2007/08/04 - 2007/08/04
151位(同エリア1018件中)
関連タグ
SUR SHANGHAIさん
- SUR SHANGHAIさんTOP
- 旅行記929冊
- クチコミ7097件
- Q&A回答49件
- 6,429,399アクセス
- フォロワー237人
前日、麗江からバスで香格里拉(シャングリラ 旧名:中甸)に移動したSUR SHANGHAIは、納帕(ナパ)海と碧塔(ビタ)海を訪問。
この日は香格里拉の北郊外にある、雲南省最大と言われ、雲南のポタラ宮とも呼ばれるチベット仏教ゲルク派寺院の松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)へ。
普段は宗教心の無いSUR SHANGHAIも、教会や神社仏閣、モスクなどに身を置いて、その宗教的雰囲気に浸ってみるのは嫌いではありません。
特に中国でも普段は目にする事のないチベット仏教寺院では、その寺院の外観や僧侶、参拝に訪れる人々の様子も一層興味深いものが。
香格里拉は標高3200mほどの町。
その北郊外の丘の上に建つ松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)への参道階段は急。
前日は高山病の自覚症状は無かったのに、この日は朝から変に息切れが続いて胸苦しい。チベットに行った時のように締め付けられるような頭痛はしなかったのが幸い。
ゆっくり歩いて松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)周辺も見て回ります。
この編では、丘の上一帯にある寺院群へ。
表紙の画像は、松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)寺院群の一つ≪宗喀巴(ツォンカバ)殿≫の入口付近
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
香格里拉(シャングリラ 旧名:中甸)の町から松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)へは、画像のような3路のミニバスで終点≪松賛林寺≫前で下車。
このバスは繁華街の長征路沿いを走っています。
長征路、香郷路、中徳路が交わるロータリーあたりからだと15分くらいで1元。
降りたあたりに飲み物などを売っているお店があるので、ここで仕入れてから松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)の階段を上って行くのがいいですよ。 -
SUR SHANGHAIが行った07年8月上旬は、松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)寺手前の車道や寺の下にある駐車場あたりが工事中。
大門になるらしいあたりもこの上の画像のように建て直し中。
特に駐車場周辺はぬかるみがひどかったですが、秋までには工事が終わると言うことでした。
SUR SHANGHAIは昨夜泊まった香格里拉汽車客運站向かいの≪順鑫商務酒店≫からの引越しなので、まずは昨日見て一目で気に入った≪松賛緑谷酒店≫へと。
駐車場から200mほど先の、黄色い○印を付けた場所がそう。
見かけは下の画像のように普通のチベット民家に見えますが…、 -
…「ああ、来たね!」とフレンドリーなスタッフに出迎えられて中に入ると、そこはチベット風インテリアとモダンが程よく入り混じった≪松賛緑谷酒店≫のこぢんまりとしたロビー。
建物内部に入る時は、玄関先で専用の上履きに履き替えるようになっています。 -
鄙には稀な、という言葉がピッタリ来る≪松賛緑谷酒店≫階段あたりの洗練されたインテリア。
「センスいいなあ、オーナーはどこの人?」
と女性スタッフに聞いてみたら、
「さっき、中庭であなたを迎えたあのチベット衣装の男の人。香格里拉出身です。」
と、にこやかながら聞こえるのをはばかってかひそやかな声。
一瞬、「え! あのフレンドリーだけどちょっとむさいおじさんが!(◎o◎)」
と思ってしまったSUR SHANGHAI。
失礼いたしました〜。m(__)m
どこか大きな街でデザイン関係を学んだ人なんだろうか。あとで直接聞いてみようと思ったら、その後はお出かけしてしまったようで会えず。
さて、≪松賛緑谷酒店≫にチェックインしたSUR SHANGHAI。お部屋の様子はまたあとでご紹介する事にして、すぐそばの松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)へ。
このホテルのサイトはこちら。香格里拉周辺の画像もすばらしいサイトです。http://www.songtsam.com/ 中国語簡体字版、英語版 -
