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ゴールデンウィークの日帰り貧乏旅行の第一弾として日光に行ってきました。旅費はけちっても朝飯くらいは一流ホテルで豪華にいこうということで、金谷ホテルに向かいました。<br />このホテル130数年前の1873年オープンした現存する日本最古の西洋式ホテルで、110年前に建てられたホテルの建物が有形文化財に登録されている、日本を代表する老舗リゾートホテルです。

クラシックエレガンス~日光金谷ホテル~

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2007/04/30 - 2007/04/30

2242位(同エリア3284件中)

旅行記グループ 近代建築散歩(関東エリア)

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ぬいぬい

ぬいぬいさん

ゴールデンウィークの日帰り貧乏旅行の第一弾として日光に行ってきました。旅費はけちっても朝飯くらいは一流ホテルで豪華にいこうということで、金谷ホテルに向かいました。
このホテル130数年前の1873年オープンした現存する日本最古の西洋式ホテルで、110年前に建てられたホテルの建物が有形文化財に登録されている、日本を代表する老舗リゾートホテルです。

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  • まずはパンフレットの抜粋で昔の金谷ホテルをご覧下さい。セピア色の古きよき時代そんなイメージが今も残るクラシカルエレガンスそんな表現の似合うホテルです。

    まずはパンフレットの抜粋で昔の金谷ホテルをご覧下さい。セピア色の古きよき時代そんなイメージが今も残るクラシカルエレガンスそんな表現の似合うホテルです。

  • 聖地 日光東照宮の前にかかる神橋の手前を左に入り坂道を登ったところに金谷ホテルはありました。

    聖地 日光東照宮の前にかかる神橋の手前を左に入り坂道を登ったところに金谷ホテルはありました。

  • 全国現存するクラシックホテルのなかでも最古の西洋式ホテルはここ日光金谷ホテルです。<br />創業は今から130年前に遡ります。宿泊先がなくて困っていた外国人を、当時の東照宮のの雅楽の笙の吹き手であった金谷善一郎が見かねて、自宅に滞在させました。このことが東照宮に発覚し、東照宮を破門され職を失うことになります。<br />この外国人より、将来日光が外国人の避暑地として必ず発展するだろう。来年は多くの友人を連れてくるため滞在させることにより暮らしの足しにすればとのアドバイスを受けて開業したのが金谷カッテージインで、その20年後に客室30の金谷ホテルが誕生しております。<br />実はこの外国人は明治学院大学の建学の祖であり、またヘボン式ローマ字で有名なヘボン博士だったのです。<br />

    全国現存するクラシックホテルのなかでも最古の西洋式ホテルはここ日光金谷ホテルです。
    創業は今から130年前に遡ります。宿泊先がなくて困っていた外国人を、当時の東照宮のの雅楽の笙の吹き手であった金谷善一郎が見かねて、自宅に滞在させました。このことが東照宮に発覚し、東照宮を破門され職を失うことになります。
    この外国人より、将来日光が外国人の避暑地として必ず発展するだろう。来年は多くの友人を連れてくるため滞在させることにより暮らしの足しにすればとのアドバイスを受けて開業したのが金谷カッテージインで、その20年後に客室30の金谷ホテルが誕生しております。
    実はこの外国人は明治学院大学の建学の祖であり、またヘボン式ローマ字で有名なヘボン博士だったのです。

  • もともとはこの写真のように2階建てだったものを、昭和11年にこの写真にある車寄せの屋根をはずして分掘り下げて1階を増築し現在の3階建てになっています。(ホテルのホームページから写真を借りました)

    もともとはこの写真のように2階建てだったものを、昭和11年にこの写真にある車寄せの屋根をはずして分掘り下げて1階を増築し現在の3階建てになっています。(ホテルのホームページから写真を借りました)

  • 本館のエントランスの壁には、栃木産の大谷石と鉄平石が貼られ、中央の木製の回転ドアとその向こうに見える赤いポストがなんともいえないレトロな雰囲気を醸し出しています。

