2007/08/06 - 2007/08/06
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SUR SHANGHAIさん
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雲に覆われた玉龍雪山を訪れるのはあきらめて、この日の最初に訪れたのは納西(ナシ)族の古い集落を屋外博物館的に公開している玉水寨。
そこでは納西(ナシ)族の東巴(トンパ)文字などの文化にも触れられて、思いがけない収穫があった場所。
さて、お次は白沙壁画が残る白沙の集落へ。
白沙は元代から清代にかけて麗江を統治してきた木氏一族の本拠地で、今も集落にある大寶積宮や大定閣には、木氏が描かせたと言う仏画が残っているのだそう。
その壁画だけではなく、白沙の集落自体ものんびりした風情がいいと聞いていたので、周辺も歩いてみたSUR SHANGHAI。
あとは麗江古城に戻る前に、ちょっと束河古鎮にも寄ってみます。
表紙の画像は、白沙の集落で出会った親子
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- 交通手段
- タクシー
-
玉水寨を去ったあと、白沙への道筋でタクシーの運転手おばさんが連れて行ってくれたのは北岳廟というお寺さん。
創建は779年で、小さいお寺さんながら納西(ナシ)族の保護神と言われている三朶を祀っているのだそう。
毎年2月と8月には盛大なお祭もあるんだそうですよ。
ただし、この門から先は撮影禁止と言う事で写真は無し。 -
その北岳廟も去って白沙への道筋は、トウモロコシ畑の合間に金色の菜の花畑が。
こんな時は、好きな所で停めてくれるように頼めるタクシーは便利だな、と思うSUR SHANGHAI。 -
あれ、こんなに晴れてるなら玉龍雪山行きをあきらめなくてもよかったんじゃない?
…とお思いでしょうが、玉龍雪山がある方向は依然として厚い雲がかかっていたんですよ〜。(T0T) -
これが白沙壁画で有名な大寶積宮や瑠璃殿、大定閣、大覚宮がある敷地への入り口で、白沙壁画という額がかかっていました。
この入口右手にチケット売り場があって入場料30元。 -
白沙壁画が残る敷地内には、元の時代から明、清の時代にかけてこの麗江一帯を統治していた木氏一族、麗江周辺の歴史を展示している文昌宮などの建物もあったので、足を止めて行ってみては。
歴代の木氏の肖像や功績なども紹介されていました。説明は中国語が主。英語で併記されている部分もありました。 -
木氏一族についての展示があった建物の片隅にはちょっとした祭壇もあった。
文星高照と書かれた額の下の像は、文学の神と言われる魁星なんだろうか…。
魁星は容貌魁偉と聞いたような気もするけど、この像のお顔は立派。
間違っていたら罰当たりですみません。m(__)m
その祭壇に来て手を合わせる女の子が一人。 -
上の画像の祭壇があった建物だったかな…。
透かし彫りの窓から差し込む光と、その中に浮かび上がる書の掛け軸がいい感じ。 -
さて、これが白沙壁画の主だった部分が残っている大寶積宮。
表に出ていた説明によると、この大寶積宮は麗江一帯を統治していた木氏一族の木旺建によって1582年に建てられたのだそう。
麗江周辺に残る壁画では、ここの物が一番保存状態が良いとのこと。
1996年には中国の国家級文物保護の対象にもなったようです。
大寶積宮という名前からはとても大きな建物を想像してしまいますが、入口のあたりはこんな感じでこぢんまり。
この中に壁画が残されているのですが、壁画の手前3mほどにはロープが張ってあって近づけないし、薄闇の中に朧に見える壁画の数々はよく見えないのが惜しい。
内部はもちろん撮影禁止。
これでは何も説明できないので、大寶積宮手前にある瑠璃殿で売られていた絵葉書で白沙壁画をちょっとご紹介しようと思います。 -
大寶積宮内の白沙壁画の内、上の画像は正面にある物で、無量寿如来図なのだそう。
