2016夏の花旅：(2)高峰高原・湯の平湿原

2016/07/23 - 2016/07/24

今年も学生時代の仲間と恒例の花旅に出掛けました。
１日目は、真田氏ゆかりの上田散策、２日目は高峰高原から池の平湿原で高山植物を楽しみました。

今回の花旅は１２回目となりますが、Ｎ隊長がメンバーの体力に合わせてコース設定を考えてくれるお蔭で、参加人数も減らずに続いています。
メンバーの入れ替えはありますが昨年と同じ１８名（関東から１０名、名古屋方面から８名）が集まり、梅雨が明けた信州の高原でリフレッシュすることが出来ました。

表紙の写真は、高峰高原のウスユキソウ。
＊花の名前は、ちょっと自信がありません。間違っていたら教えて下さい。

旅行記は
(1)上田散策（上田城跡公園〜柳町）
(2)高峰高原〜池の平湿原
の２冊に分けています。

エリア 真田・東御(長野)

• 同行者: 友人
• 交通手段: 新幹線 JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

佐久一萬里温泉ホテルゴールデンセンチュリー　８：１５頃に出発

予約時にマイクロバスが空いていなかったので中型の貸切バスとなりました。
１８名乗っても余裕、皆さん元気に出発です。

佐久一萬里温泉ホテルゴールデンセンチュリー 宿・ホテル

上信越高原国立公園
高峰高原ビジターセンター　９：１５頃

標高２０００ｍの高峰高原は、
浅間山の西に続き車坂峠を中心としたなだらかな高原。

高峰高原ビジターセンター 名所・史跡

車坂峠　標高１９７３ｍ

長野県と群馬県の県境にある峠。、
標識によれば群馬県嬬恋村になるようです。

車坂峠 自然・景勝地

高峰高原

クルマユリ

早速、花が出迎えてくれます。
車坂峠にある高峰高原ホテルのすぐ裏側が、高峰山への登山道入り口です。
建物の裏手を過ぎるとすぐに登りが始まります。　

高峰高原 自然・景勝地

高峰高原　９：３２頃

高峰山山頂まで１．７Ｋｍ。
高峰高原ホテル裏にある高峯神社の鳥居を潜ってスタート。

高峰高原 自然・景勝地

高峰高原

ハクサンフウロ

高峰高原 自然・景勝地

高峰高原　高峰山の山頂を目指して

登山道入り口から林間の坂道を登ります。
初心者向けのハイキングコースとなっていますが、
暫くは、ちょっと急な坂道で、休み休み進みます。

高峰高原 自然・景勝地

高峰高原

ヤマブキショウマ

トレッキングガイドに載っている花の名前を確認しながら歩きます。

高峰高原 自然・景勝地

高峰高原

「キンレイカ」が正しいようです。
（Iさんから教えてもらいました。）

高峰高原 自然・景勝地

高峰高原

ハクサンシャジン

ツリガネニンジン属にはよく似た花がありますが、
これは花が輪生しているのでハクサンシャジンだと思います。

高峰高原 自然・景勝地

高峰高原

ニッコウキスゲ

高峰高原 自然・景勝地

高峰高原

シュロソウ

高峰高原 自然・景勝地

高峰高原

ヨツバヒヨドリなく、「ヤマハハコ」が正しいようです。

高峰高原 自然・景勝地

高峰高原

ヒメシャジン

ツリガネニンジン属、花が輪生ではありません。

高峰高原 自然・景勝地

高峰高原

コケモモ

高峰高原 自然・景勝地

高峰高原

ホタルブクロではなく
「ヤマホタルブクロ」が正しいようです。

