2007/01/04 - 2007/01/09
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RiEさん
以前から気になっていたけれど、今回初めて行くワット・トライミット。
この寺院の目玉は高さ33m・重さ55㎏・純度60%の金で鋳造された、時価120億円とも言われる仏陀像が安置してあり、もともとはBKK市内の廃寺に漆喰で覆われたまま長い間放置されていたそう。
金ぴかな仏像を一目見ようと、ワクワクしながら向かいました。
※実家や親戚がお寺という訳ではなく、弟自身の考えで僧侶をしながらタイで暮らしています。詳しい心情は私にもわからないので、そのことについての質問はご遠慮ください。
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初めて訪れるワット・トライミット。
入口が狭く外観に特徴があるわけではないのですが、絶えず地元の人や子供が多く出入りしているのが目印です。 -
鮮やかなショッキングピンクが印象的で、タイのねっとりとした空気に良く似合う。
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ワット・トライミットの参道には猫がいっぱい♪
どの猫も警戒してか、距離を詰めることが出来ず(笑。 -
門を潜って数メートル歩くと、屋根つきのお土産・仏教関係アイテムの小さな露店が並んでいます。
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参拝客が触りすぎたのか、金箔の面影は顔の正面を若干残すのみ。
抱え込んだ大きな玉が何を表すのか気になるところ。 -
コチラは対照的に、参拝用金箔を全身にたっぷり貼られた仏像。
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最近、結構見かけることが多くなった自動運勢占い機。
タイ人にとって、日本人が自分の干支を知っているくらいの感覚で生まれ曜日は必須知識。
タイでは水曜日のみ午前と午後に分けているので、機械は全部で8体あります。
自分が生まれた曜日ごとに占う機械が決まったいるので(中に入っている釈迦のポーズで判断可能)、占いたいときは事前に生まれ曜日を調べておく必要があります。
あまり信憑性がなさそうな、安物のパチンコ台みたいに見えるところもご愛嬌。 -
覗き込んだだけで、餌がもらえると勘違いして一斉に集まる鮮やかな金魚たち。
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時価120億円とも言われる大変高価な仏像を安置しているわりには、簡素な木の扉一枚の本堂。
以前、タイの人に「仏教関係の泥棒はいないんだよ」と聞いた事があるのですが心配になります。 -
照明が派手なわけではないのに眩しく輝く仏像。
レプリカ?と疑いたくなるほど、ツルピカでした。 -
約50年前までは漆喰で全体を覆われており、輝きを隠しながら市内の廃寺に放置されていた仏像。
何の因果か運命なのか偶然発見され、再び厚い信仰の対象になったのもドラマチックな話です。ビルマ軍の略奪を回避するために、漆喰で守ったという話もあるようですが、真実を知っているのは今やこの仏像のみ。 -
本堂に参拝すると頻繁に見かけるお布施。
蓮の花から1段下がった場所に山吹色の布の束が置かれていますが、これは袈裟として使われている大きな布です。
これらは信者がお布施として寺院内の売店で購入してお供えしたあと、しばらくすると再び売店に戻されて何度も、このサイクルを繰り返すそう。
同じモノを何度もお供えしてもいいの?!と思ってしまうけど、タイでは構わないそう。 -
漆喰に覆われた状態の前の姿。
優しい表情がかもしだす空気感が伝わってきました。 -
本堂内には、参拝用の金箔を貼ってもいい仏像が座っていました。
コチラも負けずにピカピカ。 -
巨大な蝋燭が時間をかけて、ゆっくりと姿を消していきます。
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床にベタッと張り付いて体温調整中。
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タイの寺院は学校と併設されているところが多いのですが、ワット・トライミットもその1つ。
ちょうど下校時間と重なったらしく、子供たちが一斉に飛び出してきました。 -
子供たちの姿を見ていそいそと重たい腰を上げたのは、本堂下でジュースやお菓子の屋台を営むおばあさん。
あっという間に、小さなお客さんがやってきました。 -
ワット・トライミットの入口から数メートル先に、店舗2軒分くらいの大きさの建物の中国様式寺院になっていました。
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電飾が多数ぶら下がり、台湾の寺院で見かけたようなコッテリ装飾が印象的。
中では普段着のおじさんが椅子に座って新聞を読んでいましたが、私たちが入っても反応ナシでした。 -
中国寺院前に止まっていたTAXIドライバーに声をかけ、弟が私たちの宿泊先HOTEL名を告げると、ドライバーが突然キレて怒鳴ってきました。
早口すぎて弟もニュアンスしかわからないと言っていましたが「なぜ坊主が女と一緒に行動しているのか!坊主がHOTELに宿泊しているのか!」みたいな内容だったそう。
あまりの剣幕に驚いて、姿が見えないところまで移動してから新しいTAXIを拾いましたが、今度はスムーズに乗せてくれました。 -