これは松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)のチケット裏に付いていた見取り図。
赤で示された建物が見所になっています。
画像をクリックして元画像で見るとはっきり表示されます。
注: 建物の名は、チベット語の発音を漢字に置き換えた時の表記がこの見取り図に出ている名とは違っていたりします。
この見取り図では平坦に見えますが、実際には小高い丘の麓から上まで一帯に広がっている寺院群。標高が3200mを超える香格里拉にあるので、高山病の症状に気を付けながらゆっくり見て回るのがよし。
大殿など主な建物だけだと2時間もあれば見終わりますが、画像左手の白塔周辺や、丘の麓のチベット族の集落も見るならもう少し時間を取った方がいいと思います。
画像中央下の大門あたりは上のほうの画像のとおりこの時には工事中。
チケットは、大門の後ろから弥勒殿へと上って行く参道階段脇にお坊さんが机を出して売っていました。30元。 -
松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)境内に入ってチケットを買う前に見上げてみた寺院群。
あ、あの頂上にあるひときわ大きい寺院が大殿か! と思ったら、あとで階段を上って行った時に、その右隣にある弥勒殿だと気付きました。
その弥勒殿目指して延びている階段の一部がこの画像でも見えています。 -
昨日、標高が3500mを超える碧塔(ビタ)海に行った時には何とも無かったのに、今日は朝から変に息切れがする。
普通の呼吸の合間に何度も深い息をつかないと、息が詰まってしまいそうな胸苦しさ。
高山病だな…。
松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)へは、上でも書いたように、結構急な階段を上っていきます。
脇道に○○康参と名が付いた小さい寺院がいくつかあるので、SUR SHANGHAIは見学がてら息を整えつつ上って行くことに。
注:チケット裏の見取り図には、○○康倉という表記で出ていました。
上のほうの寺院でも売店で飲み物程度を売っている所がありましたが、最初に着いたバスの停留所あたりで買って行くのをお勧めします。 -
松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)大殿へと上って行く階段脇には、上の画像でも言ったように小さい寺院がいくつか。
寺院内部はどこも撮影禁止ですが、外回りは大丈夫。
寺院への入口付近は極彩色の絵やモチーフ、装飾で埋め尽くされる。
この黄色地にハスの花模様が付いた天井は、インドのマドライで見たミーナークシ寺院の回廊天井を思い出させる強烈な色合い。 -
寺院内部への入口の両側の壁には、決められたスタイルなのか須弥山(しゅみせん)の四方を守ると言われる四天王図が。
寺院によって表現方法には違いがありますが、どこもこの順番で並んでいたように思います。
中央の白い部分を入口とすると、
左から:須弥山の西を守る赤い顔の広目天、東を守り琵琶を奏でる白い顔の持国天、南を守る青い顔の増長天は五穀豊穣の神、北を守る黄色い顔の毘沙門天(多聞天)。
これらの神々も、強烈な色で描かれている松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)。 -
上の画像と同じ小寺院の入口。
参拝に来た人の姿を追ってカメラを内部に向けたら、若いお坊さんが飛び出してきた。
「あ、入口の外にいても、内部にカメラを向けるのはご法度か! (^^ゞ」
と思ったら、このお坊さんは自分の用事があって走って来ただけだった。
「ここくらいなら撮ってもいいよ!」
と言って走り去る。
内部拝観では写真撮影厳禁。
押し包んだような暗闇をほのかに照らすヤクのバターの灯とその独特の匂い、その灯りに浮かび上がる仏像や仏具、バター彫刻の飾り物、僧侶の衣が置かれている風情はちょっと重苦しい瞑想を誘います。
入口では地元の女性数人が交替に奥の祭壇に向かってひざまずく。
チベットで見たような五体投地はここでは見られませんでした。 -
重いくらいに暗い寺院内部から出て来ると、外の光がまぶしい。
心にも風が通っていくような気分。
参拝を済ませて出て来た女性たちも、参拝の時の生真面目な表情がほぐれて笑顔になる。 -
お坊さんたちもぞろぞろ出てきて、これから大殿の方へ向かうらしい。
地元の人は薄い空気に慣れているからスタスタ歩いて行くけど、SUR SHANGHAIはゆっくり歩いて行きます。 -
松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)の大殿や弥勒殿、宗喀巴(ツォンカバ)殿などがある天辺までもう少し。
上って来た階段を振り返る。
軽い高山病で息はハアハア苦しいけどいい景色だあ!