高峰高原 自然・景勝地

高峰高原

ウスユキソウ（エーデルワイス）

高峰高原 自然・景勝地

高峰高原

マツムシソウ

高峰高原 自然・景勝地

高峰高原

シモツケソウではなく
「シモツケ」だそうです。

高峰高原 自然・景勝地

高峰高原

ミヤマシャジン

高峰高原 自然・景勝地

高峰高原

シャジクソウ

高峰高原 自然・景勝地

高峰高原

コオニユリ

高峰高原 自然・景勝地

高峰高原

ハクサンシャジン

白い花ですがハクサンシャジンでよいのでしょうか？

高峰高原 自然・景勝地

高峰高原　粒ヶ平の分岐　山頂まで０．７Ｋｍ地点　１０：１５頃

ここまで結構きつい坂道でした。
左に進み、山頂を目指します。
帰りもここまで戻り温泉口方面へ進みます。

高峰高原 自然・景勝地

高峰高原

ワレモコウ

尾根の道の真ん中に咲いていました。

高峰高原 自然・景勝地

高峰高原

高峰山の山頂まではもう少しです。

高峰高原 自然・景勝地

高峰高原

イブキジャコウソウ

高峰高原 自然・景勝地

高峰高原

ミズチドリでしょうか？
「ムカゴトラノオ」だそうです。

高峰高原 自然・景勝地

高峰山山頂で記念撮影　１０：４５頃

標高２１０６ｍ
大きな岩を取り巻いた先が高峰山山頂です。
山頂からは、南アルプスや乗鞍岳、北アルプスも望めるそうですが、
残念ながら雲がかかって見えませんでした。
（写真はＡさん提供）

高峰山 自然・景勝地

高峰山山頂

ヒメシャジン

山頂の岩場の隙間にも咲いています。

高峰山 自然・景勝地

山頂にある高峯神社

由緒によれば、
平安朝時代（約１３００年前）、小諸市発祥の地　東山道清水之駅　大室神社の奥宮として建立される。
祭神は京都の貴船神社の主神の高龍神・闇龍神を勧進奉祭。
山岳道場、修験道の霊山として氏子崇敬者によって長い伝統が引き継がれて今日に至るとのこと。

高峰山 自然・景勝地

高峰高原

山頂で暫く休んだ後、分岐点まで戻ります。

ズダヤクシュ（喘息薬種）
喘息に効くといわれます。
ズダは長野の方言で喘息のことだそうです。

高峰高原 自然・景勝地

高峰高原

イワツメクサ？
「シロバナハナニガナ」が正しいようです。

高峰高原 自然・景勝地

高峰高原

粒ヶ平の分岐まで戻り、温泉口へ進みます。

高峰高原 自然・景勝地

高峰高原

イチヤクソウ？

高峰高原 自然・景勝地

高峰高原

マイズルソウの実でしょうか？

葉の形から見ると。

高峰高原 自然・景勝地

高峰高原　スキー場の近くまで下りてきました

高峰山山頂から粒ケ平を経由し、高峰温泉の方へまっすぐ下ると、
林道へ出ます。
林道脇のゲレンデに咲く花を見ながら車坂峠に戻ります。

高峰マウンテンパーク スキー場

高峰高原　スキー場

スキー場のゲレンデ一面に咲くヤナギラン

高峰マウンテンパーク スキー場

高峰高原　スキー場

ヤナギラン

高峰マウンテンパーク スキー場

高峰高原　スキー場

バイケイソウ

高峰マウンテンパーク スキー場

高峰高原ビジターセンターのビジターズカフェでランチ　１２：００頃

当初は、車坂峠から池の平の兎平までの林道を予定していたのですが、
中型バスが通れないとのことで、一度、小諸まで降りて湯の丸高原経由で
行くことになったため、急いで食事をすることになりました。

