ジャカルタ到着早々トラブル発生！？　インドネシア・シンガポールの旅1

2015/09/15 - 2015/09/15

2015年9月15日?9月21日、初めてのインドネシアと、3回目のシンガポールに行きました。

ドイツばかりに行っていたぶどう畑ですが、このところ、すっかりアジアづいてます。(^^)

旅程は、インドネシア3泊、シンガポール3泊して帰国。ちょっと忙しいスケジュール。

到着の翌日の9月16日から、1泊のツアーでジョグジャカルタへ飛び、市内を観光。世界遺産のボロブドゥールから朝日を見たり、プラバナン寺院を見学してきました。

9月18日、ジャカルタ観光もそこそこに、シンガポールへと向かいます。

シンガポールは、なんと、24年ぶり。いろいろ変わって、ビックリでした。

とても暑かったけれど、元気に観光して、9月21日に帰ってきました！

まずは到着日から。

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2015年9月15日（火）

ジャカルタに住んでいるイトコのMちゃんを訪ねての旅。
同行者は、アンコール遺跡、台湾に引き続き、イトコのY姉さん。

羽田を発ち、夕方のジャカルタに到着しました。

この日の宿泊は、Mちゃんのお宅。一息ついて、夕食に出かけようとしたら、姉さんが寒いと言い出しました…。

風邪の治りかけとは言ってたけれど、大丈夫？？？

（旅行期間：2015年9月15日～9月21日）

エリア ジャカルタ(インドネシア)

• 交通手段: 飛行機
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

7：45、羽田空港でY姉さんと無事、合流。

姉さんは、ちょっと鼻声。たいした風邪ではなかったとのこと。元気に出発できてよかった！

カウンターで、この旅行のために買ったイノベーターのキャリーを預けます。
お土産が入っている分、少し重くなって、7kgちょっと。

Mちゃんの　お土産のご希望は、なんと、紙パックの焼酎でした。

ジャカルタでは、日本の酒がすごく高いのだそうです。日本の3倍くらいとか。
それなのに、インドネシアへの酒類の持ち込みは、免税の範囲がたったの１リットル。

１リットルの紙パックなんて、あるの？と思いましたが、結構、あるもんですね。
大きい紙パックだと一升（1800ml）で、小さいパックは半分の900ml。

しっかりパッケージされているとはいえ、スイス・ベルンで調達してきた布のキャリーでは、少々、心もとない。
いい口実ができた。そそくさと、使い勝手のよかったイノベーターのソフトキャリーをアマゾンで注文しました。ドイツで失くしたものの色違いです。