緑の山の向こうに、香格里拉の町の建物が見える。
右手奥に見えるのは、駐車場そばの拉姆(女央)措湖。
雨の降る季節にだけ湿地状の湖になるんだそうです。 -
階段を上りきると大殿前に赤い大きな壁があるので、そこを回りこんでもう一息。
時計回りに回りこんだSUR SHANGHAIは、宗喀巴(ツォンカバ)殿の前に出た。
前を行く人も息がハアハア。 -
はあ〜、やっと丘の天辺に出た。
標高が高くなければ何でもないんだろうけど、ここでもまた一休み。
この画像で見えているのは、右手の建物が大殿の一部。
真ん中は付属の建物。
左手が宗喀巴(ツォンカバ)殿。
ツォンカバと言うのは、チベット仏教のうちでもゲルク派と呼ばれる宗派の開祖。(1357〜1419)
ジェ・リンポチェと呼ばれ、後にはダライ・ラマ1世に位置づけられた人物。
SUR SHANGHAIは最初にそのツォンカバを祀ってあるという宗喀巴(ツォンカバ)殿に行ってみます。 -
松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)の宗喀巴(ツォンカバ)殿の壁に庇の影が落ちる。
ツォンカバが開祖となったチベット仏教ゲルク派とは何かと申しますと、チベット仏教4大宗派の中では一番歴史が新しく1407年に開かれたのだそう。
他の宗派のニンマ派、カギュ派、サキャ派と比べると、本来の仏教のあり方を重視した教義なんだそうですよ。
…と言ってもSUR SHANGHAIも分かったような分からないような、ですが…。(^^ゞ
今、チベットにある有名な寺院(セラ寺、デプン寺、ガンデン寺、タシルンポ寺など)はこのゲルク派のお寺さんなんだそうです。 -
イチオシ
宗喀巴(ツォンカバ)殿の入口付近。
建物前にカーテンのように降りている黒い幕を通す空の光が美しい。 -
宗喀巴(ツォンカバ)殿は、入口脇にある階段を上って、巨大なツォンカバ像が祀られているのを見に行けますよ。
ここも内部は撮影禁止なのでご紹介できないのが残念。
その階段途中から見た入口付近の装飾。
極彩色の彩りの中に、人々の祈りの念が込められたかのような妖しいほの暗さも漂う。 -
これは、宗喀巴(ツォンカバ)殿の入口付近の壁に描かれていた生死輪図。
これは絵柄の雰囲気はあれこれありますが、チベット仏教寺院では必ずと言っていいほど見かける壁画。
三つの目を持ち、死者の魂を集める無常大鬼が抱く円を五つに分けて、その中に≪天、人、餓鬼、畜生、地獄≫の五つの世界の様子と輪廻を表した絵(五趣生死輪図)なのだそうですが、この絵では≪修羅≫を加えて六趣生死輪図になっています。
この絵だと上の天の図から時計回りに、人、餓鬼、地獄、畜生、修羅の絵柄になっているようです。
地獄図が入ったスペースが一番大きいのは、それだけ地獄に行く人が多いんだろうか、と思ったSUR SHANGHAI。近くに寄ってじっくり見ると、あらゆる責め苦に遭っている人の姿が描かれていますよ。
おそろしや〜。((+_+))
一番真ん中の円にハト、ヘビ、ブタの絵が入っているのですが、これは多貧(むさぼる心)、多瞋(いかる心)、多癡(おろかな心)を表すのだそう。
う〜む、ますます分かったような分からないような…。(ーー;) -
チベット仏教寺院では松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)に限らず、壁という壁にはそのほかにも極彩色の壁画が。
これは仏や明王、天女に囲まれ、弟子にかしずかれているツォンカバ…、なんだろうか。
間違っていたらお許しを〜。 m(__)m -
またちょっと一休み。
この画像で見えているのは、右手の建物が弥勒殿の一部。
左手の黒い幕が掛かっているのが大殿で、真ん中は付属の建物。
お次は大殿へ行ってみます。
大殿内部や屋上へ行くには、弥勒殿との間に見えている細い通路から入って行くのですが、この時それを知らずにいたSUR SHANGHAIは、まず黒い幕が出ている大殿正面へ。 -
イチオシ
松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)大殿、正面の扉はピタリと閉じられていた。
上の画像で言ったように、大殿へは弥勒殿との間に見えている細い通路から入って行くというのを知らない人たちはここで立ち往生。SUR SHANGHAIもその一人。(^^ゞ
その赤い扉の取っ手に巻かれたハーダー(白いシルクの布)。
ハーダーは、オボーのような神聖な場所にもよく巻かれたり結び付けられています。
オボーは、前編でも言いましたが、野外に小石を小高く積み上げて、木の枝を立てた場所。チベット仏教が普及している地域のあちこちで見られます。