高峰高原ビジターセンター 名所・史跡

高峰高原ビジターセンター　ビジターズカフェ

一番早くできるメニューはカレーでしょう。
ハーフカレー（６００円）、量は少ないですが美味しいビーフカレーでした。

高峰高原ビジターセンター 名所・史跡

湯の丸高原　池の平駐車場に到着　１３：２７頃

高峰高原から小諸へ下りて迂回して池の平まで上ることになり、
１時間１０分ほど掛かりましたが、食後の昼寝には丁度良い時間でした。

池の平湿原 自然・景勝地

湯の丸高原　池の平駐車場の近くで

カワラナデシコ

池の平湿原 自然・景勝地

湯の丸高峯自然休養林

池の平湿原は標高２０００ｍ、数万年前の三方ヶ峰火山の火口原に広がる高層湿原。
温暖な里山から、一気に標高２０００ｍ超の山頂へと急峻な地形で、内陸性気候のため昼夜の気温差、年間の気温差が大きく、里山に生息する動植物から、３０００ｍ級山岳地帯に見られるような高山性の動植物までが、この狭い一帯に混在し生息しているそうです。
この特有な環境が、池の平湿原を“高山植物の宝庫”としてくれているそうです。

池の平湿原 自然・景勝地

湯の丸高原　池の平駐車場の近くで

シシウド

池の平湿原 自然・景勝地

湯の丸高原　池の平湿原の案内図

ここは上信越高原国立公園に属します。

池の平湿原 自然・景勝地

池の平湿原、三方ヶ峰への道標

池の平湿原入口から歩きやすく舗装された道を下ると、
そこには池の平湿原が広がります。

池の平湿原 自然・景勝地

池の平湿原

ウツボグサ

池の平湿原 自然・景勝地

池の平湿原

ニガナでしょうか？
ちょっと花の形が違うかな。

池の平湿原 自然・景勝地

池の平湿原

ジュウニヒトエにも似ているのですが？
「テガタチドリ」ではないかとのことです。

池の平湿原 自然・景勝地

池の平湿原

蘭の仲間？
これは、Iさんにも難解のようですが、
「オオヤマサギソウ」ではないかとのこと。

池の平湿原 自然・景勝地

池の平湿原

シロバナニガナでしょうか？
違うかな。

池の平湿原 自然・景勝地

池の平湿原の案内板

湿原の中の遊歩道は木道になっています。
５月から９月まで６５０種類におよぶ高山植物の花が次々と咲き、
フラワートレッキングが楽します。

池の平湿原 自然・景勝地

池の平湿原　遊歩道の脇の花を楽しみながら進みます。

(上）カラマツソウ
(下）ノアザミ

池の平湿原 自然・景勝地

池の平湿原

アヤメとハクサンフウロ

この辺りは、ノハナショウブ、アヤメ、ウメバチソウの群生地になります。

池の平湿原 自然・景勝地

池の平丸湿原　鏡池

遊歩道を２０分ほど歩くと右手に池の平湿原の中で唯一残る池があります。
風のない穏やかな日には、水面に山並みを写すことから鏡池と呼ばれるそうです。
残念ながら、ご覧のような空模様で、鏡には雲が映っていました。

池の平湿原 自然・景勝地

池の平湿原　鏡池の展望デッキにて

偶然出くわしたガイドさんから教わった「ヤッホー」をやってみる仲間。
ガイドさんは、小学生たちにこのヤッホーを教えているそうですが、
童心にかえり大きな声を出す仲間たち。
見事、山彦がかえってきました。