    本館のエントランスの壁には、栃木産の大谷石と鉄平石が貼られ、中央の木製の回転ドアとその向こうに見える赤いポストがなんともいえないレトロな雰囲気を醸し出しています。

  • フロントの左のロビーは2階までの吹き抜けになっています。

    フロントの左のロビーは2階までの吹き抜けになっています。

  • これは2階のレストランから3階客室に上がる階段<br />1階から階に上がる階段よりもこちらのほうが立派なのは、もともと2階建てだったホテルを昭和11年に地下に掘り下げて1層分継ぎ足して現在の3階建てになっているからで、もともとこの階段がロビー脇のメイン階段だったわけです。

    これは2階のレストランから3階客室に上がる階段
    1階から階に上がる階段よりもこちらのほうが立派なのは、もともと2階建てだったホテルを昭和11年に地下に掘り下げて1層分継ぎ足して現在の3階建てになっているからで、もともとこの階段がロビー脇のメイン階段だったわけです。

  • メインダイニングの入口 昭和11年の改装前までは、ここがロビーだったそうです。<br />

    メインダイニングの入口 昭和11年の改装前までは、ここがロビーだったそうです。

  • メインダイニングは3つのゾーンに別れていて朝食をとったのは真ん中の部分で、窓際には外を見ることができるテラス席、奥はチラッとのぞけましたが天井の装飾がきれいな桃山様式の部屋がありました。

    メインダイニングは3つのゾーンに別れていて朝食をとったのは真ん中の部分で、窓際には外を見ることができるテラス席、奥はチラッとのぞけましたが天井の装飾がきれいな桃山様式の部屋がありました。

  • 朝食メニューは2種類 アメリカンブレックファーストとコンチネンタルブレックファースト 玉子料理とハムソーセージ類が付くか付かないかの違いで、シンプルなコンチネンタルをいただきました。<br />写真のサラダと金谷ベーカリーで焼きたてのクロワッサンとトースト、100%果汁のジュースとコーヒー。コーヒーはポットサービスでお変わり自由。<br />ちなみに料金は1365円でした。

    朝食メニューは2種類 アメリカンブレックファーストとコンチネンタルブレックファースト 玉子料理とハムソーセージ類が付くか付かないかの違いで、シンプルなコンチネンタルをいただきました。
    写真のサラダと金谷ベーカリーで焼きたてのクロワッサンとトースト、100%果汁のジュースとコーヒー。コーヒーはポットサービスでお変わり自由。
    ちなみに料金は1365円でした。

  • これは客室の廊下 両側には古い写真が展示されていました。

    これは客室の廊下 両側には古い写真が展示されていました。

  • 男子トイレもパチリ この隣の女子トイレのさらに隣には家族風呂の表示もありました。

    男子トイレもパチリ この隣の女子トイレのさらに隣には家族風呂の表示もありました。

  • 客室部分の階段はシンプルでした。

    客室部分の階段はシンプルでした。

  • これは客室のドア

    これは客室のドア

  • 金谷ホテル蔵出し写真展開催のポスター モノクロの外人の女の子の写真なんかとてもいい感じで見入ってしまいました。5月8日から開催の文字をみて残念 来週か・・・良く見ると2006年5月8日から・・<br />1年前に開催されたものでした。・・・ていうことは壁にたくさん展示してある写真がその時の写真のようです。

    金谷ホテル蔵出し写真展開催のポスター モノクロの外人の女の子の写真なんかとてもいい感じで見入ってしまいました。5月8日から開催の文字をみて残念 来週か・・・良く見ると2006年5月8日から・・
    1年前に開催されたものでした。・・・ていうことは壁にたくさん展示してある写真がその時の写真のようです。

