新宿御苑散策

2007/05/03 - 2007/05/03

５月３日　今日は五反田TOCで旅の資金作りのためのフリーマ−ケットの出店を予定していましたが、あまりの晴天に急遽予定を変更して山手線に乗って出かけました。目的は神楽坂と本郷を散策の予定で山手線に乗りましたが、早くも原宿で途中下車。レトロな原宿駅を眺めて、今度こそ神楽坂のつもりが、総武線に乗り換えて新宿御苑の緑を眺めていたら思わずまた、次の千駄ヶ谷で降りてしまいました。
ここ新宿御苑もいつでも行ける気安さからか、まだ訪れたことのなかった場所のひとつです。

エリア 新宿(東京)

新宿御苑の敷地は、天正18年(1590)徳川家康が江戸城に入城した際、譜代の家臣であった内藤清成に授けた江戸屋敷の一部です。東は四谷、西は代々木、南は千駄ヶ谷、北は大久保に及ぶ広大な土地で、のちの甲州街道や青梅街道になる江戸から西にのびる街道と、鎌倉街道が交差する要所であったことから、この一帯の警護など軍事的な目的で家康が信頼できる家臣に与えたとされています。

新宿御苑旧大木戸門
千駄ヶ谷で降りたものの結局大京町側の入口は閉鎖されていたためぐるり半周してこの門よりはいりました。門の脇に建つこの建物昭和２年に建てられたものです。

明治5年、内藤家から寄贈された土地と買収した隣接地を合わせた58.7haの敷地に、「内藤新宿試験場」を設置しました。ここでは欧米の技術や品種を含めた果樹・野菜の栽培、養蚕、牧畜などの研究が幅広く行われました。そして明治7年には内務省の所管となり、新たに教育施設として東京大学大学農学部の前身となる農事修学所が設置されました。この温室はその頃の名残です。

カレーの花？？？
この花名前は忘れましたが、花がカレー匂いがします。ホントカレーとそっくりなにおいでした。

食虫植物のウツボカズラをきれいにしたような不思議な形
名前はわかりません。

これも不思議な形の花で宝石の名前がついていました。
でも名前は思い出せません。思い出したら付け加えます。

朝でしたので蓮の花が開いていました。

明治から大正にかけて新宿御苑には、皇族がたびたび訪れ、散策やゴルフ、テニスなどのスポーツを楽しみました。その休憩施設として建てられたのがこの旧洋館御休所です。

旧洋館御休所は、御苑が皇室の庭であった明治29年(1896)に建てられました。

入口正面
装飾のついた切り妻屋根、張り出した車寄せ、石敷のベランダ、レース状の軒飾り、ガラス窓やガラス戸などに洋館の特徴的なデザインが見られます

1860年代から1890年代にかけてアメリカで流行したスティック・スタイルとよばれる建築様式を基調としたモダンな建物です。

明治大正期の皇室関係の庭園休憩施設として唯一の遺構であること、意匠的に優れた建造物であることなどから、重要文化財の指定を受けています。

日本庭園の池の上にある中国建築　なんかミスマッチのような気がしますが、設計者の森山松之助は「水の上に建つ御休息所」「夏の御散策の際に涼をとる建物」という意図で設計したそうです。

台湾閣（旧御涼亭）
この建物は昭和２年（１９２７年）に創建され、皇太子（後の昭和天皇）御成婚記念として台湾在住邦人の有志から贈られたものです。

台湾総督府、監察院、台南州庁などの第一級建築を設計した森山松之助が清朝中期以降の台湾で用いられた建築様式（ビンナン建築様式）を取り入れて設計しました。
わが国では大倉集古館とならぶ本格的中華風建築です。

藤棚の藤の花　ようやく咲き始めの感じです。

玄関右の「於物魚躍」の丸窓
丸い窓の中には漢字が切文字のようになっています。

玄関前の階段にある石のオブジェ？　これは何なのか？　一見するとカタツムリのように見える不思議な物体です。

欄干越しに見える日本庭園

漆喰外壁の窓は丸と８角形の窓が交互についています。

これだけ見てたら台湾に来ているようようですね。

後一ヶ月もすれば蓮の花が一面に咲き出すのでしょうね。

池の向こうに見えるのはドコモのビルのようです。

蓮池の前の親子　なんか絵になってますね。

千駄ヶ谷駅入口のあたりはサクラの巨木がたくさんあり１ヶ月前のサクラの時期は見事な姿だったんでしょうね。
なんとなく想像できますね。

千駄ヶ谷で下りて大京町の門から入ろうと思ってましたが結局閉まっていて､御苑を半周して大木戸門から入ってきましたが、駅の裏側に門があったんですね。かなり遠回りしてしまいました。今日は先が長いのに､既に結構疲れ気味です。