白沙壁画は、この大寶積宮を建てた木氏が納西(ナシ)族、白(ペー)族、西蔵(チベット)族、漢族の絵師に描かせたものと言う事なので、これらの仏画の細部にはエキゾチックな絵柄も混じっています。
ただ、内部は暗くて壁画には近づけないのでよく見えないのが難。
興味がある方は、大寶積宮手前の瑠璃殿で画集や絵葉書を売っているので見てみるといいですよ。
**********************
大寶積宮内の白沙壁画の内、入って左手にある壁画には、南無孔雀明王大佛母海図と言う名が付いているようです。画像中段の物がそうです。
孔雀明王は、毒蛇を退治する孔雀にあやかって崇められてきた女性の明王様だそうです。
**********************
大寶積宮内の白沙壁画の内、入って右手にある壁画には、観音普門品変相図と言う名が付いているようです。
画像下段の物がそうです。
宗教全般、詳しい事は全く分からないSUR SHANGHAIなので間違っていたら罰当たりですが、観音様は33種のお姿に変化して衆生を救ってくださるのだとか。
注:内部は撮影禁止なので、これらは絵葉書からとったものです。 -
白沙壁画を紹介する絵葉書に付いていた説明によると、現存する壁画は53、総面積は171.67?。
上で見た大寶積宮内の物のほか、同じ敷地内にある瑠璃殿、大定閣、大覚宮にも残っていましたが、風化による破損以外に、落書きなど人為的な破損が多いのが残念。
これは瑠璃殿に付属した建物の扉部分。
扉の装飾や色合いも、ちょっとエキゾチックな風合い。 -
大寶積宮と同じ敷地内にある大定閣の白沙壁画の一部。
注:内部は撮影禁止なので、これは絵葉書からとったものです。
敷地はお散歩気分で回れる規模なので、ちょっと寄ってみては?
大定閣はうっかりすると見過ごしてしまいそうなる小さい建物でした。ここの壁画は破損部分が多くてちょっとがっかり。
これは普賢菩薩図の一部の飛天図ということです。 -
大定閣から先には、またお寺さんのような建物が見えるなあ。
石を敷き詰めた歩道も、その脇の並木もいい感じ。
ちょっと行って見てみると…、 -
…中に金色にライトアップされた仏像が安置されている金剛殿と言う建物でした。
ここには白沙壁画と関連のある壁画があるかどうかは書いていなかったので、比較的新しく建てられた場所なのかも。 -
白沙壁画の残る大寶積宮などを見終わって、出口から白沙の集落へ出る細い道筋にはお土産屋さんがあれこれ。
麗江古城内に比べると、のんびり見られるし、お値段交渉もジックリ出来そうな雰囲気。
絞り染のテーブルクロスは、化学染料が普及したらしく色の種類がさまざま。絞りの模様が細かいのがいい感じ。
SUR SHANGHAIはちょうどテーブルクロスの新しいのが欲しかったので購入することに。
藍色の絞りが細かい200cm×160cmほどの物を選ぶと言い値が150元でしたが、40元まで粘りましたよ。
ショールは東巴(トンパ)文字入りなど多種多様。これは麗江古城内の方が種類が更に豊富だと思いました。
刺繍製品もありましたが、遠目に見て芸が細かそうな品はチロリアン・テープを縫い付けただけの物もあるので、じっくり見てみるのがお勧めです。
どれもお店は一軒だけではないので、時間に余裕のある方はあれこれ見比べて見るのがよし。 -
白沙の集落は、メインになる道の両脇に木造2階建ての民家が並ぶ。
メインストリートと言っても、至ってのどか。
食堂やカフェもあるので、気候のいい時期には道行く人を眺めながら一服するのも楽しい所。
SUR SHANGHAIはここでは食事は摂らずに、雲南コーヒーを注文。お店によって15元位から。
真っ黒なコーヒーでもエスプレッソのような苦味は無いので飲みやすい。
コーヒー好きな人は話のタネにお試ししてみては。 -
白沙の集落の小路を歩いてみると、民家の脇に彼岸花らしき花が。
ん? 黄色い彼岸花って初めて見たなあ。(◎o◎)
こういうちょっとした発見が旅の楽しみ。 -
初めて見ると、何でも珍しく思える。
記念にその黄色い彼岸花もアップで一枚!
