2010 07　ドイツ③11世界遺産11泊の旅　ドレスデン レーゲンスブルク　

2010/07/04 - 2010/07/14

ドイツ　11世界遺産11泊の旅に行ってまいりました。

①行程は　ハノーバー　ヒルデスハイム　ポツダム　ベルリン　ドレスデン レーゲンスブルク　ミュンヘン　バンベルグ　ニュルンベルグ　ローテンブルグ　ビルツブルグ　ケルン　マインツ

②都市間の移動はDBドイツ国鉄、ｼﾞｬ-ﾏﾝ　ﾚｲﾙ　ﾊﾟｽ（列車全線が乗り放題になるフリーパスチケット、高速列車「ICE」の乗車・特急料金なども含み、指定した日付であれば1日に何度でも利用する事ができる。日付「連続タイプ」と「フレキシータイプ」の2種類があります。）を使用、実額の半分位での費用ですみました。
2人組みの10日分を購入しましたが、使用日は連続しなくても良いので、短距離移動の日は使用せず、その場で購入した方が安くつきます。

③都市内では、Sバ－ン（DBの近郊路線）は上記のパスを使用　地下鉄や市電の多い所では市内カ－ドか1日交通券を購入しました。ドイツでは改札機が無いので、誰でも切符無しで乗車できますが、都市間では検札官が必ず検札に来ます。又市内では、私服の検札官が突然切符の提示を求めてきます。しかしその確率は低く、我々11日間で、私服との遭遇は2回だけでした。ある時、前席にいたドイツ人は無切符で私服の検札官につかまり、反則金60ユ－ロ(場所と乗り物で違う。)の支払い請求書を受け取って我々に舌を出していました。キセルは簡単みたいですが、しない方が絶対良いと思います。

④７月この時期の天候は、ほとんど晴れで暑かったのですが、曇ると長袖が必要な温度に下がります。

⑤食事は、一度の店での失敗以外は全て美味でした。特にビ－ルはどの銘柄もうまい！！！日本人には、1品の料理を2人で分けて丁度の量です。足らない時のみ追加した方が良いです。1皿の半端じゃないその量は、街を歩いているドイツ人の体格を見ればその理由がすぐ判ります。

⑥ホテル（全て3星　廉価版）はネット予約してから　再確認のメイルを直接ホテルに送信して返事をもらいました。にも関わらず、1件だけは部屋が無いと最初は言われ、怒りと共に確認書を見せて最終部屋を確保しました。ホテルの条件は、電車での移動でバックパック使用の為、名都市の中央駅から数分が絶対でした。

⑦ドイツ人は親切で、道を尋ねた時は勿論の事、困った様子を見ると、声を掛けてくれ、懇切丁寧に教えてくれます。但し英語を話せるとは限りません。英語で聞いてもドイツ語のみで、（判らんちゅ-のに）身振り手振りで教えてもらえます。その熱意には感謝です。

⑧教会の内部見学は基本的に無料（1部除く）です。寄付は勿論ＯＫです。

⑨写真は全て移動、観光順に並べてあります。移動時間と乗り物が参考になるように、都市間はＤＢ　市内は　ＤＢのＳバ－ン（近郊路線）、市電、地下鉄、バスで移動。記載の無い場合は全て徒歩で、ほとんど隣接しています

エリア ドレスデン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

第4日目　ベルリンから、DBドイツ国鉄で2時間　ドレスデンへ。

ドレスデン　Dresden　世界遺産　DBドイツ国鉄ドレスデン駅

DBドイツ国鉄ドレスデン駅
駅近くのホテルに荷物をほうりこみ、速攻で出かけます。（我々は老齢バッグパッカーですので、駅前ホテルが必須条件です。）泊まったのは、イビスホテル、駅から5分です。

Holiday Inn Express Dresden Zentrum, an IHG Hotel ホテル

まず、駅前のインフォメーションセンターで、市内トラム、バス乗り放題
+11の美術館、博物館が割引になるドレスデン・シティーカード48時間を購入。そして、駅前の３番の市電にて河岸へ。