内側に、ポケットが2つあって便利なだけでなく、ポケットに高さがあるため、その分容量が増えて、お土産も余裕で入りました。

（キャリーケース紛失事件の顛末）
http://4travel.jp/travelogue/10983594

荷物を預けたら、江戸小路を覗きます。

江戸小路は、秋の装いになっていました。

上のほうには、櫓。
菊が飾られ、江戸情緒を感じます。

見下ろす江戸小路は、こんな感じ。

あ、日本橋！

2014年8月にできた、総ヒノキ造りの「はねだ日本橋」を見るのは初めてです。
9月に羽田を利用しましたが、その時は、気がつかなかった。

江戸図屏風の風情もいいこと！

「旅立ちは、昔も今も日本橋」　グッとくる言葉だね〜。

では、旅立ちましょう！

その前に、姉さんは朝ごはん。

お店を探しに行ったら、こんなモノが。

子どもの乗り物と思いきや、フライトシュミレーターのようです。体験してみた〜い！

サンドイッチを買って、デッキで食べることになりました。

東京スカイツリーが見えます。

こちらは東京ゲートブリッジ。

羽田に乗り入れている航空会社、こんなにあるんだ〜。

ジャカルタ行きのゲートに向かいます。

10：15発ジャカルタ行きゲート144番は、かなり端っこ。
こんなに奥まであるとは知らなかった。

まだ、ほとんど人がいません。

アレレ、飛行機、到着してないの？

時間つぶしに、駐機している飛行機を眺めながら、コーヒーでも飲みましょうか。

9：40、ジャカルタ行きがやっと現れました。

案の定、出発は少し遅れます。

10：10、飛行機乗り込みます。

予定の10：15を30分遅れて、ドアが閉まりました。

機体はボーイング787で、座席は3席、3席、3席の並び。

最近の飛行機、フライト中にUSBで充電できるし、有料だけどWifiは使えるし、凄いよね！
トイレは、なんと、ウォシュレット付でした。

機内食、和食メニューは鰤。

映画1本目はジュード・ロウ、ジェイソン・ステイサム共演のコメディ『スパイ』。笑いましたー。

そうこうしているうちに、ジャカルタまで、あと半分くらいのところまで来ていました。

映画2本目はガールズアカペラグループの物語『ピッチパーフェクト2』。
主演女優のアナ・ケンドリックが『マイレージ、マイライフ』の頃より綺麗になって、大人っぽい雰囲気に。

