ぐるっとパスで三鷹・吉祥寺散歩

2015/06/06 - 2015/06/06

ＧＷに買ったぐるっとパス。期限を見ると６月２８日まで。
予定がない週末で使い切るとなるとあと２，３回しかない。
梅雨入り前の土曜の朝、久しぶりに中央線に乗って武蔵野方面へ
前から気になっていた昭和の洋館　作家の山本有三の旧宅と井の頭自然文化園、そして郷土の森で紫陽花の花でも見に行こう。そんな予定で出かけてきました。
でも、最後はなにげに予約したサントリー武蔵野ビール工場の、ザ・プレ、ミアムモルツ講座で盛り上がってしまい、府中郷土の森の紫陽花はお預けで次週に持ち越しとなってしまいました。

エリア 吉祥寺・三鷹(東京)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩

5，6年前に実家の隣町の、蔵の街栃木を歩いた時に、大正から昭和にかけて活躍した作家山本有三の生家で武蔵野の三鷹10年過ごした洋館が公開されていることを知りました。

洋館大好きな私は見に行こうと思ったものの、なかなか三鷹に出かける機会がなくそのままになっていました。

今回買ったぐるっとパスを見ると山本有三記念館も利用できる施設として入っていました。

住まいが都心の五反田ということもあって、同じ東京でも武蔵野方面は出かける機会があまりありません。

そこでこの日は、余ったぐるっとパスを使って山本有三記念館、井の頭公園、府中郷土の森、サントリー武蔵野ビール工場と終日武蔵野方面に散歩に出かけました。

家を出る頃は曇り空でしたが三鷹につく頃には青空も見え、絶好の散歩日和

前置きはこの辺にして、さっそく山本有三邸を見てみましょう。

この建物はもともと山本有三が建てたものではありませんでした。

誰が建てた家なのかというとアメリカ帰りの電通マンで、のちに東京高等商業学校(現一橋大学)の教授、貿易商、翻訳家として活躍した清田龍之介さんという人の住宅として建てられました。

その人が事業に失敗して競売にかけられたものを昭和１１年に山本有三が気に入って購入し、戦後米軍に接収されるまで家族で１０年間暮らしていた家なんです。

彼の代表作『路傍の石も』この家で誕生したようです。

洋館の見せ場は階段ですがここの階段周りもなかなかのもの

バットレスのようなデザインの化粧梁もいい感じ

階段の手前にあるイングルムック
エントランスホールにあるちょっとした来客コーナーにある暖炉

その天井はこんな感じでいい雰囲気

１階の居間には定番の暖炉が

順序が逆になってしまいましたが最後が玄関

建物の大きさのわりに手狭な感じの否めなかったのがこちらの玄関でした

裏側の庭に回って南側のファサードを
ここ敷地も１２００坪もあってかなり広い豪邸です。

玄関わきの存在感のある煙突は正面のファサードに自然に溶け込んでいます。素材は大谷石のようです。

庭先に咲いていたあじさい

昨日まで雨だったのでしゃきっとしています。

太陽の光の下で見るあじさいもきれいですが・・・

梅雨どきにさくあじさいは雨が似合うので、雨の水滴の付いた姿のほうがより美しく見えますね

吉祥寺方面に歩いて行き次に向かったのは井の頭自然文化園。

吉祥寺には何度か来ていましたが、井の頭公園に来たのは初めて。
自然文化園は道を挟んで２つに分かれて最初に入ったのは本園の動物園
規模は小さいながらいろんな動物がいます。

猛獣類はいませんが、子供向けの癒し系の動物はいろいろいますね

こちらはキツネの檻

猿山のサル

ここの売りはリス園のリス

檻の中に入って身近な距離で触れ合いができます。

木の枝で昼寝するリス

動物園の奥にあるこの建物は長崎の平和記念象の製作者として有名な北村西望のアトリエだった建物
その手前には西望の彫刻を展示した彫刻館が二館あります。
内部は撮影禁止なので外観だけ

森の中に点在する西望の彫刻

こちちらは加藤清正像

そしてこちらは孔子像

道の向かいにある分園の水生物園へ移動

こちらは鳥が中心

噴水のある池もあったりします。

そして本日の主役あじさい

こちらにはまとまって咲いているあじさいの株はそれほどありませんがあちこちに点在しています

色とりどりのあじさいがありますが個人的には青が好きですが、色づく前のこれも好き

最後は分倍河原に移動してサントリーの武蔵野ビール工場へ
吉祥寺から直線距離で言うとそれほど離れていないのですが、電車で移動すると立川で南武線に乗り換えて、分倍河原からはシャトルバスにのって４０〜５０分ほどかかりました。
武蔵野ビール工場の見学は２回目

今回は単なる工場見学でなく、ここで製造されている大好きなビールプレミアムモルツの講座の受講

通常の工場見学の前に別室でプレモルの誕生の秘話や生産するスタッフのこだわりなどの映像を３０分ほど見ることになり、しっかり勉強させてもらいました。

実は私、ビール工場やワイナリー、ウイスキーの醸造所、造り酒屋の見学が大好きでいろんなところに見に行ってます。

海外でもブリュワリーやワイナリーを見つけると必ず見に行きます。

なかでもお気に入りなのがここサントリー武蔵野ビール工場とキリンビールの生麦工場、そして山梨のサントリーの白州工場

この日は本当はすぐそばにある府中郷土の森にあじさいを見に行くはずでしたが、２，３日前にウエブサイトでザ・プレミアムモルツ講座に空きがあることを知って予約

講座の開始時間が２時半　終了が４時なので先に郷土の森でアジサイを見てからビール工場の予定が、吉祥寺からの移動が意外にかかってしまったため、あじさいは次回に持ち越し

大人の社会科見学をたっぷり楽しむことに

ビール工場見学の一番の楽しみは最後のこれ
最初の１杯は定番のプレミアムモルツ

２杯目はグラスを変えて香るプレミアム

最後の三杯目はコンビニ限定発売中のマスターズドリーム
個人的な好みで言うと２杯目の香るプレミアムが一番おいしかった。
マスターズドリームはちょっと苦味が強くて
無料でおつまみが付いてしっかり３杯試飲ができて、やっぱりビール工場見学はやめられない

すっかりほろ酔い気分で歩いて１５分ほどの郷土の森のあじさいは次週に持ち越し。シャトルバスに乗って分倍河原から帰りました。