世田谷代官屋敷

2006/12/19 - 2006/12/19

世田谷のボロ市通りにある代官屋敷に行ってきました。１０年位前に目の前の世田谷信金の本店で仕事の打ち合わせがあったとき、表から眺めていて気になっていましたが、その後なかなか行く機会がなく、久々に近くで仕事があったため寄ってきました。
平日ですいていたため、バスの駐車場に車を停めさせてもらいじっくり見てきました。敷地内に世田谷区立郷土資料館もあり、どちらも見学は無料です。

エリア 三軒茶屋・駒沢(東京)

• 交通手段: 自家用車

世田谷ボロ市通り
ここ代官屋敷の前はボロ市の開催される通りで、毎年12月15〜16・1月15〜16の4日間開催され、年末年始の風物詩として400年余りの歴史を持ち、関東でも広く知られた恒例行事です。
　その名の由来は、ボロ布を山のように積み上げた店が多かった事からとされ、様変わりを繰り返す商品の傾向の中に時代の変遷を見出す事ができます。
　今では全国でも現存する数少ない楽市の１つとなっていて、700店ものお店が出ます。

表門は寄棟造りの茅葺屋根の長屋門で、正面右手に番所、左手に潜戸が付く。番所には表に面格子窓、内側に与力窓が設けられている。建築年代は宝暦３年(１７５３年）ころと推定されている。
なんと今から２６０年前に作られた門です。

ここは、近江彦根藩世田谷領の代官であった大場氏の屋敷で大場氏はもと吉良氏の有力な家臣で、天正１８年（1590）主家が没落した後は世田谷に土着し、明治４年（1871）の廃藩置県まで代官職を世襲していたそうです。

内側から見た表門

主屋は屋根を寄棟のり茅葺屋根で式台が付く平屋建ての建物で、間取りは多室形式で７部屋からなっている。建築年代は大場家文書などから元文２年（1737）に主屋が建てられたとされる。築２７０年経過した建物です。

文化１２年（1815）に建てられた内倉.

内部には上がれません。

白州跡　代官が罪人を取調べた場所

白州入口の門

一見平屋に見えましたが２階もあるようです。