  • メインダイニング脇の2階のロビー もともとここが1階のロビーだったようです。<br />鳥居の形をした鏡 珍しいものですね。

    メインダイニング脇の2階のロビー もともとここが1階のロビーだったようです。
    鳥居の形をした鏡 珍しいものですね。

  • 1階ロビーの吹き抜け部分の2階はメインダイニングの入口部分とダイニング内の窓になっています。写真では詳しく紹介できませんがホテル内の装飾は、東照宮を意識したデザインが多く、様式の中に東照宮のあの和の特殊な雰囲気を取り入れています。

    1階ロビーの吹き抜け部分の2階はメインダイニングの入口部分とダイニング内の窓になっています。写真では詳しく紹介できませんがホテル内の装飾は、東照宮を意識したデザインが多く、様式の中に東照宮のあの和の特殊な雰囲気を取り入れています。

  • 窓の外の庭園は和風でした。

    窓の外の庭園は和風でした。

  • フロントの裏側にはビリヤードの台が。結構年季が入っていてビリヤードと言う表現よりも撞球と呼びたいですね。

    フロントの裏側にはビリヤードの台が。結構年季が入っていてビリヤードと言う表現よりも撞球と呼びたいですね。

  • 一階のフロントの裏側はちょっとしたミュージアムになっていました。

    一階のフロントの裏側はちょっとしたミュージアムになっていました。

  • 古いバカラのワイングラスや創業以来使われていた品物が展示されています。

    古いバカラのワイングラスや創業以来使われていた品物が展示されています。

  • ソファーがたくさん置かれたロビー ガラスの向こう側にはまだ雪っている男体山が眺められました。

    ソファーがたくさん置かれたロビー ガラスの向こう側にはまだ雪っている男体山が眺められました。

  • 金谷ホテルでどうしても行きたかったところはこのバー デイサイト。<br />でも朝なので営業していないため見ることができませんでした。写真の暖炉は旧帝国ホテルのデザインを担当したフランク・ロイド・ライトによるものだそうです。(ホテルのホームページより写真は借用)

    金谷ホテルでどうしても行きたかったところはこのバー デイサイト。
    でも朝なので営業していないため見ることができませんでした。写真の暖炉は旧帝国ホテルのデザインを担当したフランク・ロイド・ライトによるものだそうです。(ホテルのホームページより写真は借用)

  • 純和風のデザインの別館 こちらのほうが本館よりも新しい建物になります。

    純和風のデザインの別館 こちらのほうが本館よりも新しい建物になります。

  • いろいろ眺めているとやっぱりいつかは泊まってみたいホテルですね。

    いろいろ眺めているとやっぱりいつかは泊まってみたいホテルですね。

  • 側面はシンメトリーのデザインになります。

    側面はシンメトリーのデザインになります。

  • エントランスはお寺の宿坊の入口と言った感じ

    エントランスはお寺の宿坊の入口と言った感じ

  • 本館の日本庭園側奥に見えるのは鉄筋造の新館

    本館の日本庭園側奥に見えるのは鉄筋造の新館

  • 本館の裏側 東照宮よりの庭園 雪見灯篭の向こうに見えるのは男体山

    本館の裏側 東照宮よりの庭園 雪見灯篭の向こうに見えるのは男体山

  • 苔むした石仏が庭に・・・

    苔むした石仏が庭に・・・

  • 最後に金谷ホテルの最近のトピックスとして紹介したいのは、この部屋。<br />以下はホームページからの抜粋です。<br />そこに泊まれば新しい趣味と出会うことができ、生活を快適にするためのヒントがあり、何か欲しいものが見つかる…。そんなライフスタイルのショールームとなるようなホテルがあったら素敵だと思いませんか? 金谷ホテルは小山薫堂氏のこの考えに賛同し、小山氏が理想とするホテルを日光金谷ホテルの中に作ってもらうことにしました。いわばホテル・イン・ホテル。世界で一番小さな、たった一室だけの夢のホテルがここ日光の地に誕生しました。<br /><br />http://www.kanayahotel.co.jp/n35/index.html<br />とにかく部屋の中に置かれたものがすごい。アメニティ類もビックリ。良く見てくださいね。<br />泊まってみたいですね。<br />ちなみに宿泊料は2名宿泊で一人40425円とのことです。

