2007/10/28 - 2007/10/28
2024位(同エリア3338件中)
ぬいぬいさん
紅葉の日光 滝めぐりの予定が大渋滞で急遽予定変更。前回東照宮は見たし、バスを使っての移動ができないとなると、やっぱりグルメにはしるしかないか・・・・。と言うことで今日のランチは金谷ホテルメインダイニングで。秋のスペシャルランチをいただきました。メインは漢方牛のカツレツグレービーソース?
メインダイニングも今日は混んでいて30分待ち。
その間、ホテル内を散策しました。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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田母沢御用邸に向かう途中にある金谷武家屋敷。これが日光金谷ホテルの原点となる建物です。1873年 6月 創業者金谷善一郎が外国人向け民宿カナヤ カッテイジ・インをここで開業しました。
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普段は人がいないようで、入口に金谷ホテルの宿泊客以外は見学できない旨書かれていました。中が見れなくて残念・・・。
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入口にはちょっと色あせた 金谷武家屋敷 SAMURAI HOUSE?の表示が・・・。
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大谷川側からみた金谷ホテル別館
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5月に金谷ホテルを訪れた時は朝食を食べましたが、今日はランチです。
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全国に現存するクラシックホテルのなかでも、最古の西洋式ホテルがこの日光金谷ホテルです。
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創業は今から130年前に遡ります。宿泊先がなくて困っていた外国人を、当時の東照宮の雅楽の笙の吹き手であった金谷善一郎が見かねて、自宅に滞在させました。このことが東照宮に発覚し、東照宮を破門され職を失うことになります。
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この外国人より、将来日光が外国人の避暑地として必ず発展すること、来年は多くの友人を連れてくるため滞在させることにより暮らしの足しにすればとのアドバイスを受けて開業したのが1,2枚目の写真の金谷カッテージインで、その20年後に客室30の金谷ホテルが誕生しています。
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実はこの外国人は明治学院大学の建学の祖であり、またヘボン式ローマ字で有名なヘボン博士だったのですね。
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ホテル内の内装は外国人が好みそうな和の雰囲気取り入れた洋風になっていて、日本人から見ると違和感を感じさせるようなものも結構ありますが、それがまた魅力になっているものもあります。
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木製のカウンターのフロント 歴史を感じさせるものですね。
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フランク・ロイド・ライトも好みそうな大谷石をふんだんに使っています。
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ここが今日のランチをとる2階のメインダイニング。
金谷ホテルの名物には100年カレーと言うメニューもありますがカレーは1階のレストランになります。 -
ロビーは2階まで吹き抜けになっています。
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吹き抜け上部に飾られた鹿の剥製の頭
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メインダイニングの2階から3階の客室登る階段は、白く塗られたものです。
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ダイニング内のテーブルはかなり空いているのですが20分待ちということで、ホテル内を散策開始です。
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メインダイニングの奥には客室が続きます。この廊下にはホテルの130年の歴史である古い写真が展示してあります。
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今日は結婚式の披露宴が入っていて、新郎控え室と書かれ部屋のドアが開いていましたので、ちょっと覗いてみました。なかなかレトロな雰囲気のいい感じの部屋ですね。
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階段の手摺りの一番下には東照宮の中にありそうな何とぃう物かわかりませんが付いていまして、これがオリエンタルな雰囲気を醸し出しています。
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20分後ようやく窓際の席に案内されてランチにありつけました。今日のランチはこれ、秋のスペシャルランチ
「漢方牛のカツレツグレービーソース?」
漢方牛と言うのは宮城県栗原市で生産されている牛のブランドで、餌に漢方のクコ、サンザシ、ナツメ、鹿角霊芝、ハトムギ、エゴマの実、エゴマの実、桑の葉、クマザサ、ソバ、昆布、ハブ茶、ステビア、米ぬかの14種類を自家配合して漢方飼料として食べさせ育てるそうです。
漢方牛には漢方とエゴマのα-リノレン酸やビタミンEが豊富に含まれており、α-リノレン酸は血液をサラサラにする効果があります。また、ビタミンEは筋肉の萎縮を防止したり、細胞膜細胞質の機能を強化し、美容や老化防止、ガン、成人病、アレルギーなどの予防にも役立つと言われています。
いわゆる健康によい牛肉なんですね。 -
これがメインの漢方牛のカツレツグレービーソース。
これにホテルのベーカリーで焼き上げたパンと季節のサラダ、スープとデザートのライチシャーベットが付いて3150円。 -
これがホテルの入り口にあった特大写真入お品書き?
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窓際の席では、表の紅葉を楽しみながらの食事ができます。でも、おじさん一人で食事をする場所ではないかも・・・。
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メインダイニング内のちょっと不思議な感じの内装を3つ紹介します。これは東照宮に行けばありそうな彫刻ですね。
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これは柱の上部の天井との接点に施されていた彫り物。どちらかといえば東南アジアに良くありそうなデザインです。
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これは像ですからまるっきりタイとかインドネシアといった感じですね。
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ランチを終えお腹も満足して、庭の散策に入ります。こちらは本館となりにある和風の外観の別館。
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車寄せは近くの田母沢御用邸のような雰囲気です。この中は宿泊客以外は入れません。
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本館よりも新しいこの別館も、和風旅館のような雰囲気はありますが、客室は洋風の造りになっているようです。
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ホテル内で1本だけ見事な色に染まっていたモミジ
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奥に回って散策路の階段を下りていくと、先ほど神橋のところから眺めた大谷川の河原へと降りられます。
水辺に降りられるのはここだけのようで、上から眺めた風景とはまた違った雰囲気が味わえます。神橋を下から見上げることができるのはここだけではないかと思います。 -
大谷河の上流方向 この上の道を少し登っていくと先ほど行った教会や、御用邸があります。
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窓周りの赤い手摺がいかにも日光と言う雰囲気を出しています。
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もともとは2階建てだったものを、昭和11年に、ここエントランス入り口にあった車寄せの屋根をはずして、1階分掘り下げて1階を増築し現在の3階建てにしたそうです。珍しい増築の仕方ですよね。
今日も食事だけで終わってしまいましたが、ここに来るたびに思うのは、いつかは泊まってみたい、そんな気持ちを起こさせるホテルです。
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