この翌日麗江古城内の市場で、火把節(毎年旧暦の6月24日から27日のたいまつ祭り)の装飾用に売られていたり、店先のテーブルにもほかの花と一緒に飾られているのを見たので、今後の旅行記でもご紹介します。 -
白沙の集落の民家入口。
中庭には果樹も植えられていていい風情。
瓦を乗せた塀は日干し煉瓦(?)を積み重ねてあるようにも見えるけど、湿気が多いからそのうちに崩れちゃうんじゃないかなあ。
それにこの辺は大きい地震も結構あるみたいだし…、とちょっと心配になったSUR SHANGHAI。 -
白沙の集落の民家軒先。
木造2階建てが主のよう。
黒々とした柱上部の装飾や吊り下げられている鳥籠、保存食用に干されているらしいトウモロコシが農村の趣を盛り上げてくれる。 -
白沙の集落の路地裏で出会ったウシ。
SUR SHANGHAIは以前インドのバラナシ(ベナレス)で聖牛の頭突きを受けた事があるから、こういう風に構えた格好でジッと見つめられると思わず後ずさりしてしまう。
あの時は角が切ってある聖牛でよかったな〜、と思い出す。
この場はそっと退却。 -
白沙の集落の農道。
細い水路もあるから、季節が合えばオタマジャクシやヤゴも見られそう。
メダカの仲間もいるのかも?
石を積んだ上にこれまた日干し煉瓦(?)が積んである民家の塀が続く。
こんな道を見ると、この先で出会うものは何だろうとワクワク。
ちょっと行ってみます。 -
農道の先は菜の花畑だった。
本当なら画像奥の雲が出ているあたりには玉龍雪山も見えるはずだけど、この日は低い山だけが見える眺め。
それでも十分に旅情をそそるこの菜の花畑。
花の中に分け入ってみたくなりますが、服に花粉が付いてまっ黄色になるのでご用心。 -
お天気は今ひとつでも、白沙の集落の菜の花畑は蝶々で大入り満員。
ヒラヒラ飛んでうまい具合の所に止まってくれない蝶々。
羽を閉じてる時は横から撮らないと冴えないし…。
それに影に敏感だからそっと近づかないと…。
この蝶々は結構おとなしく止まっていてくれた。
ん〜、もう一歩、二歩…という所でバイバ〜イ。 -
白沙の集落の中に戻る。
このお宅は表玄関から奥にある庭が見える造り。
ワンちゃんがこれからお出かけのご様子。 -
白沙の集落で見かけた親子。
おかあさんの顔も体形も福々しくて優しそう。
この子の目はおかあさん似かな。(*^。^*) -
白沙の集落のメインストリート沿いには≪雪山客桟≫という民宿兼食堂もありました。
シャワー共同の二人部屋が50元だそう。
麗江古城内にも民家を改装した客桟と呼ばれる民家は星の数ほどありますが、農村の雰囲気を味わいたい方は白沙まで来てみるのもいいかも。
この画像は≪雪山客桟≫の壁に貼ってあった毛沢東主席の絵。
う〜む、レトロ且つキッチュな色と絵柄だ〜。 -
さあ、そろそろお次の束河古鎮に行ってみようかと歩き始めた白沙の集落メインストリート。
その一軒の民家前では、数人が集まって納西(ナシ)族の古楽らしき曲目を練習中。
こうして次の世代に伝統が受け継がれていくんだな、と思った年齢構成。 -
白沙の集落メインストリートでは、地元の人々の暮らしぶりが垣間見える。
このおばあさんはザル(?)を作成中。 -
標高2400mの麗江。
納西(ナシ)族の古い集落を屋外博物館的に公開している玉水寨のあたりではエーデルワイスの仲間らしき花も見かけたほど。
それでも夏の色の花も咲いて、白い壁に彩りを添える白沙の集落。 -
タクシーの運転手おばさん、またまたお待ち遠さま。
次は束河古鎮に寄ってちょうだいね。
その途中で見たのは、菜の花を眺めながらサイクリング一休み中の旅行者らしき女性。 -