オボーには天上の神に近い場所という意味があるのだそう。 -
ハーダーが結び付けられた松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)大殿、正面の扉。
もう幾重にも巻きつけられたハーダーは、古い順に色が黒ずんでいく。
日本の岩手県遠野で見たオシラ様にも似ている…。
人々の祈りや念が込められた物には、一種おどろおどろしさがある。
それが折り重なって、一層犯しがたい雰囲気と迫力。
参拝に来てこれを結びつけた人々は何を願ったのだろうか…。 -
さて、松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)大殿へは弥勒殿との間の細い通路から入って行くというのを発見したSUR SHANGHAIはいよいよ中へ。
ここも寺院内部の神聖な場所は撮影禁止。
屋上部分は大丈夫です。 -
松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)大殿の内部も重苦しい暗闇とヤクのバター灯明の匂いで満ちていた。
その中に浮かびあがる仏像や仏具…。
それらは撮影禁止なので画像は無し。
屋上に出ると、内部の闇がウソだったかのようにあっけらかんと明るい空と透明な日の光。 -
松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)大殿屋上の法輪と鹿の像。下界を見下ろすように塀の上に置かれています。
鹿の像は、法輪の右側にももう一つあって対になっています。
あ、これもあちこちのチベット仏教寺院で見たなあ。
なんで鹿の像なんだろうと思ったら、これは釈迦が初めての説法をした鹿野苑を表しているんだそうです。
青い空をバックにカラスも二羽舞うこの日。 -
松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)大殿の屋上にもマニ車が並ぶ外壁が。
この時には一つずつ回しながら参拝する人の姿は無かったのが残念。 -
松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)屋上には小さい鼓楼があって、SUR SHANGHAIが行った午前10時半頃にはその吊るしてある太鼓を打つお坊さんの姿が見られました。
最初は撮っていいのかな?と思いましたが、別に何のお咎めもありませんでした。
まず、ブツブツと低い声で経文を唱えながら鼓楼の中を歩き回り…、 -
イチオシ
…まずは一発、ドーーーーン!!
と言いたいところですが、お坊さんの右腕に隠れた部分の皮が破れているので、ボスッ!!と鈍い音。 -
一発打ち終わって静止。
また経文をつぶやく低い声が途切れ途切れに聞こえる。
壁に向かって経文を唱えたり、また歩き回ったり…。
ん? これで太鼓打ちは終わりなの?
と思ったら…、 -
イチオシ
…いきなり ドカドカドカドカドカッ!!と乱打。
SUR SHANGHAIも、回りで一緒に見ていた観光客らしい人たちも一瞬\(◎o◎)/!
このあとは
8ビートだあっ! 16ビートだあっ!
…はありませんでした。(^^ゞ
罰当たりなSUR SHANGHAIでございます。m(__)m -
松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)の裏手はどうなっているのかな、と建物と建物の間から見てみる。
向こうの低い丘の下に見えるのは、新築された民家?それとも寺院付属の建物?
丘の中腹にはチベット語と漢字で白く書かれた≪松賛林寺≫の文字。 -
そろそろ下へ、と向かった通路で見かけた松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)大殿の台所。
通りかかったお坊さんも
「ここは撮っちゃダメ!」
とは言わなかったので入り口の所からちょっと失礼。
台所と言うより、厨(くりや)と呼ぶのがふさわしい。
大殿の規模の割りに小さいから、台所はここだけじゃないのかも。
煙で黒ずんだ内部、小さい裸電球、窓はあっても薄暗いその内部。
田舎のおばあちゃんの家が萱葺き屋根だった頃の台所に雰囲気が似ている。
ガーーーッと聞きなれた音がする方向を見てみると…、 -
イチオシ
…あれま、台所番のお坊さんの左下にはジューサーミキサーが。
あれ、その隣には電子炊飯器らしきものも。
そのほかのクラシックな台所用品に混じって不思議な雰囲気。
松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)の台所もハイテク化。ひょっとして電子レンジなんかもあるかも?