    最後に金谷ホテルの最近のトピックスとして紹介したいのは、この部屋。
    以下はホームページからの抜粋です。
    そこに泊まれば新しい趣味と出会うことができ、生活を快適にするためのヒントがあり、何か欲しいものが見つかる…。そんなライフスタイルのショールームとなるようなホテルがあったら素敵だと思いませんか? 金谷ホテルは小山薫堂氏のこの考えに賛同し、小山氏が理想とするホテルを日光金谷ホテルの中に作ってもらうことにしました。いわばホテル・イン・ホテル。世界で一番小さな、たった一室だけの夢のホテルがここ日光の地に誕生しました。

    http://www.kanayahotel.co.jp/n35/index.html
    とにかく部屋の中に置かれたものがすごい。アメニティ類もビックリ。良く見てくださいね。
    泊まってみたいですね。
    ちなみに宿泊料は2名宿泊で一人40425円とのことです。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • 前日光さん 2007/07/28 21:08:20
    金谷ホテルもいろいろありまして・・・
    ぬいぬいさん こんばんは
    日光を始めとする栃木に関する旅行記、東京散歩等々、興味深く読ませていただきました。
    その中でも金谷ホテルは、何度か宿泊したことがありますので、感想などをちょこっと。
    盆正月時は、確かに高くなりますが、客足が少ないと思われる平日に宿泊すると意外な料金で泊まれますよ。(もっとも、これはずいぶん前の話しですが。今は経営方針が変わったようなのでどうでしょうかね?)とにかく、ものすごく高かったという記憶はありませんよ。一度だけお盆の時に親戚を日光に案内した時は、ペンションも全部満員で、仕方なく金谷に宿をとりましたが、その時は一人3万5千円ほど取られてクラクラしたことを覚えています。
    もっかの所は、プリンスホテルにハマッテいますので、金谷とはご無沙汰してまして、う〜ん、高くなったのかもしれませんね。
    すみません、古い話をグチャグチャと。参考になりませんよね。

    どうか、めげずに、また遊びにいらしてくださいね。

    ぬいぬい

    ぬいぬいさん からの返信 2007/07/30 09:21:00
    RE: 金谷ホテルもいろいろありまして・・・
    前日光さん 

    おはようございます 書き込みありがとうございます。
    前日光さんは栃木にお住まいなんですか?
    私も出身が栃木の佐野で18まで住んでいましたが今は東京での生活が長くて、近いこともあっていつでも帰れる気安さから年に4回程度日帰りで帰省する程度になってしまいました。でも最近、帰るたびに栃木や足利などに足を伸ばして、栃木にもいろんな見所ある場所が多い事を再認識して見直しているところです。
    来月は鬼怒川あたりの温泉にも出かけようと思っています。
    また、寄らせていただきます。
  • 義臣さん 2007/05/02 17:24:38
    金谷ホテル
    金谷ホテルは一度行ってみたいのですが
    立派過ぎてどうも気後れしてしまいます。
    それも写真を写すなど、、
    何時か私も食事だけでも行ってみたくなりました。

        義臣

    ぬいぬい

    ぬいぬいさん からの返信 2007/05/05 07:47:50
    RE: 金谷ホテル
    義臣さん
    おはようございます いつもありがとうございます。
    金谷ホテルやっぱりいいですね。
    見る価値はあると思います。でも何もしないでただカメラでパチパチはやはりちょっと気が引けますね。
    私も朝食だけだったので遠慮がちに少しだけ写真を撮らせてもらいましたが、次に行く時は宿泊するか、ランチでも食べようかと思ってます。
    ちなみにランチは3150円からだったと思います。
    まだ日光の写真まとまりきれておりませんが今日中にアップを完了の予定です。また遊びに来てください。

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