束河古鎮というのは白沙の集落と麗江の間にある場所。
ここで火把節(毎年旧暦の6月24日から27日のたいまつ祭り)の賑やかな集まりが明日の夜からあると聞いたので下見に来てみたSUR SHANGHAI。
でも、束河古鎮は来てみてガッカリ玉手箱だった…。
名前は古鎮だけど、新しく建てられた復古調の建物がずらり。そしてそのほとんどがお土産屋さんや食堂、カフェになっている…。(T0T)
上海の周辺で言うと、すっかり観光地化された水郷の町≪周荘(庄)≫と同じ感じだ〜。
それでもここまで来てみた限りはちょっと歩いてみる事にしたSUR SHANGHAI。 -
新しく造られた建物が並んで、ちょっと期待はずれだった束河古鎮。
でも、ずらりと待ち構えているお土産屋さんには、麗江古城ではあまり見かけない種類のお土産が。
この画像は中国の少数民族衣装を着けた人形キーホルダー。納西(ナシ)族以外の少数民族人形もあって色とりどり。画像中段と下段の人形は高さ3〜4cmくらい。
最初は三つで10元と言ってきますが、すぐに五つで10元になるので、ばら撒きお土産用に買いたい方はさらにお値段交渉を。 -
明日の夜からの火把節(毎年旧暦の6月24日から27日のたいまつ祭り)用の広場らしい場所には舞台や照明もセットされていた。
う〜ん、SUR SHANGHAIにとってはちょっと興醒め…。
そこで見つけたのは≪燃焼文化≫の看板。
商品は何? と見てみると…、 -
…≪燃焼文化≫の商品はマッチの詰め合わせ。
その箱の絵柄がすごい。
毛沢東主席や紅衛兵はまだ分かるんだけど、なんでこんな所にチェ・ゲバラやドイツ第三帝国の絵柄のマッチが!
これは欲しい!と思ったけど、大量のマッチは飛行機に持ち込めないし、残念ながらパス。
あとで上海のお店でも売られていたのに気付いて紅衛兵の絵柄のものを1セット購買しましたよ。 -
束河古鎮でそのほかに見つけたのは≪松茸(火会)館≫。
雲南省はキノコの宝庫。
マツタケは日本にも輸出されている位で、香格拉里(シャングリラ)郊外の碧塔(ビタ)海に行った時には、道端で売買する様子も見られました。
そのほかにも、日本では見たことの無いようなキノコも食堂に色々並んでいます。
一人だと品数が頼めないし、ちょっと入りにくいなあと思っていたら、この≪松茸(火会)館≫には一人でも気軽に頼める松茸飯があったので行ってみます。 -
これが≪松茸(火会)館≫の松茸飯で、松茸(火会)飯と言います。
(火会)という字にはあんかけという意味があります。
土鍋で炊いた熱々のご飯に、マツタケ、赤ピーマン、ニンジン入りの醤油味あんがかけてありました。
土鍋が熱いので、かき混ぜると石焼ビビンバ風の焦げ目もついて香ばしい。
あんが少し油っこい感じでしたが、マツタケもゴロゴロ入っていて香りも歯ざわりも楽しめました。
画像の物は1〜2人用の小さい土鍋で、お茶とヒマワリの種のおつまみが付いてこの時は30元。お値段は時価だそうです。
これでマツタケへの未練も消えたSUR SHANGHAIは、麗江古城の夕景・夜景を見に、一旦宿へと帰ります。 -
新大街にある玉縁酒店(旧・玉泉賓館)に宿をとっていたSUR SHANGHAI。
タクシーの運転手おばさんに送ってもらって、お疲れ様〜! (^.^)/~~~
部屋でちょっと一休みついでに、明日からの旅の計画再確認。
いつもだったら、ああしようこうしようと案が出るはずなのに、今回はちょっと苦しい。
う〜ん…、今日行ってみた玉水寨や白沙の集落は悪くなかったけど、麗江の町は今ひとつ自分にとっては何かが欠けている…。