それにしても寒い…。

姉さんとは真ん中3人掛けの通路側を前後で取ったら、幸いにも、2人とも隣が空席。
隣のブラケットを使えたので、どうにか寒さをしのげました。

通路を隔てた男性は、半袖Tシャツに、半ズボンで平気。この差、どこからくるの？

出発は遅れましたが、10分早まって、15：45にジャカルタ・スカルノ・ハッタ空港に着陸。
ターミナルの1つ1つが別の棟になっている、贅沢なつくりです。

ジャカルタ スカルノ ハッタ国際空港 (CGK) 空港

飛行機を降りた人たちが、先を争って窓口に向かうので、私たちもその列に並びました。窓口で払ったお金は50万ルピア（USドルなら35ドル）。

変だな、入国するのにお金がいるって聞いてないけどなぁ…。

入国審査の係員に「ジャカルタに来た目的は？」と聞かれ、「観光」と答えると、今度は「何日滞在しますか？」とか「どこを観光しますか？」と尋ねられます。

なんでそんなこと聞くのだろうと思っていたら、ちょっと困ったような顔で「観光の場合はビザは要りません」と説明してくれました。

あー、やっちまったぁぁぁ。

あの窓口は、ビザの発券窓口だったのです。
「2015年6月から、30日以内の観光だったらビザは免除」とわざわざMちゃんが教えてくれていたのに…。

いいさ、インドネシアの発展に貢献したと思おう。（負け惜しみ）

手荷物を開けることなく、そのまま通過。

16時過ぎ、迎えに来てくれていたMちゃんと、すんなり会えました。

ビザ代を払ったことは、あまりに恥ずかしくて、ついに言えませんでした…。

運転手さんが出発ロビーに車を回してくれるそうで、1つ上の階に上がります。

（白バイ）

黒いベンツは“シルバーバード”という高級タクシーです。
万が一、落ち合えなかったら、これに乗ることになっていました。

車がやってきました。
運転手さん、初めまして、こんにちは。よろしくお願いします！

ガソリンを入れなければならないとのことで、Mちゃんが運転手さんとカタコトのインドネシア語で話し、お金を渡している様子を見て、ビックリ！

運転手さん、お手伝いさんを雇わなければならないと聞いていましたが、てっきり英語のできる人たちと思っていました。

Mちゃんは、以前バンコクで、運転手さんや、お手伝いさんのいる生活を経験しているとはいえ、海外赴任妻は大変だなぁ。

（国内線ターミナル）

現在、国際空港を拡張工事中だそうです。

少しすると、インドネシアの初代大統領スカルノ氏と副大統領ハッタ氏の銅像が見えてきました。大きい！

ジャカルタは渋滞がひどいと聞いていましたが、道は空いています。

路肩のトラック、なにやらトラブル発生のよう。

（郊外店のそごう）

（アイ・ラブ・ジャカルタ）

道の周りにビルが増えてきました。

（ハイウェイパトロール）

高速道路からはずれ、

渋滞に突っ込みました…。

右前のタクシーの表示灯、ボロブドゥールみたい。ここでは“TAXI”ではなく“TAKSI”なんだね。

分離帯に立つ男性2名は“3 in 1”を狙っている人たちとのこと。

ジャカルタでは、朝夕の通勤時間帯の特定の区間で、1台の自動車に3人以上乗っていけないという決まりがあるそうです。

この現状を見るに、本当に緩和につながっているのかはハテナだけど、3人に満たない車に乗り込む“仕事”を生み出しているのは、いいこと？

左折するために、端のレーンから端のレーンまで行くのが大変…。
接触しないかとヒヤヒヤ。（汗）

そうそう、インドネシアも日本と同じ、左側通行、右ハンドルです。
じゃぁ、私も運転できるかも?
って、ムリムリ！こんな割り込み、到底、できません…。

ようやく渋滞を抜けました。

オレンジと青の車は、ローカルバス。驚くことに、ドアがない…。

ジャカルタには、建設会社に勤めていたA叔父さんも長く住んでいました。
30年以上前になるでしょうか。
今でもドアのないバスが走っているのですから、当時はどんな街だったのだろう。