「あら、見てたのね〜。」
と振り向くお坊さん。
失礼いたしました〜。 m(__)m -
松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)大殿の外に出る。
これはお隣の弥勒殿の横に付いている勝手口。
ここから先は女性は中に入ってはいけないようで、お使いに来たこの人は入口に立っている男の人に何かを手渡して言付けをしていました。
ここだけではなく、女性が入ってはいけない場所には≪女士止歩≫と書いてあるので、女の旅行者さんは気を付けましょう。 -
松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)弥勒殿の窓の一つ。
窓の奥に、一人のお坊さんの横顔が。
この画像だとちょっと暗すぎてよく見えないかも。
もう何歳になるお坊さんなんだろう。
ずっとこの松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)で修行してきたんだろうか、とその半生を思わせる。 -
この日の午前11時頃には、大殿前の広場で若いお坊さんたちの禅問答の稽古(?)をしていた松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)。
老師らしきお坊さんの一挙一動を見守りつつ頷くのは、まだ10代後半から20代始め頃の若者。 -
ひとしきり、稽古の時間が過ぎて、それぞれの持ち場へ帰る次世代のお坊さんたち。
まだ小坊主といった年齢の子も混じる。
学校での勉強は行かせてもらえるのかな。
あとで松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)の麓を歩いてみたら、中国の企業(?)が中国の援助機関≪希望工程≫に寄付して建てた希望小学校がありましたよ。
それについては次編でご紹介します。 -
松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)大殿お隣の弥勒殿正面付近は修復や塗り直しの工事中。
SUR SHANGHAIは弥勒殿の一段下にある絨巴康参と呼ばれる小寺院へ。
絨巴康参から出てくるのは、これもお年を召したお坊さん。
手前の梯に上っているこの若者は…、 -
…弥勒殿周りの塀の塗装係。
全部赤く塗ればいいものじゃないらしく、スプレーを使って慎重に塗っていく。
角まで来て、別の梯で上ったあとも作業続行。 -
弥勒殿を見上げると、塗り直しが終わった部分は極彩色がさらに色濃く見える。
作業の手を休めて、SUR SHANGHAIを見下ろすおにいちゃん。
お疲れ様で〜す。 -
絨巴康参の入口には、タンカがいくつか掛かっていました。
タンカと言うのは、チベット語で≪チベット仏教絵画≫の意味。画像に出ている程度の大きさだと軸装になっている物が多いようです。 -
絨巴康参から先は、昔の寺院跡(?)らしき壁や寺院付属らしい建物、民家も混じる。
崩れ去った壁の一部が残る一画。
空が青いだけに、一層無常を思わせる風の中。 -
上の画像の崩れ去った建物跡周辺も歩いてみたSUR SHANGHAI。
足元が悪い坂や階段になった部分が多いので、また息がハアハア。
高山病が酷くなっても大変なので、大殿のあたりへと引き返す。 -
また大殿前まで来て一休み。
日中はTシャツがちょうどいいくらいの気温でも、歩いているうちに汗ばんでくるし日差しがきついので陰に入って「あ〜、どっこいしょ。」
持って来たミネラル・ウォーターで息を付く。
ふと横を見ると、お坊さんがジッとSUR SHANGHAIの様子を観察。
パチリ!と一枚。 -
大殿前で一休みの後は、チケット裏の見取り図では一番左端にある白塔のあたりまで行ってみることに。
この道筋は緩い坂なので、お時間がある人は行ってみるといいですよ。
この時には石を敷く工事をしていたので歩きにくい部分もありましたが。
その途中で見た建物の扉には白い手形が。
いたずらで付けたのかな。
ちょっと怖い感じもするけど…。 -
大殿方向から白塔を目指して行くと、その手前には小さい護法神殿が。
ここは明代には同じチベット仏教のうちでもカギュ派の孜夏寺という寺院だったのだそう。
