長安之旅(1)クラブツーリズムの格安ツアーで妻の子供のころからの夢だった兵馬俑を観にいにしえの都西安へ向かう。

2010/03/19 - 2010/03/23

今年は平城京の遷都1300年と言う年で奈良はさぞ賑わっていると思います。奈良は昨年のゴールデンウィークに集中して観光してしまったので今年の海外旅行は奈良といにしえからの繋がりのある長安の都にしました。最初は兵馬俑と始皇帝陵くらいの知識しかなかったのですが、いろいろ調べるに連れて大変興味深い街だと思えるようになりました。また旅先を妻に提案すると「私は子供のころからいつかは兵馬俑をこの目で見たいというのが夢だったの。」といわれました。子供のころからと言われるとちょっと眉唾もので、兵馬俑が発見された1975年では妻は20歳になっていますから。前の年に奈良を細かく観光していたのはこの旅にとっては重要なことで、西安の博物館で見学した展示品を見ていても隋や唐の時代にいかに現代よりも情報が密だったかと思えました。今回もクラブツーリズムの格安ツアーを利用しましたが、スケジュールが比較的余裕があって自由時間があったのと、ホテルが5星のホテルに4連泊だったことが選んだ理由でした。ツアーのメンバーも楽しい方ばかりで、とても充実した旅行になってとても満足しています。

エリア 西安(中国)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 観光バス タクシー
• 航空会社: 中国国際航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

今日のフライトは午後便の中国国際航空と全日空のコードシェア便でまずは北京首都空港へ向かいます。ここで国内線に乗り換えて西安に入ります。

今回のツアーも昨年末の香港と深せんと澳門の旅に続きクラブツーリズムの格安ツアーでした。4泊5日で49,800円という安さで元全日空ホテルだった「君楽城堡」という5つ星のホテルに宿泊します。

出発まで時間があったので、久しぶりに展望デッキに出てみました。特に飛行機好きではないのですが、10年くらいしてから写真を見てみると機体のデザインが変わっていたり、航空会社自体が無くなっていたりするので面白いです。

残っている古い写真を見ているとPANAMの機体が写っていたり、ソヴィエト時代のアエロフロートの機体が写っていたり楽しくなります。

この日の北京までのフライトは中国国際航空です。

成田空港の照明は妻の知人の堀木えり子さんの作品です。以前何度か一緒に仕事をさせていただいたこともあります。出国のピーク時間を過ぎているので閑散とした雰囲気です。

そんなに急いでも免税店で買う物も無いでしょう。

久しくトルコにも行っていないなと思います。いつもアエロフロートでモスクワ経由なので、いつか直行便で行ってみたいと考えています。

またどこからか到着した便があります。

北京行きの中国国際航空のCA926便は九十九里の沖合いまで出て、Uターンをしてから西北西に進路をとります。左側の席だと富士山が見えたと思いますが、雲間から頭を覗かせている程度のようでした。

日本の上空は雲も少なく天気の良い日でした。

3月の中旬では日本アルプスの山々は雪を頂いています。

長野と岐阜の県境辺りの北アルプスの山々は小学生の頃に父に連れられてよく登りにいったものです。もう40年くらい前の話です。

中国国際航空はおつまみが出てきませんでした。アルコール飲料はビールだけでワインはありません。おつまみは自分たちで用意していって正解でした。銘柄は燕京啤酒（ヤンジンピーチュ）。燕京とは北京の古い呼び名なので北京のビールというわけです。中国は地ビール大国なので（青島ビールがかなり買収していますが）上海など他の地域では飲めないビールです。

そろそろ日本海に差し掛かり、日本ともしばらくお別れです。

富山辺りから日本海に入り、朝鮮半島を横断して黄海に出ました。この後は渤海から天津上空で方向転換して南から北京に入ります。

食事は中華料理がメインでした。こちらはシーフードの魚料理です。

こちらはチキンの肉料理です。見た目はあんまり変わらない気がします。

現地時間の午後6時10分に北京に到着しました。

ここで現地の係員さんと合流して、初めての全員集合です。ここでは乗り継ぎの手伝いだけでガイドさんは西安の空港で合流するとのことです。

新しくなった北京首都国際空港は初めてでした。英国人建築家のノーマン・フォスターの設計です。

国際線ターミナルから入国審査場まではモノレールのような列車で移動しましたが、これが急に曲がったり下がったり加速したり、荷物を持ったお客のことなどお構い無しです。

添乗員無しの団体ツアーなので荷物を持って一度ターミナルで集合です。係員さんの点呼を受けて今度は国内線ターミナルに移動します。2時間くらい時間があるはずでしたが、手続きに追われて直ぐの出発になりました。

午後8時30分に中国国際航空のCA1205便で西安に移動します。約2時間のフライトでした。

西安空港に午後10時25分に到着しました。北京から約2時間のフライトですが少々疲れました。黄色く霞んでいるのは黄砂の影響でしょうか？

西安咸陽空港です。咸陽の名前の通り西安から外れた所にあります。千葉なのに新東京国際空港という名前が付いた成田空港と一緒ですね。

すなわち西安まで時間がかかると言うことで、市内の城壁の北門まで約1時間かかりました。車中でガイドさんから翌日以降の説明を受けてホテルにチェックインとなります。

この旅行記へのコメント （2）

• gofukujiさん 2010/03/28 09:45:55

  西安旅行記、楽しく拝見させていただきました。

  松本の大谷　秀雄と申します。「西安旅行記」とても丁寧で、理解しやすい
  コメントも楽しく、上質な旅行記と感じました。実は、私も３月１６日から
  １９日まで天津経由で北京を訪れていました。１８日は一日中濃い霧と寒気の中、故宮を見学しました。今から４０年前の学生時代に訪中した仲間と当時の国際旅行社の幹部や通訳さんとの交流記念会が北京であり、その会への
  参加が目的でした。
  　西安は、次回の訪問予定地であり、とてもよい参考になりました。できれば、私は西安と河南省の洛陽も訪れたいと考えております。列車で約３時間ほどに短縮されたとのことで、今から楽しみです。また、４月１日には奈良
  博を訪れる予定です。
  　　　写真にブラインドがかけられてなく、却って好印象を感じました。
  　それでは、お元気でお過ごしください。
  
  　　　　　　

  kojikojiさん からの返信 2010/03/28 10:13:35

  RE: 西安旅行記、楽しく拝見させていただきました。

  おはようございます。
  旅行記を見ていただいてありがとうございます。
  西安から戻ってから仕事が忙しく深夜に写真の修整とブログの
  作成をしているのでまだ半分も出来ていない状態です。この後も
  の分も作業中ですのでお時間がありましたらご覧になっていただき
  たいと思います。我が家も中国が好きになって旅を始めて５年ほど
  になります。このところはツアーに便乗していますが基本は二人旅
  です。中国語は全く話せないので筆談で伝えなければならないのは
  大変でもありますが熱心に理解してくれようとする現地の方々には
  感謝に気持ちでいっぱいです。そんな方々に支えられて楽しい旅が
  出来たのだと思います。古いお友達がいらっしゃると言うのは羨ま
  しい限りです。いつかそんな友人が出来たらと思います。
  写真にブラインドをかけないのは親から貰った顔を犯罪者でもない
  のに隠す必要は無いと思っているからです。顔を隠すのはブログを
  見ていただいている方に失礼だとも考えています。
  西安のご旅行の参考になるか分かりませんが頑張って残りの写真を
  アップしていきたいと思います。