17：15、レジデンスに到着。

お土産を荷物から出したついでに、明日出発の1泊ツアーの荷造りをササッと済ませます。

Mちゃんと、Y姉さんと3人で、HISジャカルタ支店が催行する“ボロブドゥール・サンライズツアー”に参加することにしていました。

18時、レジデンスを出て、レストランに向かいがてら、インターコンチを見学。

フロントに向かって右手にラウンジ。

2階のレストラン。

こちらはスパ。

AYANA Midplaza Jakarta ホテル

外に出ると暗くなっていました。

インターコンチ前の通りに屋台が並んでいます。

屋台の向こう、

ペン先の形をした建物は、インドネシアの銀行“BNI（Bank Negara Indonesia）”のビル。

高級ホテルから一歩外に出れば、線の切れた公衆電話、

並ぶ屋台、道端にはたくさんのバイク。　ジャカルタ、混沌としているなぁ…。

インタコンチからすぐのショッピングセンター“Citywalk Sudirman”に、ちょっと寄り道。

ショッピングセンター前から、インターコンチがよく見える！

外の風景とは打って変わって、中はこんなにお洒落。

日本食のレストランが何軒か入っていました。

なんと、ダイソーまで！　が、100円とはいかないらしい。

スーパー“パパイヤ”で、お土産になりそうな物の値段をチェック。

では、レストランに向かいましょう！

Mas Mansyur通りに面した、

インドネシア料理の“Harum Manis（ハルム・マニス）”を予約しておいてくれました。

レストランの扉がいい感じ！

にゃんを発見！ミケですね〜。

こちらはイタリアンの“Cassis Kitchen”。モダンです。

お店に入ろうとした時、MちゃんのツレアイのAさんが到着して、4人で店内へ。

ハルム マニス アジア料理

素敵なお店！

サテーのコーナー。

この人が手にしているのは、インドネシアのウチワ？

この店のサイトに日本語入りのメニューがあったので、ダウンロードして、チェックしてきました。

サテーと車海老の炭火焼は食べたいことを伝えて、あとはAさんにお任せ。

Y姉さんは、暖かいジャワティを注文。

ショッピングセンターで寒いと言い始め、ここでも寒そうです。
冷房、きつくないのに、大丈夫…？

私はスイカジュース（Jus semangk）。
ニュー・カレドニアで出会って以来、このジュースのファンです。

Mちゃんたちはビールの後、持参のワインを飲んでました。

高級店なのに、持ち込みOKなんだ…。と、ちょっぴり不思議に思っていたのですが、インドネシアでは宗教上の理由から、お酒を置いてない店もあるようです。

まずは、青菜の蒸し炒め（Oseng Daun Genjer）。

食べたかった車海老の炭火焼（Udang Bakar Banjarmasin）。美味です！

続いて、空芯菜と小エビの炒め物（Tumis Kangkung Udang）。

これは和牛カルビのサテー（Sate Iga Sapi Wagyu）。

オックステール（Sop Buntut Kutho Gede）のスープが出てきました。

サテの定番、鶏肉のサテ（Sate Ayam Mbok Ayu）。ピーナッツソースが添えられています。
美味し〜い！

次々料理が出て来るのに、姉さんはまったく手を付けません。

食欲もないの？具合が悪そうで、心配…。

バンドの演奏が始まりました。　おや、メキシカン？なんか、違わない？

追加で頼んだ飲み物は、シルサック（Sisak）という果物のジュース。

MちゃんもAさんも、どんな果物か知りませんでしたが、チャレンジしました。(^^)

青リンゴとナシを掛け合わせたような味で、タイで“チョンプー”と呼ばれている果物の味に似ているとも言えます。

シルサックをググってみたら、ドリアンのような形の青い果実でした。
インドネシアではポピュラーのよう。ビタミンCが多いそうな。

デザートは、ココナッツライス団子（Kue Jongkong）と、ドリアンのブリュレ。

ココナッツライス団子は暖かいデザートでした。蜜をかけて食べます。
これ、また食べたい！

姉さんの具合が悪そうなので、19：40、店を出ました。

Mちゃんは、近くに24時間開いている診療所あること、そこの点滴が効くと評判なことを、姉さんに話しています。

道端には相変わらず、たくさんのバイクが停まっていました。

工事は、昼夜通して行われているそうです。
高いビルが建ったら、インターコンチからの眺望はさえぎられてしまうかもしれませんね。

Mちゃん宅に戻って熱を測ったら、姉さんの熱は38.4℃もありました。ど、どうしよう…。
明日、ツアーに行くのは無理と思われます。

「ちょっと、横にならせて」と言うので、私たちはリビングで対策会議。

Mちゃんとツアーに行っている間、姉さん、１人で大丈夫かなぁ。
ツアーから戻った日はインターコンチを予約しているので、連泊できればいいけれど…。

姉さんはウトウトしたようですが、再度、測った熱は39℃！こりゃダメだ。

22時、タケノコ診療所に行きました。ここは日本語が通じます。

お医者さんとの問診に付き添って、吐き気もあることがわかりました。
やはり、1泊旅行はやめたほうがいいと先生に言われます。
薬をいろいろ処方してもらえましたが、点滴をすることになりました。

点滴は2時間半かかり、その時の様子で続けて点滴をするかもしれないので、今夜はここに泊まったほうがいいと勧められます。

そ、そんなぁーーー！こんな異国の地で、不安じゃない？？？

でも、姉さんは泊まると言っています。動くのも辛かったのかもしれません。

じゃあ、姉さんの次の日の宿探し。インターコンチに空室状況を聞きに行きました。

フロントには日本人の青木さんと言う女性スタッフがいて、対応してくれました。
ところが、次の日はあいにく満室…。
タケノコ診療所の裏手にある、グランド・サヒド・ジャヤに空きがないか聞いてみましょうか？と提案してくれました。

明日の朝、8：05発ジョグジャカルタ行きに乗るため、6時に運転手さんが来ることになっています。5時にチェックインしたい旨も伝えてもらいました。

サヒド・ジャヤには空室がありました！朝食付きで、1泊1万円ちょっと。
ただ、早朝チェックインになるため、2泊になるとのこと。

それはしょうがないけれど、姉さんの意向も確かめよう。再びタケノコへ。

姉さんは、OKでした。
朝タケノコに迎え行き、サヒドにチェックインしてから、出発することにしました。

インターコンチに戻り、青木さんにサヒドを予約してくれるようお願いします。
すると、1泊半の料金にしてくれることになりました。
青木さんがインドネシア語で話してくれたおかげかもしれません。ありがとうございます！

とりあえず、ホッ。

なんだかんで、寝たのは12時。日本時間で午前2時…。
明日は4時半起きですが、日本なら6時半と思うと、少し気が楽でした。