それが清の康煕の時代に、このゲルク派の松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)の護法神殿に改められたのだと説明が出ていました。
カギュ派は仏教翻訳家のマルパと弟子の神秘思想家+吟遊詩人のミラレパが11世紀に開いた一派で、ニンマ派に続いて古いチベット仏教の宗派。密教的要素が色濃い宗派なのだとか。
その門の所に出て来たお坊さん。
う〜ん、いつも思うんだけど、お坊さんには大きな腕時計は似合わないような気が…。 -
その護法神殿の門の扉。
取っ手の古びた金具、そこに結び付けられた布(広げたら馬の絵と経文が付いたタルチョかな?)、剥げかけた赤い色合いに黒地の中の渦巻き?それとも唐草?の模様が美しい。 -
護法神殿の入口扉。
小さい内部には入れないように幕が張ってありました。
暗い内部を透かして見ると、そこにも数々の像が祀ってありました。
この扉の絵は、生死輪図に出てくる無常大鬼と同じ鬼の顔なんだろうか。
三つの目を持ち、死者の魂を集めるという無常大鬼。
夕暮れに見たら一層迫力が増しそう。 -
護法神殿と白塔の間には見上げるほど高く大きいオボーが。
小石を積み上げ、木の枝を立てたオボーは、チベット仏教が普及している地域では天に近い神聖な場所としてよく見かけます。
もうどれだけの間、このオボーはこの香格里拉の人々の信仰を集めてきたんだろう。
手前に置いてある線香立てももう満杯。
オボーの木の枝に取り付けたり、盛り上がるほどに折り重なった五色の旗(タルチョ、モンゴル語だとヒーモリ)。
この5色は物質の五大元素を表していて、黄色は地、青は水、赤は火、緑は風、白は空なのだそう。
タルチョには経文とルンタ(風の馬)と呼ばれる馬の絵が付いていて、風に翻るたびにルンタが空を駆けて仏法を広めてくれるんだそうです。 -
これが松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)の白塔。
ここからだと、マニ石がその左手前に積み重ねられているのも見えています。
マニ石と言うのは、平たい石にマントラ(真言)を浅く彫って屋外に置く魔除けの意味があるんだそうです。
ここでも今日の風に吹かれてタルチョが翻り、仏法を世に広めているかのよう。
そこへやって来たお坊さんは、ただ歩いているわけではありません。
何をしているのかと言うと…、 -
…歩いて回っても数分もかからない白塔回りの小道をグルグル。
道端に立つSUR SHANGHAIなどは目にも留まらぬかのようにスタスタと行き過ぎる。
行過ぎた時に聞こえてきたのは、くぐもったような声の「オムマニペニフム…。(宝珠と蓮華に幸あれ)」のマントラ(真言)。
前にもチベットで同じような光景を見たなあ。
チベット仏教には、日本で言えばお百度参りのような修行があるんだろうか。 -
これは農作業からの帰りらしい地元の人。
仏塔やマニ車、マニ石が積み重ねられた場所、オボーなどの神聖な場所の脇を通る時には、時計回りと決められているようです。
一度チベットで、仏塔を逆時計回りに回り込んでしまったSUR SHANGHAIは、通りかかったお坊さんにひどく叱られた事があります。
理屈はともかく、その土地の作法には注意を払いましょう。 -
道端に立っていると、また戻って来たお坊さん。
雑念は消え去って、マントラを唱えることに憑かれたような眼差し。
こうしてこのお坊さんの1日は暮れるんだろうか。 -
さて、白塔からはまた一旦大殿への方向へ戻るSUR SHANGHAI。その道筋は緩い坂道でも、この時には石を敷く工事中。
土地の人は薄い空気に慣れているからこんな作業も平気なんだろうけど、見ている方がさらに息切れしそう。 -
松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)大殿へ戻る道にあった寺院の門口。
飾り彫りと彩色を施したその細部。
これもチベット仏教寺院独特の色合い。
花瓶に挿してある花は富貴を表すボタンの花? -
またまた大殿前まで戻って来ると、さっきはSUR SHANGHAIをジッと観察していた年配のお坊さんはいなくなって、今度はいがぐり坊主と呼ぶのがぴったりのお坊さん。
ん? 手に持って頬張ってるのはアイス・キャンディ?