80年代後半の麗江の様子を聞いていたから、その内容とのギャップがあり過ぎたかなあ。
う〜ん…、このままの気持ちだと瀘沽湖まで行っても不完全燃焼になりそうだァ。
…ここは一旦立ち去ろう…。
…と決断して、玉縁酒店(旧・玉泉賓館)のフロントのおねえさんに、翌日午後上海へ帰る飛行機の切符の手配を頼んだSURSHANGHAI。
その手続きも済んで気付いたら、いつの間にか夕立が。
その晴れ間を見て外に出ると、麗江の町の上には虹が架かっていた。 -
麗江古城入口の大水車や玉龍橋がある広場から、文昌宮がある小高い丘がすぐ目の前にあるので、お時間に余裕のある方は上ってみるといいですよ。
小路の合間合間から麗江古城の町並みがよく見えます。
夕暮れからは徐々に町の灯りも点り始めていい風情。 -
麗江古城を見下ろす小高い丘の上には文昌宮が。
その敷地は小石を敷き詰めて描かれたモザイク様の絵が。
中国のお寺さんではよく蝙蝠(コウモリ)の絵柄があちこちで見られます。
日本人にとっては蝙蝠(コウモリ)は不吉なイメージですが、中国では蝙蝠の蝠の字が福に通じるとして縁起のいい動物になっています。
この麗江の文昌宮でも、大きな蝙蝠らしき絵柄がその敷地にくっきり。 -
同じく麗江古城を見下ろす文昌旧の敷地には、小石を敷き詰めて作られたこんな絵も。
一瞬、カエルの模様かな?と思ったけど、これは納西(ナシ)族が信仰しているという大鳳神鳥の絵柄なのでは?
もしそうだとしたら、またもや罰当たりなSUR SHANGHAIで失礼いたしました〜。m(__)m -
麗江に夕立を降らせた雲が遠くの山にまだかかっている。
夕闇も落ち始めて、しっとりした風情の麗江古城…。
注: 中国語の≪古城≫は≪古い町≫の意味。
日本語で言う意味の≪古いお城≫があるとは限りません。
麗江古城は、画像で見るこれらの町並みが1997年に世界文化遺産に登録された古い町です。 -
文昌宮のある小高い丘から麗江古城の中に下りて行く小路。
夕立でしっとりと濡れた石畳を歩いていると、夕暮れのざわめきが聞こえてくる…。 -
麗江古城内の瓦屋根木造建築の家屋の軒先には、ライトアップ用の縁取り照明と提灯風に下がる照明が。
古城の風情作りのために条例で決められたのかな。 -
麗江古城も、その中心と言える四方街まで下りて来ると、観光客で押すな押すなの混雑振り。
道筋もそうだし、民家を改造したバーも食堂もお土産屋さんも大賑わい。
う〜ん、どこも大勢の人で賑わってよかったね、とは思うけど、SUR SHANGHAIにはちょっと今ひとつしっくり来ない。
ちょっと外れの方までブラブラ行ってみます。 -
上の画像の四方街から、まずは万子橋や七一街方向へテクテク。
その途中にあるのは関門口。
ん?木氏一族が統治していた麗江古城は城壁で囲い回すと≪困≫の字になって縁起が悪いから城壁は造らなかったとも聞いたけど、それでも要所要所にはこんな関門も造ったのかな。 -
関門口から先はまだ通っていなかったなあ、と歩いてみる道。
これは関門口そばにある≪麗江剣南春文苑≫というお宿。ここは民宿と言うより、団体さん用のお宿。
その入口の軒先も赤い照明で縁取られる夕暮れ。 -
小路から小路を巡り、やっとしんみりと落ち着いた町角が見られた麗江古城。
あ、この民宿の名前は≪千里走単騎客桟≫だ。
日本では≪単騎、千里を走る≫のタイトルで知られる映画。
見ていない方は、下記の≪単騎、千里を走る≫オフィシャル・サイトで映画の概容を見てみるといいですよ。
http://www.tanki-senri.com/ -
夕暮れの麗江古城を小路から小路へと巡っていると、偶然に木府の前に出たSUR SHANGHAI。
