをめざします。 -
帰り道、最後にエル・ハズネを見納めて・・・。
本当にすばらしい遺跡でした。 -
疲れきった体でゲートの外にたどり着きました。
チケット売り場近くのビジターセンターに休憩がてら寄る。
私達はクーラーのきいた建物を想像していたのですが、そういった設備は全然ありません。
建物内も暑く、たいした情報もなかったため、
すぐに宿にもどりました。 -
宿を出て、アンマンに戻る前に腹ごしらえ。
ぺトラの街中のパン屋にはいります。
観光客向けでなく、ジモティー御用達の店のようで、
安いけれどとても美味しいパンがたくさんありました。 -
焼き菓子も売ってました。
どれも焼きたて、非常に美味しそうです。
お店もにぎわっていました。 -
言葉がわからないなりにテキトーに購入。
中身は・・・緑野菜っぽい?
なんとなく野沢菜にも似た味わい!で、
おいしくいただきました。 -
さあ、ぺトラからマアーンに出発です。
バス乗り場はモスクの隣です。
『地球の歩き方』に詳しく載っています。 -
乗り場で『マアーン』と言ったら、ちょうどマアーン行きの乗り合いのマイクロバスが到着。タイミングよく乗車できました。
これは車内の写真。
なんと暑いのでドア開けっ放しで走ってます(汗)。
実はこの乗り場でアンマン行きのマイクロバスを発見しましたが、運転手もおらずいつ出発するか不明だったので止めました。 -
40分ほどでマアーンのバス停に到着。
するとやはりタイミングよく、アンマン行きのバスが出発するところだったので迷わず乗車。
3JD(約400円)。クーラーつきが嬉しい!
周りはジモティーばかりです。
またマアーンは信仰あつい地域とあったので、
一応肌を隠す格好をしました。
このバスはデザートハイウェイを抜け、3時間ちょいかけてアンマンまで戻ってくれました。
18時半、再びアンマン入り。
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