おいしい? (*^。^*) -
ふと見上げた松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)大殿付属の建物の窓。
その中に座っているのは、これまたお坊さん。
庇の陰になって風が通る窓辺で、何やら物思いの風情。 -
イチオシ
そんな物思いのお坊さんに似つかわしい薄闇。
その中に見出した扉の風情。
深い赤、唐草模様の浮かぶ濃紺、取っ手すらも何かを語りかけてくるかのように見える。 -
一通り松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)を見終えたSUR SHANGHAIは、朝は上って来た階段を下りて下界へ。
この後は、ちょっと香格里拉の町へも出て、今日の宿になった≪松賛緑谷酒店≫で一休み。
次編では、その≪松賛緑谷酒店≫や、松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)麓周辺を歩いてみた様子をご紹介します。
この旅行記のタグ
関連タグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
★雲南省数日+雲南省ドライブ旅
-
前の旅行記
★雲南省数日(2)香格里拉(シャングリラ)到着 納帕(ナパ)海と碧塔(ビタ)海へ
2007/08/03~
雲南省
-
次の旅行記
★雲南省数日(4) −香格里拉 松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)の丘周辺へ
2007/08/04~
雲南省
-
★雲南省数日(1)麗江到着
2007/08/02~
麗江
-
★雲南省数日(2)香格里拉(シャングリラ)到着 納帕(ナパ)海と碧塔(ビタ)海へ
2007/08/03~
雲南省
-
★雲南省数日(3)香格里拉(シャングリラ)、松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)大殿周辺へ
2007/08/04~
雲南省
-
★雲南省数日(4) −香格里拉 松賛林寺(ソンツェンリン・ゴンパ)の丘周辺へ
2007/08/04~
雲南省
-
★雲南省数日(5)香格里拉(シャングリラ)から虎跳峡へ
2007/08/05~
雲南省
-
★雲南省数日(6)虎跳峡から麗江へ戻る
2007/08/05~
雲南省
-
★雲南省数日(7)麗江郊外の玉水寨へ
2007/08/06~
麗江
-
★雲南省数日(8) −白沙の集落と麗江古城の夕景・夜景
2007/08/06~
麗江
-
★雲南省数日(9、完)麗江古城の朝
2007/08/07~
麗江
-
★雲南省ドライブ旅(1) −昆明から建水へ
2007/10/02~
雲南省
-
★雲南省ドライブ旅(2) −建水から元陽新街鎮へ
2007/10/03~
雲南省
-
★雲南省ドライブ旅(3)元陽新街鎮にて
2007/10/03~
雲南省
-
★雲南省ドライブ旅(4) −元陽の棚田 猛品のあたり
2007/10/04~
雲南省
-
★雲南省ドライブ旅(5) −元陽の棚田 多依樹と勝村のあたり
2007/10/04~
雲南省
-
★雲南省ドライブ旅(6) −元陽の棚田 再び多依樹のあたりへ
2007/10/05~
雲南省
-
★雲南省ドライブ旅(7) −元陽の棚田 再び猛品のあたりへ
2007/10/05~
雲南省
-
★雲南省ドライブ旅(8)元陽新街鎮のレトロとモダン
2007/10/05~
雲南省
-
★雲南省ドライブ旅(9) −元陽新街鎮 農集貿市場にて
2007/10/06~
雲南省
-
★雲南省ドライブ旅(10、完) −元陽新街鎮から昆明へ
2007/10/06~
雲南省
旅行記グループをもっと見る
この旅行記へのコメント (8)
-
- wiz さん 2007/11/12 01:44:26
- 極彩色!
- SUR SHANGHAIさん、こんばんは♪
雲南省編を拝見しました〜
はんなりさんと同じく今回のアイコン写真布だと思ってました^^;
こういうことだったんですねー!
色彩豊かなこの旅行記に魅せられました・・・
やっぱりSUR SHANGHAIさんのお写真はいつも素敵!
雲南省?の湖の水面に映る雲も印象的でした。。。
ところでたまにブログも拝見していまーす(旅行記で見たリンクから^^)♪
アウシュヴィッツの薔薇を見て未アップ分も気になります!
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2007/11/13 10:08:46
- RE: 極彩色!