池の平湿原 自然・景勝地

池の平湿原　鏡池の展望デッキにて

「ヤッホー」を終えて記念撮影。

「ハイ、チーズ」ではなく
小学生が記念撮影で使っていた「オロナミンＣ〜」で撮ってみました。

池の平湿原 自然・景勝地

池の平湿原から三方ヶ峰に登る途中にて

トンボソウ

草花に詳しいＩさん（この仲間の中の花の先生）、
いろいろ解説をしてくれるのですが、なかなか覚えきれません。

池の平湿原 自然・景勝地

池の平湿原から三方ヶ峰に登る途中にて

花の名前は？

Ｉさんは、何とかと言っていたのですが・・・。

池の平湿原 自然・景勝地

湯の丸高原　三方ヶ峯

標高２０４０ｍ。
靄っていますが、上田と小諸の市街地が見渡せます。

三方ヶ峰 自然・景勝地

湯の丸高原　三方ヶ峯のコマクサ園

フェンスで保護されています。

三方ヶ峰 自然・景勝地

湯の丸高原　三方ヶ峯のコマクサ

そろそろ見頃は過ぎているようです。

三方ヶ峰 自然・景勝地

湯の丸高原　三方ヶ峰　１４：１７頃

空模様が怪しくなってきました。

三方ヶ峰 自然・景勝地

三方ヶ峰から池の平湿原へ降りる途中にて

ハリブキ

三方ヶ峰 自然・景勝地

池の平湿原

体力に自信のある３人だけが別の遊歩道を歩き湿原を一周（半周かな？）。

池の平湿原 自然・景勝地

池の平湿原にて

イブキジャコウソウに集まるヒョウモンチョウ

池の平湿原 自然・景勝地

池の平湿原にて

木道の脇に咲くニッコウキスゲ

池の平湿原 自然・景勝地

池の平湿原にて

ニッコウキスゲ

この辺りは鹿の食害問題はないのでしょうか？

池の平湿原 自然・景勝地

池の平湿原にて

シロバナウツボグサ

池の平湿原 自然・景勝地

池の平湿原　兎平の避難所近くにて

(左)？蘭の仲間とか
(右）ノコギリソウ

池の平湿原 自然・景勝地

池の平湿原　兎平の避難所近くにて

ヤマオダマキ

色違いがあるのでしょうか？
色違いがあるとのことで、
黄色は「キバナノヤマオダマキ」とも言うそうです。

Iさん教えていただき有難うございました。

池の平湿原 自然・景勝地

池の平湿原　兎平の避難所近くにて

テングクワガタ

１５：００池の平を出発。

池の平湿原 自然・景勝地

地蔵峠で小休止　１５：２０頃

予定よりも早めに出発できたので、
コーヒーブレイクならぬソフトクリームブレイク。
自分たちの時間に合わせて行動で切るのが、
貸切バスのいいところですね。

湯の丸高原 自然・景勝地

小諸駅　名古屋方面へ帰る８名とお別れ １６：０３頃

この８名は、小諸１６：２６発ー篠ノ井１７：１７着、
篠ノ井１８：１９発しなの２４号ー名古屋２１：２１着で帰りました。

また、来年も楽しみにしています。

小諸駅 駅

佐久平駅

関東へ帰る１０名は、バスで佐久平駅まで送ってもらい、
佐久平１７：３１発あさま６２６号で帰宅の途へ。

お蔭様で全員無事に帰宅できました。
早くも、来年は何処へ行くのかな？なんて考えている人も。

（おしまい）

佐久平駅 駅

この旅行記へのコメント （2）

• rokoさん 2016/08/07 22:36:30

  楽しそう〜♪

  morino296さん　　こんばんは
  毎日暑い日が続きますね、体調管理が大変です。
  
  
  今年も恒例の同窓生との集い　素敵なところへ行かれたのですね。
  皆さんの笑顔が素敵です。
  お花がいっぱい、羨ましく拝見してました(^^♪
  
  毎年思うのですが、幹事さんのプランが素晴らしいと思います。
  このような企画でしたら、毎年喜んで参加されますよね。
  私も同窓生になりたかったです＾＾
  
  たくさんのお花たち、よく名前を調べられてスゴイです！
  シャジン系の花は大好きです。
  
  高峰高原や湯の平湿原、歩いてみたくなりました。
  
  

  morino296さん からの返信 2016/08/07 23:04:25

  RE: 楽しそう〜♪

  rokoさん
  
  こんばんは。
  暑中お見舞い申し上げます。
  オリンピックと甲子園も始まり、ますます熱くなりそうですが。
  
  今年の花旅も、体力に合わせたコース設定を考えてくれたので、
  皆さんの笑顔が維持で来ました。
  貸切バスも楽ちんで有難いですね。
  
  花の名前は、本当に難しいですね。
  なかなか区別が付かずに、勝手に書いていますが、
  仲間の花の先生からいくつか教えてもらいましたので、
  この後、修正させていただきます。
  
  まだまだ暑さが厳しいと思いますので、お大事にしてください。
  伊吹山の上は、別世界名のでしょうが。
  
  morino296