この木府と言うのはこの旅行記の上の方でちょっとご紹介した木氏一族が暮らしていた邸宅で、正式な名称は≪土司木氏衙署≫と言うのだそう。
土司というのは、元・明・清の時代、今の雲南省のように中国西南地区の少数民族の首長で統治の官職を与えられた人物の肩書きなのだとか。
その木府も、もう内部見学は終わった時間。
その周辺にはそぞろ歩きの人も多い頃。 -
麗江古城でふと覗き込んだお茶屋さん。
雲南省はプーアール茶の故郷。
お茶屋さんではよく円盤状になったプーアール茶をよく見かけます。
プーアール茶と言うのは、簡単に言うと緑茶を発酵熟成して作るお茶。
その中でも熟成の程度によって、また色々と分類されていて、奥が深そう。
お店で色々教えてもらいながら試飲してみては?
事前に知りたい方は、プーアール茶のサイト http://www.puer-cha.com/ などで見てみるといいと思います。 -
あ、明日からの火把節(毎年旧暦の6月24日から27日のたいまつ祭り)の前にも、路上に立てたたいまつに火を付けて楽しむ人たちが。
たいまつと言っても、細く切った薪を草花と一緒に束ねたものだった。
そのたいまつに火を付けている男の子。
このお祭は踊りを楽しんだり、男女が愛を告白したりするお祭らしいけど、SUR SHANGHAIには日本のお盆の迎え火のようにも見えた。 -
そのたいまつ祭りと夏休みが重なったせいか、宿への戻り道でも人の山を掻き分けるほど。
やっと人ごみが途切れた所でホッと一息。
あとはまたテクテクと歩いて帰る道。
次編では、まだ見ていない麗江古城の朝の様子をご紹介します。
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この旅行記へのコメント (10)
-
- 唐辛子婆さん 2008/01/09 18:20:37
- 今年も脱帽
- この窓の光
暗い空間とのバランスに脱帽です!
「こんな道を見ると、この先で出会うものは何だろうとワクワク。
ちょっと行ってみます。」
これも。
なにげない通り道が
SUR SHNGHAIさんの手にかかるとゲージツになってしまう。
またお邪魔します。
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2008/01/10 08:52:00
- RE: 今年も脱帽
- 唐辛子婆さんにこのようなお言葉をいただき、ありがたき幸せ〜。m(__)m
これまでの旅行記を拝見すると、やはり私にとって唐辛子婆さんは心優しき勇者に思えるのです。
その表現がどうしてもダメというのでなければ、紹介文の中でそうお呼びする事をお許しくださいませ〜。m(__)m
- 唐辛子婆さん からの返信 2008/01/10 14:03:51
- いちゃもんぢゃなくて単なる好奇心から
- >これまでの旅行記を拝見すると、やはり私にとって唐辛子婆さんは心優しき>勇者に思えるのです。
>その表現がどうしてもダメというのでなければ、紹介文の中でそうお呼びす>る事をお許しくださいませ〜。m(__)m
ひとさまのありがたいご紹介文をどうしてもダメだなんて(笑)
では許しちゃる(っていばってどうする?)
でも、不思議な気がするんです。
いぢめられてる乞食の子を救ったとか水にとびこんで溺れてる人を助けたとかの記憶がほとんどないのに「心優しき勇者」と思われるのが。
ボランティアをしてると言うと「偉いわねえ、優しいのねえ」と言われることはありますがボランティアだったらSUR SHANGHAIさんもしてるしねえ。
どんな場面でそう思われたのでしょうか?
