2009/12/02 - 2009/12/02
1639位(同エリア4480件中)
キートンさん
半日の現場作業で仕事が終えて午後がフリーになった平日のある日、このまま帰宅するなんてあまりにも悲しいほどお天気。
ならばどこか行楽に行ってみよう!って、なんだか前にもあったような・・・
たびたび、こういうことあったら困るんだけどなぁ〜有給じゃないし・・・
とはいえ気持ちの切り替えは早い私(仕事⇒遊びの時だけ)
さあて、今日はどこを攻めようかな?
ということで、阪急の駅での情報ではとりあえず「見ごろ」表示になっていて交通の便も良い嵐山方面にくり出しました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄
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-
今回の紅葉散策のスタートは阪急嵐山駅。
とりあえず渡月橋へと向かいます。
途中の中ノ島に渡る橋の上から。 -
嵐山といえば「渡月橋」
平日でもなかなかの混みようでした。 -
渡月橋より
まだ紅葉は楽しめそうです。 -
はたらくお兄さん
人力車は京都観光では重要な移動手段です。 -
亀山地区の嵐山公園まで来ました。
この地図でいくと、落合まで4.2km。
なら、JR保津峡駅まで歩いても2時間程度で行けるでしょう。 -
桂川を行く船
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嵐山公園の茶屋
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嵐山公園には保津峡方面を見下ろせる展望台がありました。
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秋は日が傾くのが早く、渓谷はすでに山陰になっております。
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この展望台からは「渓谷を走るトロッコ列車」が見れるようです。
次の通過は14:35、しばし待機。
近頃、少し鉄ちゃん傾向も見うけられる私。 -
トロッコ列車は登場したものの、これは少し遠すぎる。
我がコンパクトデジカメでは、この望遠はかなりきついショットでした。 -
紅葉にこの青空のバックが気持ちいい。
-
「嵐山公園はここまで」の表示を過ぎて、いよいよハイキング道を行きます。
ハイキング道にしては道標がないし、整備があまり良くない。
すれ違ったおじさんに「保津峡方面に行けますか?」とたずねると、道を教えてくれて、ひとまず安心。 -
途中2箇所くらい分岐点があり、適当に上って行くと見晴らしの良いところに出ました。
嵐山から京都の中心地まで見渡せます。 -
もう少し行くと、先ほどより北側が見渡せました。
それにしても人っ子ひとり出会わなくなってきた。
道標もないのであまり一般的なハイキングコースではなさそうです。
「ちょこっと紅葉散策」のつもりが、いつのまにか本格的なハイキングに変貌しているのでした。
そのまま進むと道がなくなっていたので一度引き返して、違う道を進んだりしていました。 -
なんとか車も通れる道に出ました。しかも車が置いてあり、近くで誰か作業をしているようです。
この道を下って行くとどこか街に出るでしょう。
すでに私の頭から「保津峡」という目的地は消えかけているのでした。 -
しばらく歩くとようやく一般道に出ました。
ここではじめてまともな道標を見かけました。
ちゃんとしたハイキングコースじゃん!
一般道に出たら一般道を歩こうと思っていたのに、「ドライブウェイ内歩行禁止」と丁寧にも書かれてある。
歩行者は好むと好まざるに関わらずハイキングコースを行く選択肢しか用意されていない。
いまさら歩いてきた道を嵐山まで戻る気にはとうていならない。
必然的に落合に向かうのでした・・・ -
ところがこのハイキングコース、ますます難易度アップするばかり。
ロープ伝いも多々あり、仕事用の軍手が思わぬところで威力を発揮。
それにしても、「ハイキングコース」と言うなら、もう少し整備してほしいところ。
この状態では、決して人にお勧めできません。 -
コース上の景色は良いだけに、コースの整備不良がくやまれます。
-
再び一般道に合流すると、トレイルの標識が・・・
これによると私は「×」から現れたことになる。私はいったい何者だ?