３番の市電

Albertinumアルベルティナム
16世紀に建てられたヨーロッパ最大の兵器庫だったものを、19世紀末に美術館に改修。

アルベルティヌム 博物館・美術館・ギャラリー

聖母教会（フラウエン教会）
最初のバロック様式の教会は1726年から1743年にかけて建築された。

フラウエン教会 (聖母教会) 寺院・教会

1945年の連合軍の爆撃で破壊された教会の１５万個の破片を調べて元通りに再現するこの作業は、「世界最大のパズル」 と言われました。破片は、東ドイツ共産主義政権の統治下で、45年間市の中心部に積まれたまま放置されていました。

15世紀から18世紀にかけて、歴代のザクセン選帝侯の居城だったドレスデン城。1871年～1876年に製作され、約１００メートルにわたるマイセン磁器のタイルに君主の行列が描かれたドレスデン城壁画「君主たちの行列」

君主の行列 文化・芸術・歴史

旧宮廷教会と城との通路

カトリック旧宮廷教会

カトリック旧宮廷教会 (三位一体大聖堂) 寺院・教会

ドレスデン城　王侯達が収集した（緑の丸天井）宝飾品のコレクション博物館。ドレスデン・シティーカード提示で無料。写真撮影禁止ですが、中には金銀や宝石などをふんだんに散りばめたザクセン王家の財宝コレクションが並びます。贅の極みは圧巻です。

1732年に完成した、壮麗なツヴィンガー宮殿
中の博物館もドレスデン・シティーカード提示で無料です。

ツヴィンガー宮殿 城・宮殿

ツヴィンガー宮殿

そして、市電の３番でー対岸１駅目１１番に乗換え 10分で対岸のギネスに載った（世界一乳製品のうまい店）プフンズ・モルケライへ。

Pfunds Molkerei　プフンズ　モルケライ これが看板。　ヨーグルトを食べました。お味は？？？

プフンズ モルケライ 専門店

内装を手がけたのは、1748年にフランスで創業し、ドイツに本社を移した世界三大陶磁器メーカーのひとつに数えられるビレロイ＆ボッホ。動物や植物、天使などが登場し、すべて手作業で制作されたというタイル。

期待した割には....

近くの果物屋さん。

徒歩10分で、アーティストたちが運営する、クンストホーフパサージュKunsthof Passage芸術村。 敷地内は、エリアごとに「神話」「動物」「変化」「エレメント」「光」といった異なるテーマに分かれており、こんな感じや、

こんな感じや、

こんな感じや、

こんな感じや、

こんな感じや、

こんな感じ。
この前には市電の線路はあるけれど、市電はこない...仕方がないので、主道路の市電の駅まで歩きます。10分。

クンストホーフパサージュ 専門店

街並み

この二人は何者でしょうか？ストリートパフォーマー？？

夕食後　市電で駅前ホテルへ戻り、就寝です。

第5日目　レーゲンスブルグへ　　Regensburg 　世界遺産

DBドイツ国鉄にて、レーゲンスブルグへ。5時間半。我々のジャーマンレイルパスは、２等のパスで、2等車ならどこでも予約プレ-トの無い席に座れます。今までの移動は1-2時間程度でしたので、気にしませんでしたが、今回５時間半と言う事で心配でした。予約すると別料金がかかるので、迷いましたが予約無しを決行しました！でも...運よく無事席は確保出来ました。

レーゲンスブルク中央駅 駅

ここで突然！嫁が皮膚の炎症を起こし、病院へ行く事に。駅近くの銀行で、近くの病院を尋ねたら、地図をコピーまでしてくれて教えてくれました。銀行で私的にコピーして助けてくれるなんて、日本の銀行ではとても考えられません.優しい人が多いドイツ！！感激です。

カリタスセントジョセフ病院

こんな機会はめったと無いので、写真撮影。すいません。代金は現金で立て替えておき、後日クレジットカード付帯の保険で支払われました。3番のバスで河岸へ。10分

カリタスセントジョセフ病院

第2次世界大戦の被害が大きかったドイツでは、戦後多くの都市で中世の街並みが復元されました。ところが、奇跡的に戦火を逃れたレーゲンスブルクの街並みは復元ではなく、オリジナルのままです。ノイプファール教会　16世紀に建設された2つの尖塔を持つプロテスタントの教会