ぐだぐだいってすみません。
でも私は知りたいの。←(映画「夜顔」をみたコクリコさんの影響)
お忙しいでしょうからお暇なときで結構です。
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2008/01/10 19:50:11
- RE: 今年も脱帽
- 口下手なわたくしめで申し訳ありません。m(__)m
現在のパキスタン編、以前のスリランカやネパール編でも思ったのですが、並みの方なら愚痴と不満だらけの訪問やひきこもり生活になりかねないところ、唐辛子ばあさんはその土地土地のエピソードや事件に遭いつつも、そこでの暮らしの中へ積極的に出て、なおかつ生活の様子、そこでの生活の楽しみ方や役に立つ物…などをあとに続く人たちやトラベラーさんたちに報告・紹介なさっている、と言うところに≪心優しき勇者≫を感じたのでした。
わたくしの根本的な捉え方や表現方法が間違っていたら、申し訳なく思います…。m(__)m
- 唐辛子婆さん からの返信 2008/01/12 02:06:30
- arigatakiokotoba
- >現在のパキスタン編、以前のスリランカやネパール編でも思ったのですが
まー、そんなにたくさん読んでくださってたんですか!
わかりました。
真の心優しき勇者となるべく、ぐぁんばりまっす(*^_^*)
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2008/01/14 12:55:45
- RE: 今年も脱帽
- 許可のお言葉(と受け取ります(*^。^*))をくださり、ありがとうございます。m(__)m
いただいた書き込みのうち、送信ミスでダブったものは削除いたしました〜。
これからもよろしくお付き合いくださいまし。m(__)m
-
- シベックさん 2007/12/28 13:22:41
- 黄色の彼岸花
- SUR SHANGHAIさん、こんにちは。
麗江郊外の白沙壁画の集落へ・・拝見しました。
黄色の彼岸花、珍しいですね!
色は違えど、日本の野生化した赤い彼岸花を見ているです。
元々、日本の彼岸花は遠い昔に中国から渡来した花だそうですから、
SUR SHANGHAIさんの見られた黄花も、いずれ日本に来るかも・・。
莫干山産リコリスや韓国産リコリスという名で日本でも黄花系の彼岸花が
花屋さんで売られています。
中国の莫干山がどこなのか、地理に疎いので分かりませんが、
最近、目にするようになりました。
シベック
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2008/01/04 20:55:01
- RE: 黄色の彼岸花
- 年末年始にかけて留守にしましたので、お返事が遅れ失礼しました〜。
明けましておめでとうございます。m(__)m
彼岸花もリコリスなどという洒落た名前があって、色々な品種があったんですね。彼岸花と言えば赤、時に白、と思っていたのが恥ずかしいです。
浙江省の杭州からそう遠くない所に莫干山という山があるらしいのですが、そこの事なのかどうかまでは私にもクエスチョン・マークですみません。
一つの事でも突き詰めて行くと奥が深いのだな、と改めて思います。
-
- カオヤイさん 2007/12/27 11:01:05
- 綺麗な写真を有難う
- 蝶はコヒオドシですね 他に旅行記のなかで蝶の写真あれば見せてください 雲南も案外蝶の姿が少なくてがっかりした事があります
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2007/12/27 19:52:42
- RE: 綺麗な写真を有難う
- ご訪問と書き込み、ありがとうございます。
蝶にお詳しいんですね。(*^。^*)
コヒオドシという名前は初めて知りました。また一つ新しいことを勉強させていただきました。ありがとうございます。
蝶の写真は、記憶にある限りではこれだけのような気がします。
ヒラヒラと舞う蝶は、撮ろうとしても中々うまくいかないものですね。
この蝶は結構おとなしく止まっていてくれたので、やっとここまで近づけました。
では、良いお年をお迎えください。m(__)m
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旅行記グループ ★雲南省数日+雲南省ドライブ旅
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