Pakistan　カラチの地域別Shopping情報　サダル?ラマザンの前にお義姉さんは走る、ジュビリー・マーケット

2007/09/11 - 2007/09/11

「Pakistan カラチの地域別Shopping情報　クリフトン?　縫い物ビル」編の続きです。

ラマザンの時期というのはお店にとっては1年に一度の稼ぎ時。

これまた「なでしこの輪」からの引用ですが
「縫製屋に限らず、あらゆる商店、食料品店、生地屋、アクセサリー店、靴屋、かばん屋、
全て、ラマダン中の食事や、イード及び結婚式の準備で、一年中で一番の稼ぎ時となります。」

ラマザンに突入するとオフィスや学校が早く始まって早く終る。
日の入りから夜明けまでにお祈りやら食事の準備やらで主婦はめっちゃ忙しい。めっちゃ睡眠不足。

ラマザン突入までに買い物をすませておこうという方と一緒に布市場に行くチャンスがありました。
いつも唐辛子婆のキテレツな好奇心を満足させるべく奮闘してくださってる♪Ｒさんのお義姉さんです。

★Pakistan 179編＆ジャンル別サイトマップ7編　あわせてぜ～んぶのサイトマップ
http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10406139/

?　Pakistan カラチ生活ガイド　サイトマップ　Living Guide in Karachi
http://4travel.jp/traveler/tougarashibaba/album/10227449/

エリア カラチ(パキスタン)

まずＲさんの車でお義姉さんのお宅にいきます。

お義姉さんはお医者様の奥様でご自身も結婚前は私立の学校の先生でした。
今はお宅でデザイナーみたいなことをしていらっしゃいます。


お義姉さんは鼻に大きなピアスをしています。
「結婚以来はずしたことがないからもうはずせないかも。」

タリク・ロードでは「小鼻にはさむ鼻ピアス」を売っていると聞きました。（ＭＫさん情報）
でも女性全員がしてるというわけではありません。

ルビーよりもきれいな赤♪

待ってる間にだされたザクロです。
パキスタンのザクロは日本の3倍ぐらい大きくて甘い。
実をこのようにほぐしたり
ほかのフルーツに混ぜていただくことが多いです。

今日向かったのはJubilee Cloth Market（ジュビリー布地市場）というところ。
「どのへんなのかは聞かないで。運転手しか知らないもんで。」とＲさん。

アブドゥラ・ハルーン通り（ゼナブ・マーケットの道）を北上して西に向かったところまでは覚えているんですけど、Ｒさんとお義姉さんの話が興味深くてつい道順確認がおろそかになりました。

お義姉さんは十数年前ジュビリー・マーケットの近くのアパートに住んでいたのだそうです。

「そのあたりには別の時間が流れているようだった。
野菜売りがくると上から籠をつるして買ったり、屋上で子供を遊ばせたり、ほんとうにのんびりしていた。
お水（水道水）もおいしくて。」

マーケットの入り口です。

ショートカットのパキスタン女性ってとっても珍しい。

ローカルになればなるほど黒ずくめが増える。

この生地にあうの探してるんだけど。

シャルワール（上）・カミーズ（下）とドッパータ（スカーフ）用の生地は同色のセットもあれば
上が模様入り、下が上の模様から一色とったののセットもあり。
お店のセンスのみせどころです。

次から次へと買っていく。

男物も買う。

もっとお安くなんないの？

こんだけ買うんだから。

一応の値段がついているお店もある。
コットンだと一式（シャルワール・カミーズとスカーフ）で300ルピー（600円）。
もちろんガンガン交渉して250ルピー（500円）に値切る。
外国人はほとんど来ないからそんなにボってない。

唐：いったい何枚買うつもりなの？
義姉：1000枚
唐：せ・せ・せ・せんまい〜？\(◎o◎)／
Ｒ：1000枚はちとおおげさかな。でも700枚はくだらないかも。

お義姉さんはお姑さんのかわりに買い物にきている。
お義父さんのやってる車のパーツ工場の従業員500人と親戚・家族にそれぞれ1枚づつプレゼントするためですって。
ほぇ〜〜〜〜(◎o◎)

工場の従業員の半分は女性だと聞いて二度びっくり！パキスタンでそんなに沢山の女性が働いてるのって想像だにできませんでした。
「はじめは男性が多かったんだけど、女性の方がよく働くことがわかった。」

それにしても700枚の買い物は大変だ。
キャッシュでボーナスだしたほうが楽じゃん？
と思うのは日本人だから？

お義姉さんは楽しそうに次々と選んでいく。

これはアバヤ（黒ずくめ）のお店。

ここで裾にビーズのついたズボンを買う。

ここで停電になってしまいました。

毎日のように停電があるから慣れっこになっているかと思いきや
「う〜〜う」というため息がそこここからあがって
大合唱のように聞こえる。

レースとかの付属品も買わにゃ。

アクセサリも買わにゃ。

これは何に使うのかなー？

Ｒ：そーだ！私まだアクセ買ってなかった！

パキ女性にしては珍しく細身の人

このうず高く積まれた布地を見て！
まるでひとつの芸術のよう！

お客達はどっかと座ってサービスのソフトドリンクすすりながら
何時間もあれ見せてこれ見せてあーでもないこーでもない。


そのあときっちり丁寧にたたんでまたこのように
きちんと積み上げていくのね。

700枚全部買えたわけじゃないけど今日はここまで。
市場の外で車を待っている間に
ジョハール・バーガーというお店で

バーガーを注文。

コッペパンを半分に切って

ハンバーグみたいなものをのせて

スライスオニオンをたっぷりのせて

ケチャップかけて。

お義姉さんのおごりです、シュークリヤ！

帰宅して電子レンジでチンしていただきました。
大口開けて噛みついたら上下の歯がおもいっきしぶつかった。
ハンバーグだと思ったものは豆でできてたので
ふにゃらとした感触でした。
でも豆の味がおいしくて、これはこれでいいもんだ。

ジュビリー・マーケットの外側にあったお店。
車のパーツです。
工業製品って油染みてて味気なくて婦女子は嫌いだけど
こうやってみるときれーでねいの。

帰宅して地図をしらべてみました。
カラチ初の私立女子校であるママ・パーシーを右折。
ジュビリー・シネマのお隣。

つまり唐辛子婆が大好きなカラダール・エリアにかなり近い方面です。
どうりで「違う時間が流れてるような感じ」
私がカラダールに来るたびに感じる古きよき時代のしびれるようなゆったり感。

そのカラダールを大好きな方が唐辛子婆のほかにもいらっしゃることがわかって案内していただくはずだったのですが
大統領選挙の前の不安定な時期なのでとりやめになりました。

それにしてもジモティとの生活密着型ショッピングって充実感が違うなー！
Ｒさん、またよろしくねっヽ(^o^)丿

（まだできてないけどカプリイード編へとつづく）