2010/12/20 - 2010/12/23
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旅人のくまさんさん
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今回の旅行で最後の見学地とりました。韓国の天然記念物376号に指定されている、山房窟寺の紹介です。500段ほどの石段登りがありました。
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漢拏山の白鹿潭にあった峰が引き抜かれ、投げられて出来たという伝説の伝わる『山房山』に位置する『山房窟寺』の紹介です。山房山の標高は、395メートルとされます。済州島の西南端に位置します。
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『山坊山』の説明看板です。冒頭の山が出来上がった時の伝説や、標高などのほか、韓国の天然記念物182-5号に指定されていることも紹介されていました。
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『山房窟寺』の大雄宝殿の建物光景です。その名前が記された金文字の扁額が掲示してありました。寺院の中でも主要な建物の一つです。
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観音様の背後に聳える山房山です。ハルラサンを中心とした火山の副火山のようです。垂直に見える切り立った崖が特徴です。
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石碑と寺院の軒下光景です。山房窟寺の創建は、高麗時代の高僧、慧日法師(964〜1053)です。王建(877〜943)が、分裂した韓半島を統一して、初代王として高麗朝(918〜1392)を築き上げた時代です。王建は太祖の尊称があります。
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同じく石碑の光景です。石碑の文字は撮影できませんでしたが、山房窟寺の創建の縁起や、創建した慧日法師のことが記されていたかも知れません。
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まだ麓の山からの眺望です。海に向かって伸びる岬がありましたが、その背中は爬虫類のようにも見えました。木は全くが生えていませんでした。岩ばかりでしょうか。
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右から読んで『山房寺』の文字です。最初は麓のお寺が『山房寺』、崖を登った洞窟のお寺が『山房窟寺』かと思いましたが、纏めて『山房窟寺』と記した情報が圧倒的に多いようでした。
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観音菩薩像のようです。見上げたそのお姿は、威厳ある凛としたお顔でした。新しく建造された石像のようです。
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山坊山の例と思われる図面を使った、『タフリング(tuff ring)』の説明看板です。タフリングは、火山の噴火等の際に、マグマ水蒸気爆発のような浅所での爆発的な噴火によって生じた円形の火口のことです。水が溜まっている場合は、火口湖と呼ばれます。
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麓のお寺の見学は後回しにして、洞窟にある俺らまでの登山です。よく整備された石段ですが、500段と言っても、その1段が少し高めでした。何度か休憩を取り、その間で撮影をしながらの登山でした。兄弟島も、麓のオランダ帆船も小さくなりました。
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山房山から眺めた兄弟島の光景です。現地ガイドさんの説明によれば、2つの島が1つの島に見えることからの命名のようです。山房山の麓には、模型の船が見えます。これは、済州島で難破したオランダの船を模したものです。
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山房山から左手に燃える海の光景です。東側に当たります。突堤が伸び、湊になっているようです。目の前の灌木は、すっかり冬木立となっていましたが、枝の先には春の準備も出来ていました。
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中間辺りに、休憩所を兼ねたお土産店がありました。売っていたのは、釣鐘型の山房山の石の造り物、洞窟の中に座る仏像などでした。ここは、休憩なしで先を急ぎました。通り過ぎた後、振り返っての撮影です。
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ツアー同行の方です。総員36名でしたが、山房山を登った人は、3分の1程になっていました。最初の城山日出峰に次いできつい石段登りでした。
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登山途中の見所の一つです。穴だらけの斜めの岩の内側に、大きな空洞が出来ていました。『風化穴』と呼ばれています。
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風化で開いた穴のアップです。蜂の巣のように多くの穴が開いた右側の岩は、左側の岩とは岩質が異なるようです。白っぽく見えるのは、石灰岩質でしょうか。石灰岩質ですと、雨による風化が進みそうです。
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『風化穴』の説明看板です。ハングルでは『プファンヒョル』のようです。天侯、殊に雨と風によって、弱い部分が削られて開けられた穴です。
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もう少しで洞窟に到着する場所からの遠望です。西側に当たる右手の海岸線は、龍頭海岸(ヨンモリヘアン)、その先の半島が、済州島の最南端になります。
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同じ場所からの兄弟島方角の光景です。ここまで、登山道の脇にはずっと木々が茂っていました。兄弟島の西南には、韓国最南端の加波島や更に南の馬羅島があります。
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薄暗い洞窟の中に座した御仏です。お賽銭を置いて、薬水を飲み、御仏にお参りしました。傍らには、お坊さんか、そのお手伝いらしい方が詰めていました。
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仏前の花飾りです。階段のように飾られていました。薬水もその中にありました。造花ではなく、鉢植えの生花でした。
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山房山から浸み出してきた『薬水』です。ソウルの地下鉄3号線にも『ヤクスゥ』がありますが、漢字で書けば『薬水』になります。ソウル市内の王陵見学の時の乗換駅で使ったことがあります。
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横から眺めた仏前の花飾りです。一番奥の紫色の花は、ヤブランのようです。蘭ではなく、ユリ科の植物です。日陰を好みます。
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こちらは、白いシンビジュウムの花です。蘭の1種です。日本でも良く見かけるポピュラーな蘭です。花言葉は、『高貴な美人』『飾らない心』『素朴』です。
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大きな洞窟に坐した仏像の光景です。山房山の名前の由来になった洞窟です。山に出来た部屋と言う意味です。『房(バン)』は部屋を意味します。カラオケボックスが、ノレ(歌)バンといった具合です。
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洞窟入口の右端の光景です。僅かに蔓草が壁に這っていました。この洞窟は、古の火山活動で出来たものでしょうか、あるいは浸食作用で出来たものでしょうか。山房山には、火口はないとされます。
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見上げた洞窟の上部の光景です。ごつごつとした岩花です。山房山は、年代測定によれば、済州島でも最初の頃に出来た山とされます。相変わらずの快晴が続いていました。
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洞窟の中の岩肌光景です。壁には風化された穴がありましたが、僅かな凹みでした。やはり風化には、水が一番作用しているようです。
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これで、洞窟のお寺の見学は終いです。最後に兄弟島を眺めてから下山することにしました。登りは20分程かかったようですが、下山は10分ほどのものでしょう。
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