岳人28号さんのクチコミ(4ページ)全934件

木曽川親水公園のすぐそばに架かっています。今の橋は最近できたらしい新しいものですが、昔からここに橋がかかっていて御嶽山に登拝する人が通っていたようです。橋からは木曽川の川べりに建てられた崖屋造りの家々がよく見えます。

鐘楼門は安永7年（1778年）の建築で福島町内に現存する木造建築では最も古いものだそうです。境内には武田信玄の三女である真理姫の供養塔があり、真理姫の生涯やここに供養塔が建てられた事情についての説明板があります。本堂は新しい建物のようです。

小高い丘の上にあり、幹線道路から外れているせいか、車が通るのを見かけませんでした。木曽福島のなかで古い町並みが最もよく残っている地区で、一見して目に入る建物はどれも古いものばかりのようでした。静かで風情が感じられる良いところだと思います。

足湯は木のふたがしてあって、自分でふたを開けて入る方式。41℃でちょうど良い湯加減でした。夕方に近い時間だったこともあるのでしょうが、温泉地の足湯と違って日曜日でも誰も人はおらず、のんびり浸かれました。階段がついていて木曽川の河原に下りることができるようになっていますが、このあたりの木曽川は川幅が狭く護岸がしっかりしていて、あまり自然を感じられません。

地元の新聞で彼岸花な見ごろと出ていたので行ってみましたが、たしかに、園内の彼岸花は咲いていたものの、周辺の土手の彼岸花は大半がまだつぼみの状態で、開花時期にズレがあるようでした。堂々公園の敷地内より、周辺の土手のほうが彼岸花の数は圧倒的に多いので、彼岸花を見に行くなら9月下旬より10月になる頃のほうが良さそう。

庭園としてきれいに整備されているようではなく、殺風景で庭園跡地とでもいったほうがふさわしい印象です。礎石だけが残る本堂の跡地が隣接しています。国重文の釈迦堂の裏にあるので、拝観料200円を払わないと庭園には行けません。現在の天皇陛下が若い頃ここに立ち寄られたことがあるようで、庭園の一角に記念碑がありました。

鎌倉時代の建築で国指定重要文化財の釈迦堂の内部拝観は有料ですが、京都や奈良の寺院に比べれば破格の安さといえる200円。釈迦堂の中に安置されている阿弥陀三尊像、法燈国師座像も鎌倉時代の作で国指定重要文化財。それを至近距離で拝むことができます。拝観受付は無人で、「おかげさま箱」に自分で200円入れるセルフ方式です。公式で運営されているサイトが存在しないせいか、2023年7月5日現在もネット上の情報は拝観料150円となっていますが、実際には200円に改定されています。

本尊は「鞆の大仏」と呼ばれる高さ2.6ｍの阿弥陀如来座像らしいのですが、自分が訪れたときは、ちょうど法事の最中だったので、見ることはできませんでした。文化財指定はされていないようですが、風格のある本堂です。

やや中国風な感じのする特徴的な山門が目を引きます。上層の鐘楼は後で増築されたものだそうで、たしかに、下層と上層では明らかに建築様式が異なり、瓦の見た目も上層のほうが新しいようです。山門と本堂は国の登録有形文化財です。境内の一角には「南禅坊 安政の大鬼瓦」なるものもあります。

尾根歩き遊歩道は文字通り遊歩道レベルの幅広で歩きやすい道ですが、海岸沿いの南通り遊歩道は藪で覆われている部分があったり、切り立った崖のそばを通ったり、崩壊した崖を迂回したりするハードなルートで、遊歩道とは名ばかりです。南遊歩道は道標では阿伏兎観音につながっているらしいですが、潮位が低いときしか行けないらしく、阿伏兎観音のお堂の目前で海に行く手を阻まれました。

沼隈から福山方面へ鞆の街中を通過中にたまたま見かけました。大きな石碑があって目立ちますが、山中鹿之助という人のことは知りませんでしたし、後で調べてみても山陰の尼子氏の関係者のようで、瀬戸内の鞆にある理由がよくわかりませんでした。

船着場のある常夜燈付近の海岸は石の階段になっています。船着場で積荷を運びやすいようにする工夫らしいです。かつて具体化しながら最終的に撤回された鞆の埋め立て架橋計画では、雁木が埋め立てで失われることも問題視されました。たしかに、雁木があるのとないのとでは、景観にずいぶん違いが出そうではあります。

社殿の手前の神門の脇の段にある能舞台は、もと伏見城内にあった秀吉愛用のものといわれ、国の重要文化財に指定されています。ただし、ふだんは板で覆われていて見えません。社殿は最近建てられたものらしくコンクリート製です。社殿の周囲には干支の小さな置物が子から順番に配置されていて、ちょっと不思議に思いました。

江戸時代の大きな商家で、母屋のほか附属する土蔵や炊事場などさまざまな建物がそのまま残っており、江戸時代の商家の様子を知るうえで重要ということで、国の重要文化財に指定されています。本邸だけで道路で東西南北を区切った一区画全体を占めており、さらに道路を挟んで別邸の朝宗亭があります。

海辺の船着場にある常夜燈です。付近は広場のようになっていて、ベンチが設置されているほか、自転車をとめるところもあるので、ここをとりあえず観光拠点にして、町並みを回るのにちょうど良さそう。いろは丸記念館や太田家住宅もすぐ近くにあります。

山頂近くにある国指定史跡の石積遺構のほか、小規模な石積遺構があちこちにありますが、熊山駅から山頂までのルート上には石積遺構を示す標識をまったく見かけなかったのに対し、万富駅方面に下山するとき通った道では、途中に石積遺構を示す標識があちこちにありました。

5月1日に訪れたら遺跡のそばに植えられている八重桜がまだ咲いてました。山上なので花が遅くまで残っているのだと思います。以前、冬に来たときよりは人がいましたが、ゴールデンウイークでも登って来る人は多くはないようです。すぐそばに展望台があり、吉井川が海に流れ込む景色が見えます。

最上稲荷の奥の院へ登る参道の途中に分かれ道があり、そこをしばらく進めば龍神池があってその下に本堂などがあります。付近には夏にトキソウ、サギソウが咲くらしい木道が整備された湿地や、けっこう大きな規模で紅葉の穴場的名所になりそうなカエデの林があります。夏や秋に来てみたいものです。

正月は大勢の参拝客で混雑し、最上稲荷に向かう人と、参拝を終えて帰る人の通り道を分けて一方通行になっています。帰り道は門前町の商店街を通るようになっています。山を登って奥の院に参拝する人もけっこうたくさんいました。

最後の城主清水宗治にちなんで「宗治蓮」と呼ばれる蓮がたくさん生えています。高松城があった当時の蓮池に残っていた種子が、歴史公園整備にともなう池の復元によって自然に発芽し増えたものだそうです。いつか蓮の花が咲く夏に来てみたいものです。