乗車後に今更ながら弟に宿泊先を訪ねたら、私たちの宿泊HOTELの目と鼻の先にある寺院だという事が判明。
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滞在先から近いならローカル寺院を見てみたくなって、一緒に向かいます。
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宿泊先の“イビス サイアム BKK”を北へ、最初の小さな路地を右手に入ってくねくねした1本道沿いに並ぶ、地元御用達の小さな露店街を抜けると
“Wat Tasnarunsuntrikaram”が見えてきました。
地元の人以外利用しない路地らしくて、外国人が歩くのが珍しいのと僧侶と話しながら歩みを進めているので注目を浴びているらしく、視線が突き刺さります。
高速道路沿いの大通りからも見え、そちらにも入口がありました。 -
本堂を見せてもらおうと思ったら、ちょうど夕方のお経時間。
弟に「一緒に出席しなくていいの??」と聞いたら、読経に全員参加の規律は無くて出たい人が出ればいいらしく、“本人の意志に任せる”と言ったところでしょうか。
緩すぎて何ソレって感じです。
托鉢はよほどの事が無い限り参加するのが一般的らしいのですが、お経に出ない僧侶は、朝も夕方も姿を現さないそう(笑。
ちなみに弟が所属している寺院の住職はお経を読むよりも、お経のテープを流してお勤めをする事が好きらしく、別寺院の高僧の有難い声が入ったお経テープや、日本に一時帰国したときのお土産として渡した各宗派のお経が入ったCDを、時々流して済ませるそう。
この気楽さもタイ仏教? -
お経の時間帯は僧侶以外、立ち入りを許されないので注意が必要です。
入口からそっと覗いたり邪魔をしないのであれば(ノンフラッシュなら)撮影もOKだとか。
台座に上っているのは出家した僧侶たちで、1人ポツンと下でお経を唱えているのは一時出家や、出家式が終わっていない見習い僧侶だそう。 -
弟の案内で寺院内を色々見せてもらいました。
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眉毛が印象的な托鉢姿の仏陀像。
ワット・トライミットの仏像まではいきませんが、コチラもピカピカに輝いています。
この仏像が安置してある部屋はクーラーが効いていて、とても快適でした♪ -
天井には様々な仏陀の修行の流れを見る事が出来ます。
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関係者専用用の通路を挟んで、絶妙な距離感を保ったまま3匹の猫が行儀良く座って出待ち中でした。
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固く閉ざされた扉の奥には大変貴重な“座った仏陀像”が安置されています。
座った姿は大変珍しくタイ国内でも貴重だとの事。
常時公開しているわけではなく、朝の8:00までしか拝見することが出来ないので、扉を閉められた後は翌日まで待たなければなりません。
時刻は既に夕方なので当然閉まっていますが、珍しいと言われたら絶対見たいけど明日の朝大丈夫かな(笑。 -
Wat Tasnarunsuntrikaramのもう1つの目玉は3.000万バーツ(約1億円)の仏陀像。
本堂の裏側に周ると、屋根からひっそりと世の中を見守ってくれています。
1億円の仏像が野ざらしなの?と思いましたが、寄付で集めた集大成らしいので皆に見てもらうそうです。
寺院には2通りあって…
★僧院はボロくても、参拝施設にお金をかける寺院
(Wat Tasnarunsuntrikaramもそうです)
★参拝施設はボロいけれど、僧院にお金をかける寺院
有名どころのように常に潤っているところは限られているので、基本的にはどちらかに偏っているそう。
タイの寺院は寄付金が予定額分まで集まってから建設するのではなく、手元に少し集まったら工事スタートをして、資金不足になったら工事は一旦中断して、また集まったら再開を繰り返すらしく、貧困の村などは資金繰りが難しいのでサクラダファミリア状態なのだそう(笑。 -
この寺院の住職は数日泊まりで出かけているらしくて不在だったのですが、弟が数日前に宿泊依頼したところ「私はしばらく出かけているけれど、好きに泊まっていいよ」とお許しをいただいたとの事。
時々、嫌な顔をする寺もあるそうですが、持ちつ・もたれつの温かい関係です。 -
高架下に広がる大きな屋台街。
戦勝記念塔から徒歩15分ほどで、屋台街が見えたら右手側にWat Tasnarunsuntrikaramがありますので、ローカル寺院に興味がある方はオススメです。 -
今度は弟がなかなか行き辛い場所に向かうため、ビクトリアモニュメント駅を目指します。
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自分たちで周ると、なかなかスムーズに観光できないけれど、今回弟のおかげで
★大理石寺院
★ワット・アルン
★ワット・サケット
★ワット・トライミット
★Wat Tasnarunsuntrikaram
の計5寺院を見学することが出来ました。
ガイドブックには載っていない知識や、僧侶ならではの話を知れました。
この後は弟と一緒にBTSに乗ってサイアム・スクエアを目指します。
続きは05へ。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- むんさん 2007/07/16 21:29:38
- 黄金の仏陀像
- RiEさん、こんばんは〜!