- お久しぶりです。m(__)m
夏の間、留守が続いたり、編集不能症候群に陥ったりしてご無沙汰してました。
チベット仏教寺院のあの極彩色の壁画や装飾には、単なる色の氾濫だけではなく人々の祈りの念が込められたかのような雰囲気もありました。
同じ中国とは言え、普段その辺で見かけるお寺さんとはまた違う世界…。
異次元に行ったかのような気分になってしまいました。
あれま、別HPの方にもお越しくださったんですか。恐縮です。m(__)m
最初にビルダーで作ったHPに旅行記関連を載せていたんですが、知人の紹介で4トラベルさんに移ってからは更新もおざなり。
今は無料ブログ全盛ですからね。ああでもないこうでもないと手作りしていた頃が懐かしい。
そのHPとは別のブログにはもろもろの事柄を書いてますが、そちらも最近は月に数回ポツポツといった感じで、どちらも来てくれる人は数えるほどになってしまいました。
また数日後には留守になります。アウシュヴィッツを含むポーランドの旅行記もアップしたいと思いつつ、いつになるやらの状況。お待たせすることと思いますが、お許しを〜。m(__)m
-
- はんなりさん 2007/11/07 12:02:49
- 色の調和
- ご無沙汰しています。
プロフ画像にもなさっている
これは布かしらと思っていましたら
寺院の門口だったんですね。
これだけ色を使っても調和?がとれている
不思議です。
はんなり
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2007/11/09 08:59:59
- RE: 色の調和
- 夏から留守がちになっていて、こちらこそご無沙汰してます。m(__)m
他のトラベラーさん訪問はおろか、自分の旅行記アップもなかなか進まず焦ってます。(^^ゞ
チベット仏教寺院の絵柄、色合いや装飾は強烈。
でも細部を見てみると、この門のように結構調和が取れているのが不思議です。やはり一定の色の組み合わせがあってこそなんじゃないかと思ってます。
-
- RiEさん 2007/10/31 15:32:43
- 素晴らしいですッ(*^^)v
- SUR SHANGHAIさんの旅先はどこも
私の憧れの地ばかりで、本当にうらやましいです♪
SUR SHANGHAIさんの素晴らしい旅行記を眺めているだけで
より、気持ちが募ってしまいマス〜(*^_^*)
密教独特の美しい色使い・・・・
見入ってしまいそうな緻密な装飾・・・・
写真からも伝わる濃ゅい空気・・・・
異次元に迷い込んだような不思議な世界が
何とも魅力的で、思わずため息が出てしまいます(~o~)
きっと空気だけでなく、流れている時間も違うんでしょうね〜。
壁の装飾補修にスプレーを使っているのはびっくりしました。
てっきり、1つ1つ刷毛で作業するのかと思いきや・・・・現代的、
やっぱり派手な密教カラーを維持していくことは大変でしょうね。
それと・・・・松賛林寺大殿、正面の扉に結び付けられたハーダーが
一瞬、人の顔に見えて「えッ・・・?ミイラ?」と
ドキッ!!としてしまいました(笑)。
厚い信仰心がこもっている分、軽い気持ちで触てはいけない気がしました。
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2007/11/05 10:57:10
- RE: 素晴らしいですッ(*^^)v
- お久しぶりです。夏の間はずっとお休みしてました。
なかなかご訪問も出来ずにすみません〜。m(__)m
お寺や神社・教会・モスク…などには、一種不思議な空気が流れているなあと感じてしまいます。
チベット仏教寺院は普段その辺で目にする物ではないので、一層印象が深まる気がしますよ。
仏具屋さんなどで並んでいる仏具は怖くないのに、このハーダーのように人々の念が込められた物は、ただそこに結び付けられてあるだけなのに近寄りがたい雰囲気。不思議ですね〜。
そう言われてみれば、ミイラの顔が出ているようにも見えてドキッ!
-
- boanさん 2007/10/29 21:16:00
- 麗江はいいですね。
- 表現方法を知りません。ありふれた言葉ですが、SUR SHANGHAIさんの写像が尋常ではないと、いつも思っています。どうしたら、こんなふうに鋭い写真を撮れるのか、なぜ、これほど美しいのか。ため息がでてしまいます。
SUR SHANGHAIさんは、かつてphotographerを生業にされていたか、あるいは現在されているのでしょうか?
麗江は私が今最も行ってみたい場所です。NHKの深夜紀行番組で、この街を知ったとき、胸が震える思いがしました。今も、いにしえの生活を残していることへの驚きと、日本が決してかなわない中国の歴史の積み重ねを知ったからでした。また、新たな紀行文を期待しています。
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2007/10/30 08:52:15
- RE: 麗江はいいですね。
- ご訪問、ありがとうございます。m(__)m
現在、実際の麗江は観光地化が進んで、お土産屋さんや食堂がずらり。
私が行ったこの時には夏休み中で火把節(たいまつ祭り)が間近だったせいもあって、押すな押すなの大混雑でした。\(◎o◎)/!
それでも、あまり人の来ない路地もたくさんあって夜景がきれいでした。boanさんも麗江に行ったらそういう場所も歩いてみてくださいね。
このあと、また戻っていった麗江やその周辺もアップ予定(最近、なかなか編集できずにいるので、いつになるやらですが…。)なので、出来上がった頃にまたお越しくださいませ。
私はカメラの知識が無いまま、好きなように撮っているだけなんですよ。
趣味なら趣味で、カメラの知識も勉強してみようと思った時期もありましたが、絞りが、光が、スピードが…の数字が理解不能で挫折してしまったわたくしめです〜。赤面…。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ ★雲南省数日+雲南省ドライブ旅
8
60