よく生還できたものだ・・・ -
くどいようですが、嵐山に戻る気はすでに失せていた。
-
落合にたどり着くと久しぶりの案内図。
よく見ると私はこのコースをたどってきたわけではありませんでした。
なんたって、小倉山に上っていたんだもんな・・・どうりで時間もかかるわけだ。 -
保津峡は小学校の時に行った遠足の中で、最も楽しかった印象があります。
それ以来、京阪神の観光地のなかでも私の中では特別な存在。
そう考えると、私が無意識にここを目指していたのも自然な成り行き。 -
しばらく歩くとトロッコ保津峡駅に渡るつり橋が姿を現します。
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つり橋上より。
紅葉も彩を添えます。 -
この駅の雰囲気も個人的にはお気に入り。
確か、映画「蒲田行進曲」のシーンでも出てきた記憶があります。
ヤス(平田満)の故郷という設定だったかな?(定かではない) -
さらにしばらく歩くとJR保津峡駅にたどり着きます。
この駅は橋の上がホームとなっています。
時間はすでに16:30をまわっていましたが、タイミング良く16:36発の列車があり、滞りなく嵯峨嵐山まで戻ることが出来ました。 -
JR嵯峨嵐山から次に向かったのが大覚寺。
夜間特別拝観「真紅の水鏡」のうたい文句に惹かれて。
おたくライトアップ好きでんなぁ〜
はい、「真紅の水鏡」なんてストレートにハート直撃ですわ・・・
かくして、高台寺、清水寺に続く、水鏡第3弾「大覚寺編」とあいなりました。 -
夜間特別拝観開始の17:00にタイミング良く到着。
平日のこの時間、入場者はまだ少なく絶好のコンディションであります。
大覚寺は正式名称を「旧嵯峨御所大覚寺門跡」といい、真言宗大覚寺派の本山です。 -
受付前にはたくさんの生け花。
ここはいけばな嵯峨御流の総司所でもあるそうです。
拝観料は500円とまあ標準的なところ。 -
残照の中、五大堂方向は人影もまばら。
落ち着いて拝観できそうです。 -
展示物もあり、なかでもこれは目を惹きました。
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宸殿と正寝殿にはさまれた中庭
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正寝殿の「御冠の間」
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五大堂の吊り灯篭と勅使門
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勅使門の傍らにはしだれ桜。
桜の時期もまた素晴らしいことでしょう。 -
御所車と紅葉
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大沢池のほとりに出ると、いよいよ「真紅の水鏡」の真髄に迫ります。
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園路の照明がその真髄へと導きます。
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大覚寺のライトアップ最大のみどころ、水面に写る心経宝塔が見えてきました。
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「真紅の水鏡」のハイライト
紅葉は少なめですが、色彩豊かな木々と心経宝塔が水面の鏡に写り、まさに絶景。
こちらの池は大沢池とは園路で隔てられた小さな池なので、さざ波もたちにくいのかもしれません。
この鏡状態なら、逆さに掲載しても気付かないかも・・・ -
そして、何よりもありがたいのはすいていること。
しかも平日は三脚での撮影可なので、三脚持参のカメラマンもたくさんいました。
残念ながら私は三脚を持参していないので二腕に頼らざるをえない。
それでも落ち着いて何枚か撮っていると渾身のショットがまぎれていたりします。 -
大沢池は大きな池で、さざ波がたっているので、鏡状態とまではいきませんが、それでも見ごたえはあります。
ちょうど満月に近い月との共演を狙ったのですが、月は見た目以上に明るいので、にじんでしまう傾向があります。 -
朱の橋
橋を渡った先は立入り禁止でした。 -
心経宝塔と紅葉
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ススキも共演させてみました。
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朱の橋の横は蓮の池でした。
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もみじのトンネル
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闇に浮かぶもみじ
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光を浴びるもみじ
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紅葉と月
月はなかなか雰囲気を出すのがむつかしい・・・ -
大沢池には屋形船
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こちらでは温かい食べ物や飲み物がいただけます。
この秋3度目の紅葉ライトアップは、最もすいていて、とても落ち着いて観賞できました。
今年のテーマでもある「水面に写る紅葉」(いつのまにテーマになったんだ?)においても、最も満足度が高いものとなりました。
あたりまえのことですが、夜の特別拝観は平日が良いことに改めて感じるしだいです。
紅葉ライトアップ3部作 ―完―
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この旅行記へのコメント (2)
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- エムさん 2009/12/06 11:55:06
- 大沢池に浮かぶ月
- キートンさん、こんにちは〜。
紅葉ハイク嵐山 2009にお邪魔しました。
思い立てば嵐山の紅葉を愛でに出かけられるエリアにお住まいなのですね。
うらやましぃ〜。
5年前、大覚寺を訪ねた時、嵯峨天皇が池に船を浮かべて水面に映る満月を楽しまれたと聞いたことがあります。
ライトアップの無い時代に天空を見上げるのではなく、池に映る月を愛でるとは何と風流な・・・。
紅葉のシーズンは激混みで出かける気力がありません。
キートンさんのブログで楽しませて頂き、ありがとうございました。
エム
- キートンさん からの返信 2009/12/06 18:13:39
- RE: 大沢池に浮かぶ月
- エムさん、こんにちは。
> 思い立てば嵐山の紅葉を愛でに出かけられるエリアにお住まいなのですね。
> うらやましぃ〜。
阪急沿線に在住しているので嵐山は比較的気軽に訪れることが可能ですね。
京都は紅葉の名所が多く、週末ともなればかなりの混み様です。
紅葉のライトアップも盛んで、平日仕事を終えてからでも拝観は可能なので混雑を避けることができます。
京都、神戸、奈良に日帰り行楽できるのは京阪神在住者の便利なところですが、横浜、鎌倉、日光、伊豆・箱根等に日帰りできる首都圏をうらやましく思うこともあります。
来年は豪華客船でのクルーズに行かれるのですね。
また、旅行記を拝見するのを楽しみにしてます。
キートン
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