ノイファル教会 寺院・教会

路上パフォーマンスもあり、

古代ローマ時代の要塞からロマネスク様式、ゴシック様式に至るまでの建造物が保存されている、旧市街の街並み。

レーゲンスブルク大聖堂
着工は1275年のことだったが、完成したのは1869年。約600年という月日が建設に費やされました。

大聖堂（レーゲンスブルク） 寺院・教会

1220~1370年のステンドグラス。

レーゲンスブルクの旧市街とシュタットアムホーフを結ぶ、全長310メートルのドイツ最古の石橋 シュタイナーネ橋の市門。

石橋 (レーゲン) 建造物

1146 年に完成したドイツ最古の石橋。

横にある、800年の歴史を誇る名店　ヒストーリッシェ･ヴルストキュッヒェ　
Ｈistorische Wurstküche。「世界最古のソーセージ屋さん」といわれ、ドナウ川に架かる石橋を建設するための労働者向けの食堂から始まりました。

ヒストーリッシェ ヴルストキュッヘ 地元の料理

世界最古のレーゲンスブルガーソーセージ。ザワークラウト（キャベツの漬物）も欠かせません。観光客が多いので、高めですが、うまい！！！勿論地元ビールも！
地元ビールの飲み比べが、旅での至福の時です！

これが橋。

ドナウ川　素晴らしい景観です。

ヨーロッパで2番目に長い大河である、ドナウ川

１６世紀に描かれたフレスコ画

1360年ごろ建設されたレンガ造りの旧市庁舎。旧市庁舎は現在、帝国議会博物館となっています。

市庁舎広場 広場・公園

ヤコブ教会
スコットランド系ベネディクト派教会でロマネスク様式の重要な遺構である。浮彫彫刻で覆われた見事な扉口。

内部

この街名物、ダンプフヌーデル・ウーリ Dampfnudel-Uli 1260年建造の建物。

ダンプフヌーデル ウーリ 地元の料理

ケーキにコンデンスミルクがたっぷり。ダイエット中の人は、この記事削除しましょう。

歴史的な建造物が多く残るこの町の旧市街は、世界遺産に登録されています。

旧市街の街並み

旧市街の街並み

旧市街の街並み

エメラム教会
バロック様式のフレスコ画家にして建築家の、アザム兄弟による。ミュンへンのアザム教会も彼等の作品。

聖エメラム教会 寺院・教会

イタリアにあるヌルシアの、中世のキリスト教の修道院長ベネディクトゥスが描かれた天井フレスコ画。

豪華絢爛。

内部

プラスチック容器が珍しかったので、購入したビール。

旧市街の街並み

歩いて駅へ戻り、DBドイツ国鉄でドイツ国内では三番目に大きな都市ミュンヘンの、駅前ホテルへ移動します。約1時間半.

この旅行記へのコメント （2）

• ブルートレインさん 2010/07/28 20:04:26

  ドナウ川

  だりさんさんへ
  
  　初めまして、ブルートレインと申します。ドナウ川の景観最高ですね。何か心が落ち着いてきます。ヨーロッパ方面はまだ一度も行ったことがありませんが、だりさんの旅行記を読んで行ってみたくなりました。
  　素晴らしい旅行記に一票入れさせていただきます。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ブルートレイン

  だりさん からの返信 2010/07/28 20:40:29

  RE: ドナウ川

  > だりさんさんへ
  >
  > 　初めまして、ブルートレインと申します。ドナウ川の景観最高ですね。何か心が落ち着いてきます。ヨーロッパ方面はまだ一度も行ったことがありませんが、だりさんの旅行記を読んで行ってみたくなりました。
  > 　素晴らしい旅行記に一票入れさせていただきます。
  >
  > 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ブルートレイン
  ブルートレイン様
  ご連絡有難う御座います。
  もし宜しければ、ブログも見てやって下さい。
  http://maenoak.jugem.jp/