ワット・トライミットの黄金の仏陀像、金色にキラキラ輝いていて、
綺麗ですね〜!なんと時価120億!!!
え〜ということは、宝くじ1等を40回・・・もはやちゃんとイメージ
できない金額。(汗)
しかし、長年漆喰で覆われていて、市内の廃寺に放置されていた〜
なんとドラマチックなエピソード。
まさにドラマや映画のような感動のストーリーですね!!
そして、Wat Tasnarunsuntrikaramの座った仏陀像!
見事ご対面・・・と思いきや、旦那さんが・・・。
RiEさん、惜しい〜。
- RiEさん からの返信 2007/07/16 22:27:35
- RE: 黄金の仏陀像
- むんさん、こんにちわ〜(*^。^*)
ワット・トライミットの輝きは、私が今まで見た事がある
タイの仏像の中でNo.1の眩さだったと思います。
写真だと、艶々っぷりがあまり伝わらなくて
残念なんですが、本当に綺麗でした。
むんさんがおっしゃるように本当にドラマティック★
長年、身を隠していた分、有難さも倍増ですね(^^♪
>そして、Wat Tasnarunsuntrikaramの座った仏陀像!
見事ご対面・・・と思いきや、旦那さんが・・・。
RiEさん、惜しい〜。
↑
そうなんです(笑)。
アンコールワットの朝焼け、ベトナムのBeachの朝日に引き続き
今回も見逃しています、私(>_<)!
・・・・とぃぅか、起きるのは私の方が早いのに
メイク諸々の支度に手間取って、その<瞬間>に縁が無いんですね〜。
女性は損です(T_T)
後でやればいいのですが、【UV対策>その瞬間】とぃう具合に
UV対策の方が大切なので、手が抜けないのが敗因かと思われます(^_^;)
美容部員やエステ勤務をしていたので、職業病なのかもしれません。
なので、大抵コンタクトさえ装着すれば、
行動できるダンナさんを刺客に出しています(笑)。
弟と出会えたのは本当に偶然らしいのですが・・・・。
今度からは、更に早起きして【自分の眼で】見られるように
がんばりま〜ッすヽ(^。^)ノ
-
- SUR SHANGHAIさん 2007/07/03 11:25:45
- タイ編も続々アップ中ですね。
- 前の旅行記に書かれた≪旅用別腹レンタル≫と言うのは、旅行記のタイトルどおり≪おいしい≫表現ですね。この表現がいい!
この旅行記の時価120億という金ぴか仏像は、今の日本にあったら盗難に遭いそう。あちこちで金製の大型物品が無くなるご時世だし。
あ、でも仏様だから、盗賊も仏罰を恐れて近づけなかったりして?
タイの寺院には猫ちゃんがたくさんいますが、今ひとつ可愛らしい顔立ちの猫ちゃんは少ないような気がします。野生に近い感じだと思いました。
- RiEさん からの返信 2007/07/03 12:19:48
- RE: タイ編も続々アップ中ですね。
- ≪旅用別腹レンタル≫・・・・
ホンキで、食べ物が美味しい国に行くと、
クレジットカードの限度額がUP出来るように、
胃も旅行にあわせて<ひと時のみ>増幅してくれたら
なんてアホな事を考えてしまいます〜(^^ゞ
>この旅行記の時価120億という金ぴか仏像は、今の日本にあったら盗難に遭いそう。あちこちで金製の大型物品が無くなるご時世だし。
あ、でも仏様だから、盗賊も仏罰を恐れて近づけなかったりして?
↑
仏罰を恐れて・・・・は本当にあるみたいですよ(゜o゜)
お金に困っても、仏教の重要なものは
盗らないらしいです。
ただ変なことに、僧侶でも稀にスリにあったり
僧院の私物が盗まれる事もあるらしいので
そこらへんの線引きがちょっと不思議・・・・・(^_^;)
タイの猫は確かに野生っぽさが残っていますね!
目つきも何処かしら鋭さを兼ね備えているし
近づいても逃げない代わりに
ジィ〜・・・と見つめ返してきたり
度胸が据わっている気がします(^^)v
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